世界に一着、自分だけのスーツを作ることができる、オーダースーツ。その中でも、最も自分のこだわりを反映し、長い時間をかけてテーラーと作り上げるものが、フルオーダースーツです。そんなフルオーダーだからこそ、「難しそう」「高そう」というイメージを持ってしまっていませんか?

今回は、「フルオーダースーツ」について詳しくご紹介します。実際、フルオーダースーツを作るのにどれくらいの期間がかかるのか?費用は?気をつけるべきことは?など、フルオーダースーツを作る前に知っておくと、必ずあなたの役に立つ情報ばかりです。

フルオーダーを作るならここ!というおすすめのお店7選もご紹介しています。この記事を読んで、ぜひ自分のためだけのフルオーダースーツを作ってみてくださいね。

1. フルオーダーとは

まずは、フルオーダースーツの特徴についてと、他のオーダー方法と比較して、何が違うのかということについてご紹介します。

1-1. フルオーダーの基礎知識

  • フルオーダースーツ

ハンドメイドオーダー、ビスポークオーダーとも呼ばれる作り方のことで、元々は一人の職人がお客さまそれぞれの身体に合わせて、全て自分の手で一着を仕上げる方法を指しました。

現在も、最初から最後まで一貫して職人が全て手作業で行うお店もありますが、そのようなお店はごくわずかで、機械を使って型紙の裁断や縫製を行う場合が多くなっています。手作業で行う場合はハンドメイドのフルオーダー、機械を使用する場合はマシンメイドのフルオーダーと呼びます。

フルオーダーの特徴としては、型紙から一人ひとりに合わせて作ることと、仮縫いで調整を行うことの2点です。では、他のオーダー方法と比較して、フルオーダーの特徴的な点を解説していきましょう。

フルオーダースーツ
型紙(かたがみ)とは?
スーツに限らず、洋服は布からできていますが、布を裁断するときに使うのが型紙です。
洋服は袖や背中の部分など、いくつかのパーツに切り取った布を組み合わせて作っていて、パーツごとに切り分ける際に型紙に沿って布を切ったり縫ったりする、いわゆる洋服の設計図のようなもの。業界では「パターン」とも呼ばれます。

1-2. フルオーダー、パターンオーダー、イージーオーダーの違い

スーツのオーダー方法は大きく分けて、フルオーダー、パターンオーダー、イージーオーダーの3種類に分類できます。それぞれの違いについては以下の表の通りです。

  フルオーダー パターンオーダー イージーオーダー
価格帯 20万円程度〜 2万円程度〜 5万円〜20万円程度
納期 1ヶ月〜2ヶ月3週間〜4週間 2週間〜3週間 3週間〜4週間
サイズ感 1から自分の身体に合わせることができる 体型がある程度決まっている中で調整が可能 豊富な型紙の中から最適なものを選び、さまざまな体型に対応可能
おすすめの人 世界に一着のスーツをこだわって作りたい人 オーダースーツに初めて挑戦する人 体型が標準型とは違い、特徴的な人

フルオーダーが他のオーダー方法と決定的に異なるのは、型紙が一人ひとりの体型に合わせて一から作られるというところです。

他の2つのオーダー方法は、型紙はお店もしくは工場が持っている選択肢に限られるのに対して、フルオーダーはテーラーと呼ばれるスタッフが採寸を行い、お客さまそれぞれの好みや体型の特徴などを聞いた上で、型紙を作成します。

他のオーダー方法では対応できないような特徴的な体型であっても、フルオーダーであれば対応可能です。

また、どんなふうにスーツを着たいかといった希望も反映されるため、より立体的で、身体に吸い付くようなフィット感がフルオーダーの魅力です。

もう1つの特徴は仮縫いです。採寸した情報をもとに完成前のスーツを試着し、微調整を行います。

実際に着てみることでわかる、姿勢や身体のクセとスーツの相性の確認や、腕周りなど気になるところの問題の解消を行います。この段階を挟むことで、より着心地の良い、満足度の高いオーダースーツが出来上がります。

最近は、イージーオーダーの手法を取り入れているお店でも、オプションとして仮縫いをつけることができる場合もあり、一概にフルオーダーしか仮縫いがないということはできません。しかし、フルオーダーの場合は必ず仮縫いがあると言っても過言ではないでしょう。

このような大きな特徴2つがあるフルオーダーだからこそ、パターンオーダーやイージーオーダーとは違う着心地のオーダースーツを作り上げることができるのです。

関連記事:パターンオーダーとイージーオーダーの詳しい作り方が知りたい方はこちら。
パターンオーダースーツ全解説|作る前に必ず確認してほしい6つのこと
イージーオーダースーツ全解説|失敗しないための6つのポイント

2. フルオーダーのメリット・デメリット

職人の手で丁寧に作られる、フルオーダースーツ。しかしその分デメリットも存在します。次は、フルオーダーのメリット・デメリットをご紹介します。

2-1. フルオーダーのメリット

まずはメリットからです。フルオーダーのメリットは、一言で言うとさまざまなこだわりを反映することが可能ということです。詳しくは3つのポイントに分けて見ていきましょう。

メリット① テーラーと相談しながら決めることができる

  • フルオーダースーツ

フルオーダーの大きな大きなメリットは、経験を積んだテーラー(店員さん)と相談しながらスーツを作ることができるという点です。

オーダースーツをいざ作ろうと思っても、多くの人にとっては、聞いたことがないような単語やいままで意識しなかったような部分に関する項目が多く、戸惑ってしまうもの。そんな時フルオーダーであれば、通常一人のテーラーさんが担当し、お客さまの好みや希望を聞きながら、オーダースーツに反映するので安心です。

また、フルハンドメイドであればすべての工程を、マシンメイドであっても型紙の作成や仮縫いといった重要な工程については、担当テーラーが行います。そうすることで、お客さまの要望をより正確に反映することが可能になります。

2着目以降を作る時も、体型や好みの変化をすでに把握してくれているので、新しくスーツを作りたい時も話がスムーズに進みます。

メリット② サイズやデザインを自由に選ぶことができる

フルオーダーは1からそれぞれの人に合わせて作るので、3つのオーダー方法の中で選択肢が最も多いのがフルオーダーです。

サイズに関しては、テーラーがそれぞれの知識を活かして、左右の身体のバランスや身体のクセを考慮して作るので、他のオーダー方法では得られないような着心地、身体への馴染み方を感じるはずです。

サイズだけではなく、細かい部分のデザインについてもこだわることができます。裏地やボタンの色柄を変えてみたり、内ポケットの大きさを手持ちの財布や手帳のサイズに合わせたり。

お店によって対応できる仕様変更の幅は多少異なりますが、デザイン性だけでなく機能性を備えることもでき、その分使い勝手の良い自分だけのオーダースーツが出来上がります。

メリット③ 途中で修正を加えることができる

フルオーダーの特徴のうちの1つでもお伝えした、仮縫いはメリットの1つです。 仮縫いをしないオーダースーツの場合、型紙から仕上げまで一気に行ってしまうため、どうしても出来上がりがイメージと違うということはあり得ることです。

仮縫いを挟むことで、実際に着たところを目で確認し、イメージと異なる箇所は修正を加えることが可能です。

生地を余分に残して作ってあるので、大幅なデザイン変更や、急な体型の変化にも対応できます。仮縫いをすることによって、1着目から理想通りの1着を作ることができます。

2-2. フルオーダーのデメリット

次にデメリットです。フルオーダーのデメリットは2点あります。

デメリット① 時間と費用がかかる

  • フルオーダースーツ

1番のデメリットは時間も費用も他のオーダー方法よりたくさんかかってしまうという点です。生地選びや採寸、細かいデザインの決定にもテーラーと話しながら進めるので大体1時間以上はかかりますし、注文してから製作に入り、仮縫いを挟んでようやく出来上がるため、通常1ヶ月〜2ヶ月の期間が必要になります。

フルオーダースーツを着たい大切な用事がある場合は、可能であれば2ヶ月以上の余裕を持って作るようにしましょう。

また、費用に関しても、フルオーダーの場合最低でも10万円前後、20万円程度かかるのが普通で、生地やデザインによっては100万円ほどする場合もあり、価格に関しては他のオーダー方法とかなり異なります。テーラーが一つひとつの工程でそれぞれの要望を反映するためにかかるコストを含んでいるためです。

そのため、これだけの費用を払ってもこのスーツを作れてよかった、作ってよかった、と心から思えるようなお店を選びましょう。

デメリット② 作ることができるお店は限られている

  • フルオーダースーツ

現在、オーダースーツが人気でオーダースーツを取り扱うお店は多くありますが、その中でフルオーダースーツが作れるお店となるとかなり限られます。お客さまの要望を正確にスーツに反映するためには経験が必要ですが、その経験を持ったテーラーは少なく、また若手の人材育成も進みにくい環境にあります。

都市部にはまだ複数のフルオーダーのお店があってその中から選ぶことができますが、地方になるとフルオーダーのお店が少ないか、最悪の場合はないこともあります。

世界に一着、自分だけのスーツを作る機会ですから、多くの選択肢の中からお店を決めたいですが、なかなか選択肢が絞られてくるのが現状です。

以上のようなメリット・デメリットを踏まえて、フルオーダースーツに挑戦するのか、まずはパターンオーダーやイージーオーダーを試してみるのかを決定しましょう。

3. フルオーダーを作るときの流れとポイント

フルオーダースーツを作る際は、お店選びがかなり重要なポイントになります。満足のいくフルオーダースーツを上手に作るために覚えておいて欲しいポイントを、製作工程とあわせてご紹介します。

フルオーダースーツができるまでの流れは基本的に、お店選び → 生地選び → 採寸 → デザインの変更 → 縫製 → 仮縫い → 本縫い → 受け取りという流れです。

3-1. 3つのポイントで目的を決める

  • フルオーダースーツ

まずは、何が目的でスーツを作るのかというところを明確にしておきましょう。スーツをどんなふうに着たいのか、こだわりたい箇所はどこなのかなど、なるべくはっきりとテーラーに伝えることができるようにしましょう。

フルオーダースーツはテーラーと二人三脚で作り上げていくもので、自分自身の要望がはっきりしていないと、なかなかテーラーとしてもどのような箇所に気をつければいいのか分からず困ってしまいます。

とはいえ、初めてフルオーダースーツを作る場合、どんなことを要望として伝えたらいいのか、分りにくいと思います。最低限以下の3つのポイントは押さえておくようにしましょう。

イメージするときの3つのポイント

(1) 着用時期(季節)
スーツには夏用と冬用の大きく分けて2種類の生地があります。他にも春秋用や3シーズン、4シーズン着用できる生地もありますが、どの時期に着るスーツなのかによって、ある程度生地の種類やデザインを決定することができます。
(2) 着用シーン
どんな場面でスーツを着ようと考えているのかについてです。仕事用なのか結婚式など大事なイベントなのかによって、生地の色や柄、細かい部分のデザインなどを決定することができます。
(3) 予算
予算の上限値を決めておくと、テーラーもその予算の範囲内で変更を加えることができるので、いつの間にか高額になっていたという事態を避けることができます。

以上3つのポイントを作る前にあらかじめイメージしておき、実際にお店に行って作る時はきちんとテーラーに伝えるようにしましょう。

テーラーはその豊富な経験を活かし、またふとした会話や採寸結果の中から、お客さま自身気づいていない体型的特徴や要望を聞き出して、オーダースーツ作りに反映してくれるはずです。

3-2. お店選びの5つのポイント

フルオーダースーツの出来を大きく左右するのが、このお店選びです。きちんとイメージ通りのスーツを作るために、お店選びにはこだわりましょう。満足できるお店を選ぶための5つのポイントをご紹介します。

(1) テーラーの経験が豊富そうかどうか

  • フルオーダースーツ

お店のホームページや、実際にお店を訪れた時の対応の仕方などを見て、経験豊富なテーラーがいるかどうかを確認しましょう。

先ほども述べた通り、フルオーダースーツはテーラーと二人三脚で作り上げていくもの。テーラーが信頼できない場合、良いフルオーダースーツは作れません。テーラーには徹底的にこだわりましょう。例えば、

・これまでどれくらいフルオーダースーツを作ったことがあるのか
・体型の特徴にどのように手を加えるのか
・要望に合わせておすすめのデザインを紹介してくれるか
・保証内容はどのようなものなのか

ということを質問し、答えてくれるかどうか、その答えが信頼できるかどうかを判断することで、あなたに合ったお店やテーラーがきっと見つかるはずです。

(2) 縫製がちゃんとしているかどうか確かめる
フルオーダーではハンドメイドであれば手作業で、マシンメイドであれば工場での縫製を行っています。
縫製技術には差があるので、お店に置いてあるサンプルなどを参考に、きれいに仕上げられているものを選びましょう。

縫製技術の見分け方 
ボタンホール:ほつれていたり、縫い目が粗ければNG
  • フルオーダースーツ
腕:ハンガーに吊るした状態で、ふわっと腕が前に来ればOK、潰れて真下や背中側に落ちているものはNG
  • フルオーダースーツ
肩:ジャケットの襟の真ん中を指にかけて持った時、肩の部分がきれいなアーチを描けばOK、潰れていればNG 
  • フルオーダースーツ

(3) 自分がかっこいいと思うモデルがあるかどうか
オーダースーツを取り扱っているお店では、「イギリス型」「アメリカ型」「イタリア型」といった、スーツの大体の形を「モデル」という名前で分けています。

店頭やWebサイトを見て、自分がかっこいい!と思えるモデルがあるかどうかで候補を決めましょう。

関連記事:オーダースーツのモデルについてもっと詳しく知りたい方はこちら。
オーダスーツを初めて作るときに知っておきたいおすすめデザイン集

(4) 生地が豊富で質が高いかどうか

  • フルオーダースーツ

大量の生地から自分のお気に入りのものを見つけ、それを使ってスーツを作ることができる、というのがオーダースーツの魅力です。

お気に入りの生地と出会うためにも、生地の種類が豊富でしかも質が高いお店を選びましょう。生地を100種類程度置いてあるお店ならまず安心です。

まずは生地見本と呼ばれる、小さく切った生地がまとめられているものを見てみましょう。

次に、自分の反物(大きな布)の形になっているもので、自分の身体に合わせてみましょう。生地見本でも色や触り心地を確認することはできるのですが、サイズが小さいので実際に服として出来上がると色味や質感が思っていたものと違うことがあります。

テーラーに「こういうスーツを探している」「こういう生地がほしい」と説明した時に、次々と候補を出してきてくれるお店がおすすめです。また、お店によって仕入れる生地の傾向が違うので、お店側が提供している生地と自分の趣味が合うかどうかも重要なポイントです。

(5) 価格が適正かどうか
お店のサービス全体を見て、納得できる価格かどうかを判断しましょう。上の4つのポイントはきちんと満たしていますか?

安心して購入できる値段としては、10万円代〜20万円代です。それ以上は高級な生地を使っているか、デザインの変更などオプション代金がかかっている場合が多くなります。

30万円以上のオーダースーツは過剰にお金がかかっているというわけではなく、あなたが納得してそれだけの金額を出してもよいと思えるかどうかが最も重要です。納得できない箇所がある場合は、必ずテーラーに相談しましょう。

3-3. 3つのポイントで生地を選ぶ

  • フルオーダースーツ

お店が決まったら、いよいよ具体的な注文に入っていきます。まずは、自分がイメージした通りのスーツが作れるような生地を選びましょう。生地を選ぶ時には、スーツ生地の特徴をおさえて、注意して見ると選びやすくなります。

スーツ生地が持つ3つの特徴
1. 見る距離によって、質感や色合いが違う
2. 狭い面積で見るのと、広い面積で見るのとでは、質感や色合いが違う
3. 照明の色合いによって、質感や色合いが違う

以上3つの特徴を念頭に置いて、いろいろな状況においた時の生地の見え方を確かめましょう。どんなシーンでスーツを着たいのかによって適切な生地は変わります。

例えば仕事用に着るスーツであれば、光沢があるような生地は不向きですが、パーティーなどで着るスーツに関しては多少光沢があった方が映える場合もあります。

明るい場所や暗い場所で見てみたり、鏡からの距離を変えたりして、さまざまな状況においてどのように見えるのかを確認しましょう。

関連記事:スーツの生地についてもっと詳しく知りたい方はこちら。
スーツの良い生地の見分け方|着心地も見栄えも良い生地選びの3つのコツ

3-4. 採寸してもらう

生地選びが終わったら、いよいよ採寸です。実際の店舗で採寸してもらう時に気をつけたいのが、服装です。上手にオーダースーツを作るためには、着ていく服装にも気を配ることが理想的です。

オーダースーツを作りに行く時の服装
(1) ワイシャツ
上着の袖丈の長さを決める時に重要になります。Tシャツを着ていくと、袖からワイシャツが見える理想的な長さを決めることができません。
(2) 革靴
ズボン(トラウザーズ・パンツ・スラックスとも呼びます)の長さを決める時に重要になります。また、靴の大きさによって裾の幅を決定する場合もあります。

他にも使い慣れたベルトがあると安心です。腰の位置を決定する際に、普段どの位置でズボンを履いていますか?と聞かれると思いますので、その位置を把握しておきましょう。

また、厚手の服を着て行ったり、ズボンに何か入っていたりすると、正確な数値を測ることができず、身体にフィットするスーツが作れないので注意しましょう。

3-5. 細かいデザインを変更する

  • フルオーダースーツ

オーダースーツの醍醐味でもある、自分好みにデザインを変更できる段階です。フルオーダーはさまざまな要望に応えてデザイン変更などを行ってくれるのが魅力です。変更できる箇所についてはお店によって異なりますが、一般的なパターンオーダー・イージーオーダーのお店よりはかなり多くなります。

しかし、どんなことも叶えてくれるというわけではありません。裏地のデザインやボタンの種類などはお店が取り扱っているものに限られますし、仮に取り寄せることになれば追加料金がかかってきます。

テーラーと、そして自分の予算と相談しながら、どこまでの変更を加えるのかについて吟味しましょう。こちらの細かいデザインの変更については、次の仮縫いの時にも変更を加えることが可能です。

3-6. 仮縫いで要望を伝える

フルオーダースーツの特徴的なポイントである仮縫いの段階では、スーツはしつけ糸と呼ばれる白い糸で軽く縫い合わされているだけの状態なので、初めは驚くかもしれません。簡単に袖が取り外しできる状態になっているので、肩周りの調整も可能です。

スーツを試しに着てみて、気になる部分は積極的にテーラーに伝えることが重要です。より満足できる一着を作るためには、どんな細かい部分であってもテーラーに伝え、全体のバランスを考えながら調整してもらいましょう。

3-7. 実際に着てみた感想をテーラーに伝える

フルオーダースーツが出来上がったら、まずは実際に着てみましょう。満足できる着心地でしょうか?

フルオーダーの場合、時間も費用もかかっているのでその感動はひとしおのはずです。着てみたスーツが体に合っていれば、そのスーツを作る時に使用した型紙はあなた専用のものとして残るので、体型に変化がなければ何度でも同じようなフィット感のスーツを作ることができます。

最初着た時に気になる箇所や、何回か着て過ごしてみて気になる箇所があれば、テーラーに伝えておきましょう。2着目以降を作る時に参考になります。

以上7つの大きなポイントを押さえて、本当に満足できる一着を作ってくださいね。

4. フルオーダーのおすすめ店7選(東京・大阪・名古屋・福岡)

最後に、フルオーダーでおすすめのお店を7個ご紹介します。店舗がある場所は限られますが、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(1) 高橋洋服店

<おすすめポイント>
・一生モノの1着が作れる
・伝統ある老舗

職人のハンドメイドに長年こだわってきた老舗のオーダースーツ店。流行に左右されない上質な1着を熟練のテーラーさんと作ることができます。近年イージーオーダー開始しており、そちらもハンドメイドの良さを最大限に残しているため、長く愛用できる1着が手に入ります。

公式HP http://www.ginza-takahashi.co.jp
料金 ハンドメイド仕立て18万、ハンドメイドと工場のハイブリッド仕立て9万。生地代は別途10万円程度。
納期 要相談
保証サービス 要相談。仮縫いの際に調整が可能。
店舗 東京・銀座のみ(要予約) 店舗紹介ページ

(2) LATO(ラト)

<おすすめポイント>
・とことん追求したフィット感
・ヴィンテージ生地も選べる

フルオーダーにこだわり、お客さま1人1人に合った型紙を使って製作しています。京都生まれの100年以上続く老舗店で、高い技術力はもちろんヴィンテージを含む数千種の生地が選べるなどのメリットもあります。

公式HP http://www.tailor-lato.com
料金 参考価格:125,000円(生地・お仕立て工賃など全て込み)
納期 7週間〜
保証サービス 納品前のお直しは基本的に無料で対応
店舗 東京・四ツ谷のみ(要予約、他に出張サービスもあり) 店舗へのアクセス

(3) SUITBAR(スーツバー)

<おすすめポイント>
・フルオーダーとは思えない価格
・若い世代向けのポップなデザイン

2015年11月にオープンしたばかりのSUITBAR。生地は、スーツの本場イギリス・イタリアの高級ブランド生地の製造メーカーから自社買い付けし、デザイン監修を日本、制作はベトナムの自社工場で行うことで、フルオーダースーツ45,000円(税別)からという驚きの低価格を実現しています。

公式HP http://www.suitbar.jp
料金 45,000円と5,500円(税別)
納期 6週間程度
保証サービス 要相談
店舗 東京・自由が丘のみ(要予約) 店舗へのアクセス

(4) テーラー・ダンディ

<おすすめポイント>
・職人と自家工房を持っている
・2度の仮縫い

大阪にあるテーラー・ダンディは自家工房で働く職人が製作してくれるのですが、価格は15万円からとハンドメイドフルオーダースーツとしては比較的安め。一生もののオーダースーツを安心して作ることができます。

公式HP http://www.tm-dandy.com
料金 153,000円〜(税別)(初回のみ型紙製作と仮縫い費用として別途別途24,000円)
納期 5週間〜6週間
保証サービス 仮縫いを2度行い調整
店舗 大阪・松屋町 店舗へのアクセス(Shop Informationはページ最下部)

  (5) テーラー・カツラ

<おすすめポイント>
・大阪にある老舗のオーダースーツ店
・ベテランテーラーがいるお店

創業80年以上のテーラーカツラは、大阪の知る人ぞ知る名店。オーナーの桂さんは、長年の経験から的確なアドバイスをくれるためファンが多く、ベテランのテーラーさんにじっくり相談したい方におすすめです。

公式HP http://www.t-katsura.com
料金 150,000円〜(税別)
納期 要相談(1ヶ月程度)
保証サービス 要相談
店舗 大阪・心斎橋 店舗へのアクセス

(6) テーラー神谷

<おすすめポイント>
・「黄綬褒章」(おうじゅほうしょう)を受賞した実績
・11名の職人によるフルハンドメイド

テーラー神谷は、名古屋の高級オーダースーツ店として必ず名前が挙がる有名店です。その高い実績が評価され、他の模範となるような技術や業績を持つ者に送られる「黄綬褒章」を、政府から授かっています。自社で抱える11名の職人により、妥協のない一着が出来上がります。

公式HP http://www.t-kamiya.co.jp
料金 195,000円〜(税別)
納期 1ヶ月程度
保証サービス テーラーの目で検品してからお客さまにお渡し
店舗 名古屋・中区 店舗へのアクセス

(7) Tailor Kami(テーラー・カミ)

<おすすめポイント>
・テーラー養成学校も持つ、高い技術力
・充実のアフターフォロー

テーラー・カミは「ジェームスボンドのような色気のあるスーツ」をコンセプトとして掲げる、福岡のオーダースーツ店です。40年以上の経験を持つ職人が教える、テーラー養成学校を2015年6月から開始し、その技術の普及に努めています。

公式HP http://kami-suit.com
料金 239,000円〜(税別)
納期 8週間
保証サービス お渡し後1ヶ月は無料サイズ調整、その他リフォーム・メンテナンスは要相談
店舗 福岡市早良区(要予約) 店舗へのアクセス

5. まとめ

いかがでしたか。あなたが本当に欲しかったフルオーダースーツを作ることができそうでしょうか。

オーダースーツはもともと「ビスポーク(Be Spoken)」と呼ばれ、お客さまと作り手の会話を大切にしていました。フルオーダースーツを作ることができる職人は日本全国でも限られており、その分値段も時間もかかり根気が必要ですが。

だからこそ出来上がったスーツに袖を通した時の感動は、きっと一生ものです。ぜひ、人生の節目や大事な時に着るスーツは、フルオーダーに挑戦してみてくださいね。

初めてオーダースーツを作るのでフルオーダーはハードルが高い…という方、まずはオンラインでかんたんに注文できるオーダースーツを試してみませんか。

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