いざスーツを買おうと思っても、

「今のサイズで本当に合っているか不安…」
「試着する時にどこを見ればいいんだろう?」

などサイズに関してわからないことも多いですよね。

そこでこの記事では、

・編集部の独自調査
・スーツブランドへの聞き取り調査

をもとに、スーツのサイズの選び方について解説していきます。

サイズ選びの基礎知識やポイントをご紹介しているので、この記事を参考にすれば、自分の体型に合ったかっこいいスーツを手に入れることができますよ。

(※ この記事は2020年5月時点での情報をもとにしています。)

1. スーツのサイズはどうやって選ぶの?

スーツ サイズ

スーツのサイズを選ぶにあたって、まずサイズ表記の意味を知っておきましょう。

スーツのサイズは上記画像のように、2つの組み合わせで表記されます。

◆ アルファベット 「ウエスト」

スーツ サイズ

ウエストのサイズで「体型区分」が分けられ、スリム体型から順番にY体~E体とアルファベットで表記されます。

なお、大きいサイズの専門店では、E体(ウエスト100㎝以上)よりも大きい、独自のサイズ区分を設けています。

※ 大きいサイズの専門店については「大きいサイズのスーツ|体型の悩みを解決するおすすめのお店8選」でご紹介しています。

◆ 数字 「身長」

スーツ サイズ

身長の高さによって「号数」を表す数字で分けられ、5㎝ごとに号数が変わります。

これはJIS規格によって定められた表記で、どのブランドもこの規格に沿って、身長とウエストを基準にスーツを作っています。

そして、下記がスーツ店にある「スーツのサイズ表」です。

◆ スーツのサイズ表

身長/ウエスト 76 78 80 82 84 86 88 90 92
155-160 A3     AB3       BB3  
160-165   A4     AB4       BB4
165-170 Y5   A5     AB5      
170-175   Y6   A6     AB6    
175-180     Y7   A7     AB7  
180-185       Y8   A8     AB8

この表で身長とウエストが交わったところが、自分のサイズです。

たとえば「身長170㎝、ウエスト82㎝」だと「A6」サイズになります。

このように、簡単に自分のサイズが分かりますが、同じサイズ表記のスーツでも、ブランドやデザインごとに着用感が多少異なるため注意が必要です。

そのため、購入する際は商品ごとの違いを踏まえ、必ず試着をして、自分の体型に合っているかどうか実際に確認することが大切です。

次の章では、スーツを着た時に確認するべきポイントについて解説していきます。

2. 自分に合ったサイズのスーツを選ぶポイント

スーツ サイズ

この章では、 

ジャケットのサイズを選ぶ4つのポイント
スラックスのサイズを選ぶ2つのポイント

上記6つを良い例、悪い例の画像付きでわかりやすく解説していきます。

これらのポイントさえ押さえれば、自分に合ったかっこいいスーツを手に入れることができるので、ぜひ参考にしてくださいね。

2-1. ジャケットのサイズを選ぶ4つのポイント

まず、ジャケットのサイズで確認するべきポイントは下記4つです。

ジャケットのサイズを選ぶポイント

① 肩② 着丈③ 胸まわり④ 袖丈

それではひとつひとつチェックしていきましょう。


① 肩

ジャケットの肩(肩と袖が縫い合わされ盛り上がっている部分)を「指でひとつまみできる」余裕があるのが適正サイズです。

それよりも多くつまめる場合はサイズが大きすぎで、肩が落ちだらしない印象を与えます。

サイズが小さすぎるとつまむ余裕がなく、生地が突っ張ってしまうので背中に横ジワが寄り、窮屈な印象となります。

② 着丈

着丈の長さはお尻がちょうど隠れるくらいが目安です。

お尻より上にジャケットの裾があるとスタイリッシュな見た目になりますが、ビジネスの場ではカジュアルすぎる印象を与え、マナー違反になります。

また、大きすぎると野暮ったく映り、足も短く見えてしまいます。

③ 胸まわり

胸まわりはジャケットの前のボタンを留めた状態でチェックできます。

この状態で胸の下に横ジワができる場合はサイズが小さく、またボタンにも負荷がかかるので破損したり、取れたりする原因になります。

大きすぎる場合は、横から見た時に膨らんで見え、野暮ったい印象になってしまいます。

④ 袖丈

袖丈は「机に手を置いた時に、手の甲に袖が少し当たる長さ」が適正サイズです。

袖丈が短いとワイシャツの袖が大きく出て見栄えが悪くなり、長いとだぼついて、だらしない印象を与えます。

適正サイズであれば、腕を下ろした時に1㎝ほどワイシャツの袖がのぞくような形になり、見た目のバランスが良くなります。

ワイシャツのサイズについて詳しく知りたい方は、下記の関連記事も合わせてご覧ください。

この記事では自分に合ったサイズのワイシャツの選び方やおすすめのお店についてご紹介しています。

2-2. スラックスのサイズを選ぶ2つのポイント

次に、スラックスのサイズで確認するべきポイントは下記2つです。

スラックスのサイズを選ぶポイント

① お尻まわり② 太ももまわり

ウエストが合っていてもこの2つのサイズが合っていない場合があるので、チェックしていきましょう。

※ 裾の長さについては「Q1. 裾上げの時の注意点は?」で解説しています。

① お尻まわり

お尻まわりのサイズが合っているかチェックしましょう。

着用時に生地が引っ張られ、横のポケットが勝手に開いてしまう場合はサイズが合っていない証拠で、動きにくく、窮屈な印象になってしまいます。

また、大きすぎるとお尻の部分に余計なたるみが出て、スーツのシルエットが崩れてしまうため注意しましょう。

② 太ももまわり

立ち上がった状態で、太もも裏の生地を「指でひとつまみできるか」確認しましょう。

小さすぎても無理に引っ張ることはできますが、そもそも引っ張らないと生地をつまめない場合はサイズが合っていません。

基本的に「① お尻まわり」のサイズさえ合っていれば大きすぎるという心配はありませんが、特に細身のスーツを購入する時は必ずチェックしましょう。

※ 細身のスーツについては「Q4. 細身のスーツは普通のものと何が違うの?」で解説しています。

3. スーツのサイズに関する疑問解消Q&A

最後にスーツのサイズに関する5つの疑問にお答えします。

どれもスーツのサイズを選ぶ上で大切な情報なので、気になるものからチェックしてくださいね。

Q1. 裾上げの時の注意点は?

A. 選んだスーツのシルエットによって「ハーフクッション」か「ノークッション」かを選びましょう。

選んだスーツのシルエットによって、

・ハーフクッション(画像左)
⇒ スラックスの裾が靴の甲にわずかに当たる長さ
・ノークッション(画像右)
⇒ スラックスの裾が靴の甲に当たらない短めの長さ

この2つのどちらかで裾上げを依頼しましょう。

一般的なシルエットのスーツの場合は、ハーフクッションの方が綺麗なセンターラインが出やすく、見た目のバランスも良くなります。

細身のスーツの場合は、ノークッションにした方がだぶつきが少なく、シルエットの美しさを際立たせることができます。

このように、選んだスーツによって綺麗に見える長さが変わってくるため、どちらがいいのか、店員さんと相談しながら決めましょう。

スーツ サイズ
「シングル」と「ダブル」の仕上げ方の違い

上記画像のように裾上げは「シングル」と「ダブル」に仕上げ方が分けられます。

この内、ビジネスシーンでは「シングル」がもっとも一般的な仕上げ方です。

「ダブル」はカジュアルな印象が強くなるため、ジャケパンスタイルで柔らかい雰囲気を出したい時におすすめです。

ジャケパンについて詳しく知りたい方は、下記の関連記事も合わせてご覧ください。

この記事ではジャケパンの着こなし方やコーディネート、おすすめのブランドについてご紹介しています。

Q2. 購入時にお店でサイズお直しはできるの?

スーツ サイズ

A. 基本的に有料ですが、ジャケットは着丈・袖丈、スラックスはウエストのお直しが可能です。

1か所1,000~2,000円程度の費用はかかりますが、

・ジャケット
⇒ 着丈・袖丈を±3㎝ほどサイズお直し可能
・スラックス
⇒ ウエストを±3㎝ほどサイズお直し可能

どのお店も上記の内容でお直しを受け付けています。

そのため、これらの箇所のサイズが合わない場合は、お直しを活用することで自分の体型に合ったスーツを手に入れることができます。

購入後の商品でもお直しを受け付けていますが、上記以外のサイズ変更はできないため、購入時にしっかり試着をした上でサイズを選びましょう。

Q3. タック「あり」と「なし」で何が違うの?

A. タックのあるスラックスはお尻まわりや太ももまわりに余裕ができます。

まず、タックとは、画像のようにスラックスの前身にある生地を畳んだ「折りひだ」のことを指します(左:『ワンタック』、右:『ツータック』)。

タックのあるスラックスは、この折りひだ分のゆとりがあるため、お尻まわりや、太ももまわりに余裕ができ、動きやすくなるのが特徴です。

ただ、着用する方によっては必要以上に生地が余り、だぶついたものになりやすいので購入する際は試着をしてシルエットを確認しましょう。

Q4. 細身のスーツは普通のものと何が違うの?

スーツ サイズ

A. スタイリッシュに見せるために、胸まわりや腰まわりのサイズを絞って作っています。

細身のシルエットのスーツは、

・ジャケット
⇒ 胸まわりや腰まわりのサイズを絞って作っている
・スラックス
⇒ 裾幅やお尻まわりのサイズを絞って作っている

上記のように、一部のサイズを変更して作られています。

そのため、スタイリッシュなデザインで、体のラインに沿った綺麗なシルエットになることが特徴です。

ただ、普通のシルエットのスーツに比べてサイズ感が異なるため、「2. 自分に合ったサイズのスーツを選ぶポイント」を押さえて選びましょう。

細身のシルエットのスーツについて詳しく知りたい方は、下記の関連記事も合わせてご覧ください。

この記事では細身のスーツが手に入るおすすめブランドや着こなしのコツについてご紹介しています。

Q5. 通販でスーツを買う時にサイズ選びで失敗しない方法は?

スーツ サイズ

A. 実店舗で試着をして購入したスーツのサイズをもとに商品を選びましょう。

いきなり通販を利用せずに、2着目以降で、そのブランドの実店舗で試着をして購入したスーツのサイズをもとに商品を選びましょう。

1. スーツのサイズはどうやって選ぶの?」で解説したとおり、サイズ表でおおよそのサイズ感は分かります。

ただ、実際に試着をしてチェックすることが、自分の体型にぴったり合ったスーツを選ぶうえで欠かせません。

※ 試着をした時にチェックするべきポイントについては「2. 自分に合ったサイズのスーツを選ぶポイント」で解説しています。

スーツ サイズ
通販で買っても実店舗で裾上げをしてもらえる!

量販店を中心に多くのスーツ店では、通販でスーツを買った場合も、実店舗に持っていけば裾上げをしてもらうことができます。

通販で買う段階で裾上げをすることもできますが、こちらで股下の長さを具体的に指定する必要があります。

そのため、店員の方に測ってもらえる実店舗で裾上げをする方が、裾丈の長さで失敗することがないのでおすすめです。

※ 裾丈の長さについては「Q1. 裾上げの時の注意点は?」で解説しているので参考にしてください。

4. まとめ

いかがでしたか?

最後にスーツのサイズ選びのポイントについておさらいします。

ジャケットのサイズを選ぶ4つのポイント

① 肩② 着丈③ 胸まわり④ 袖丈


スラックスのサイズを選ぶ2つのポイント

① お尻まわり② 太ももまわり

上記ポイントを押さえて、かっこいいスーツを購入してくださいね。