
【就活生保存版】失敗しない!スーツのボタンマナーと服装のルール
就活中に最も気をつけたいのが服装のマナー。
もちろん服装で評価が決まるわけではありませんが、マナーがきちんと守られていると、見た目や第一印象もグッと向上するのも確かです。
スーツの着こなしには各所に気をつけておきたいポイントがありますが、実はボタンにもマナーがあることは、ご存じでしょうか?
今回はそんな隠れたボタンに関するスーツのマナーをご紹介。
綺麗な着こなしで面接官に好印象を残しましょう!
(※この記事は2018年1月時点の情報を参考にしています。)
Outline
1. 一番下のボタンは外すのがマナー
まず、ジャケットの一番下のボタンは外すのが基本。
しかし全てのスーツが、このルールに則っているわけではありません。
そこでこの章では、各スーツの種類によってどのボタンを外せばよいのか、また、なぜそもそもボタンを外さなければならないのか、などをご紹介していきます。
1-1. ツーピーススーツ
就活生が最もよく着るのが、ジャケットとパンツのセットになっているもの。
一般的にはツーピーススーツと呼ばれています。
こちらは二つあるうちの、一番下のボタンを外しましょう。
1-2. スリーピーススーツ
スリーピーススーツはあまり就活生に馴染みがありませんが、「ジャケット、スラックスにベストを加えたスーツ」のことを指します。
ジャケット、スラックス、ベストの3つが揃っていることから、「三つ揃え」とも呼ばれています。
こちらはジャケットのボタンを全て外すのが正解。
中のベストは一番下のボタンだけを外し、その他のボタンは留めるようにしましょう。
1-3. 段返りボタン
スーツの中には3つボタンのものがあります。
その中でも、一番上のボタンがジャケットの折り返し部分に隠れるものは、段返りボタンと呼ばれています。
こちらは他のスーツとは異なり、真ん中のボタンだけを止めましょう。
一番上のボタンは止める必要はありません。
1-4. なぜボタンを外すの?
ボタンが開いていると、どうしても留めたくなってしまいますよね。
なぜスーツはボタンを止めたり、止めなかったりするのでしょうか?
上記の写真のようなボタンが一列だけあるスーツを、シングルスーツと呼びます。
私たちが普段見慣れているスーツはシングルスーツであることが多いです。
こちらのスーツの起源となるモーニングスーツは、元来ボタンが一つだけしかありませんでした。
現在のスーツはこちらのモーニングスーツを普段でも着られるように簡素化したもの。
そのため礼服ではないことを示すために、飾りとして下のボタンをつけるようになりました。飾りですので下のボタンは付けなくてもよいのです。
2. 面接時はあえてボタンを外さない
立ち振る舞いにエレガントさを求めるのが紳士道。
座った際にジャケットのボタンをしたままでいると、スーツにシワが寄ってしまい、見苦しい印象を与えてしまいます。
そのため、座る際にはさりげなくボタンを外すのがスーツの基本的なマナーです。
しかしここでワンポイント。
面接ではあえてボタンを留めるようにしましょう。
面接官によってはジャケットが空いていることが気になる面接官もいるからです。
一番よいのは着席時にさりげなくボタンを外すような仕草ができること。
各国の大統領なども、椅子から立ち上がる際にボタンに手をかけるような仕草をしています。普段からこのマナーが習慣化されている証拠ですね。
さりげなくボタンに手をかけることで、マナーを知っていることもアピールできますよ。
・安部首相と握手するオバマ大統領。立ち上がる際にボタンを手にかけています。
ちなみに、前章でご紹介したスリーピーススーツは、立っている時も座っている時もジャケットのボタンを外したままで構いません。
また段返りボタンはツーピーススーツ同様、座る際はジャケットのボタンを外しましょう。
3. これを見れば大丈夫!面接前のひとチェック!
・ネクタイの長さはベルトと同じ程度の長さか
・フラップはポケットの中にいれているか
・座ってもズボンの裾から地肌は見えないか
・靴下の色は黒か紺色か
3-1. ネクタイの長さは?
ネクタイの長さはベルトのバックルの半分くらいがベスト。
この際、ネクタイの小剣が大剣よりやや短くなるのが理想的です。
3-2. フラップは入れる?しまう?
もともとは雨蓋の役割をしていたフラップ。
そのため室内に入るときにさりげなくしまうのが「通」なんです。
3-3. 靴下の長さは?
短い靴下を履いて、しゃがんだ時や足を組んだ時に地肌が見えていませんか?
肌が見えてしまってはせっかくの着こなしも台無しなってしまうので、ぜひ確認してみてください。靴下は脛まである長さを選んで履きましょう。
スーツと靴下の関係は実はとっても重要。
詳しく知りたい方は「スーツの靴下の選び方|恥かかないために気をつけたい5つのこと」を参考にしてみてくださいね。
3-4. 靴下の色は何色?
靴下の色はスラックスか靴に合わせるのがベスト。
一般的に黒スーツを着用する就活生は、「黒」や「ネイビー」のものを選びましょう。
その他にもビジネススーツにはマナーがあります。
詳しく知りたい方は「ビジネススーツのマナー |恥をかく前に知っておきたいルールを解説」を合わせてご覧ください。
4. 就活で好印象を与えるにはオーダースーツがおすすめ
就活生はリクルートスーツで就活、面接に臨むことが一般的ですが、面接官に良い印象を残すためには、社会人にふさわしいスーツの着こなしが必要です。
そこで、若い内からおすすめしたいのが、オーダースーツという選択肢。体型・体格に合う一着とサイズの合わない一着とでは、相手に与える印象に大きな差が出て着ます。
そこで、ここでは就活〜入社後も使えるおすすめのスーツブランドを、
・高品質でコスパの高い製品を提供するブランド
・生地やシルエットをはじめ、裏地などを選べるオーダー専門店
・店舗が多い、またはネットで便利に注文ができる
という基準より、ご紹介します。
価格、品質、サービスなど、トータルでおすすめのお店をピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
FABRIC TOKYO
ネットでオーダースーツ・シャツを1着から作れるビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」。
製品はすべてメイドインジャパンで、機能性に優れた素材・生地を豊富に取り扱っています。
サービス最大の特長は、ITを駆使したスマートオーダーシステム。一度、店舗で採寸~カラダのサイズを登録すれば、そのデータが保存され、あとはオンラインでも自分にぴったりの1着を作ることができます。
オーダーメイドながら敷居が低く、一人一人のライフスタイルにフィットする高機能な1着を便利にオーダーできるブランドです。
【ブランド名】FABRIC TOKYO
【オーダー種類】イージーオーダー
【価格】44,800円(税込)〜
【納期】約4週間
HANABISHI
メイドインジャパンのスーツを1着39,000円〜よりオーダーできるオーダースーツ専門店「HANABISHI」。
長く愛用できる上質な定番生地、日本人の体型に合うシルエット、そしてオーダースーツ専業店として培われた縫製技術の高さが特徴です。
「フィッター」と呼ばれるプロからの丁寧なカウンセリングに定評があり、体型・体格のクセをヒアリングし、一人一人に合わせたシルエットへ調整してくれる老舗店です。
【ブランド名】HANABISHI
【オーダー種類】イージーオーダー
【価格】39,000円(税抜)〜
【納期】約3〜4週間
AOKI パーソナルオーダー
紳士服大手のAOKが提供する「AOKI パーソナルオーダースーツ」サービスは、タブレットで完成イメージを確認できる独自の「バーチャルオーダーシステム」が特徴です。
スーツはトレンドに合わせた16種類のシルエットから選ぶことができ、仕上がりサイズを調整する「ゲージ服」の数が多いのもポイント。
店舗数が多いため、アクセスよく、高品質な国産の一着をオーダーできるお店です。
【ブランド名】AOKI
【オーダー種類】イージーオーダー
【価格(上下)】49,000円(税抜)〜
【納期】約3週間〜
5. まとめ
ボタン一つをとってもマナーがあるなんて、スーツマナーは奥が深いですよね。
そこを知っているか、知らないかが周りと差をつける大きなポイントになってくるかと思います。
この記事を読んで、皆さんが面接官に好印象を残せることをお祈りしております。