さまざまな種類があるワイシャツの襟。どの襟がどんなシーンに合っているのか、自分にはどんな襟が似合うのか、迷った経験はありませんか?

今回はワイシャツの襟を、特徴やおすすめの着用シーンなどと合わせてご紹介します。

洋服のプロである、テーラーさんの意見を参考にしていますので、ワイシャツを選ぶ際の参考にしてくださいね。

(※この記事は、2017年8月時点での情報を参考にしています。)

1. ワイシャツの襟を構成する4つの部位

まず初めに、襟の各部分の名称をご紹介します。

どの部分がどんな名称なのかを知っておくと、比較するときや店員さんに確認するときなどに便利です。

  • ワイシャツ 襟 種類

a. 襟羽開き(襟の開いている角度の部分)
b. 台襟幅(襟を立たせるための土台となる部分の幅)

c. 襟羽長さ(襟羽の付け根から先までの長さ)
d. 襟羽(襟の全体)

このように一言で「襟」と言っても各部分の名前は違います。

襟は顔の1番近い場所にあるため、特に人目につきやすい箇所です。襟の種類によって、人に与える印象はずいぶんと変わるものです。

スーツや着用シーン、自分の体型などに合わせて襟の種類を選ぶことが、ワイシャツをおしゃれに楽しむ第一歩です。

2. 代表的な襟の種類を一挙紹介

さまざまな種類があるワイシャツの襟ですが、これだけ知っていれば大丈夫!という8つについてまずはご紹介します。

シーン別や体型のお悩み別で、おすすめの襟の種類については後ほどご紹介しています。

2-1. 定番!レギュラーカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
レギュラーカラーの特徴

◆襟型の特徴

襟羽長さが65mm〜75mm、襟羽開きが75度〜90度、台襟幅が30mm〜38mm程度(メーカーや時代の流行によって多少サイズは異なります)。

◆ポイント

どんなジャケットやネクタイとも合う一般的な襟型です。

2-2. 人気沸騰!ワイドカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
ワイドカラーの特徴

◆襟型の特徴

襟羽開き角度が広い襟型。一般的に、レギュラーよりやや長めの襟羽とやや高めの襟足の高さ、襟羽開きが100度〜140度前後。

◆ポイント

首回りがすっきりして見えます。レギュラーと並んで一般的な襟の形なので、量販店などでも入手しやすくなっています。

◆補足

1920年〜1940年代のファッションに多大な影響を与えたイギリスのウィンザー公爵が好んで着用したことから、「ウィンザーカラー」とも呼ばれています。襟羽が短めのセミワイド・カラーもあります。

2-3. 最も開きが大きい!ホリゾンタルカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
ホリゾンタルカラーの特徴

◆襟型の特徴

襟羽開きが180度前後。

◆ポイント

太めのネクタイと相性が良く、ネクタイを締めなくても襟がきれいに開くので、ビジネスとカジュアル兼用の1着におすすめです。

◆補足

名称の由来は、非常に襟羽開きが広い襟で、水平(ホリゾンタル)に近いという意味からきています。

2-4. スリムスタイルに相性抜群!ナローショートカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
ナローショートカラーの特徴

◆襟型の特徴

大体襟羽開きが60度以下で、襟羽の7.0mm以下で長さが短い。

◆ポイント

Vゾーン周りがコンパクトにまとまるので、スリムなシルエットを作りたい場合におすすめです。

◆補足

「襟羽開きが狭い = ナロー(nallow)」な襟は、全てナローカラーと呼ばれます。比較的小ぶりな襟です。 

2-5. ノータイにおすすめ!ボタンダウンカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
ボタンダウンカラーの特徴

◆襟型の特徴

襟の先端を前身ごろにボタンで留めており、大きさはレギュラーと同じくらい。襟羽が小さめのショートボタンダウンなどもある。

◆ポイント

ネクタイを外しても様になり、スポーティーな印象を与えるので、カジュアルシーンで活躍します。ほか、日本ではビジネスシーンの服装のルールがカジュアル化してきているため、特にクールビズ時の襟型として人気です。

◆補足

元祖はイギリスのポロというスポーツの選手が着ていたものがモデルで、1900年頃からアメリカのブルックス・ブラザーズのシャツに取り入れられました。

2-6. クラシックな雰囲気!スタンドカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
スタンドカラーの特徴

◆襟型の特徴

折り返しの襟羽がなく、首に沿っている。

◆ポイント

ノータイでありながら、フォーマルな装いからカジュアルまで幅広く使うことができます。スタンドカラーのジャケットとの相性が抜群です。

◆補足

別名で立ち襟やマオカラーとも呼ばれています。スタンドカラーの白いシャツの上に着物を着て袴を着けるのが、「書生風」の着方です。最近はカジュアルシーンでの着用が流行しています。 

2-7. 他人とは違う!ドゥエボットーニカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
ドゥエボットーニの特徴

◆襟型の特徴

襟高がやや高く、襟羽が大きめ。第1ボタンのところに2個ボタンがある。

◆ポイント

襟が高く、大きく開くので、存在感をアピールすることができます。ノータイで前を開けて着こなすのがおすすめです。

◆補足

ドゥエポットーニの由来は、イタリア語で「ボタンが2つ」という意味からきています。 

2-8. タキシードと相性抜群!ウィングカラー

  • ワイシャツ 襟 種類
ウィングカラーの特徴

◆襟型の特徴

首の後ろの部分は首に沿って立ち、襟先が前に折れている。

◆ポイント

蝶ネクタイやアスコットタイとの相性が抜群で、フォーマルシーンにおすすめです。

◆補足

鳥の翼のように襟先が折り返され開いていることから、ウィングカラーと呼ばれるようになりました。

3. 襟にこだわりたい方におすすめのシャツブランド3選

ここではワイシャツの襟型にこだわってみたい!という方のために、おすすめのシャツブランドを、

・襟型を好みに合わせて選ぶことができるオーダーシャツ専門店

・高品質でコスパの高い商品を提供している

という基準より、ご紹介します。

襟にこだわりをもつと、仕事や結婚式など、シーンに合わせたシャツの着こなしが楽しくなりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。


LaFabric(ラファブリック)

  • ワイシャツ 襟 種類

ネットでオーダースーツ・シャツを1着から作ることができるカスタムオーダーの通販サイト「LaFabric」。

製品は全てメイドインジャパンで、機能性に優れた素材・生地を豊富に取り扱っているのが特徴です。

店舗でもネットでも便利に使えるブランドで、一度店舗で採寸〜体型サイズを登録すれば、あとはオンラインからオーダーを楽しめるのが人気の理由。

襟型はビジネスシーンに合う9型から選ぶことができるので、高機能なシャツを好みの襟型でオーダーしてみたい、という方におすすめです。

ブランド詳細

【ブランド名】LaFabric
【価格】1着7,800円(税込)〜
【納期】約4週間
【タイプ】パターンオーダー

公式サイトを見る

Maker's Shirt 鎌倉

上質なシャツを低価格で提供する専門店として、幅広い年代から支持される「Maker's Shirt 鎌倉」。

オーダーシャツは適度なゆとりをもたせた「クラシックフィット」、スリムに絞った「スリムフィット」の2つがあり、襟型は14種類から選ぶことができます。

英国を代表する生地メーカー「Thomas Mason」を中心に、厳選された高級素材・生地で仕立てる最高品質の1着が手に入ります。

ブランド詳細

【ブランド名】Maker's Shirt 鎌倉
【価格】12,000円(税抜)〜
【納期】約4週間
【タイプ】パターンオーダー

公式サイトを見る

麻布テーラー

オーダースーツ・シャツの専門店として、ビジネスファッション感度の高い男性から人気の「麻布テーラー」。

オーダーシャツは5つのシルエットから選ぶことができ、ゆったりとしたシルエットの「アメリカン トラディショナル」、背中にダーツのあるスリムなシルエットの「ダーツ」など、幅広いモデルが特徴です。

また襟型は約30種類から選ぶことができるため、1着1着、細部にこだわってオーダーしたい、という方におすすめです。

ブランド詳細

【ブランド名】麻布テーラー
【価格】1着7,000円(税抜)〜
【納期】約4週間
【タイプ】パターンオーダー

公式サイトを見る

4. シーンに合わせた襟の紹介

8種類の襟をご紹介しましたが、結局どんな時にどの襟をつけるのが正しいのか?自分に合う襟の形はどれなのか?が気になるところ。

ここではそんな疑問を解消していきますので、参考にしてみてくださいね。

4-1. ネクタイと合わせたい(ビジネスシーンで着る場合)

一般的なビジネスシーンで着用する場合、おすすめなのは「2-1. 定番!レギュラーカラー」。

個性を出すことは難しいですが、堅実・真面目・誠実というイメージを与えることができます。

ネクタイとの相性がいいのは、「2-2. 人気沸騰!ワイドカラー」や「2-3. 最も開きが大きい!ホリゾンタルカラー」など、襟羽の開きが大きいもの。

ネクタイの結び目(=ノット)が大きい結び方でも収まりが良く、Vゾーンを印象的に演出できます。

4-2. ノータイで着たい(クールビズやカジュアルシーンで着る場合)

ノータイでワイシャツを着る場合、おすすめなのは「2-5. ノータイにおすすめ!ボタンダウンカラー」。

襟先とシャツがボタンで結ばれているため、襟を美しく自立させたまま保つことができます。ノータイで着る時は、このように形が崩れないような襟を選びましょう。

他には、「2-7. 他人とは違う!ドゥエボットーニカラー」もおすすめです。最近ではボタンが3つのトレボットーニや、4つボタンのクワトロボットーニなどもあります。

4-3. 結婚式などパーティーで着たい(フォーマルシーンで着る場合)

最もフォーマルな装いとされる、「2-8. タキシードと相性抜群!ウィングカラー」とアスコットタイを合わせたスタイルがおすすめです。 こちらはタキシードやモーニングに合わせて着ることが一般的です。

二次会やちょっとしたパーティーなどでは、「2-4. スリムスタイルに相性抜群!ナローショートカラー」とアスコットタイを合わせたスタイルがおすすめです。

5. 体型に合わせた襟の紹介

ここからは、体型別におすすめの襟を紹介します。

襟の型によって人に与える印象が変化することもあるので、自分の体型のお悩みとあわせて襟を変えてみてはいかがでしょうか。

5-1. がっちりした体型の方

おすすめしたいのは、「2-2. 人気沸騰!ワイドカラー」や「2-3. 最も開きが大きい!ホリゾンタルカラー」です。

なるべく襟羽の大きさが大きいものを選ぶと、相対的に顔が小さく見えます。

また、開いている襟型を選ぶと、首が詰まったような見た目にはなりません。

襟の高さが低いものを選んだり、第1ボタンを開けて着ると、首が長く見えるのでよりスマートな印象を与えることができます。

5-2. 細身・小柄な体型の方

おすすめしたいのは、「2-4. スリムスタイルに相性抜群!ナローショートカラー」。

襟羽の大きさが小さいものを選ぶと、身体を大きく見せる視覚的効果があります。

また、首が細い・長いという方には、「2-7. 他人とは違う!ドゥエボットーニカラー」をおすすめします。

襟高が高いので首の長さを緩和する効果があり、首元にある2つのボタンがどっしりとした印象を与えてくれます。

5-3. 顔の大きさが気になる方

顔が大きいなと感じる方は襟羽の大きさが大きい襟型を、顔が小さいなと感じる方は襟羽の大きさが小さめの襟型を選ぶと良いでしょう。

襟が大きいと相対的に顔は小さく見えますし、襟が小さいと逆に顔は大きく見えます。

前者の方には「2-2. 人気沸騰!ワイドカラー」を、後者の方には「2-4. スリムスタイルに相性抜群!ナローショートカラー」をおすすめします。

6. まとめ

今回はワイシャツの襟のデザインについて紹介をしてきました。

普段、ついつい無難なレギュラーカラーを選んでしまいがちですが、実は襟にこだわってみると人に与える印象がガラリと変わるものです。

シーンや体型に合うワイシャツの襟を知り、着こなすことで、周りからの印象も変わってきますので、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。