2019年10月より、消費税が8%から10%へ増税となります。
それにともなって、世間では「キャッシュレス決済がお得!」と何かと話題になっていますが、
「何だか難しそう…」
「めんどくさいし、現金払いでいいかな…」
といったように、あまり関心をもてない方も多いですよね?
そこでこの記事では、
- 増税後に始まる「ポイント還元制度」
- おすすめのキャッシュレスサービス
を中心に、『増税前に必ず知っておきたいこと』を分かりやすく解説していきます。
この記事の情報を知っておけば、増税後でもお得に買い物ができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
先におすすめのキャッシュレスサービスを知りたい方は「2. タイプ別|おすすめのキャッシュレスサービス」をご覧ください。
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※ この記事は2019年10月時点での情報を参考にしています。
1. 増税前に必ず知っておきたい「ポイント還元制度」
増税前に知っておきたい最も大切なことは「ポイント還元制度」です。
この章では、ポイント還元制度がどんなものなのか、以下の3つに分けて詳しく解説していきます。
一度知ってしまえば決して難しいことではないので、ぜひ読み進めてくださいね。
1-1. そもそもポイント還元制度とは?
「ポイント還元制度」は増税後の「2019年10月1日~2020年6月30日」の期間で行われ、
- クレジットカード
- 電子マネー
- QRコード決済
など、いわゆるキャッシュレスと呼ばれる方法で決済をした際に、利用者へ「支払い金額の最大5%をポイント還元」する制度です。
ポイント還元制度で増税分カバーできる!
この説明だけ聞いても「ポイント還元制度ってそんなにお得なの…?」と、いまいちピンと来ない方も多いですよね。
そこで、もう少し詳しく解説すると…
増税後の税率はご存じの通り「10%」。
キャッシュレス決済なら制度により、購入金額(原則税込価格)の「最大5%」がポイント還元されます。
そのため、上の図のように
- 実質、今の税率8%よりも安い価格になる
- 増税どころか減税扱い
といったように、お得に買い物をすることができるのです。
この制度が適応されるのは前述した通り、キャッシュレス決済をしたときのみ。
そのため、少なくとも期間中は「現金払いをすると損」といっても過言ではありません。
※ ただし、一部のキャッシュレス決済サービスはポイント還元制度に対応していません。詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。
この制度で還元されるのは、
- dカード=dポイント
- 楽天カード=楽天スーパーポイント
といったように、利用したキャッシュレスサービスのポイントです。
※ 一部請求金額からの値引きで対応するサービスもあります。
そのため、ポイントの利用用途はサービスによって異なりますが、
- オンラインショッピングでの割引
- 1P=1円でキャッシュバック
など、ほぼ現金と同様に使える場合が多いので、「ポイントが貯まる=ポイント分の割引」と考えて良いでしょう。
1-2. ポイント還元制度のマークが目印!
ただし、ポイント還元制度はどこで買い物をしても受けられるわけではなく、以下のマークが提示されているお店のみとなります。
ポイント還元制度はこのマークが目印!
対象となるお店は「中小企業および個人事業主で、参加を希望したお店」と定められているため、大手のスーパー・飲食店などは制度の対象外です。
また、「最大5%」と明記している通り、マークが提示されているお店の中でも、
- 2%ポイント還元
- 5%ポイント還元
の2つに分かれます。
ポイント還元制度は基本的には5%還元に設定されています。
ただし、フランチャイズチェーンに関しては同じ店舗名でも、その仕組み上、
- 本部が営業している直営店
… 大手企業なのでルール上は制度の対象外 - 個人事業主扱いになる加盟店
… 個人事業主は5%ポイント還元の対象
に分かれてしまうので、利用者の混乱を避けるために「一律2%還元」になります。
※ ただし、一部企業では直営店はポイント対象外になることがあります。
少しややこしいですが、「コンビニなどは2%ポイント還元」ということだけを覚えておけば良いでしょう。
なお、大手企業は対象外と聞くと「数が少ないんじゃない?」と不安になる方もいると思いますが、
- 全国で約101万の店舗が対応
- 実店舗だけでなく楽天などのネット通販も対応
といったように、非常に多くのお店がポイント還元制度の対象になっています。
対象店舗を詳しく見たい方は外部サイト「キャッシュレス還元マップ」で確認できるので、ぜひご覧くださいね。
1-3. よりお得なキャッシュレスサービスを選ぼう!
ポイント還元制度の大きな特徴として、利用したキャッシュレスサービスの還元分とあわせた「ポイント二重取り」になることがあげられます。
具体的にどういうことなのか解説すると…
① ポイント還元率が1.25%の「REXカード」を使って買い物をする
… 制度関係なく「1.25%」分ポイントが貯まる
② 買い物をしたお店が5%ポイント還元のお店
… REXカードとあわせて合計「6.25%」ポイント還元される
⇒ ポイント二重取りで実質、税率を「3.75%」に引き下げ可能!
このように二重でポイントが貯まるので、もともと還元率の高いキャッシュレスサービスを選べば、さらにお得に制度を利用することができますよ。
しかし、キャッシュレスサービスは数多くあるので「自分でいろいろ調べるのはめんどう…」という方も多いはず。
そこで、次の章では「この中から選べば間違いなしのお得なキャッシュレスサービス」をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
※ 上の図でご紹介している「REXカード」も「2-1. ポイント還元制度でおすすめクレジットカード3選」の章で解説しています。
2. タイプ別|おすすめのキャッシュレスサービス
この章では、「ポイントの貯まりやすいお得なキャッシュレスサービス」を以下の3つのタイプに分けてご紹介します。
お店によって使えるキャッシュレスサービスが異なるので、どれかひとつではなく、複数の決済手段を持つのがおすすめですよ。
それでは、順に詳しく見ていきましょう。
制度によって還元されるポイントは、
- 1ヶ月あたり15,000ポイントまで
- 1回の決済あたり2,500ポイントまで
といったように、サービスごとで限度が設定されています。
そのため、これからご紹介するサービスの詳細欄にはそれぞれの限度についても記載しているので、確認してみてくださいね。
2-1. ポイント還元制度でおすすめクレジットカード3選
この章では、
- 年会費無料
- ポイント還元率が高い
といった基準で厳選した編集部おすすめのクレジットカードをご紹介します。
クレジットカードはキャッシュレスサービスの中でも特に使えるお店が多いので、1枚は必ず持っておきましょう。
◆ REXカード
年会費無料ながら1.25%という驚異の還元率を誇る「REX CARD」。
- JACCSモールの利用で1.75%還元
- 貯まったポイントはカード利用金額から値引き
など、ポイントが貯まりやすいだけでなく、使いやすさも魅力のカードです。
また、ジャックスカードの基本サービスであるレジャー施設での優待や、国内・海外旅行の予約も利用することができますよ。
◆ ユーザーの口コミ
ほかのカードに比べて還元率がとても高いです。普段の買い物から公共料金まで幅広く使っているため、どんどんポイントが貯まっています。
還元率が1.25%ととても高かったので、「REX CARD」を選びました。また、海外旅行の傷害保険も付帯サービスとして付いているので、安心して旅行に行くことができます。
【年会費】永年無料
【発行スピード】5〜7日
【限度額】10〜50万円
【ポイント還元率】1.25%
【制度の還元限度額】
1ヶ月あたり15,000ポイント分まで
【ポイント名】REX POINT
【ポイント交換】1P=1円として利用可能
【国際ブランド】VISA、Mastercard
【付帯電子マネー】なし
REXカードに関してさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
この記事では、REXカードの口コミ評判や、他のカードと比較したメリットをご紹介します。
◆ リクルートカード
HOTPEPPERグルメやじゃらんなど、リクルートが提携しているさまざまなサービスをお得に利用できる「リクルートカード」。
- 基本ポイント還元率が1.2%
- リクルートサービス利用で最大4.2%ポイント還元
など、年会費無料ながらポイントの貯まりやすい点が魅力です。
さらに、電子マネーチャージ時でも還元率が1.2%という、ほかのカードにないメリットを備えていることも大きな特徴です。
◆ ユーザーの口コミ
どこで使っても1.2%貯まるので、大満足です。貯まったポイントはPontaポイントとしても利用できるので、使い道が多くとても便利です。
還元率が1.2%と高く、貯まったポイントでCDや家電を購入することもできます。また、リクルートが運営するポンパレモールで日用品も揃えられるので、ほぼ毎日得した気分です。
居酒屋を予約するときは「HOTPEPPERグルメ」で、ホテルを予約するときは「じゃらん」でと、普段からサービスを利用しているので自然とポイントが貯まっていきます。
【年会費】永年無料
【発行スピード】3〜5日
【限度額】10〜100万円
【ポイント還元率】1.2%
【制度の還元限度額】
1ヶ月あたり15,000ポイント分まで
※ 制度で貯まるポイントは自動的に月の利用金額の値引きに使われます。
【ポイント名】リクルートポイント
【ポイント交換】1P=1円として利用可能
【国際ブランド】JCB、VISA、Mastercard
【付帯電子マネー】なし
リクルートカードに関してさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
この記事では、リクルートカードのメリットやデメリットなどカードの詳しい情報を解説しています。
◆ 楽天カード
楽天市場での買い物でポイントが最大13倍になるお得な「楽天カード」。
- 楽天市場での基本還元率が3%
- さらに、毎月5の付く日はポイント5倍
などの特徴があり、楽天市場ヘビーユーザーの方は必ず持っておきたい1枚です。
また、このあとご紹介する「楽天Edy」や「楽天Pay」とポイントを共有することができるので、楽天カードを作るならこの2つのサービスもぜひご利用くださいね。
◆ ユーザーの口コミ
「楽天カード」は、入会時のキャンペーンやその後の特典なども含め、ポイントが貯まりやすい仕組みになっています。また、専用アプリがあるので、支払い額やポイントの管理がしやすいのも嬉しいです。
楽天グループでの利用をすれば、かなりのスピード感でポイントが貯まっていきます。さらに、楽天銀行などのサービスも併用していると、加速度的にポイントが貯まりますよ。
楽天市場をよく使うので、迷わず「楽天カード」にしました。ネットだけではなく、マクドナルドやプロントなどでもポイントが貯まるので、とても重宝しています。
【年会費】永年無料
【発行スピード】5〜7日
【限度額】100万円
【ポイント還元率】1.0%
【制度の還元限度額】
1ヶ月あたり15,000ポイント分まで
【ポイント名】楽天スーパーポイント
【ポイント交換】1P=1円として利用可能
【国際ブランド】JCB、VISA、Mastercard、AMEX
【付帯電子マネー】楽天Edy
この記事では実際の楽天ユーザーの口コミをもとに「楽天カードの全知識」を解説しています。
さらにおすすめのクレジットカードを知りたい方は、以下の記事で特徴別に分けてご紹介しているので、ぜひご覧ください。
この記事では、2019年おすすめのクレジットカードやカードに関する基礎知識をご紹介しています。
2-2. ポイント還元制度でおすすめ電子マネー3選
続いてこの章では、
- 利用できるお店が多い
- お得なサービスがある
といった基準で厳選した編集部おすすめの電子マネーをご紹介します。
電子マネーはタッチするだけで簡単に決済ができるので、少額の買い物の際にも役立ちますよ。
電子マネーは基本的にチャージをして使うのが前提のキャッシュレスサービスです。
少し混同しがちですが、ポイント還元制度が適応されるのはチャージの際ではなく、あくまで決済に使ったときなので注意しましょう。
◆ Suica
JR東日本が発行する、多くの方にとって馴染みのある交通系電子マネー「Suica」。
- 東日本に限らず全国で利用可能
- 各店舗はもちろん、自動販売機でも使える
など、幅広いシーンで使えるだけでなく、「Suica付きクレジットカード」からチャージすれば実質、還元率1.5%で利用することができます。
なお、ポイント還元制度が適応されるには、JRE会員サイトにSuicaを登録することが必須になるので、忘れないようにしましょう。
◆ ユーザーの口コミ
コンビニやスーパーなど、さまざまなお店で支払いに使うことができます。定期券としても利用しているので、日々の生活の中でかかせないアイテムです。
買い物はもちろん、全国の鉄道・バスで使えるので、誰もが持っておきたい必須アイテムだと思います。ポイントをそのまま現金としてチャージできるのも嬉しいですね。
自動販売機やコンビニなど、おもに買い物で利用しています。特に不便に感じたことはなく、使いやすいですね。
【ポイント還元率】
JRE加盟店でのみ、利用時1.0%
【制度の還元限度額】なし
【貯まるポイント】JREポイント
【ポイント交換】1P=1円として利用可能
使えるお店はこのマークが目印! |
画像出典:JR東日本公式サイト |
上記で触れた「Suica付きクレジットカード」については以下の関連記事で詳しく解説しています。
この記事では、おすすめのSuica付きクレジットカードやSuicaが付くことのメリットをご紹介しています。
◆ 楽天Edy
「楽天カード」とポイントを共有できる電子マネー「楽天Edy」。
- 利用時0.5%還元でポイントが貯まる
- クレジットカードからのオートチャージも可能
といった、数ある電子マネーの中でもお得で使い勝手の良い特徴があります。
また、ほかの章でご紹介した「リクルートカード」と組み合わせれば、お互いのポイントとあわせて1.7%の還元率になりますよ。
◆ ユーザーの口コミ
貯まるポイントが楽天スーパーポイントなことが大きなメリットだと思います。ほかの楽天サービスと共有できるので、楽天ヘビーユーザーにおすすめです。
ポイント還元があるため、常にEdyを使うことにしています。自分の中で生活費を抑えるのに欠かせないサービスです。
使えるお店が多いのが嬉しいです。スーパーやドラッグストアでよく使いますが、ある程度の規模のお店なら大体使えますよ。
【ポイント還元率】0.5%
【制度の還元限度額】
1回あたり2,500ポイント分まで
※ 制度で貯まるポイントは1P=1円で自動的に残高へチャージされます。
【貯まるポイント】楽天スーパーポイント
【ポイント交換】1P=1円として利用可能
使えるお店はこのマークが目印! |
画像出典:楽天公式サイト |
楽天Edyについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
この記事では「楽天Edyのメリット」や「お得にチャージする方法」について解説しています。
◆ QUICPay
利用金額が紐づけたクレジットカードから自動的に引き落としとなる「QUICPay」。
- チャージの手間がなく簡単に決済できる
- 高還元クレカを紐づければお得に使える
など、ポイント還元については紐づけるカードに左右されるものの、チャージ残高を気にせず使える利便性の高さが魅力です。
また、キャンペーン期間中は、指定されたJCBブランドのカードを紐づければ「20%ポイント還元」を受けることができるのも大きなメリットです。
◆ ユーザーの口コミ
チャージをする必要がなく、手軽に決済できるのが魅力ですね。使えるお店がやや少ないのが難点なので、今後増えていくのを期待しています。
コンビニなどの少額決済でよく活用しています。高還元カードと組み合わせれば、ほかの電子マネーサービスと比べてもお得だと思います。
サイン不要で簡単に決済できるのが便利ですね。紐づけているクレカのポイントがそのまま貯まるので、ポイントが分散することもなく、非常に便利です。
【ポイント還元率】
QUICPay自体にはなし(キャンペーンを除く)
【制度の還元限度額】
紐づけたクレジットカードに準ずる
【貯まるポイント】
紐づけたクレジットカードのポイント
【ポイント交換】
クレジットカードにより異なる
使えるお店はこのマークが目印! |
画像出典:QUICPay公式サイト |
2-3. ポイント還元制度でおすすめQRコード決済3選
最後にこの章では、
- ポイント還元率が高い
- 利用できるお店が多い
- お得なサービスがある
といった基準で厳選した編集部おすすめのQRコード決済をご紹介します。
「QRコード決済の使い方が分からない…」という方は「Q2. QRコード決済ってどんな風に使うの?」で解説しているのでぜひご覧くださいね。
QRコード決済はクレジットカードと紐づければ、
- クレジットカードのポイント
- QRコード決済のポイント
- ポイント還元制度でもらえるポイント
上記をあわせた「ポイント三重取り」が可能なとてもお得なサービスです。
※ 図は「REXカード」と「楽天Pay」を組み合わせた際の例です。
ほかのキャッシュレスサービスと比べるとまだ使えるお店は少ないですが、今回の制度を機会にぜひ活用してみてくださいね。
◆ 楽天Pay
楽天が提供するQRコード決済アプリ「楽天Pay」。
- 利用時0.5%還元で楽天スーパーポイントが貯まる
- 1P=1円でポイントを使った支払いも可能
など、楽天ユーザーの方にとって使いやすい特徴を備えています。
また、増税後はすべてのお店で利用時5%還元になるお得なキャンペーンが実施されますよ。
◆ ユーザーの口コミ
貯まるポイントが楽天スーパーポイントなのが嬉しいです。ネット通販で買い物をする機会が多いので、ポイントが実店舗以外で使えるのは非常に助かります。
定期的に独自のキャンペーンが実施されています。ただ、キャンペーンポイントが一部期間限定ポイントとして付与される点がイマイチですね…。
毎月特定のお店での利用でポイントがアップするキャンペーンを行っているので非常にお得です。また、使えるお店が多いのも嬉しいですね。
【ポイント還元率】0.5%
【制度の還元限度額】
1回あたり25,000ポイント分まで
【貯まるポイント】楽天スーパーポイント
【ポイント交換】
1P=1円として利用可能
使えるお店はこのマークが目印! |
画像出典:楽天Pay公式サイト |
◆ PayPay
テレビCMを数多く行っていることでもおなじみのQRコード決済アプリ「PayPay」。
- 利用できるお店が非常に多い
- 還元率のアップするキャンペーンを定期的に実施
などの特徴があり、はじめてQRコード決済を利用する方におすすめのアプリです。
ただし、「ヤフーカード」以外のクレカを紐づけると還元対象外になってしまうので注意しましょう。
◆ ユーザーの口コミ
ヤフーのクレカとの併用でポイントを大量に獲得できています。最初は操作に戸惑いましたが、使いやすいです。もう現金払いはできません。
キャンペーンの内容がコロコロ変わるのがやや不満です。ただ、それを除けば特に欠点もないので、今後さらに使えるお店が増えてくれると嬉しいです。
CMが胡散臭い感じですが、非常にお得なサービスです。ポイント還元キャンペーンを頻繁に行っているので、知っているのと知らないのでは大きな差になると思います。
【ポイント還元率】
1.5%(PayPay残高、ヤフーカードからの支払い時のみ。ヤフーカード以外のクレカは還元対象外。)
【制度の還元限度額】
1ヶ月あたり15,000ポイント分まで
【貯まるポイント】PayPayボーナス
【ポイント交換】
1P=1円として利用可能
使えるお店はこのマークが目印! |
画像出典:PayPay公式サイト |
◆ Origami Pay
2016年5月、日本で一番初めにスタートしたQRコード決済アプリ「ORIGAMI Pay」。
- 購入金額からその場で最大3%割引
- 対象店舗で使えるお得なクーポンを定期的に発行
など、割引金額が大きく、毎日の買い物がお得になる特典が充実しています。
ややほかのQRコード決済に比べ使えるお店が少ないものの、アプリ上で対応店舗を検索できる便利な機能も備わっています。
◆ ユーザーの口コミ
よくあるポイント還元ではなく、利用時にその場で最大3%割引されるので効果を実感しやすいです。ポイントを貯めるのはめんどう…という方でも使いやすいと思いますよ。
割引サービスは非常に魅力ですが、正直使えるお店が少ないですね…。ただ、ポイント還元ではないのでPayPayなどのほかのサービスと併用しやすいです。
たまに半額になるクーポンが発行されたりするので、ダウンロードしておいて損はないと思います。やや使えるお店が少ないのが欠点だと思うので、ほかのサービスと併用するのがおすすめですね。
【ポイント還元率】最大3.0%(その場で割引)
【制度の還元限度額】
1回あたり2,000円割引分まで
【貯まるポイント】ー
【ポイント交換】ー
使えるお店はこのマークが目印! |
画像出典:ORIGAMI Pay公式サイト |
3. ポイント還元制度に関するよくあるQ&A
この章では、ポイント還元制度に関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。
Q1. ポイント還元制度が適応されない商品ってある?
Q2. QRコード決済ってどんな風に使うの?
Q3. 学生でもポイント還元制度は利用できる?
Q4. デビットカードじゃダメなの?
Q5. Kyashはポイント還元制度で使える?
ぜひ、気になる質問からチェックしてみてくださいね。
Q1. ポイント還元制度が適応されない商品ってある?
A. 切手や商品券など、換金性の高い商品は制度の対象外になります。
ポイント還元制度のマークが付いているお店で購入しても、
- 切手
- 商品券
- 収入印紙
- プリペイドカード
といった商品についてはポイント付与の対象外になります。
これらの商品は換金性が高く、転売者が不正に利益を得ようとするのを防ぐのが目的です。
それ以外の商品については基本的にすべて制度の対象になるのでご安心ください。
Q2. QRコード決済ってどんな風に使うの?
A. お店によって「スキャン支払い」と「コード決済」に分かれますが、どちらの場合でも操作は難しくありません。
QRコード決済には以下の2種類の方法があり、使うお店によってどちらを利用できるか異なります。
(※ ご紹介している画像は「PayPay」のものになりますが、大まかな方法はどのQRコード決済も同じです。)
スキャン決済
①「スキャン支払い」をタップ
② カメラでお店のQRコードを写す
③ 支払い金額を入力する
④ 入力した画面をお店の人に見せる
⑤ 金額に間違いがないことを確認後、「支払う」をタップ
⑥ 支払い完了
コード決済
① コード支払いをタップ
② バーコードが表示される
③ バーコードを読み取ってもらう
④ 支払い完了
最初は操作に戸惑うかもしれませんが、慣れてくればどちらの場合でも非常に簡単。
QRコード決済が利用できるお店は今後どんどん増えてくることが予想されるので、ぜひ活用してみてくださいね。
Q3. 学生でもポイント還元制度は利用できる?
A. クレジットカードに関しては作る際に制限がありますが、もしカードがなくてもほかのサービスで利用可能です。
ポイント還元制度は学生はもちろん、フリーターの方でも利用することができます。
ただし、キャッシュレスサービスの中でもクレジットカードに関しては、
- 高校生以下の方は規約により作れない
- 審査基準の厳しいカードは作れない
などといった制限があるので注意が必要です。
そのため、「クレジットカードの審査が通らない…」という方には審査不要でカードがなくても利用しやすい「QRコード決済」がおすすめですよ。
なお、学生でも作れるおすすめのクレジットカードについては以下の記事で詳しく解説しています。
この記事では、審査に通りやすくてお得に使える学生におすすめのクレジットカードをご紹介しています。
また、フリーターの方でも作れるクレジットカードについては、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
この記事では、フリーターの方でも審査に通りやすいおすすめのクレジットカードをご紹介しています。
Q4. デビットカードじゃダメなの?
A. デビットカードもポイント還元制度の対象ですが、ポイント二重取りができるほかのサービスをおすすめします。
デビットカードを利用したキャッシュレス決済もポイント還元制度の対象です。
ただし、デビットカードはクレジットカードと異なり、カード自体にポイント還元の機能がありません。
そのため、「1-3. よりお得なキャッシュレスサービスを選ぼう!」で解説したようにポイント二重取りが可能な、
- クレジットカード
- 電子マネー
- QRコード決済
を使うことをおすすめします。
Q5. Kyashはポイント還元制度で使える?
A. Kyashによる決済もポイント還元制度の対象です。
クレジットカードに詳しい方はお得な決済アプリ「Kyash」についてもご存じかと思います。
Kyashを知らない方はまず以下の記事をチェック!
この記事では、Kyashのメリット・デメリットや、Kyashをさらにお得に使う方法を解説しています。
このKyashで決済した分についてもポイント還元制度の対象になり、
クレジットカードの還元率
+
Kyashの還元率
+
ポイント還元制度の5% or 2%
を得ることができるので、クレジットカードと紐づけるだけでポイント三重取りが可能です。
また、従来はQRコード決済にKyashを紐づけることで、さらにポイントアップできましたが、
- 10月1日からKyashのサービスは大幅に変更予定
- QRコード決済と紐づけられるかは未発表
となっており、詳細は10月1日以降、公式サイト上で発表される予定で、その内容によって活用方法が変わってきそうです。
10月1日、Kyashの公式サイトでQRコード決済との紐づけが可能な旨が発表されました。
そのため、QRコード決済と併用すれば「ポイント4重取り」ができるので、ぜひ活用してくださいね。
4.「軽減税率」についても知っておこう!
ここまでポイント還元制度について詳しく解説してきましたが、もうひとつ覚えておきたいのが「軽減税率」です。
軽減税率とは増税後も、
- 飲食料品(酒類は除く)
- 新聞(定期購読をしているものに限る)
の税率に関しては「従来通り8%」とする制度のこと。
これはポイント還元制度と異なり、大手小売店も含めたすべてのお店で適応される制度になります。
同じ商品でも税率が変わるケースもある
飲食料品が対象になるといっても、上の図のように店舗内で食べる「外食」にあたるものには適応されません。
そのため、コンビニやファーストフードのようなイートインスペースがあるお店の場合は、
- 持ち帰って食べるなら税率8%
- イートインスペースで食べるなら税率10%
といったように同じ商品でも税率が異なり、「購入者の申告制」によってどちらが適応されるか決まります。
ただ、「どちらの場合でも同じ税率にする予定」の企業もあり、お店によって対応が分かれるので、今後少しややこしくなりそうです。
また、「おもちゃ付きのお菓子」のような食料品とほかの商品がセットになったものについては、全体の価格に対して、
- 食品の割合が3分の2以上なら「8%」
- そのほかの割合が3分の2以上なら「10%」
といった基準で税率が決定します。
※ ちなみに「ビックリマンチョコ」は税率8%に該当します。
このように、購入者目線ではどちらの税率になるのか、判断が難しい商品も出てきてしまいます。
さまざまな例外があり、ややこしい点こそある軽減税率ですが、基本的に「飲食料品は税率8%」なので非常にお得な制度です。
さらに購入するお店がポイント還元制度の対象であれば、ほぼ実質「税金0円」で買い物をすることが可能ですよ。
5. まとめ
いかがでしたか? おもに増税後のポイント還元制度について解説してきました。
もう一度、増税前に知っておきたい「ポイント還元制度」と「軽減税率」についておさらいします。
- そもそもポイント還元制度とは?
… キャッシュレス決済で最大5%ポイント還元される制度
- ポイント還元制度のマークが目印!
… マークが掲示された「中小企業および個人事業主」が対象
- よりお得なキャッシュレスサービスを選ぼう!
… ポイント二重取りになるので、より高還元なサービスがおすすめ
軽減税率
- 飲食料品(酒類は除く)
- 新聞(定期購読をしているものに限る)
の税率に関しては「従来通り8%」とする制度のこと。
また、改めておすすめのキャッシュレスサービスを見たい方は「2. タイプ別|おすすめのキャッシュレスサービス」をご覧ください。
この記事の参考情報
国際ブランド
信用情報機関
団体
関連サービス
クレジットカードは何枚か持っていますが、「REX CARD」はポイント還元率が1.25%と高いため、大きい買い物や旅行はこのカードを使っています。ポイントが貯まりやすく、便利な1枚ですよ。