1つあるだけで老けて見える顔のシミ。「なんとかして消す方法は無い?」と悩んでいませんか?
そこでこの記事では、カスタムライフ編集部が
を分かりやすく解説します!
またこの記事は、医学的知識に関して専門家に監修をしていただいています。
※2章および化粧品・オンラインクリニックの紹介には関与していません。
Outline
※価格はすべて税込みです。 ※本記事の「美白」とは日焼けによるシミ・そばかすを防ぐこと、メーキャップ効果で肌を明るく見せることを指します。「透明感」とは、保湿により肌が潤うことを指します。 |
1.セルフケアが有効なシミの種類とは?
そもそもシミにはいくつかの種類があり、
に、分けることができます。
まずは、以下を参考に自分のシミの種類がどれかをチェックしましょう。
◆セルフケアが有効なシミ
上記の老人性色素斑、炎症性色素沈着、肝斑の3種類のシミは、セルフケアで改善が見込めます。
ただ、これらのシミはセルフケアでは完全に消したり劇的に薄くしたりすることはできません。
セルフケアに期待できる効果はあくまで
- シミを薄くする*
- シミを増やさない
- シミを濃くしない
*医薬品の場合
ことまでなので、本格的にシミを消したい方には皮膚科での治療がおすすめです。
◆セルフケアでは消せないシミ
上記のそばかす、脂漏性角化症、花弁状色素斑の3つは、セルフケアでの改善が難しいシミ。
これらを綺麗に消すためには、美容医療によるアプローチが必要です。
セルフケアでの改善が難しいシミは、美容皮膚科・美容形成外科などの医療機関で治療を受けられますよ。
▷詳しくは「シミを消す皮膚科の治療を実際に体験!」で解説しています。
このように、シミを確実に消すためにはシミの種類に応じた適切な対策が重要なんです。
次の章からは、まず自分でできるシミ対策方法を見ていきましょう。
2.シミを悪化させないセルフケア方法4選
ここからは、自分でできるシミ対策を4つご紹介していきます。
①正しいスキンケアでシミをブロック
②医薬品でシミを薄くする
③効果的なUVケアでシミを予防
④食生活&生活習慣を見直してシミ対策
自宅で簡単に実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてシミをしっかり対策してくださいね。
①正しいスキンケアでシミをブロック
正しいスキンケアでお肌のターンオーバーを整えると、肌内部に溜まったシミの元「メラニン」の排出を促すことができます。
そこでまずは、毎日のスキンケア方法を見直してみましょう。
①丁寧な洗顔
たっぷりの泡で、優しく汚れを落とす。ゴシゴシ洗いは肌を傷つけ、ターンオーバーの乱れにつながるためNG!
②十分な保湿ケア
化粧水→美容液→乳液orクリームの順番でしっかり保湿する。お肌の乾燥も、ターンオーバーが乱れる原因になるので注意。
③3週間に1度のピーリング
古い角質を落として、メラニンの排出をサポートする効果がある。ピーリング剤は塗って洗い流すタイプのものがおすすめ。
また、強い美白作用をもつ「ハイドロキノン」配合の化粧品もピンポイントのシミ対策として人気です。
ただしハイドロキノンは人によっては刺激が強すぎる場合も。
敏感肌の方は使用前に試供品などでパッチテストを行うといいでしょう。
①二の腕の内側の数か所に化粧品を塗布する
②2~4日間ほど放置して様子を見る※
③結果を診断する
×赤みやかぶれがある
⇒肌に合わない成分が含まれている
〇特に変化がない
⇒肌に合わない成分は含まれていない
※洗い流して使用する洗顔料などのアイテムは、塗布度1~2分で洗い流します。
◆編集部おすすめのハイドロキノン化粧品
※商品は、編集部独自の調査で選定したものです
QuSomeホワイト2.0(ビーグレン)
◇価格:6,600円/15g
ハイドロキノン・ビタミンC誘導体配合のナイトクリーム。シミにピンポイントで密着し、しっかりケアします。
シミ消しにおすすめのクリームは、別記事でも紹介していますよ。
【皮膚科医監修】ドラッグストアの市販品でシミは消える?
化粧品でのケアは、肌のターンオーバーを重ねるほどに効果が実感できるもの。
そのため、同じ化粧品を最低でも2か月は使い続けることがおすすめです。
②医薬品でシミを薄くする
セルフケアをより本格的に行いたいのであれば、シミに効く効果が認められた「医薬品」を取り入れてみましょう。
シミを治療する医薬品の有効成分はいくつかあります。
◆医薬品の主な有効成分
塗り薬 | ・ハイドロキノン ・レチノイン酸 ・ビタミンC誘導体 など |
---|---|
飲み薬 | ・L-システイン ・ビタミンC ・トラネキサム酸 など |
これらの成分を配合した医薬品を手に入れる方法は、
- 医療機関で処方してもらう
- 薬局などで市販のものを購入する
の2通り。市販で購入する場合「医薬品」は飲み薬のみです。
※医薬品及びオンラインクリニックの選定に医師は関わっておりません。
※掲載商品は全て編集部が選定したものです。
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シミ・くすみなどの肌悩みに合わせて薬を処方する「DMMオンラインクリニック」。
医師による診療をオンラインで受けられるほか、最短即日発送のスピーディーな対応も魅力です。
◆編集部おすすめの市販のシミ対策医薬品
トランシーノ ホワイトCクリア(第一三共ヘルスケア)
◇価格:1,760円/60錠
有効成分としてLシステインやビタミンCを配合。内側からのシミ対策に効果的です。(第3類医薬品)
シミを消す医薬品についての疑問をしっかり解消していきます。
ハイドロキノンやトレチノインなどの塗り薬で治療したい場合は、皮膚科に相談してくださいね。
③効果的なUVケアでシミを予防
せっかく消したシミも、UV(紫外線)ケアを怠ると復活してしまうことも。シミ予防のなかでも、UVケアは最も重要ですよ。
とくにUVケアの基本である日焼け止めは、うっかり日焼けを防ぐためにも以下の手順で丁寧に塗りましょう。
◆日焼け止めの正しい塗り方
また、日焼け止めは容器をよく振り十分な量を塗ってくださいね。
紫外線は季節や天候に関係なく降り注いでいるもの。
・冬や曇りの日も日焼け止めを塗る
・日中は2~3時間おきに塗りなおす
※ 塗り直しには「スプレータイプの日焼け止め」がおすすめ
・日傘・ストールも併用する
などを意識してみてくださいね。
うっかり日焼けしてしまった場合の対策は別記事もチェックしてみてくださいね!
日焼け直後の美白ケア方法を徹底解説します。
④食生活&生活習慣を見直してシミ対策
シミのためにできることは何も特別なケアだけではありません。
日常生活でも、
- シミ対策の効果が期待できる食事
- シミが出来にくい肌を育む生活習慣
などの工夫をすることが大切なんです。
まずは、シミや美白にいい食べ物を意識して摂ることから始めるのがおすすめ。
とくにビタミンA・C・Eが豊富に含まれる食べ物は、肌のターンオーバーを促してメラニンの排出をサポートしてくれますよ。
◆ シミ対策に効果的な栄養素と食べ物
栄養素 | 豊富な食べ物 |
---|---|
ビタミンA | ・ニンジン ・小松菜 ・ブロッコリー など |
ビタミンC | ・レモン ・アセロラ ・パプリカ ・トマト など |
ビタミンE | ・アーモンド ・ピーナッツ ・かぼちゃ など |
上記の食材を積極的に摂りながら、バランスの良い食生活を心がけましょう。
加えて、間違った生活習慣を改善すれば、よりシミが悪化しにくい肌に近づけますよ。
とくに、
× 過度のストレス
× 慢性的な睡眠不足
はシミの原因になりやすいため、注意しましょう。
健康的な生活習慣のために、2つのポイントを意識してみてくださいね。
◆おすすめのストレス解消法
・適度に運動をする
・好きな音楽を聴く
・ゆっくり湯船につかる
◆睡眠不足を解消する正しい習慣
・寝る前にスマホを見すぎない
・夜12時半までには寝る
・1日最低でも6時間は睡眠をとる
シミ対策については別記事でも紹介しています。
効果的なシミ・くすみケアについて徹底調査し、分かりやすく解説します。
できることから、少しずつ始めてみてくださいね。
3.シミを消す皮膚科の治療を実際に体験!
医療機関では、セルフケアで消せないシミもしっかり治療してもらえます。
今回はカスタムライフ編集部員が、実際にクリニックでシミ治療を体験しました!
月~金:12 ~ 21時
土日祝日:11~ 20時
定休日:なし
※取材は編集部が独自に行ったものです。
※取材はエトワールレジーナクリニックとのタイアップによるものです。
目、頬部分の細かいシミが気になる。
10代・20代前半まで日焼けをしていたので、その影響によるシミ?
実際の治療の流れと、治療後の経過をレポートしていきますよ!
①カウンセリングで今の肌状態を知る
シミの治療は、実際に受ける前に必ずカウンセリング・問診が必要。
多くの美容クリニックでは、医師の問診とは別にクリニックのスタッフからカウンセリングを受けます。
うかがったクリニックでは、最新のマシンを使った肌のスキャンを体験。
カウンセリングはその結果をもとに行われ、現在の肌の状態を細かく説明してもらえました。
自分のシミがどんなタイプのシミなのか、同年代の人と比べて自分の肌はいいのか悪いのか、などものすごく詳しく分析してもらえます。
治療自体は迷っていても、カウンセリングだけでも受ける価値アリ!と思えるくらい詳しい話が聞けました。
②医師の診断で自分に適した治療を決定
カウンセリングが終わったら、治療について詳しく聞くために医師の問診を受けます。
- 肌の状態について
- 肌状態に適した治療
- 治療のリスク
- 治療の経過
など詳しく説明してもらえますが、別途気になることがあれば質問もできます。
シミの状態によっては、想定とは異なる治療をすすめられることも。
納得して治療を受けるために、問診のタイミングでしっかり質問しておきましょう。
美容医療による治療は、レーザーの照射がメイン。
シミの種類別の適したレーザー治療について、取材にうかがったクリニックの例をもとにいくつかご紹介します。
◆シミのタイプ別レーザー治療例
シミの種類 | 適した治療例 |
---|---|
老人性色素斑 日光性色素版 加齢・日焼け によるシミ |
ピコレーザー (スポット) …シミにピンポイントで照射 |
肝斑 | ピコレーザー (トーニング) …広い範囲に照射 |
そばかす | フォトフェイシャル |
レーザー治療の効果を高めるため、希望に応じて
- ピーリング
- イオン挿入
- 内服・外用薬
などの治療・処方を併せて行うこともありますよ。
③レーザー治療を体験!
治療を希望する旨を伝えたら、後日予約を取っていよいよ治療へ!
今回は、頬のシミがピンポイントで気になるということで、ピコスポットによる治療を行うことに。
※写真はピコレーザー(トーニング)の治療の様子です
レーザーはとくに麻酔などはせず行われます。痛みの感じ方は人によってまちまちですが、痛みで治療を続行できない方はほぼいないとのこと。
照射自体は数分程度、照射後に炎症を抑えるパックを10分ほどつけたらあっという間に治療は終了しました。
施術時間が短いので、仕事帰りなどにも通いやすそうですね。
④レーザー治療後の経過は…?
頬のシミにピコスポットを1回照射してからの経過を2週間追ってみました。
施術前 | 施術直後 |
---|---|
施術直後は、レーザーの刺激で照射部位に赤みと腫れが出ています。
照射部分への刺激を避けるために、照射後はサージカルテープを貼って過ごしていました。
翌日には、赤みも腫れも落ち着いたようです。
施術翌日 | 施術5日後 |
---|---|
だんだんシミの部分はかさぶた状になり、濃く目立って見えるように。
2週間ほど経つとかさぶたがはがれ、照射部分の変化も落ち着きました。
◆施術ビフォーアフター | |
---|---|
施術前 | 施術2週間後 |
編集部員が体験。 (ピコスポット/1回シミ1個(長径1cm未満)¥3,278/リスク:赤み、炎症、やけど) ※施術:エトワールレジーナクリニック表参道院/03-6455-5985 ※効果には個人差があります。 |
ピコスポットの治療に何回で満足するかはシミの状態によって異なりますが、大体1~3回程度が目安。
シミが濃い人ほど、満足するまでに必要な照射回数も増えてくるそう。
クリニックでは、自分のシミにどのような治療を何回ぐらい行うといいのか、予算も含めて相談することができます。
カウンセリングだけなら無料のクリニックも多いので、シミに悩んでいる方は一度話を聞いてみるのがおすすめですよ。
4.シミ消しの気になる疑問解消Q&A
ここからは、シミを消す方法についての気になる疑問をQ&A形式で解説していきます。
ぜひ参考にして、正しい知識でシミ対策を行ってくださいね。
Q1.はちみつや緑茶を塗るとシミが消えるって本当?
A.効果が実証されていないため、あまりおすすめできません。
自宅にあるアイテムで手軽にシミを消す方法として、
- はちみつ洗顔
- 緑茶パック
- レモン汁を塗る
- 米のとぎ汁でピーリング
といった情報を見たことがあるかもしれません。
上記のような食材には、美白有効成分であるビタミンCなどが含まれているものの、お肌への安全性・効果は実証されていません。
肌荒れを起こしてしまっては元も子もないため、こうした方法はなるべく避けるのがベターですよ。
Q2.メイクで綺麗にシミを隠す方法は?
A.以下を参考にベースメイクを行ってみてくださいね。
「メイクでシミがうまく隠せない!」という時は、以下のベースメイクを試してみてくださいね。
①細い筆を使ってコンシーラーをシミにのせる
②スポンジでコンシーラーの輪郭をなじませる
※ 全体をぼかすとコンシーラーが消えるため注意!
③チップを使ってフェイスパウダーをピンポイントに重ねる
また、使用するコンシーラーは
- UVカット効果がある
- 美白成分を配合している
といった特徴のものなら、シミ対策&シミカバーを同時に叶えてくれますよ。
◆編集部おすすめのコンシーラー
※商品は、編集部独自の調査で選定したものです
オンメーキャップ スポッツコレクティング セラム(資生堂)
◇価格:4,620円/4g
※現在生産終了しています。
美白有効成分4MSKを配合したコンシーラー。美容液のような贅沢な処方で、しっかりシミをカバー&ケアできますよ。(医薬部外品)
ご紹介したメイク方法やアイテムも参考にして、理想の美肌を手に入れてくださいね。
5.まとめ
シミを消す方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
シミを消す方法
▶美容医療を受ける
シミの悪化を防ぐ方法
▶4つのセルフケアを心がける
正しい方法でシミ対策を行って、透明感あふれる美肌を目指しましょう。
参考文献:
公益社団法人日本皮膚科学会
日本化粧品技術者会『日本化粧品技術者会(SCCJ)』
日本化粧品技術者会/化粧品用語集
友利新監修『最新版 肌美人になるスキンケアの基本 悩み解消パーフェクトBOOK 素肌美人になる!』(学研パブリッシング)
吉木伸子『正しいエイジングケア事典』(高橋書店)
鈴木一成監修『化粧品成分用語事典2012』(中央書院)
※この記事は2024年10月の情報をもとに作成しています。
【老人性色素沈着】
もっとも一般的に見られる代表的なシミ。
紫外線による皮膚のダメージが主な原因で、長年日光に暴露されてきた顔面や腕、手の甲などにできます。
「老人性」と言っても高齢者のみに見られるわけではなく、早い人では20代で症状が現われることも。
【脂漏性角化症】
老人性疣贅 ( ろうじんせいゆうぜい ) とも。
シミが少し盛り上がったように見えるものですが、わずかに厚みが増した程度~イボのように大きく 出っ張ったものまであります。
また、色も黒いもの、褐色のもの、少し赤くなったもの、肌色のものなど種々。
中でも色が黒く隆起の少ないものがシミの範疇に入ります。
【肝斑】
女性に多い、両頬に左右対称性に広がるシミ。
妊娠・出産をきっかけに現われることがあり、また、日光に当たると悪化するため夏になると色が濃くなる傾向に。
過労やストレス、ある種の薬剤(経口避妊薬、抗てんかん薬などの一部)も症状を悪くする要因です。