「シミを本気で消したいけど、市販の医薬品って効果あるの?」と気になりますよね。
実はドラッグストアで買えるシミ用の医薬品は、シミを本気でなんとかしたい方にぴったりなアイテムなんです。
そこでこの記事では、カスタムライフ編集部による徹底的な調査をもとに、
- シミは市販の医薬品で消えるの?
- 具体的にどの医薬品がシミに効くの?
- 皮膚科でもらえるシミの薬ってどんなもの?
といった、シミを消す医薬品についての疑問をしっかり解消していきます。
本当に効果のある医薬品を選んで、シミに悩まない自慢の美肌を叶えましょう!
▷シミにおすすめの医薬品を先に知りたい方は「3.シミに効く市販薬おすすめランキングTOP3」からチェックできますよ。
なおこの記事では、医学的知識に関して専門家に監修をしていただいています。
※化粧品などの商品掲載箇所は除く

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◆ 院長ブログ:https://ameblo.jp/roppongiskin
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※この記事は2020年12月時点での情報を基に作成しています。
※本記事の「医薬品」に関する内容は一般的な知識であり、効果・安全性を保証するものではありません。医薬品を服用する際は医師・薬剤師へご相談ください。
※掲載する価格は税抜きです。
1.シミは市販の医薬品で消せる?
シミはセルフケアで完璧に消すことは難しいと言われています。しかし、市販の医薬品を正しく選べば、効果的に薄くすることができますよ。
とくに次のようなタイプのシミには、医薬品が有効です。
◆医薬品が有効なシミ
シミを消す医薬品は、こうしたシミの原因となる「メラニン」に肌の内側からはたらきかけてくれますよ。
◆シミができてしまうメカニズム
シミの元であるメラニンは、紫外線などのダメージによって肌内部に生成されます。
正常なお肌は作られたメラニンを自然に排出できるため、シミになりません。
ところが、加齢・乾燥などでターンオーバーが乱れたお肌はメラニンをうまく排出できないため、肌内部にとどまってシミになってしまうんです。
◆シミができるメカニズム
こうした状態のお肌に対し、シミ用の医薬品は
- メラニンの排出をうながす
- メラニンの生成をブロックする
といったサポートをしてくれますよ。
具体的にどんな医薬品を選べばシミを消すことができるのか、次から詳しく見ていきましょう。
2.シミを消す医薬品の選び方
シミに効果的な医薬品は、次の2つのポイントをチェックして選びましょう。
次から、ひとつずつ解説していきますよ。
①美白有効成分を複数配合したものを選ぶ
シミ用の医薬品には、以下のような「シミに効く美白有効成分」が配合されています。これらは、どれか1つだけでなく複数配合されたものがより効果的です。
◆シミに効く美白有効成分と効果
成分名 | 期待できる効果 |
---|---|
L-システイン |
メラニンの排出をうながす |
ビタミンC |
メラニンを無色化 |
トラネキサム酸 |
メラニンの発生をブロック ※ とくに肝斑(かんぱん)に効果的 |
また上記の美白有効成分のはたらきをサポートする成分として、
- ビタミンB2・B6(パントテン酸)
- ビタミンE(トコフェロール)
- ビタミンB3(ニコチン酸アミド)
なども一緒に配合された医薬品を選びましょう。
薬に含まれる主な成分は同じでも、配合量がメーカーによって異なることがあります。
例:
A社…ビタミンCを500mg配合
B社…ビタミンCを600mg配合 など
配合量は多ければ良いとは限りませんが、他の製品と比べて極端に少ない場合、効き目を十分発揮できない場合も。
ひとつの目安として、意識してみてくださいね。
②「医薬品」の表示があるものを選ぶ
シミへの効果が高いものを確実に選びたい場合、パッケージに「医薬品」の表示があるかをチェックしましょう。
こうした表示のないアイテムは正確には「薬」ではなく、サプリや健康食品と呼ばれる商品です。
さらに医薬品には、
- 第2類医薬品
- 第3類医薬品
などの記載があり、これらはシミを「改善」する効能・効果が国に認められているという証明です。
店舗や通販で買える塗り薬の多くは、正確には薬ではなく「医薬部外品」と呼ばれるもの。
医薬品と医薬部外品は、次のように効果が異なりますよ。
- 医薬品…シミを「改善」する
- 医薬部外品…シミを「予防」する
予防と聞くと効果が弱いように感じてしまうかもしれませんが、シミは消すよりも「できないようにする」方がずっと簡単。
シミのない美肌を叶えるには、今あるシミの改善だけでなく徹底した予防も重要なんです。
▷医薬部外品よりも効果的な塗り薬を知りたい方は、記事下部「4.皮膚科で処方されるシミを消す薬とは」をチェック!
次の章からは、編集部おすすめのシミに効く医薬品ランキングTO3をご紹介していきますよ。
※掲載する価格は税抜きです
3.シミに効く市販薬おすすめランキングTOP3
ここでは、
- 美白有効成分を複数配合している
- 実際の愛用者の口コミ評価が高い
といった基準で厳選した、シミに効く市販薬おすすめランキングTOP3をご紹介します。
どれもドラッグストア・通販などで手軽に購入できるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
◆シミに効く市販薬おすすめランキングTOP3
(クリックで各商品詳細をご覧になれます)
※本記事内の口コミは個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
※掲載する商品は、編集部独自の調査で選定したものです。カスタムライフにおけるランキングの付け方に関してはこちらをご覧ください。
1位から、順番に紹介していきますよ。
1位:トランシーノ ホワイトCクリア(第一三共ヘルスケア)
総合評価 : 4.7
成分評価 : 4.6
口コミ評価: 4.8
◆価格:2,600円/120錠
美白有効成分・配合量 |
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第一三共ヘルスケアの「トランシーノ ホワイトCクリア」は、市販薬の中でもとくにシミに効く成分の配合量が多いアイテムです。
たっぷり配合された有効成分が体の内側からメラニンを無色化し、シミを薄くしていきます。
◆愛用者の口コミ
ニキビ跡がシミになりやすいのですが、こちらを服用している間は新しくできてしまったニキビが跡にならず、シミもできませんでした。粒自体はそれほど大きくもなく、飲み込みやすかったです。
他の製品と比べてビタミンCの含有量が多い点に惹かれて選びました。肌の代謝をサポートしてくれるからか、お肌の調子が整います。これからシミにも効いてくれることを期待しています。
本気でシミひとつない肌を叶えたい方に、とくにおすすめの医薬品ですよ。
【商品名】トランシーノ ホワイトCクリア(第3類医薬品)
【メーカー】第一三共ヘルスケア
【価格・内容量】
・1,600円/60錠
・2,600円/120錠
【買える場所】ネット通販、ドラッグストア(店舗一覧)
【成分】
アスコルビン酸(ビタミンC)、L-システイン、コハク酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、ニコチン酸アミド(ビタミンB3)
【添加物】
トウモロコシデンプン、乳糖、セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、マクロゴール、カルナウバロウ
2位:チョコラBBルーセントC(エーザイ)
総合評価 : 4.5
成分評価 : 4.4
口コミ評価: 4.8
◆価格:2,838円/120錠
美白有効成分・配合量 |
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エーザイの「チョコラBBルーセントC」は、長年愛されるチョコラBBシリーズの中でもシミの治療に特化した医薬品。
肌の内側からメラニンにはたらきかけ、シミのない透明感あふれる肌作りをサポートしますよ。
◆愛用者の口コミ
1週間目くらいで顔色が明るくなった気がして、これは!と期待。頬のシミはまだ分かりませんが、額のうっすらしたシミは薄くなってきてるので、この先の変化が楽しみです。
継続して飲んでいますが、以前に比べると目じりのシミが薄くなっているのを実感できました。完全になくなってはいませんが、今後も継続して使用していく予定です。
1日3回飲むのが少し面倒ですが、継続して使用していると気になっていたニキビ跡のシミが少し薄くなってきた気がします。また、疲れた時の栄養補給としても使っています。
血行を促進をサポートするビタミンEも含まれており、「肌のくすみも気になる」という方にぴったりです。
【商品名】チョコラBBルーセントC(第3類医薬品)
【メーカー】エーザイ
【価格・内容量】
・2,838円/120錠
・3,790円/180錠
【買える場所】ネット通販、ドラッグストアなど
【成分】
アスコルビン酸(ビタミンC)、L-システイン、リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、ニコチン酸アミド、コハク酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)
【添加物】
タルク、ヒドロキシプロピルセルロース、酸化チタン、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール
3位:ハイチオールCホワイティア(エスエス製薬)
総合評価 : 4.4
成分評価 : 4.2
口コミ評価: 5.0
◆価格:4,500円/120錠
美白有効成分・配合量 |
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エスエス製薬の「ハイチオールCホワイティア」は、続けやすさにこだわったシミ用の医薬品。
1日2回・飲みやすい小粒の錠剤を2錠服用するだけで、シミ・そばかすをしっかり治して自慢の美肌を叶えてくれますよ。
◆愛用者の口コミ
飲み始めて半年。最初は効果が不明でしたが、3ヶ月目にあごのニキビ跡のシミに変化が。コンシーラーをしてもうっすら見えていたのに今ではしっかり隠れます。消えるまでもう一息!
毎日飲んでいて、なかなか効果を感じられないので飲むのをやめようと思いました。しかし頑張って3カ月間飲み続けたところ、少しずつ頬のシミが薄くなってきたのを実感できるように。またビタミンCが入っているので、体の疲れにも良いようです。
コーティングされた小粒の錠剤で、飲みやすいです。朝夕2回飲めば良いので、サプリメントよりも続けやすいです。継続して使用をしていると、日焼けでできたシミが次第に薄くなったように感じます。
乱れがちな肌のターンオーバーを整えるサポートをしてくれる、頼もしいアイテムです。
【商品名】ハイチオールCホワイティア(第3類医薬品)
【メーカー】エスエス製薬
【価格・内容量】
・1,650円/40錠
・4,500円/120錠
【買える場所】ネット通販、ドラッグストアなど
【成分】
L-システイン、アスコルビン酸(ビタミンC)、パントテン酸カルシウム
【添加物】
無水ケイ酸、セルロース、乳酸Ca、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール、ステアリン酸Ca、タルク、酸化チタン、トウモロコシデンプン、酒石酸、ジメチルポリシロキサン、二酸化ケイ素、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体
シミを消すために試してみたい、ぴったりの医薬品は見つかりましたか?
またシミは改善するためのケアだけでなく、これ以上シミを増やさないための予防ケアも大切ですよ。
そこで次は肌に塗ってシミを予防する、おすすめの医薬部外品を1つご紹介します。
◆番外編:シミを予防する医薬部外品
・薬用 美白クリーム(キソ)
KISO(キソ)の「薬用 美白クリーム」は、肌なじみの良い医薬部外品のクリームです。
- トラネキサム酸:2%
- グリチルリチンサンステアリル:0.1%
など、シミ予防に効果的な成分を配合。
気になる部分をピンポイントで集中ケアして、シミ知らずの美肌へと導きます。
◆愛用者の口コミ
値段が安いのでケチらず使えて良いです。これを使い始めてから新たなシミはできていません。半年ほど使用していたら、頬にシミの目立っていたお肌がキレイになってきました。
肌荒れもとくになく使い心地は◎。そのまま化粧をしたりでかけたりもできるので、スキンケアをしていると言うより日常的なメイクやケアをしている手軽な感覚。美白の効果も期待できるのが良いです。
しっとりしていて、肌になじみます。まだ1本目ですので明らかな効果は分かりませんが、全体的に肌のトーンに自信がもてるように。肌が良くなると自然と表情も明るくなり、周りから「顔色が良くなった」と言われるようになりました。
ニキビの炎症の予防や、ニキビ跡の色素沈着ケアにもおすすめですよ。
【商品名】薬用 美白クリーム(医薬部外品)
【メーカー】KISO(キソ)
【価格・内容量】1,528円/150g
【買える場所】公式通販
有効成分:トラネキサム酸、グリチルレチン酸ステアリル
その他の成分:BG、濃グリセリン、カルボキシビニルポリマ ー、1,2-ペンタンジオール、アルギニン、スクレロチウムガム、 スクワラン、メドウフォーム油、トリエチルヘキサン酸グリセリ ル、セテアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、 ジメチコン、セスキオレイン酸ソルビタン、SEステアリン酸グリセリル、ステアリン酸POE(20)ソルビタン、水添大豆リン脂質、党参抽出物加水分解液、アルピニアカツマダイ種子エキス、油溶性甘草エキス(2)、ウメ果実エキス、ジラ ウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液、ステアロイルフィト スフィンゴシン、天然ビタミンE、フェノキシエタノール
▷シミにおすすめの美白クリームをもっと知りたい方は、別記事「シミ消しクリームおすすめランキング2020|効果&口コミで人気の11選」をチェック!
ここまで店舗や通販で買える市販のアイテムを紹介してきましたが、「もっと本格的な、自分にぴったりのシミ対策をしたい」という方も多いはず。
そこで次の章では、セルフケアよりも効果的な皮膚科で処方される塗り薬について解説します。
4.皮膚科で処方されるシミを消す薬とは
皮膚科では、一人ひとりのシミに最も適した薬を処方してもらえるというメリットがあります。とくに、
- 市販の飲み薬では効果が出なかった
- 確実にシミを薄くしたい
という方には、皮膚科での治療がおすすめです。
皮膚科の塗り薬によるシミ治療には、主に次の2種類の薬が用いられます。
◆皮膚科で処方されるシミを消す塗り薬
薬の名前 | 期待できる効果 |
---|---|
トレチノイン |
メラニンの排出をうながす |
ハイドロキノン |
メラニンの生成を予防する |
皮膚科の処方薬はセルフケアよりも効果的な治療方法と言えますが、完璧にシミを消すことができない場合も。
処方薬で満足のいく効果が出なかった場合は、シミ消しレーザーなど別の治療を検討してみるのも良いかもしれません。
カウンセリングが無料で受けられる皮膚科も多くあるので、まずは医師に相談してみてくださいね。
▷皮膚科のシミを消す薬を先にチェックしに来た方は、こちらから記事上部へ戻ることができます。
次からは、より効果的にシミ対策を行うための豆知識をご紹介します。
5.シミを効果的に消すための3つの豆知識
ここでは、シミに効く医薬品を使うときに役立つ3つの豆知識をご紹介します。
Q1.医薬品はどのくらい続ければシミに効果が出る?
Q2.医薬品の効果を高めるコツは?
Q3.シミができるのは何かの病気のサイン?
ぜひ参考にして、シミのない自慢のお肌を叶えてくださいね。
Q1.医薬品はどのくらい続ければシミに効果が出る?
A.最初の1カ月で様子を見て、2~3カ月は使い続けましょう。
体質やシミの状態によって異なりますが、自分のシミに効くかを判断するにはまず1カ月は服用を続けてみましょう。
1カ月間でお肌に良い変化を感じた場合は、続けて2~3カ月服用するとより効果を実感できますよ。
✔ 発疹・かゆみ・吐き気などの症状が出た
✔ 1カ月使用しても全く効果を感じない
という場合は、医薬品が自分の体に合っていない可能性があります。
こうした場合は服用を中止し、一度病院で医師に相談することをおすすめします。
Q2.医薬品の効果を高めるコツは?
A.紫外線対策を徹底しましょう。
シミの一番の原因は紫外線といっても過言ではありません。
「せっかく薄くなってきたのに、別の新しいシミができた…」と後悔しないためにも、
- 日焼け止めを毎日塗る
- UVカット下地やファンデを使う
- 日傘を常に持ち歩く
など、紫外線対策を徹底しましょう。
Q3.シミができるのは何かの病気のサイン?
A.体の不調のサインとして、シミができる場合も。
シミ・ソバカスができやすい方は、「瘀血(おけつ)」と呼ばれる慢性的な血行不良になっていることも。
瘀血の方はシミだけでなく、冷え性・肩こり・頭痛などが起きやすいのが特徴。改善するには、
- ストレッチや軽い運動をする
- 湯船につかる
- 血行を促進する漢方を服用する
など、血の巡りを良くするケアが効果的です。
こうした積み重ねが、シミの予防にもつながりますよ。
次のような症状がある場合、ただのシミではなく別の病気の可能性があります。
- シミが大きく膨らんできた
- 赤いシミができた
- シミの部分がかゆい
このような場合は、セルフケアを中止して皮膚科で医師に相談してみましょう。
シミの状態や体調などをこまめにチェックしながら、自分に合ったシミ対策を行ってくださいね。
6.まとめ
シミを消すために、試してみたい医薬品は見つかりましたか?
最後にもう一度、今回ご紹介したシミに効く市販の医薬品を以下にまとめました。
1位:トランシーノ ホワイトCクリア
2位:チョコラBBルーセントC
3位:ハイチオールCホワイティア
シミを消して自慢の美肌を手に入れるためにも、正しい知識でぴったりの医薬品を選びましょう!
効果的なシミ対策をもっと知りたい方は、別記事「シミ対策の効果的な方法は?おすすめ美白化粧品&医薬品での改善策」も参考にしてみてくださいね。
頬のシミに悩んだ末、たどり着きました。まだ1本使い切っていませんが、シミが薄くなってきているのを感じます。かなり期待できそうなので、スキンケアと合わせて気長に続けたいです。