「うっかり飲み物をこぼした…」
「服の中に入れたまま洗濯してしまった…」
などといったことで、「クレジットカードが壊れてしまったかも」と不安になっていませんか?
そこでこの記事では、
- カードを濡らしてしまったときの対処方法
- そのほかカードが壊れる可能性のあるシーン
をカスタムライフ編集部が徹底調査し、詳しく解説していきます。
この記事の情報を知っていれば、洗濯や水没時だけでなく、思わぬトラブルも避けることができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
なおこの記事では、クレジットカードに関する知識について専門家に監修を頂いています。※商品掲載欄の一部を除く
資格:1級FP技能士、CFP、DCプランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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※ この記事は2021年1月時点での情報を参考にしています。
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1. クレジットカードは洗濯や水没では壊れない!
まず、結論からいうとクレジットカードは洗濯したり水に濡らしたりしても、それだけで壊れることはありません。
これはそもそも、クレジットカードが水に強い素材でできているためです。
クレジットカードを構成する素材
素材名 | 素材の特徴 |
プラスチック |
|
ICチップ |
|
磁気ストライプ |
|
また、海やプールなどの特殊な水に浸してしまっても、長時間でなければ壊れる心配はありません。
ただし、ドライヤーで乾かすのはNG
ただし、クレジットカードの大部分を構成するプラスチックは、水に強い一方で熱には弱い素材です。
そのため、濡れたからといってドライヤーの温風で乾かしたりすると、
- 溶けてしまう
- 変形してしまう
といった可能性があるので絶対にNGです。
プラスチックは水を吸う素材ではないので、乾いた布を使って表面をふき取るだけで問題ありません。
本当に壊れていないか確認する方法
クレジットカードが壊れているかどうかは、見た目では判断できないので、実際にカードを利用して試すことになります。
しかしこの際、
・ATM
・券売機
といったカードを内部に取り込む機械は使用しないことが無難です。
もし、クレジットカードに異常があった場合、中から出てこなくなったり、機械を壊してしまう可能性があるので注意しましょう。
そのため、機械でバーコードを読み込ませたり、スライドさせて読み込ませたりできる店舗で利用してみましょう。
2. クレジットカードが壊れる可能性のあるシーン
ここまでで、クレジットカードを誤って洗濯したり、濡らしたりしてしまっても大丈夫なことはお分かりいただけたと思います。
では、日常生活の中でクレジットカードが壊れてしまうシーンにはどんなものがあるのでしょうか。
この章では、クレジットカードが壊れる可能性のある4つのシーンについて解説していきます。
反対にこれらを注意すれば、ほとんど壊れる心配はないので、ぜひ覚えてくださいね。
2-1. 磁気を帯びているものに近づける
クレジットカードの磁気ストライプには、個人情報など、カードを利用するにあたって必要なデータが入っています。
磁気ストライプは以下のような、磁力を発生させるものの近くに置くと、壊れて読み込みができなくなる可能性があるので注意が必要です。
- スマホ、パソコン
- テレビ、ラジオ、スピーカー
- 車の鍵、カードキー
また、クレジットカードの磁気ストライプ部分同士を重ねて保管するのも、磁気不良を起こす原因になるので避けましょう。
2-2. 膨らんだ財布の中で保管する
クレジットカードは、長時間同じ力がかかる状態で保管すると変形してしまいます。
そのため、膨らんだ財布の中で保管すると、カードが曲がってしまう恐れがあるので注意しましょう。
一度曲がったカードを元に戻すことは難しいので「3-2. カード会社に連絡し再発行してもらう」で解説している、再発行手続きをする必要があります。
2-3. 高温になる場所に置く
前章で解説した通り、クレジットカードは熱に弱い性質があるので、高温になる場所に置くのは避けましょう。
特に、日常生活で注意したい場所は「自動車の車内」です。
季節ごとの車内温度
調査日 | 外気温 | 車内 最高温度 |
2007年4月26日 | 23.3℃ | 48.7℃ |
2012年8月22日 | 35℃ | 57℃ |
2006年10月17日 | 26.8℃ | 47.9℃ |
上記のように、自動車の車内は夏場に限らず高温になりやすく、長時間放置するとプラスチックが熱で変形してしまいます。
もちろん、防犯上の理由でも車内に放置するのは望ましくないので、必ず携帯するようにしてくださいね。
2-4. ステッカーやシールを貼る
クレジットカードにステッカーやシールを貼ることも避けるべきです。
貼られた状態のカードをATMや券売機で利用すると、機械の中ではがれて、
- 詰まって出てこなくなる
- 機械が壊れてしまう
といった恐れがあり、そのままクレジットカードも変形して壊れてしまう可能性があります。
また、カードが壊れてしまうだけでなく、機器の修理代を請求される場合もあるので注意しましょう。
3. クレジットカードが壊れてしまった場合の対処方法
この章では、クレジットカードが万が一壊れてしまったときの、3つの対処方法を解説します。
それでは順に見ていきましょう。
3-1. 処分する際はしっかりと裁断する
クレジットカードは実店舗で使えない状態でも、番号さえ分かればネット通販の決済に利用することができます。
そのため、そのままの状態で捨てると不正利用される可能性があるので、必ず細かく裁断して処分するようにしましょう。
また特に、
- ICチップ
- 磁気ストライプ
には個人情報も入っているので、情報漏洩防止のために入念に裁断してくださいね。
シュレッダー利用が一番ですが、持っていない人はハサミで2つに切って処分しましょう。
その場合はICチップの個所にもハサミを入れるとより安全ですよ。
3-2. カード会社に連絡し再発行してもらう
壊れてしまったカードと同じものを今後も使いたい方は、カード会社のサポートデスクに連絡をして再発行の手続きをしましょう。
※ カード会社によっては1,000円前後の手数料がかかりますが、経年劣化などであれば手数料は不要です。
ただ、再発行するとカード番号こそ以前と同じですが、
- 有効期限
- セキュリティコード
は原則変更されるので、公共料金やネット通販の支払いに利用している場合は、登録内容を修正する必要があるので注意しましょう。
有効期限が迫っていればわざわざ再発行しなくてもOK
手続き終了後、実際に再発行されるまでに通常2週間程度、長くて3週間の日数がかかります。
一方で、クレジットカードは有効期限が近付くと、自動的に更新後のカードが簡易書留で送られてきます。
※ 支払いに遅延があったりなどの問題がある場合は除く。
そのため、有効期限が迫っている場合、他に使えるクレジットカードがあるのであれば、わざわざ再発行手続きをする必要はありません。
3-3. すぐに使いたい場合は即日発行のカードを作る
前述した通り、クレジットカードは壊れてしまっても再発行が可能です。
ただし中には、
- 海外旅行を予定している
- 直近で高額の買い物をする予定がある
といった事情で、いち早くクレジットカードが必要な方もいるかと思います。
そういった方は、最速当日に手に入る「即日発行のクレジットカード」を作るのがおすすめですよ。
即日発行のクレジットカードについては以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事では、即日発行する際の流れや、即日発行できるおすすめカードをご紹介しています。
4. まとめ
いかがでしたか? もう一度、この記事でご紹介した内容についてまとめます。
- 水に強い素材なので基本的に壊れない
- 熱に弱いのでドライヤーで乾かすのはNG
カードが壊れる可能性のあるシーン
壊れてしまった場合の対処方法
また、カスタムライフでは以下の記事でおすすめのクレジットカードもご紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
この記事では、2019年おすすめのクレジットカードやカードに関する基礎知識をご紹介しています。
この記事の参考情報
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