仕事で毎日着用するビジネスシューズは、案外よく見られているもの。
履き心地が良くさらに見た目もばっちり決まる、納得の1足を選びたいですよね。
今回はビジネスシューズを選ぶ際に気をつけるべきポイントをぎゅっと絞ってご紹介します。
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※この記事は2024年8月時点の情報をもとに作成しています。 ※記事内の価格は記載がない限り全て税込み価格です。 ※本記事で紹介しているブランド/商品はPR商品を含みます。 |
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1. ビジネスシューズは「黒色」「茶色」が定番
一般的にビジネスシューズとは、スーツに合わせる黒か茶色の革靴のことを指します。
黒のビジネスシューズがあればまず困ることはありませんが、茶色のものも用意できればグレーやネイビーのスーツともよく合い、お洒落の幅が広がります。
形には先が丸い「ラウンドトゥ」と先が長い「ロングノーズ」がありますが、現在はラウンドトゥの方が主流です。
紐の有無ですが、ビジネスシューズとして履くならまずは紐付き(レースアップシューズ)のものを用意しましょう。
2. スーツに合わせるビジネスシューズの種類
2-1. 内羽根式と外羽根式
革靴は内羽根式と外羽根式の2つに大きく分けることが出来ます。
【内羽根式】
羽根(靴ひもを通す穴の開いた革)が甲の部分前方に滑り込んだもので、甲の部分と一体化しています。
羽根が開かないため紐の締め付け調整がしにくいですが、見た目がスッキリと上品な印象があります。
落ち着いた印象を与えたい方やフォーマルシーンに向いています。
【外羽根式】
羽根が外側に開き、甲部分に乗ったものを指します。
着脱が簡単で、フィット感の調節もしやすいことが特長です。
そのため疲れにくく、活動的な場面での使用に適しています。
2-2. 定番のデザイン5つ
・ストレートチップ
つま先に横一文字の切り替えが入ったデザイン。
切り替え部分に穴飾り(メダリオン)のあるものとないものがあります。
紐付きの革靴の中で最もフォーマル度が高く、ビジネスマンならまず持っておきたい一足です。
・ウイングチップ
つま先にW字形で翼のような切り替えが入ったデザイン。
多くはメダリオンが施されます。
クラシックな雰囲気を演出するのにぴったりです。
・プレーントゥ
呼び名の通り、つま先に飾りがないシンプルなデザインです。
ドレスシューズの基本で、最も応用が利きます。
シンプルなデザインのため、フォルムや革の善し悪しが見極め所になります。
・ホールカット
一枚の革だけで作られる靴です。
底以外の部分に継ぎ目を作らず甲全体を包むように作られるため高度な技術が必要とされます。
装飾がないため、上品な印象を与えることができます。
・モンクストラップ
モンクとは修道士の意味で、修道士が履いていた靴を原型としたデザインです。
ストラップは一つのものと二つのものがあります。
実際にはストラップを外すことはなく、スリップオンとして簡単に着脱することができます。
紐なしタイプの中で唯一ビジネスシューズとして認められている靴です。
3. ビジネスシューズを選ぶ手順
3-1. サイズ
・足長
一般的に足のサイズと言われるもので、かかとの一番出た所から一番長い指の先までの長さを指します。
・エジプト型:親指が最も長い
・ギリシャ型:人差し指が最も長い(日本人に一番多い)
・スクエア型:全てほぼ均一の長さ
どの足の形でも、足長は変わらずかかとから一番長い指先までです。
・足幅
足の親指の付け根から小指の付け根までの長さです。
・足囲(まわりサイズ)
足の一番広い部分の親指の付け根と小指の付け根を取り巻く長さです。
自分の足に合う靴選びには、まず足の形、足幅、足囲のサイズを知ることがスタートとなりますので、覚えてくださいね。
3-2. フィッティングポイント
サイズを測った後は、実際に足にあった靴を選ぶためのフィッテングポイントを確認しましょう。
1. つま先に余裕はあるか
2. 靴の幅と、指の曲がる位置はあっているか
3. 土踏まずはフィットしているか
4. くるぶしが履き口に当たっていないか
5. かかとやアキレス腱が圧迫されていないか
これらの5つのポイントを押さえると、あなたの足に合い、疲れにくい靴を選ぶことができます。
3-3. 一足にかける価格の目安
ビジネスシューズの価格帯は広く、1万円台で買えるものから10万円以上のものまで存在します。
サラリーマンのビジネスシューズの予算は1万5千〜2万円台が多いです。
多少お金がかかっても、丈夫な靴を数足用意してローテーションすれば5年以上使うこともできます。
納得できる作りの靴を選ぶには、3万円をひとつの目安に靴をすると良いでしょう。
4. 靴の履き心地を決める「底付け」の製法
普段は底付け製法まで気にかけることは少ないかもしれませんが、靴の履き心地・見た目を左右します。
4-1. グットイヤーウェルテッド製法
"履くほど足に馴染み、履き心地がよくなる"
甲部と靴底を、帯状の革を介して縫い付ける製法です。
伝統的な製法で、履き込むほど足が靴底に沈み、足に馴染んできます。
靴底の交換が効くため、長年愛用することが出来ます。
・靴べらを使用して履くこと
・定期的にお手入れすること
4-2. マッケイ製法
"軽量で、足元を上品に演出"
甲部と中底、本底を一気に縫い付ける製法です。
イタリア靴に多く、底を薄くできるため軽量で反りがよくなります。
見た目もすっきりとした印象に仕上がります。
5-3. セメンテッド製法
"低価格だが耐久性も低い"
甲部と靴底を接着剤で貼付ける製法で、大量生産、低価格帯の靴に多く見られます。
軽量性に優れますが、耐久性が低く靴底の交換も出来ないため、長く愛用するには不向きです。
5. 知っておきたい靴底の種類
5-1. レザーソール
・通気性が高い
・ファッション性が高い
・弾力性が高く、反りが良い
・滑りやすい
・耐水性、耐久性が低い
・手入れ、リペアが必要
革のみで作られたレザーソールは、ドレッシーな雰囲気を出すことができます。
オフィス勤務の方、フォーマルに使いたい方におすすめです。
5-2. ゴムソール
・耐久性に優れ、長持ちする
・歩きやすく実用性が高い
・雨でも滑りにくい
・見た目もフォーマルな印象
・通気性が低い
・クッション性が低く、反りにくい
多くのビジネスシューズで使用されているのがこのゴムソールです。
見た目はレザーソールに近いものも多く、実用性と見た目を兼ね備えたバランスの良い靴底です。
耐久性があるので外回りの営業マンにもおすすめです。
ほか、革靴の靴底の種類はこの他に「クレープソール」「スポンジソール」「ラグソール」などがあります。これらはジャケット向きのため、堅いビジネスシーンでは選ばない方が無難でしょう。
6. まとめ
ビジネスシューズの選び方はイメージして頂けましたでしょうか。この記事をお供に、ぜひお気に入りの一足を見つけて下さいね。
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