社会人経験を積み上げていく中で、さまざまな理由で転職を考えたことがある20代の方も多いと思います。
しかし、いざ転職しようとなると、
「20代で転職って早いかな?」
「そもそも転職活動ってどうやれば良いの?」
というような疑問が出てきますよね。
そこで今回は20代の転職事情についてピックアップ。
・20代の転職成功者の体験談
・20代の転職成功者から学ぶ成功の秘訣
・20代の転職で役立つおすすめ転職サイト
などをご紹介します。
これを読めば、20代での転職ですべきことがわかるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(※この記事は、2019年10月時点での情報を参考にしています。)
Outline
1. 20代の転職に悩んでいる方が知っておくべきこと
人間関係や社風、毎日の残業などさまざな理由から転職を考えてるけど、「本当に今転職してもいいのかな?」と悩んでいる20代の方は多いと思います。
結論から言うと、転職は20代のうちにするべきです。
なぜなら、他の年代と比べて圧倒的に転職しやすく成功する確率が高いからです。
そこで、この章では「なぜ20代が転職しやすいか」の理由と、20代前半と後半での転職事情をそれぞれ解説します。
20代が転職成功しやすいと言っても、「本当にこんな理由で転職していいのかな?」と不安がある方は「みんなの仕事辞めたい6つの理由と実際に辞めた人の成功&失敗体験談」をご覧ください。
1-1. 20代は大きな実績がなくても転職できる
20代は大きな実績がなくても、転職成功のチャンスは十分にあります。
なぜならば、転職市場において、20代の転職希望者は、仕事に対する「情熱」や「ポテンシャル」などが重要視されるからです。
また、入社後「即戦力」としてではなく、将来的に会社の中枢で働いてもらうため、入社後しばらくは「教育の期間」を設けてもらえます。
一方、30代を越えると、第一にプレイヤーとしての「即戦力性」を求められ、それまでの社会人経験で培ったスキルやキャリアが、採用に大きく関わってきます。
つまり、30代以降の転職希望者は、選考過程で「力不足」と判断された場合、ポテンシャルをあまり加味されず、不採用にされてしまう可能性が高くなってきます。
そのため、転職成功の確率を上げる意味でも、20代のうちに転職することを選択肢の一つとして考えておきましょう。
1-2. 20代前半は「第二新卒向け」の求人に応募できる
新卒から3年以内の方ならば、「第二新卒」として転職活動を行うことができます。
「第二新卒」という言葉に明確な定義はありませんが、一般的には「一度就職したものの3年以内に離職、転職活動を行っている若手求職者」を指す場合が多いです。
第二新卒の方は、社会人経験をある程度積んでおり、名刺交換や電話対応などの、ビジネスマナーを習得しています。
さらには、社会人経験はまだ浅い一方で以前の会社の社風に染まっておらず、転職先の企業に馴染みやすいという柔軟な適応力を持ち合わせているのが強みです。
そのため最近は、新卒よりも育成のコストが掛からない「第二新卒」を積極的に採用する企業が増えているので、20代前半の方は「第二新卒向け」の求人に応募するようにしましょう。
「第二新卒での転職を成功させるための知識とおすすめの転職サイト8選」
1-3. 20代後半は「キャリアアップ転職」を狙える
20代後半になると、マネジメント業務に携わったり、役職が上がったりして、社内でのキャリアやスキルが高い方が増えていきます。そのため、
「現職よりも給与が高いところが良い」
「社内の上級職に就きたい」
といった転職の条件がある場合は、キャリアアップできる求人を狙うのがおすすめです。
もちろん「キャリアアップ転職」には、相応のスキルやキャリアが必要になりますが、20代のうちはまだまだポテンシャルも加味してもらえるので、積極的にチャレンジしましょう。
ポテンシャルをアピールする方法は、「2-3. 20代の転職成功者は『将来のキャリアプラン』をアピールしている」でご紹介しているぜひ参考にしてください。
「26歳での転職成功者から学ぶ成功の秘訣と転職で使いたいサイト6選」
2. 20代で転職を成功させた方の体験談と成功の秘訣
この章では、実際に20代で転職を成功させた方の体験談と、そこから導き出せる成功の秘訣をご紹介します。
転職活動を始めたいけど「何をしたらいいんだろう?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
2-1. 20代の転職成功者は「仕事を続けながら」転職活動をしている
転職活動には思っているよりも多くの時間が必要です。
そのため、「一度仕事を辞めてから転職活動をはじめよう」と考えている方もいらっしゃると思います。
ただ、それは大きな間違いです。
上記の体験談でも分かる通り、実際に20代で転職を成功させた方の多くは、仕事を続けながら転職活動を進めています。
これが20代の転職を成功に導くための1つ目の秘訣です。
なぜ、仕事を続けながらの転職活動が良いかというと、
・毎月安定した収入があるので経済的な焦りがない
・精神的にもゆとりが生まれ満足のいくまで活動ができる
・たとえ不採用が続いたとしても失業の恐れがないので安心
などの理由が挙げられます。
特に、20代のうちは給与も低く、収入が全くない状態で転職活動を行うことは困難です。
また、うまく活動が進まない時期が続けば、精神的な焦りが出てきてしまい、納得のいかないような採用条件で就職してしまうこともあります。
さらに、職歴に空白期間が続くと、書類選考や面接の際にマイナスポイントとされてしまうことが多いです。
そのため、上記のような事態に陥らないようにするためにも、仕事を続けながらの転職活動をおすすめします。
2-2. 20代の転職成功者は「転職サイト」を利用している
20代で転職を成功させた方の多くが利用していたのは「転職サイト」でした。
転職サイトとは、正社員の中途採用情報が掲載されたウェブサイトのことです。
そんな転職サイトをなぜ利用するのが良いかというと、
・求人情報の確認から応募まで自ら行うので、ミスマッチが起こりにくい
・応募した企業と直接やり取りができるので、円滑に進めることができる
上記のようなメリットのほか、スマートフォンやパソコンがあれば、求人探しから企業担当者とのやり取りまで、時間と場所を選ばずに転職活動をすることができるからです。
「2-1. 20代の転職成功者は『仕事を続けながら』転職活動をしている」でご紹介しましたが、まだキャリアの浅い20代の方は、経済面の不安や職歴に空白期間が空くのを防ぐため、仕事を続けながら転職活動することをおすすめします。
そのため、限られた時間で効率的な転職活動ができる「転職サイト」の利用が転職成功の秘訣になります。
「転職サイトおすすめランキング|転職者100人から学ぶ成功の秘訣」
2-3. 20代の転職成功者は「将来のキャリアプラン」をアピールしている
上記の体験談でも分かる通り、20代で転職を成功させた方は、面接の際、今後自分がどういった成果を上げられるか、どういったキャリアを築きたいかをしっかりアピールしています。
それを具体的にいえば、
・当時の自分に足りなかったこと
・今後どのように頑張っていくつもりか
・将来どのようになりたいかの明確なビジョン
などがポイントとして挙げられます。
アピールする流れとしては、まず前職を退職してしまった理由や当時の自分に足りなかったものを説明します。
その後、将来どのように頑張っていくつもりか、将来どのようになりたいかを明確に説明しましょう。
そうすることで、客観的に自分分析できている、と企業に評価してもらいやすいです。
以上のことから、転職を成功させるならば、面接前にきちんと「自己分析」をして、将来のキャリアプランをアピールするようにしましょう。
3. 20代の転職を成功に導くおすすめ転職サイト3選
「2-2. 20代の転職成功者は『転職サイト』を利用している」で説明しましたが、20代の転職成功者が多く利用しているのは「転職サイト」です。
今回はそんな転職サイトを「使いやすさ」と「求人数の多さ」を軸にランキング形式でご紹介します。
実際に20代で転職を成功させた方も多く使っていたサイトですので、これから転職活動を始めるという方は、まずは登録だけでも済ませておくことをおすすめします。
1位:リクナビNEXT
「リクナビNEXT」は、求人業界NO.1の知名度を誇る株式会社リクルートが運営する転職サイトです。
常時取り扱っている求人数は業界トップクラスで、毎週2回(水、金曜日)の新着求人の更新で、常に豊富な求人情報が揃っています。
・企業から直接オファーが届く「スカウト機能」
・自身の強みが短時間で簡単に見つかる「グッドポイント診断」
・転職活動を成功に導くための情報が詰まった「転職活動ノウハウ」
など、他にもあなたの転職活動をサポートするコンテンツが豊富に用意されています。
登録も簡単3ステップなので、ぜひ登録しておきたいサイトです。
【サイト名】リクナビNEXT
【運営会社】株式会社リクルート
2位:マイナビ転職
大手人材広告企業である株式会社マイナビが運営する日本最大級の転職サイト「マイナビ転職」です。
常時取り扱っている求人数は業界トップクラス、毎週2回(火、金曜日)の新着求人の更新で、常に新しい求人情報が豊富に揃っています。
求人情報だけではなく、転職を成功に導くための「転職ノウハウ」、あらかじめ情報を登録するだけで直接オファーが届く「スカウトサービス」、面接前に自信をつけることができる履歴書添削サービス「転職MYコーチ」など、あなたの転職活動を支援するサービスが魅力です。
マイナビ転職への登録も約1分と簡単で、FacebookやYahoo!JAPANのアカウントでも登録できるので、転職を考えているのであれば、まず最初に登録をしたいサイトです。
【サイト名】マイナビ転職
【運営会社】株式会社マイナビ
3位:doda
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サイト「doda」。
転職活動の準備から内定までのノウハウが詰まった「転職成功ガイド」、自分の強みや弱み、仕事への適正が約10分ほどで分かる「キャリアタイプ診断」など、転職活動を成功させるコンテンツが揃っています。
また、定期的に開催される合同企業説明会「doda転職フェア」は、転職活動中の方はもちろん、転職活動前の情報収集にも活用できます。
【サイト名】doda
【運営会社】パーソルキャリア株式会社
4. 20代の転職に関するQ&A
ここまで20代の転職事情について解説してきましたが、まだまだ不安に思っていることや疑問などがあると思います。
ここでは特に気になっている方の多い3つの疑問について解決していきます。
Q1. 企業の情報ってどうやって集めればいいの?
A. 企業HPや転職口コミサイトを使い情報を集めよう。
転職サイトで良い求人、応募したい求人が見つかった場合、まずはその企業のHPを見てみましょう。
企業HPでは会社概要や事業内容など、基本的な情報が手に入ります。
さらに詳しい情報を集める場合は、「転職口コミサイト」を利用しましょう。
転職口コミサイトでは
・仕事のやりがい
・実際の会社の社風
・会社に対する愚痴や不満
などの情報が手に入ります。
求人情報、企業HPと違い、実際の従業員の目線で書かれているのが転職口コミサイトの魅力です。
「転職口コミサイトの信憑性は?|信頼できる情報を見つける3つのコツ」
Q2. 毎回書類選考で落とされてしまいます・・・
A. 転職エージェントの利用も考えてみよう。
転職サイトで良い求人を見つけ応募しても、書類選考の段階で不採用になってしまう。
このように転職活動を始めても、書類選考で苦戦するという方も多いはずです。
そんな方は「転職エージェント」を利用してみましょう。
転職エージェントとは、キャリアアドバイザーと呼ばれる転職支援のプロが、転職相談から、企業紹介・面接の設定、給与交渉に至るまでサポートしてくれるサービスのことです。
転職活動の中で不安がある方は、転職エージェントに登録し、このような手厚いサポートを受けた方がスムーズに活動ができる場合もあります。
ただ、目的が明確でない場合、自分に合った求人に出会えない場合もあるため、明確な目的がない場合は、転職サイトを利用しましょう。
「転職エージェントおすすめランキング|転職成功者100人の評判比較」
Q3. 面接で思うようにアピールができません。
A. まずは面接官の質問の意図を汲み取ることが大切です。
まず最初に知ってもらいたいことですが、面接官がする何気ない質問にも必ず意図があります。
例えば面接では必ず聞かれる質問の「志望動機」の場合、これは単純に志望動機が知りたいということ以外に、
・あなたが応募先の企業の事業内容、職務内容をよく理解しているか
・面接前に下調べして、しっかり企業を理解した上で答えているか
ということをチェックしています。
「前職での実績を知りたい」という質問は、
・等身大の自分を客観的に把握できているか
・その実績はどうやって生まれたのか
ということをチェックしています。
このように、面接官はどんな質問にも何かしらの意図があり質問をしています。
質問に直感で答えるのではなく、面接官の視点でも考えてから答えることが、面接での効果的なアピールに繋がります。
「面接で聞かれる長所と短所に隠された意図とは|本番で使える回答10例」
5. まとめ
今回は、20代で転職するかべき悩んでいる方のために、20代の転職事情と実際の体験談を交えた転職成功の秘訣をご紹介しました。
20代の転職では、
・仕事を続けながら転職活動を行う
・転職サイトを利用して時間を有効活用する
・「将来のキャリアプラン」をアピールする
ことが大切です。
ぜひ、この記事を参考にして20代での転職を成功させてくださいね。