「第二新卒の転職」って聞くとどんなイメージですか?

「応募先の企業を探すのも大変そう・・・」
「そもそも第二新卒と既卒って何が違うの?」

第二新卒は満足のいく就職活動、成功するのが難しい、それ以前に第二新卒ってどのような状態をいうの?など、そんなイメージなどありませんか?

しかし、実際には「第二新卒」の求職者は需要が高く、求人数も多いんです。

そこで今回は「第二新卒とは」といった基本をはじめ、第二新卒の転職を成功させる秘訣などを解説していきます。

転職活動に欠かせない転職求人サイトもご紹介いたしますので、第二新卒で転職について悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。

(※この記事は、2019年10月時点での情報を参考にしています。)

1.第二新卒が転職を始める前に

1-1. 「第二新卒」とは

そもそも「第二新卒」とは何かをご存知ですか?

第二新卒という言葉にこれといった定義はありませんが、一般的に「一度就職はしたものの3年以内に離職、転職活動を行っている若手求職者」という表現をする場合が多いです。

よく間違われる第二新卒と既卒との違いですが、簡単に説明すると、「既卒」とは一般的に「学校を卒業後、一度も就職をしていない人」を指しますので、

・第二新卒は「卒業後、就職したものの離職、再度転職活動を行っている人」
・既卒は「卒業後、一度も就職していない人」

と覚えましょう。

また、第二新卒、つまり3年以内に離職する人の割合は3割を超えており、年々増加傾向にあります。

1-2. 第二新卒の強みと弱みを知ろう

第二新卒とは「一度就職はしたものの3年以内に離職、転職活動を行っている若手求職者」ということは理解できたかと思います。

短期間での離職となると、やはり周りからのイメージはマイナスなものが多いと思われがちですが、実はそうではありません。

次に、第二新卒の転職における強みと弱みについて解説します。

  • 第二新卒,転職

最初に第二新卒の転職における強みですが、

・新卒にはない社会人としてのビジネスマナーを学んでいる
・社会人としての経験が短いため柔軟で適応力がある

ということが挙げられます。

仕事内容にもよりますが、ある程度の社会人経験を積むと、ビジネスの基本であるビジネスマナー等はある程度学んでいるかと思います。

挨拶や電話応対などのマナーは実践でないとなかなか身に付けることが難しいので、新卒よりも育成の手間や予算が掛からないので、採用側にとってはメリットがあります。

さらに社会人経験が短いということは、それだけ以前の会社の社風に染まっておらず、転職しても会社に馴染みやすい、柔軟で適応力があるということになります。

次に、第二新卒の転職における弱みですが、

・前職を短期間で辞めてしまった経歴がある
・採用側に「またすぐに辞めてしまうのでは」という不安がある

ということが挙げられます。

第二新卒だけの話ではないですが、前職を短期間で辞めてしまった経歴は転職をする上ではマイナスイメージになります。

しかし、これは第二新卒全員に同じことが言えるので、この弱点を払拭させるポイントは「同じ失敗を犯さないように、どうして短期間で退職してしまったかの原因、自分の失敗等を追求し改善する」ということが大切です。

これらを上手く伝えることができるのなら、マイナスなイメージも払拭でき、魅力的な人物という評価を受けることができます。

これらを踏まえ、まずは前職を退職した理由や失敗等を振り返り、どうしたら次に活かせるかということを考えましょう。

1-3. 第二新卒の需要は年々増加傾向にある

第二新卒の転職における強み、弱みは理解できたかと思います。

新卒にはない社会人経験がありマナーを学んでいる、柔軟で順応力がある第二新卒の需要ですが、年々増加傾向にあります。

第二新卒自体の需要の増加に伴い、転職市場では「第二新卒歓迎」の求人も増えています。

転職サイトにもよりますが、職種等の条件を指定せず第二新卒歓迎の求人だけを検索すると、求人数が約5,000件を超える転職サイトも複数あります。

さらに、20代や第二新卒向けの転職支援サイトも存在するなど、転職市場における第二新卒の需要の高さを理解できたかと思います。

転職活動を成功させたい、満足のいく就職先を見つけたいという方は、ぜひ転職サイトを活用しましょう。

2.第二新卒の転職を成功させるには

2-1. 前回の失敗を繰り返さない

  • 第二新卒,転職

第二新卒の転職活動に限ったことではないですが、転職活動をする上で大切なのは、前回の失敗を繰り返さないことです。

前職を退職した理由はさまざまかと思いますが、多くの場合は就職した会社が合わなかった等のミスマッチが原因だと思います。

そしてミスマッチが起きた主な原因は「就職活動時に自己分析が甘かった」、「企業分析が不十分であった」ためだと思います。

第二新卒で転職活動を成功させたいのであれば、まずは前回の就職活動での失敗を振り返りましょう。

ミスマッチが起きた原因がどこにあるのかを分析、同じ失敗を繰り返さないよう、その失敗をどう活かすかを考えましょう。

将来どんな働き方をしたいのか、今の自分のスキルや経験を振り返り、今後のミスマッチをする確率を減らすためにもじっくり考えるようにしましょう。

2-2. 転職サイトの募集要項をよく確認しよう

  • 第二新卒,転職

1-3. 第二新卒の需要は年々増加傾向にある」では、転職サイトには第二新卒歓迎の求人もたくさんあるので、こまめに確認をするようにしましょうと伝えましたが、これには注意点もあります。

それは、「第二新卒歓迎」の求人でも業界・職種未経験者は採用していない場合もあるということです。

例として「リクナビNEXT」で第二新卒歓迎の求人数を検索したところ、「5,352件」表示されましたが、ここに「業界未経験歓迎」と「職種未経験歓迎」を追加し検索をすると「3,633件」となります。

この検索で減った「1,719件」の企業は業界や職種が未経験な第二新卒ではなく、前職でその業界や職種を経験している第二新卒を採用したいという企業かもしれないということになります。

このように第二新卒の求人では、前職も同じ業界、職種で働いていた第二新卒を採用したい、未経験者は採用しないという企業も多くあるので、必ず事前に確認をするようにしましょう。

2-3. 活動する前の準備を怠らない

  • 第二新卒,転職

これも第二新卒の転職活動に限ったことではないですが、転職活動を始める前に履歴書や職務経歴書など、しっかりと自分をアピールできる準備をしておきましょう。

まず履歴書を作成する上でのポイントは、しっかりとした志望動機、仕事に活かせる強みを持っているか、またそれを意識した自己PRを考え書くことです。

職務経歴書を作成する上でのポイントは、自分の経歴や活かせるようなスキルなどをわかりやすく、うまくまとめて書くことです。

また、どちらにも言えることですが、必ず丁寧な字で書くことを心掛けましょう。

履歴書と職務経歴書を郵送で受け取る企業も少なくありません。

そういった企業の場合、その送られてきた書類があなたの第一印象になります。

丁寧な字で書くことで意欲がより伝わり、第一印象も良く映ります。

転職活動を始める前に、時間を掛け丁寧に履歴書や職務経歴書を作成するのがおすすめです。

3.第二新卒の転職におすすめの転職サイトBEST3

1-3. 第二新卒の需要は年々増加傾向にある」で説明しましたが、第二新卒の転職を成功させるために活用したいのが転職サイトです。

今回はそんな転職サイトを、「第二新卒の求人数の多さ」と「使いやすさ」を軸にランキング形式でご紹介したいと思います。

1位:リクナビNEXT

「リクナビNEXT」は、求人業界No.1の知名度を誇る株式会社リクルートが運営する転職サイトです。

こちらも常時取り扱っている求人数は業界トップクラスで、もちろん第二新卒向けの求人情報も豊富に揃っています。

経歴や条件を登録するだけで企業、転職エージェントから直接オファーが届く「スカウト機能」、あなたの強みが短時間で簡単に見つかる「グッドポイント診断」、転職活動を成功に導く情報が詰まった「転職活動ノウハウ」、他にもあなたの転職活動をサポートするコンテンツが豊富に用意されています。

簡単3ステップで登録ができるので、第二新卒で転職活動を始めるという方はまず登録しておきたいサイトです。

サイト詳細

サイト名】リクナビNEXT
運営会社】株式会社リクルート

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2位:マイナビ転職

大手人材広告企業である株式会社マイナビが運営する日本最大級の転職サイト、マイナビ転職です。

常時取り扱っている求人数は業界トップクラス、もちろん第二新卒向けの求人情報も豊富に揃っています。

転職を成功に導くための「転職ノウハウ」や、自身の情報を登録しておくだけで直接オファーの届く「スカウトサービス」、面接前に自信をつけることができる履歴書添削サービス「転職MYコーチ」など、あなたの転職活動を支援するサービスが強みです。

登録も1分で簡単、さらにFacebookやYahoo!JAPANのアカウントでも登録できるので、第二新卒の転職を考えているならば、まずは最初に登録したいサイトです。

サイト詳細

【サイト名】マイナビ転職
運営会社】株式会社マイナビ

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3位:エン転職

エン・ジャパンが運営する日本最大級の求人情報数を誇る転職サイト、エン転職です。

登録して待っているだけで届く「スカウトサービス」、応募した企業の面接内容が事前に届く「面接対策レポート」、積極採用企業の求人や社員、元社員による口コミ付きの求人など、独自のサービスであなたの転職活動を支援しています。

入社後のフォローもしっかりしており、第二新卒の方も安心して転職活動を始められるサイトです。

サイト詳細

サイト名】エン転職
運営会社】株式会社エン・ジャパン

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4.転職活動で使いたいおすすめサイト5選

3.第二新卒の転職におすすめの転職サイトBEST3」では、「第二新卒の求人数の多さ」を軸に転職サイトをご紹介しました。

次に、惜しくもランキングからは漏れましたが、おすすめのサイトを5つご紹介します。

マイナビジョブ20's

マイナビジョブ20'sは、大手人材広告企業である株式会社マイナビが運営する20代のための転職支援(人材紹介)サイトです。

第二新卒の転職情報はもちろん、20代の転職活動の進め方から内定を貰うまでのノウハウを詰めた「20代の転職HOWTO」、プロのキャリアアドバイザーがまとめた20代の転職活動の参考になる「必読!プロの声」など、転職活動を成功に導くためのコンテンツが豊富に用意されています。

サイト詳細

サイト名】マイナビジョブ20's
運営会社】株式会社マイナビワークス

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doda

「いい転職が、未来を変える。」をスローガンに掲げるパーソルキャリア株式会社が運営する転職サイト、dodaです。

第二新卒向けの豊富な求人情報はもちろん、転職活動の準備から内定までの転職活動のノウハウが詰まった「転職成功ガイド」、自分の強みや弱み、仕事への適正が約10分ほどでわかる「キャリアタイプ診断」など、転職活動を成功させるコンテンツが揃っています。

サイト詳細

サイト名】doda
運営会社】パーソルキャリア株式会社

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はたらいく

全国の豊富な求人・転職情報から地元の仕事が検索できる転職サイト、はたらいくです。

人と接する仕事、安定して働ける仕事、働きがいのある仕事など、さまざまな仕事観から求人を探せる検索機能をはじめ、仕事観診断、転職ノウハウ、志望動機、自己PRの書き方等のサポートコンテンツも充実、もちろん第二新卒歓迎の求人も豊富に揃っているおすすめのサイトです。

サイト詳細

サイト名】はたらいく
運営会社】株式会社リクルートジョブズ

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Re就活

「第二新卒・既卒がハンデにならない」20代専門の就職・転職サイト、Re就活です。

職歴なし、社会人経験3年未満、未経験からの転職など、20代専門のサイトならではの求人情報が揃っているのはもちろん、適職診断等のコンテンツも揃っているので、第二新卒の転職活動におすすめのサイトです。

サイト詳細

サイト名】Re就活
運営会社】株式会社学情

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いい就職.com

「日本の若者のいい就職応援サイト」というスローガンの既卒・第二新卒の就活求人サイト、いい就職.comです。

第二新卒向けの豊富な求人はもちろんのこと、全国にある「いい就職プラザ」で個別の企業紹介や相談、転職セミナー等、さまざまな内容の役立つコラムなどもあり、第二新卒の転職をサポートしてくれるサイトです。

サイト詳細

サイト名】いい就職.com
運営会社】ブラッシュアップ・ジャパン株式会社

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5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、第二新卒の転職について解説してきました。

最後にもう一度「第二新卒の転職に大切なこと」のおさらいですが、

・第二新卒の強みと弱みを知ること。
・前職を退職した原因、失敗点を追求し、同じ失敗を犯さない。
・第二新卒歓迎の求人も多数あるので、転職サイトを活用する。

以上の3つが大切です。

第二新卒自体の需要も増え、第二新卒歓迎の求人も増えていますが、1番大切なことは「時間を掛け自己分析と企業分析、そして転職を成功させるための準備は怠らない」ことです。

この記事を参考にして、これからの転職活動の参考にしてみてくださいね。

 

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