自宅で洗うことがなかなか難しいスーツは、クリーニングにお世話になることが多いですよね。
でも、その気になる料金はお店によってピンキリ。利用することも多いからこそ、違いを理解して納得のいく価格で利用したいですよね。
今回はそんなスーツのクリーニングの料金の相場と、店ごとの料金の違いの理由をご説明します。
クリーニングをうまく利用して、大切なスーツを長持ちさせましょう。
(※この記事は、2021年1月時点での情報を参考にしています。)
Outline
1. スーツのクリーニング料金はどう決まる?
スーツのクリーニング料金はお店によってまちまちです。
この章では、料金がどのような基準で決められているかをご説明します。
1-1. クリーニングの種類で決まる
スーツのクリーニングには、2つの種類があります。
マヨネーズ・口紅・チョコレートなどの油汚れを落とすのに使うドライクリーニングと、汗・オレンジジュース・しょうゆなどの食べ物の汚れなど、水溶性の汚れを落とすときに使うウェットクリーニングがあります。
ウェットクリーニングは、本来ドライクリーニングすべき衣類を特別な技術で洗うため、料金はドライクリーニングと比べて高くなります。
1-2. 処理工程で決まる
一般的に、チェーン店は料金が安く、個人店は料金が高い傾向にあります。
その理由は、チェーン店は衣類をクリーニング工場に送り、一度に大量にクリー二ングを行っているからです。
一度に大量の衣類を洗うことでコストを安く抑えています。
個人店では、受付から処理まで全てその店舗で行っていることがほとんどです。
そのため1着1着丁寧にクリーニングをしてくれますが、その分料金は高くなってしまいます。
また、ドライクリーニングでは溶剤という液体を使って汚れを落とすのですが、溶剤は使用すると汚れます。
この溶剤は石油と同じようなもので、そのまま排水することができません。
濾過や蒸留といった特別な処理が必要になり、そういった処理にはやはりコストがかかります。
汚れた溶剤を使い回している安いクリーニング店というのは存在するようです。
そういったクリーニング店を利用してしまうと、かえって衣服が汚れたり、異臭が付いたりしてしまいます。
1-3. 地域で決まる
これは当然といえば当然になってしまうのですが、同じチェーンのクリーニング店でも、料金はお店のある都道府県などの家賃、競争相手の有無などの立地条件によって左右されます。
2. スーツのクリーニング料金の相場
このチャプターでは、スーツのクリーニング料金の相場を
- 一般的なクリーニング店
- 高級クリーニング店
- 宅配クリーニング店
に分けてご紹介します。
また、ここで紹介している相場は、スーツ上下の料金になります。
2-1. 一般的なクリーニング店
手頃な価格が魅力の一般的なクリーニング店の相場は、ドライクリーニングで1,000〜2,000円程です。
ウェットクリーニングの場合、ドライクリーニングの2倍以上の値段のところが多いようです。
2-2. 高級クリーニング店
高級クリーニング店では、汚れの程度をしっかり調べ、その状態に合わせたお手入れ方法を使って汚れを落としていきます。
料金表を設けていないお店も多く、スーツの状態や、お店によって値段はピンキリです。
参考価格ですが、5,000円~程度が相場でしょう。
2-3. 宅配クリーニング店
クリーニング店にわざわざ足を運ばなくていい、時間指定で家に衣類を届けてくれるというメリットがあり、近年利用者も増えてきている宅配クリーニング。
こちらの相場は、一般的なクリーニング店と同様、1,000〜2,000円程です。
ただお店によっては、別途送料がかかりますので注意してください。
3. まとめ
スーツのクリー二ング料金に関する疑問は解決できたでしょうか?
一概に料金が高いから良い、安いから悪い言うことは出来ません。この記事を参考に、大切なスーツのクリーニングを、自分の納得のいく価格で出せるようになってくださいね。