「この季節ってニットタイを着けても変じゃないかな・・」
「ニットタイをオフィスで着けたいけど、怒られたりしないのかな・・」
ニットタイのことはなんとなく知っているけれど、わざわざ人には聞けない疑問をお持ちではないでしょうか?
今回はそんな方のために、知っておくべきニットタイの基礎知識をまとめてみました。
最後には編集部おすすめのお店も紹介しますので、ぜひ、最後まで読み進めてくださいね。
先に編集部おすすめのブランドを見たい方は「3. ニットタイの購入におすすめのブランド5選」をご覧ください。
(※この記事は、2023年5月時点での情報を参考にしています。)
Outline
1. ひと味違う魅惑のネクタイ|ニットタイの手引き
1-1. ニットタイとは
ニットタイとは、20世紀前半に登場した編み地素材で作られたネクタイのことです。
元々はシルクをはじめとして、コットン、ウール、カシミア等、様々な天然素材が用いられていました。
現在では、ポリエステルやレーヨン等の人工素材、または、アセテートのような半合成繊維を用いた、より安価な商品も数多く流通しています。
それぞれの素材の特性を知れば、季節やシーンを問わずに活用できる便利なアイテムです。
1-2. ニットタイと一般的なネクタイとの違い
まず、パッと見の印象に違いがあります。一般的なネクタイは上品な光沢感や滑らかな肌触りを強調しています。
一方、ニットタイは編み地ならではの素材感や季節感を取り入れ、さりげない遊び心に溢れています。
ですので、それを身につける方の印象も変化します。
一般的なネクタイが、人の表情を精悍に引き締める効果があるのに対し、ニットタイはその表情に爽やかさや柔らかみを与えてくれます。
ニットタイは、スクエアエンドという先端が水平に切られたデザインのものが主流となっています。
この特徴的なフォルムも、ニットタイを小洒落た印象にする要素の一つです。
一般的なネクタイほど決めすぎず、自然と「はずし」の効果を得ることができます。
大剣の幅によって、ナロー、レギュラー、ワイドとサイズ分けされているのは、一般的なネクタイと同様です。
最近はナロータイが人気ですが、シャープ過ぎてビジネスシーンでは敬遠されることもあります。
まずは、あらゆるシーンに対応可能なレギュラータイで、ニットタイの感覚を掴むことをおすすめします。
1-3. カジュアル向きなのか、ビジネス向きなのか
ニットタイは、編み地の素材感や全体のデザイン性が、カジュアル寄りの印象をどうしても与えてしまいます。
ですが、ビジネスシーンにおいても、働く業界やオフィスの雰囲気では着用可能なアイテムです。
もちろん、取引先が服装に厳しい場合もありますので、最終的にはご自身での確認が必要です。
その上で、ニットタイを取り入れたオシャレを楽しんでみてください。
2. 素材で決まる|シーズン別着こなしマニュアル
「1-1. ニットタイとは」で紹介したように、ニットタイは様々な素材のものが流通しています。
はじめての方は、どれを着用すれば良いのか、迷ってしまうところです。
ここでは、代表的な素材をピックアップして、季節に合わせた素材選びを紹介していきます。
ぜひ、ニットタイを選ぶ際の参考にしてみてください。
2-1. 春夏|コットン
落ち着いた風合いと柔らかみを兼ね備えたコットン素材は、春夏シーズンにぴったりのアイテムです。
普段のスタイルに、一握りの清涼感を与えてくれます。
2-2. 秋冬|ウール
ウール素材は見た目から優しさや温もりが醸し出され、他の素材よりも季節感を演出できます。
マンネリになりがちな冬のコーディネートに、ぜひ、小気味良いアクセントを灯してください。
2-3. オールシーズン|シルク
シルクはニットタイの中で、もっとも代表的な素材です。その魅力がぐっと凝縮され、季節を問わない万能さがウリです。
また、他の素材よりも豊富なデザインやカラーバリエーションがあります。
初めての方には、もっともおすすめのアイテムとなっています。
3. ニットタイの購入におすすめのブランド5選
この章ではニットタイの購入におすすめのブランドをご紹介していきます。
ぜひ気になるブランドからチェックしてくださいね。
THE SUIT COMPANY
こだわりのある生地、縫製を用いて、ファッション性の高いビジネスウェアを適正価格で提供する「THE SUIT COMPANY」。
王道のネイビー柄からドット柄まで、時流を意識したビビットな印象のニットタイが揃っています。
【ブランド名】THE SUIT COMPANY
【価格】2,800円(税抜)~
Maker's Shirt 鎌倉
「上質なシャツを手ごろな価格で提供する」をポリシーに全国規模で店舗展開をする「Maker's Shirt 鎌倉」。
夏にはコットン、冬にはウールといった具合に、季節に合わせた素材のニットタイを取り扱っています。
良質な素材を使用したニットタイは、シャツとの相性が抜群です。
【ブランド名】Maker's Shirt 鎌倉
【価格】3,900円(税抜)~
SHIPS(シップス)
日本を代表するセレクトブランドの老舗である「SHIPS」。
生地縫製にこだわったニットタイは、ベーシックなデザインで、大人の上品さを演出するのに一役買います。
【ブランド名】SHIPS
【価格】4,620円(税込)~
FAIRFAX(フェアファックス)
元々はネクタイ専門店でしたが、現在はシャツの製造もおこなっている日本のブランド「FAIRFAX」。
クラフトマンシップにのっとった品質が、「本物」志向の方にはピッタリです。
また、多様な編み方があるデザイン性はユニークで、お洒落の幅を上手に広げてくれます。
【ブランド名】FAIRFAX
【価格】5,400円(税抜)~
BARNEYS NEW YORK (バーニーズ ニューヨーク)
1929年に創業したアメリカの高級百貨店「BARNEYS NEW YORK」。
ニットタイに毎年力を入れているブランドで、素材、カラーバリエーションともに豊富なところが特徴です。
高い品質性で、締め心地も抜群です。
【ブランド名】BARNEYS NEW YORK
【価格】11,000円(税込)~
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ニットタイの基礎知識とおすすめのお店についてご紹介してきました。
最後に着用の注意点をおさらいすると、
・ 場面に応じて、相手方を気遣ったオシャレを楽しむ
・ 季節ごとに、素材感を意識した着用を心がける
というところが大切です。
素材感や遊び心の魅力が詰まったニットタイは、お洒落を志す人にとって、間違いなくおすすめのアイテムです。
ニットタイで、ぜひ、普段のスタイルに新鮮な彩りを加えてくださいね。
もう一度、編集部おすすめのブランドを見たい方は「3. 目的別|ニットタイが手に入るおすすめ店5選」をご覧ください。