最近、結婚式で蝶ネクタイを着用する男性が増えてきたと思いませんか?
自身を華やかに演出してくれる蝶ネクタイは、結婚式のような祝いの場ではぴったりなアイテムです。今年こそ、自分も挑戦してみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、「今、持っているワイシャツで合わせてもいいのかな?」「色の合わせ方がわからない」とお困りの方も多いと思います。
そこで今回、初めて蝶ネクタイを着用するという方の為に、蝶ネクタイの選び方から、どのようなシャツを合わせればいいのかまでを詳しく解説していきます。
蝶ネクタイの使い方をマスターして、結婚式でかっこよく着こなしましょう。
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※この記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています。 ※記事内の価格は記載がない限り全て税込み価格です。 ※本記事で紹介しているブランド/商品はPR商品を含みます。 |
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1. 蝶ネクタイをする前に知っておきたい4つのポイント
1-1. 使うべきシチュエーションは?
世界的に、蝶ネクタイ(ボウタイ)はフォーマルの象徴です。
礼服は、最も格式の高い正礼装から、ラフなスタイルの略礼装まで様々なものがありますが、蝶ネクタイはそれら全てをフォーマルに変えてくれる便利なアイテムです。
ただ、蝶ネクタイは夜の礼服に合わせるものなので、18時以降の式に着用するのが良いでしょう。
「礼服とスーツの違い|少ない機会だからこそ知っておきたい礼服の種類とマナー」
アメリカのアカデミー賞の授賞式でも、ハリウッド俳優たちがバシッと決まったタキシードやスーツに蝶ネクタイを合わせています。日本では結婚式で着用する方が一番多いですね。
最近は、私服に蝶ネクタイを合わせるカジュアルな使われ方も一般的になってきました。ただ、今回はあくまでフォーマルに重点を置いて紹介していこうと思います。
1-2. おすすめな色は「ブラック、ネイビー、シルバー」
ネクタイでも悩み所なカラー。蝶ネクタイもカラーによって与える印象は様々なので、バリエーションとして2種類以上は持っておくと便利です。
ブラック
最もフォーマルとされるブラックの蝶ネクタイ。本来はこのブラックの蝶ネクタイにタキシードを合わせるのが正式な夜の礼服とされています。
ただ、結婚式ではタキシードを着るのは新郎なので、ゲストはスーツに合わせるのが良いでしょう。
素材は光沢感のあるシルクやベロアがおすすめです。
ネイビー
ネイビーも人気のある色です。ダークカラーのスーツとも相性が良く、ブラックよりもフォーマル度が軽減されるのでバランスの取れた着こなしにしてくれます。
色の濃淡によっても印象が変わるので選ぶ時の基準にしてみてください。基本的に明るくなるほど、カジュアルな雰囲気になります。
シルバー
ネクタイでも定番なシルバー。もちろん、蝶ネクタイでもOKです。同じく人気なシャンパンゴールドも華やかさをプラスしてくれるのでおすすめです。
1-3. 個性を出したい方は柄物がおすすめ
もう少し個性を出したいという方は柄モノを選ぶと良いでしょう。蝶ネクタイは小さい分、ネクタイよりも色柄を取り入れやすいのも魅力です。
フォーマルの中にも遊び心を取り入れるのが上級者への道です。
ドット柄
柄モノの中でも、初心者におすすめしたいのがドット柄です。スーツとも馴染みがよく、落ち着いた印象になります。
ドットの大きさによっても、雰囲気が変わるので自身に合うものを探しましょう。比較的、ドットの小さいものの方が人を選びません。
ストライプ柄(レジメンタル柄)
ストライプ柄も、初めての人でも挑戦しやすい柄の一つです。こちらは、ドット柄とは逆にボーダーが太めのものの方が使いやすいです。
選ぶ上でのポイントとしては、使われている色が少ない方が比較的失敗しにくいので覚えておくと良いでしょう。
チェック柄
タータンチェックやギンガムチェックなど、様々な種類がありますが、総じてカジュアルな印象になります。
あえて着崩したい方や、フォーマル過ぎない着こなしをしたい方は選んでみて下さい。
【NG】アニマル柄
アニマル柄は「殺生」をイメージさせてしまう為、結婚式には相応しくありません。着用は控えましょう。
同じ理由で革製のものも避けた方がいいでしょう。
1-4. 基本的な形は4つ
正面から見ると蝶の形をしている為、バタフライと呼ばれています。先端の幅は7.6〜8.9cmくらいで、その大きさから敬遠されがちですが、4つの中で最もフォーマルな形になります。
蝶ネクタイのボリュームとの対比で小顔効果もある為、顔の大きさを選ばない万能さもあります。格式の高い式に出席される方はこちらを選んでおくと安心です。
先端の幅が5.7〜7cmとバタフライよりも少し小さめなセミバタフライ。現在、最も主流な形になります。バタフライよりボリュームが抑えられているので、スーツとのバランスを取りやすいのが特徴です。
4つの中で一番種類が多く、バリエーションも豊富なのでお気に入りの1本が見つかりやすいと思います。
コウモリの羽に似ていることから別名バットウイングとも呼ばれています。幅が3.8〜5.1cmと細く、スタイリッシュな印象を与えてくれます。可愛くなりがちな蝶ネクタイにスマートさをプラスしたい方におすすめです。
フォーマル度は落ちますが、様々なシーンで使うことができます。
剣先が尖っているのが特長です。定番の形に飽きた方は選んでみてください。
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2. 蝶ネクタイに合わせたいシャツ
2-1. 決まりはあるの?
蝶ネクタイは夜の礼装品という決まりはありますが、厳密なルールはありません。
「1-1. 使うべきシチュエーションは?」でも解説しましたが、蝶ネクタイは着けているだけでフォーマルと認識されます。なので、どのシャツを合わせなければいけないという決まりはありません。
ただ、カジュアルシャツであるボタンダウンシャツは、フォーマルな蝶ネクタイとはバランスを取るのが難しいので、初めての人は避けた方が無難です。
ボタンダウンシャツは結婚式という場にも相応しくありません。
2-2. フォーマルな場所ではホワイトを選ぼう
一般的にシャツの色はホワイトが最もフォーマルな装いとされています。特に格式の高いホテルが会場だった場合、礼服にも格式を求められるので不安な人はホワイトシャツを選んでおくのが安心です。
カラーシャツはカジュアル要素の高い披露宴や、二次会だけの場合にしておきましょう。柄も無地が良いでしょう。
2-3. 【定番】レギュラーカラーシャツ
最も標準なのがレギュラーカラーシャツです。どんな方でも一着は持っていると思うので、出費を最小限に抑えたいという方におすすめです。
汎用性が高く、蝶ネクタイだけでなく、通常のネクタイにも合わせられるのもポイントです。
ただ、フォーマルスタイルの結婚式の場合は、普段のシャツよりも番手の高く、光沢感のあるフォーマルシャツを選んだ方が場の雰囲気に馴染みやすいので蝶ネクタイにも合わせやすいです。
一般的に、50番手以上がフォーマルシャツと言われています。
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2-4. 【おすすめ】ウイングカラーシャツ
編集部がおすすめするのがこのウイングカラーシャツです。
ウイングカラーシャツとはその名の通り、襟先を鳥の翼のように前に小さく折り返したシャツのことで、男性の礼装品の中でも、よりフォーマルな部類に入ります。
本来はモーニングコートやタキシードに合わせるのですが、日本ではなかなか着用するシーンがない為、最近はダークスーツでも許容される傾向にあります。
レギュラーカラーシャツよりもフォーマルなシャツなので、同じフォーマルなアイテムである蝶ネクタイとの相性は抜群です。
蝶ネクタイを着用するなら是非使いこなしたいシャツですね。
そんな蝶ネクタイを着用するなら是非使いこなしたいウィングカラーシャツには、大きく分けて3つの種類があります。
【イカ胸】
イカ胸とは、胸部分を芯の入った堅い生地で縫い合わせたシャツのことで、その形から「イカ胸シャツ」と呼ばれるようになりました。
この堅い生地部分は、勲章をしっかりと止める目的で付けられたもので、そのことからも正式な場で着用するシャツであることがわかります。
主に夜の礼装品として用いられます。
【ヒダ胸】
こちらは見たことのある方も多いのではないでしょうか?胸部分にプリーツをあしらったシャツで、「ヒダ胸シャツ」と呼ばれています。
モーニングやタキシードなど、朝から夜まで幅広く用いられます。
【プレーン】
結婚式のゲストのような略礼装で十分なシーンでは、このプレーンのタイプがおすすめです。
特に、ダークスーツに蝶ネクタイを合わせる予定の方は、イカ胸やヒダ胸ではフォーマルの度合いに差が出てしまい、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
逆に、タキシードに蝶ネクタイを着用する方はヒダ胸シャツで合わせると、よりフォーマルになるので格式の高い結婚式でも場に馴染みます。
3. 蝶ネクタイのフォーマルコーディネート10選
3-1. レギュラーカラーシャツ編
今までネクタイに合わせていたレギュラーカラーシャツも、蝶ネクタイに合わせることでまた違った表情を見せてくれます。
手持ちのシャツをそのまま使えるのがポイントです。
ブラックスーツにブラックタイの正統派スタイル。
ここまでブラックで統一するとスタッフに間違えられる恐れもありますが、全体的に細身のシルエットでパンツをクロップド丈にすることでスマートさが加わり、脱スタッフな着こなしになっています。
胸元が寂しくなりがちな蝶ネクタイですが、ベストを着用するだけでこのように引き締まった表情になります。
全体的にダークカラーでまとめることで、一体感のある着こなしに。
レギュラーカラーシャツで蝶ネクタイを合わせれば、これくらいカジュアルダウンさせてもバランス良く着こなせます。
ポケットチーフ、ジャケットのロールアップ、そして蝶ネクタイをドット柄で合わせてこなれ感をプラス。
ダークスーツに赤のバタフライが映えます。
このような存在感のある蝶ネクタイを使う時は、小物を含め全体を落ち着いた色合いに抑えるとメリハリのあるコーディネートになります。
カジュアル要素の強いコットン・ウールのベージュのスーツですが、蝶ネクタイがしっかりと馴染んでいます。
ベージュのスーツにベストはサックスブルーと、全体的に淡い色合いですが蝶ネクタイとポケットチーフにダークカラーを持ってくることで引き締まった着こなしになりますね。
3-2. ウイングカラーシャツ編
ウイングカラーシャツは襟が小さいので蝶ネクタイを引き立ててくれます。
元々、タキシードに合わせるシャツなのでフォーマル度が高く、上品な着こなしにしてくれるのが特徴です。
シルバーのバタフライでフォーマルなかっちりとした印象に。
このような比翼仕立てのシャツに蝶ネクタイを合わせる場合は、すっきりしすぎてしまうのでベストをプラスしてバランスを取りましょう。
ウイングカラーシャツにブラックタイの最もフォーマルなスタイル。
格式の高い式場では、小物もモノトーンに揃えて上品な結婚式スタイルを演出しましょう。
レギュラーカラーシャツにストレートエンドのような細めの蝶ネクタイを合わせると、襟の大きさが目立ってしまいますが、ウイングカラーシャツなら問題ありません。
蝶ネクタイの形によってシャツも使い分けできれば上級者へと1歩近づけるでしょう。
チェスターコートのようなロングコートにも蝶ネクタイはぴったりとマッチします。
ウイングカラーシャツの襟の高さとロングコートとの対比で縦長効果が生まれるのもポイントです。
「2-4. 【おすすめ】ウイングカラーシャツ」で紹介したヒダ胸のウイングカラーシャツにブラックタイを合わせて一層フォーマルに仕上げ、ウォレットチェーンなどの小物でカジュアルダウンさせた上級者スタイル。
結婚式では式場にもよりますが、フォーマル過ぎないように小物でバランスを取るのがお洒落な人の定番となりつつあります。
蝶ネクタイの着こなしに慣れてきたら取り入れてみてはいかがでしょうか。
4. まとめ
大事な点をおさらいすると、
・蝶ネクタイには「バタフライ、セミバタフライ、ストレートエンド、ポインテッド」の4種類の形がある
・蝶ネクタイをフォーマルな場で使用する場合は「ウイングカラーシャツ」がおすすめ
・ウイングカラーシャツは「イカ胸、ヒダ胸、プレーン」の3種類のデザインがある
以上の3点になります。
蝶ネクタイをフォーマルな場で着用する時は、それに合わせるシャツにもこだわると着こなしにも華やかさが生まれます。
ルールの中で個性を出すのは難しいことですが、いつもとちょっと違う着こなしで自分なりのお洒落を楽しみましょう。
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