普段何気なく選んでいるスーツの靴下だからこそ、きちんとしたマナーを知らない方も多いはず。
気にはなるけど、今さら人には聞きづらい…。そこでこの記事ではスーツの着こなしで意外と見落としがちな靴下の知識についてまとめました。
・選び方①色は黒・ネイビー・グレーを選ぶ
シーン別の着こなしから、スーツの色や靴の色に合わせた具体例もご紹介するので、明日から早速実践してみてくださいね。
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※この記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています。 ※記事内の価格は記載がない限り全て税込み価格です。 ※本記事で紹介しているブランド/商品はPR商品を含みます。 |
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1. ビジネスシーンの靴下を選ぶ時のポイント
この章では、ビジネスシーンで靴下を選ぶ時の基本のポイントを、以下の5つに分けて解説していきます。
それでは、順に詳しく見ていきましょう。
1-1. 色は黒・ネイビー・グレーを選ぶ
ビジネスシーンでは、「黒・ネイビー・グレー」の3色のいずれかを履くことがマナーです。
そして、気を付けたいのは白の靴下はビジネスシーンでNGということ。
どうして白靴下はNG?
また、基本的に靴下は自身を強調する物ではなく、スーツと靴を引き立てる縁の下の力持ちです。
足元のバランスを取ってくれるのが靴下なので、主張しない色を選ぶのが定石です。
おしゃれに着こなすなら、スーツの色に合わせるのがおすすめ
1-2. 柄は無地か控えめなものを選ぶ
柄は無地か目立たないものを選びましょう。一般的に、
- 無地のスーツには控えめな柄の靴下
- 柄の入ったスーツには無地の靴下
…を合わせるとバランスが取れます。ただ、控えめな柄といってもストライプはNG。
冠婚葬祭用の売り場にストライプの靴下を見かけますが、ビジネス用ではなく男性がモーニングコートと合わせて使用するものです。
また、ブランドのロゴのワンポイントもできれば避けましょう。ビジネスシーンでは少しカジュアルな印象を受けてしまいます。
1-3. 素肌が見えないロング丈がおすすめ
靴下の長さは、くるぶしよりも長いものを選びましょう。
またくるぶしより長くても、座って素肌が見える丈はNGです。素肌が見えると、だらしない印象になってしまいます。
ミドル丈では、歩いている間にずり落ちてきてしまうことが多いので、ひざ下まである「ホーズ」という靴下がおすすめです。
1-4. スーツ専門店で買えば安心
「スーツに合わせる靴下って、ユニクロとかでいいの?」という疑問をお持ちの方も多いはず。基本的にはどこで購入しても問題ありません。
ただユニクロや無印商品などの靴下は、ふくらはぎ程度の丈が多く、スーツに合わせるものとしてはやや短め。
また、厚さもスーツ専門店で扱われているものと比べて少し厚く、足元が重たい印象を受けます。
そのため、長さや厚さもスーツに合う靴下を選べる点でいえば、やはり専門店での購入がおすすめです。
1-5. 靴下の相場について
スーツに合わせる靴下は、スーツ専門店で販売されている「1足700~1,000円前後」のもので問題ありません。
中には、スーツの有名ブランドが取り扱っている靴下で「1足5,000円」近くするものもあります。
しかし、高価なものにはいわゆるライセンス料も含まれているため、一概に価格が高ければ質の良い靴下だともいい切れません。
靴下はあくまでも消耗品なので、価格は抑えめ、かつ長時間履いてもストレスのないものを選ぶようにすれば安心でしょう。
快適な靴下を選ぶポイントとして、
- 絹
- 綿
- レーヨン
…といった素材が多く含まれているものを選ぶのがおすすめです。
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2. 定番のスーツに合わせる靴下の選び方
ここからは、代表的なスーツ・靴の色に合わせた靴下の組み合わせをご紹介します。
自分のスーツと靴に合った靴下の色をチェックして、明日からおしゃれな足元を楽しみましょう。
2-1. 黒のスーツ
▼黒の革靴の場合
基本、黒のスーツを着用する際は黒の靴下で合わせましょう。
足元がまとまって見える正統派な着こなしです。
▼茶色の革靴の場合
スーツが黒、靴が茶色など異なる場合は、黒と茶色の中間色を靴下の色に選びます。
たとえば靴が茶色の時は、靴下はダークブラウンで少しアクセントをつけるのがおすすめです。
2-2. ネイビーのスーツ
▼黒の革靴の場合
ネイビースーツに黒の革靴を合わせる際は、靴との中間色を選ぶのがおすすめ。
具体的に黒の靴には、濃紺の靴下を用いると足長効果があります。
▼茶色の革靴の場合
ネイビースーツに茶系の靴を合わせると、大人っぽい印象にまとまります。
この際、靴下はスーツのネイビーより深い濃紺や、靴に少し近いダークブラウンでまとめましょう。
2-3. グレーのスーツ
▼黒の革靴の場合
グレーのスーツの場合も、靴との中間色の靴下を選ぶのがおすすめです。
たとえば靴が黒の場合は、チャコールグレーの靴下を合わせるとスタイリッシュにまとまりますよ。
▼茶色の革靴の場合
靴が茶色の場合もチャコールグレーの靴下で問題ありません。
ただ、靴に近い色のダークブラウンの靴下でもまとまりよく仕上がります。
2-4. 柄物スーツ
「1-2. 柄は無地か控えめなものを選ぶ」で解説したように、柄物のスーツには無地の靴下を合わせると足元が落ち着いて見え、まとまって仕上がります。
靴下の色は、スーツに近い色か中間色を選びましょう。
3. シーン別|スーツに合わせる靴下選びのポイント
この章では、以下の4つのシーンに分けて着用する靴下の選び方を解説します。
気になるものからぜひチェックしてくださいね。
3-1. 就職活動
スーツは黒か濃紺、靴下と靴は黒でシンプルに決めましょう。
就職活動では全身を黒ベースで合わせることで、しっかりした印象を与えることができます。
靴下の柄も、就職活動では無地のものが良い印象を与えますよ。
3-2. 結婚式
スーツは黒、靴や靴下ともに全身黒のマナーに沿ったスタイルで臨みましょう。
なお就職活動とは違い、多少の柄物靴下でも問題ありませんが、無地を選ぶのがベター。
また全身が黒で重たく見えてしまう可能性があるので、靴下は素肌が見えない範囲で薄いものを選び、足元をすっきりとした印象にするのもおすすめです。
3-3. 結婚式二次会
結婚式二次会の服装は自由な場合が多いので、好みのスタイルで臨みましょう。
とはいえ、靴下とスーツの色を同系色にしたり、中間色を選ぶことが基本。
ただ、あえてショート丈の靴下で足首を見せたり、靴下とネクタイの色を合わせて、全体の色彩を整える「差し色」として楽しむのもアリです。
3-4. 冠婚葬祭
冠婚葬祭では、基本的には靴下は黒を選びましょう。冠婚葬祭のシーンでは柄も無地のものが好ましいです。
仮通夜の際は礼服ではなく平服で構わない場合が多いので、靴下も濃紺のものでもOKです。
ただし、あくまで仮通夜も静粛な場なので、派手な柄入りのものは避けましょう。
4. まとめ
最後にあらためて、ビジネスシーンの靴下を選ぶポイントを振り返りましょう。
- 色は黒・ネイビー・グレーを選ぶ
⇒ビジネスシーンで白靴下はNG - 柄は無地か控えめなものを選ぶ
⇒柄の入ったスーツと合わせる際は無地を選ぶのがおすすめ - 素肌が見えないロング丈がおすすめ
⇒ひざ下まである長さの靴下が好ましい - スーツ専門店で買えば安心
⇒長さ、厚さともにビジネスシーンに合った1足が買える - 靴下の相場について
⇒1足700~1,000円。価格が高いものを無理に買う必要はない
正しい知識を身に付けて、マナーに沿った着こなしをしてくださいね。
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