スーツ テカリ

スーツのテカリが気になったことはありませんか。

他の部分は、なんでもないのに一部分ダメになってしまったために、スーツを捨ててしまうのはもったいないですよね。

そこで今回は、スーツのテカリの取り方から予防法までご説明します。スーツのテカリが気になる方は参考にしてみてください。

(※この記事は、2020年5月時点での情報を参考にしています。)

1. スーツのテカリの原因

テカリの直接的な原因は、摩擦と圧着です。

生地のキューティクル(毛の表面を覆っている薄い細胞)の層が摩擦や圧着によってつぶれてしまうことで、表面の凹凸が無く平たになることで光が反射しやすくなり、テカりが生じます。

また、高いスーツほどテカリやすいという話を聞いたことはないでしょうか。

スーツに使われる生地で一番多いのはウールでありウール生地は糸が細く目が詰まっているものほど良い生地とされます。

糸が細いということは繊維が細いのでその分、摩擦を受けやすくつぶれやすい特徴があります。

いいスーツを着ている人ほど日々のお手入れに気遣い、長く愛用したいですね。

2. スーツのテカリを防ぐ方法

スーツのテカリを防ぐ方法として一番大切なことは、摩擦や圧着を防ぐということです。

ですが、日常に生じる摩擦や圧着は防げない場合もあります。

そんな時に大切なのは、「繊維を弱い状態にしない」ということが大切です。

繊維が弱い状態とは、水分を含んだ状態アルカリ性の土埃がついた状態のことです

ここでは、生地の持ちを長持ちさせる方法についてご紹介します。

2-1. スーツを休ませる

スーツを2、3着用意して、2~3日おきの間隔で着回すのが理想的です。

繊維の回復期間を作ることで繊維がもろくなってしまうことを防ぎテカリのみでなく、生地自体を長持ちさせられます。

2-2. サイズのあったハンガーにかける

サイズの合ってないハンガーや極端に細いハンガーにスーツを吊るすと、余計な摩擦や圧着の原因になります。

ジャケットは肩先に30mm以上厚みがあり方のラインに沿ってカーブしているスーツ用のハンガーがおすすめです。(肩が当たる部分に厚みがあるので型崩れしにくくなっているため)

またスラックス用のハンガーはピンチではさんで逆さにつるすタイプがおすすめです。

2-3. 酢を吹きかける

 酢1に対して水2の割合で作った酢水をコットンやガーゼに含ませて、テカリが気になる部分を軽く湿らせます。

上から当て布をして低温でアイロンをかけましょう。

湿り気を残した状態でアイロンをやめて、軽くブラッシングした後に陰干しをします。

普段のブラッシングの際に、時々酢水のスプレーをプラスするだけでもテカリ防止になります。

3. スーツのテカリをとる方法

3-1. ブラッシングする

軽いテカリの場合はブラッシングでも消える場合があります。

というのも、生地の繊維が潰れているだけが原因でテカリが生じている場合があるからです。

また、こまめにブラッシングすることで、この段階で状態をキープできればテカリがひどくならずきれいな状態を長持ちさせることが出来ます。

3-2. スチームアイロンでテカリをとる

  • スーツ テカリ

羊毛の特性として、湿気を多く吸ったときはキューティクルが開き、湿気を逃がそうとする特性があります。

キューティクルが開けば、潰れていた繊維がもどり原理上テカリは無くなります。

心配な場合は当て布をして、スチームアイロンを掛けていきます。

素材は綿をすすめします。十分に湿気を生地に吸わせて、陰干しをしてください。

素材、状態にもよるので一概には言えませんが、ある程度のテカリはスチームで解決します。

3-3. アンモニアでテカリ消し

一番最後の手段として、アンモニアやベンジンでキューティクルを開かせる方法があります。

アンモニアやベンジンには繊維膨張作用があるためそれを利用して強制的にキューティクルを開かせるという方法です。

完全に消すことは難しいですが、テカリを分かりにくくするという感じで、挑戦してみてください。

アンモニアでテカリを落とす方法

1. 水4に対しアンモニア1の割合で水溶液を作る
2. よく混ぜてスプレー容器に移す
3. テカリに気になる部分に当て布を当て、その上からスプレーする
4. 十分に当て布が湿ったら、アイロンを軽く当てる


この場合、アイロンの温度設定は低〜中にし、スチームは使用しないでください。

この時は、アイロンを押し付けると、繊維がつぶれてさらなる原因になりますので、蒸気で蒸すようなイメージでアイロンがけしてください。

3-4. メラミンスポンジでテカリ消し

ポリエステルのスーツを着用している方で、テカリが気になる部分には、メラミンスポンジをあてて軽く数回擦りましょう。

その後、洋服用ブラシで普段通りのブラッシングをするとテカリがとれます。

ただし、メラミンスポンジはポリエステル素材以外に使うと生地を傷めてしまいますので、使用前に素材を確かめてください。

おすすめのメラミンスポンジは最もシェアの大きいレック株式会社の「激落ちくん」です。

見かけたことがある方も多いかと思いますが、スーツのテカリ消し以外にも使えるお掃除に大活躍する商品です。

4. まとめ

今回は、スーツのテカリを防ぐ方法とその対処法について解説しました。

再度、押さえていただきたいポイントをまとめると、

・スーツのテカリが発生してしまう原因は、生地の「摩擦」と「圧着」である

・テカリを防ぐ基本的な手入れは「繊維に負担をかけない」ことがポイント

という2点となります。

スーツのテカリに悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。