事件の真相、犯人の正体、登場人物の目的……
何もわからないままストーリーに魅了され、最後の最後で言葉を失うような衝撃。
そんなどんでん返しの瞬間は、映画体験の中でも一番高揚するものではないでしょうか。
この記事では、そんなどんでん返しが味わえる映画30選を徹底的に厳選し、一挙ご紹介!
ネタバレは隠しておきますので、ぜひその目で結末を見届けてみてください。きっと損はしないはずです。
この記事のライター 蒼井 樹 週末のお酒と映画の組み合わせが至上の喜び。基本的にはどんでん返しが味わえるサスペンスばかり観ている。 |
▼必見の名作どんでん返し映画2選▼
ユージュアル・サスペクツ | シックス・センス |
▶伝説のギャング「カイザー・ソゼ」を巡る緊迫のサスペンス! | ▶小児精神科医と死者の姿が見える少年が手に入れる真実とは? |
公開:1995年(アメリカ)|出演:ケビン・スペイシー、ガブリエル・バーンほか|監督:ブライアン・シンガー|上映時間:106分 | 公開:1999年(アメリカ)|出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメントほか|監督:M・ナイト・シャマラン|上映時間:107分 |
▼傑作どんでん返し映画一覧▼
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
イニシエーション・ラブ |
2015年 | 松田翔太、前田敦子ほか | 堤幸彦 | 110分 |
オリエント急行殺人事件 |
1999年 | ケネス・ブラナー、ジョニー・デップほか | M・ナイト・シャマラン | 114分 |
秘密 |
1999年 | 小林薫、広末涼子ほか | 滝田洋二郎 | 119分 |
SAW |
2004年 | ケイリー・エルウィス、リー・ワネルほか | ジェームズ・ワン | 103分 |
怒り |
2016年 | 渡辺謙、森山未來、松山ケンイチほか | 李相日 | 142分 |
ファイト・クラブ |
1999値 | エドワード・ノートン、ブラット・ピットほか | デヴィット・フィンチャーー | 139分 |
容疑者Xの献身 |
2008年 | 福山雅治、柴咲コウほか | 西谷弘 | 128分 |
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
ゴーン・ガール |
2014年 | ベン・アフレック、ロザムンド・パイクほか | デヴィット・フィンチャー | 139分 |
祈りの幕が下りる時 | 2018年 | 阿部寛、松嶋菜々子ほか | 福澤克雄 | 119分 |
セブン |
1999値 | ラット・ピット、モーガン・フリーマンほか | デヴィット・フィンチャー | 127分 |
冷たい熱帯魚 |
2010年 | でんでん、吹越満ほか | 園子温 | 146分 |
メメント |
2000年 | ガイ・ピアースほか | クリストファー・ノーラン | 113分 |
CURE |
1993年 | 役所広司、萩原聖人ほか | 黒沢清 | 115分 |
▼その他のおすすめどんでん返し映画一覧▼
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
アヒルと鴨のコインロッカー |
2007年 | 濱田岳、瑛太ほか | 中村義洋 | 110分 |
ミスト |
2007年 | トーマス・ジェーン、ローリー・ホールデンほか | フランク・ダラボン | 125分 |
告白 |
2010年 | 松たか子、岡田将生ほか | 中島哲也 | 106分 |
情婦 |
1958年 | タイロン・パワー、チャールズ・ロートンほか | ビリー・ワイルダー | 116分 |
オールド・ボーイ |
2003年 | チェ・ミンシク、ユ・ジテほか | パク・チャヌク | 120分 |
鍵泥棒のメソッド |
2012年 | 堺雅人、香川照之ほか | 内田けんじ | 128分 |
アイデンティティー |
2003年 | ジョン・キューザック、レイ・リオッタほか | ジェームズ・マンゴールド | 90分 |
HELLO WORLD |
2019年 | 北村匠海、松坂桃李ほか ※声の出演 |
伊藤智彦 | 98分 |
バタフライ・エフェクト |
2004年 | アシュトン・カッチャー、エイミー・スマートほか | エリック・ブレス | 114分 |
白ゆき姫殺人事件 |
2014年 | 井上真央、綾野剛ほか | 中村義洋 | 126分 |
ダ・ヴィンチ・コード |
2006年 | ム・ハンクス、オドレイ・トトゥほか | ロン・ハワード | 149分 |
黒い家 |
1999年 | 内野聖陽、西村雅彦ほか | 森田芳光 | 119分 |
真実の行方 |
1996年 | リチャード・ギア、エドワード・ノートンほか | グレゴリー・ホブリット | 130分 |
悪人 |
2010年 | 深津絵里、妻夫木聡ほか | 李相日 | 139分 |
アザーズ |
2001年 | ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガンほか | アレハンドロ・アメナーバル | 104分 |
Outline
※この記事は2024年11月時点の情報を参考にしています。 |
1. 絶対に観たい!最高のどんでん返し映画2選
まずは、どんでん返し映画の最高峰としてカスタムライフ編集部が自信を持っておすすめする2選。
ご紹介する中でもとくにインパクトが大きく、忘れられない映画体験を楽しめるまさに名作です。
ユージュアル・サスペクツ | シックス・センス |
▶伝説のギャング「カイザー・ソゼ」を巡る緊迫のサスペンス! | ▶小児精神科医と死者の姿が見える少年が手に入れる真実とは? |
公開:1995年(アメリカ)|出演:ケビン・スペイシー、ガブリエル・バーンほか|監督:ブライアン・シンガー|上映時間:106分 | 公開:1999年(アメリカ)|出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメントほか|監督:M・ナイト・シャマラン|上映時間:107分 |
最高のどんでん返し映画|ユージュアル・サスペクツ
▼概要
多数の死者を出した麻薬密輸船の爆発事件。ただ一人生き残った詐欺師のヴァーバル・キントに対し、事件の経緯を知るべく関税局捜査官クイヤンが尋問を行う。ここから、物語はヴァーバルの回想に沿って進んでいく。
公開:1995年(アメリカ)|出演:ケビン・スペイシー、ガブリエル・バーンほか|監督:ブライアン・シンガー|上映時間;106分
▼ストーリー
密輸船爆発事件から遡ること6週間。
ヴァーバルや悪徳刑事キートンなど、集められた5人の「容疑者常連 = ユージュアル・サスペクツ」。
5人は仲間の提案から宝石強奪を実行していくが、ある日奪ったケースに宝石ではなく麻薬が入っていたことをきっかけに展開は一変。
伝説のギャング「カイザー・ソゼ」の手下を名乗る弁護士・コバヤシに面識を得るとともに、麻薬密輸船の襲撃を命じられる。5人は過去の犯罪で、図らずもカイザー・ソゼの怒りを買っていたのだ。
ヴァーバルこそが、正体不明のギャング「カイザー・ソゼ」の正体。
ヴァーバルの回想録に出てくる重要な語句は、尋問中にその場で目についたものを言っただけである(例えば「コバヤシ」は、クイヤンの持つマグカップの底面に印刷されたメーカー名)。
4人の仲間が死んだこと以外、どこまでが真実でどこまでが虚構なのか、ヴァーバル本人にしか分からない。
冒頭から左手足が不自由な描写がされているヴァーバルであるが、ラストシーンでは足を引きずることなく軽快に歩き始める。
また、手の麻痺で使えなかったはずのライターで器用に煙草に火をつけ、紫煙を燻らせている。
そんなキント = カイザー・ソゼの前に颯爽と現れる迎えの車。運転手は「コバヤシ」その人であった。
ちなみに、「ヴァーバル」は英語で、「ソゼ」はトルコ語で、いずれも「おしゃべり」という意味である。
どんでん返しでまず思い浮かぶのがこの映画。予備知識ゼロで観てよかったと感じた映画No.1です。
5人の犯罪者が巻き込まれる運命にハラハラしつつ、最後は言葉を失うほどの衝撃。
誇張抜きに、この映画がつまらなかったという人には会ったことがありません。まずは一度ご覧になってみることを、強くおすすめします。
最高のどんでん返し映画②|シックス・センス
▼概要
小児精神科医マルコム・クロウは、かつての患者が眼の前で自殺してしまったことを負い目に感じている。私生活でも妻に無視され続け、悲嘆に暮れる日々を送っていた。そんな折、マルコムはコール・シアーという少年と出会う。彼を救うことを決心したマルコムに対し、コールはある秘密を打ち明ける。
公開:1999年(アメリカ)|出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメントほか|監督:M・ナイト・シャマラン|上映時間;107分
▼ストーリー
序盤、10年前に治療した青年・ヴィンセントがマルコムの前に現れる。ヴィンセントは「救ってくれなかった」とマルコムを責め、彼を銃で襲った直後に自らも命を絶った。
場面は変わって1年後、マルコムは妻アンナに無視され続ける日々を送っていた。理由に心当たりもなく、失意と苛立ちの中で暮らすマルコム。
そんな中、マルコムはいつも怯えた表情を見せる少年・コールと出会う。彼にヴィンセントの姿を重ね、今度は救ってみせると心に決めるマルコム。徐々に心を開いたコールは、死者の姿が見えてしまう「第六感」を持つことを告白する。
マルコムはすでに死亡しており、コールと出会った頃はすでに死者 = 幽霊となっていた。
終盤、コールに助言を受けたマルコムは、眠っている妻に話しかける。
すると、妻の手からマルコム自身の結婚指輪が落ちる。そしてマルコムを失ったことを悲しむ寝言。
ここで、マルコムは1年前のヴィンセントの銃撃によりすでに死者となっていることを悟る。妻が自分を無視していたのではなく、見えなかったのだと。
妻の気持ちを理解できたこと、そしてコールを救えたことに満足し、マルコムは別れの言葉を告げて天に帰るのだった。
僕が生まれて初めて「どんでん返し」という概念を知った映画です。
もう25年ほど前ですが、同じタイミングで観ていた母親がすごい勢いで驚いていたのを思い出します。
ラストの衝撃だけでなく、マルコムとコールそれぞれを軸とした人間関係の変遷が美しい作品。
タイトルだけ知っている、という方はぜひその目でお確かめください。
2. 一度は観ておきたい!どんでん返し映画の傑作13選
上でご紹介した2作品のほかにも、あっと声が出るような傑作どんでん返し映画は多数存在します。
この章では、そんな編集部おすすめのどんでん返し映画13選を、ネタバレとともに一挙ご紹介。
▼傑作どんでん返し映画一覧▼
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
イニシエーション・ラブ |
2015年 | 松田翔太、前田敦子ほか | 堤幸彦 | 110分 |
オリエント急行殺人事件 |
1999年 | ケネス・ブラナー、ジョニー・デップほか | M・ナイト・シャマラン | 114分 |
秘密 |
1999年 | 小林薫、広末涼子ほか | 滝田洋二郎 | 119分 |
SAW |
2004年 | ケイリー・エルウィス、リー・ワネルほか | ジェームズ・ワン | 103分 |
怒り |
2016年 | 渡辺謙、森山未來、松山ケンイチほか | 李相日 | 142分 |
ファイト・クラブ |
1999値 | エドワード・ノートン、ブラット・ピットほか | デヴィット・フィンチャーー | 139分 |
容疑者Xの献身 |
2008年 | 福山雅治、柴咲コウほか | 西谷弘 | 128分 |
ゴーン・ガール |
2014年 | ベン・アフレック、ロザムンド・パイクほか | デヴィット・フィンチャー | 139分 |
祈りの幕が下りる時 | 2018年 | 阿部寛、松嶋菜々子ほか | 福澤克雄 | 119分 |
セブン |
1999値 | ラット・ピット、モーガン・フリーマンほか | デヴィット・フィンチャー | 127分 |
冷たい熱帯魚 |
2010年 | でんでん、吹越満ほか | 園子温 | 146分 |
メメント |
2000年 | ガイ・ピアースほか | クリストファー・ノーラン | 113分 |
CURE |
1993年 | 役所広司、萩原聖人ほか | 黒沢清 | 115分 |
傑作どんでん返し映画|イニシエーション・ラブ
▼概要
1980年代の日本を舞台に、二人の若者が描くラブロマンス……の中に存在する、グロテスクな人間の身勝手さ。
公開:2015年(日本)|出演:松田翔太、前田敦子ほか|監督:堤幸彦|上映時間:110分
▼ストーリー
物語は前半・後半に分かれる。
前半では、やや太めの容姿を持つ大学生・鈴木が合コンで知り合った女性・マユと結ばれるまでの1年間を描く。前半のラストではマユからスニーカーをプレゼントされ、ダイエットを宣言する。
物語は後半へ。プレゼントされたスニーカーでジョギングをするのは、新社会人となり身体も引き締まった鈴木。
鈴木とマユは遠距離恋愛になっており、それがために起こるすれ違いやマユの妊娠・堕胎、そして会社の同期である美弥子との人間模様が展開される。
最終的に鈴木はマユと別れ、美弥子を伴って彼女の実家に挨拶に向かう。
前後半の鈴木は全くの別人。1年を経て鈴木が痩せた訳ではなく、マユは1年間で2人の鈴木と付き合っていた。
前半も後半も、鈴木はマユから一貫して「タッくん」と呼ばれている。、
しかしこれはマユの作戦。前半の鈴木は下の名前「夕樹」の「夕」をカタカナになぞらえて、後半の鈴木はそのまま名前の「辰也」を愛称で、2人の鈴木に気づかれないよう同じあだ名で呼んでいた。
後半ではマユから美弥子に心変わりする鈴木が描かれるが、マユ自身もそのタイミングでもう1人の鈴木と付き合っていた。
原作の小説も読んだことがありますが、映画ではどう表現するんだろ?と疑問だった作品。「こういう演出か!」と感心しました。
内容に関してですが、なんかもうグロいです。お化けも残酷描写もないんですが、ある人物を思うと心がキュッとなります。
傑作どんでん返し映画|オリエント急行殺人事件
▼概要
エルキュール・ポアロの活躍を描くミステリー映画。アガサ・クリスティが1934年に発表した小説が原作となっている。
公開:1999年(アメリカ)|出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップほか|監督:M・ナイト・シャマラン|上映時間|114分
▼ストーリー
私立探偵ポアロが乗車したフランス・カレー行きの急行列車。社内は多くの人々で賑わっており、ポアロは何人かの乗客と面識を得る。
乗車2日目の深夜、列車は雪崩により脱線し、翌朝も立ち往生。そんな中、美術商ラチェットが起きてこないことに気が付き、部屋を訪れると彼は刺殺体となっていた。
実はこのラチェット、数年前に発生したアメリカの軍人・アームストロング大佐一家の令嬢誘拐殺人事件の犯人で、被害者の母ソニアと大佐も絶望から自殺してしまっていた。
生前の大佐から、ポアロ自身も解決を望まれていた事件である。
犯人は1人ではなく乗客12人。ラチェットに殺害された令嬢一家の関係者が共謀していた。
ラチェット殺害後に行われた取り調べを通じ、ポアロは乗客らのアリバイを確認。さまざまな会話や出来事から、ポアロは乗客の何人かがアームストロング家に関わりを持つことに気づく。
紆余曲折を経て乗客らの前で推理を披露し、12名の共謀であることを指摘。キャロラインは自分が主犯であることを認める。
真実を隠したければ自分を撃てとキャロラインに拳銃を渡すポワロ。彼女はポアロはなく、自分自身に銃口を向けて引き金を引いた。
しかし銃は空砲。ポアロは彼女らの心根を試したのだ。こうして、真実はポアロの胸の中にしまわれることとなった。
王道のミステリー映画。結末は意外ですが、名探偵による推理というクラシックな設定があるため、安心して楽しむことができます。
密室殺人犯vs探偵という古典的な図式を、上質なエンタメ映画に仕上げた本作。休日にゆっくりと鑑賞したい映画です。
傑作どんでん返し映画|秘密
▼概要
原作・東野圭吾。事故で死んだはずの妻の魂は、娘の中にいた。平介と、妻であり娘・藻奈美との関係性を描く。
公開:1999年(日本)|出演:小林薫、広末涼子ほか|監督:滝田洋二郎|上映時間:119分
▼ストーリー
1985年の冬、杉田平介の妻・直子と娘・藻奈美はバスの転落事故にあい、直子は死亡してしまう。藻奈美は奇跡的に回復したが、その魂は死んだはずの直子のものになっていた。
中身は妻であり、身体は娘の藻奈美と暮らしていくうち、平介の中には寂しさや嫉妬心が蓄積し、関係性にも次第にズレが生じていく。
2人に限界が見え始めたその時、突如として藻奈美の意識が目を覚ます。直子と藻奈美の意識は交互に現れるものの、次第に直子が表れる時間は少なくなり、平介は夫婦の時間の終わりを予感する。
数年後、藻奈美はバスの事故を起こした運転手の息子・根岸と惹かれ合い、平介も藻奈美を思って根岸の下へ送り出すことを決めた。
途中から現れていた藻奈美の魂は、直子が演じていたもの。平介はその事実を知る。
藻奈美と根岸との結婚を間近に控えた時期、彼女は平介の顔に手を当ててヒゲの剃り具合を確認する。これはかつて直子が自分によくしてくれた仕草だった。
このことをきっかけに、藻奈美の中には消えずに直子の魂が生きており、それを知りながら根岸の下へ送り出すことになると悟る平介。
終盤、藻奈美と直子・2人とも自分の下から去っていくことことを知る平介は、根岸に「2発」殴らせろと訴える。
直子と平介は、これからも秘密を抱えながら生きていくことを決める。
東野圭吾さんの小説を映画化したもので、僕も初見は原作でした。
娘(妻)と平介とのやりとりは、軽快でありながら拭いきれない寂しさを感じさせます。
ハッピーエンド、ビターエンド、人によって少しずつ受け止め方が違ってくる作品ではないでしょうか。
傑作どんでん返し映画|SAW
▼概要
老朽化したバスルームの中、対角線上に鎖に繋がれた2人の男。中央には拳銃自殺で果てた死体。絶望的な状況で、命をかけたゲームが始まる。
公開:2004年(アメリカ)|出演:ケイリー・エルウィス、リー・ワネルほか|監督:ジェームズ・ワン|上映時間:103分
▼ストーリー
老朽化したバスルームの対角線上、鎖に繋がれた外科医のゴードンと若い男アダム。中央には拳銃自殺で果てた死体。
2人はそれぞれポケットにカセットテープを入れられていた。死体の持つレコーダーで再生すると、アダムには「死ぬか逃げるかを試す」、ゴードンには「6時までにアダムを殺せ」というメッセージ。
ゴードンはこの状況の中、他人の命でゲームを行ことで噂となっている危険人物「ジグソウ」が犯人ではないかと思い至る。その後も指示が下る中、2人は生き残ることはできるのか?
ジグソウは中央の死体。命をかけたゲームを最善で楽しむため、この状況を作り上げた。
ゴードンの妻子やジグソウを追う刑事たち、ゴードンの病院関係者などを巻き込み、ジグソウの指示は加速していく。
犯人側と思われる病院の雑用係・ゼップの乱入と死など、さまざまな紆余曲折の末に自らの足首を切断して辛くも脱出したゴードン。
一方、残されたアダムはゼップの死体からテープレコーダーを発見し、彼も犯人側ではなくジグソウのゲームに巻き込まれた人間だと知る。
最後にアダムは部屋の中央で起き上がる自殺死体を目撃。その正体はゴードンに末期がんと宣告された老人で、ゲームを最善から見るために一連の出来事を仕組んだのだと告白。
アダムの鎖の鍵は最初に目覚めたときに水で流れてしまっており、彼の脱出はすでに限りなく困難となっていた。
人間が傷ついたり無惨に殺されたりと、何かと詳細な残酷描写が取り沙汰される映画。しかしただグロいだけでなく、最後のどんでん返しも含めてストーリーは秀逸です。
血は観るのも嫌だ、という方で一見の価値ありです。
傑作どんでん返し映画|怒り
▼概要
公開:2016年(日本)|出演:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチほか|監督:李相日|上映時間:142分
▼ストーリー
白昼の中流家庭で起きた夫婦殺害事件。犯行現場に残されたのは「怒」の血文字。
事件との関連が示唆されるのは3人の男。
同性愛者のサラリーマン、無人島暮らしのバックパッカー、そして身元不明の流れ者。
犯人はバックパッカーである田中。恵まれない暮らしの中、自分に飲み物を恵んできた裕福な主婦に対し怒りの抑えが効かなくなった。
東京で暮らす同性愛者・優馬は恋人関係にあった直人を事件の犯人と疑い、距離を置く。しかし直人が犯人でないこと、そして病気で命を落としていたことを知り、保身のために彼を切り捨てた自身の醜さに涙する。
千葉に流れ着いた田代は、東京の風俗店から出戻った愛子とその父・洋平のもとに身を寄せる。疑いの目を向けられる田代だが、最終的には父娘と心が通い合う。
沖縄の無人島で暮らす田中は、地元の少年・辰哉と関わりを持つ。辰哉が思いを寄せる少女・泉は米兵に暴行され、一緒にいた辰哉ともども心に傷を追うが、田中は辰哉に寄り添う。
しかし、終盤で辰哉は田中のねぐらに「怒」の文字を見つけ、事件の犯人であることが判明。泉が暴行されていた様子を嘲笑う田中を、辰哉は刺殺する。泉は辰哉の犯行を知り、慟哭する。
物語がすべてひっくり返るようなどんでん返しではありませんが、ラストシーン近くのある人物の言動に込められた狂気には戦慄します。
救われる人間とそうでない人間、それぞれの思いを受け止めるのにものすごく疲れる映画です。そして同時に、本当に面白い映画です。
傑作どんでん返し映画|ファイト・クラブ
▼概要
主人公「僕」と、破天荒な行商人・タイラーが立ち上げた秘密の集まり・ファイト・クラブ。肥大化し、制御不能となった組織は社会全体を巻き込む危険な存在となっていく。
公開:1999年(アメリカ)|出演:エドワード・ノートン、ブラット・ピットほか|監督:デヴィッド・フィンチャー|上映時間139分
▼ストーリー
不眠症を患う「僕」は、重篤患者の集まりに参加するという歪んだ方法で精神の均衡を保つ会社員。出張から帰ったある日、僕は爆発事故により自宅を失ってしまう。
そんな折、飛行機で出会った石鹸の行商人・タイラーと再開し、本気の殴り合いの果てに廃墟での同棲生活を始める。
2人の殴り合いは瞬く間に噂を呼び、「ファイト・クラブ」として男たちが集う秘密組織となっていく。次第に暴走する組織の行き着く先と、タイラーの目的は?
タイラーは「僕」の別人格。ファイト・クラブ頭目であるタイラー = 僕は、知らずのうちに自分が主導していた爆破計画を目撃する。
組織が巨大化・危険化するにつれ、「僕」はタイラーと男女の関係にあるはずの女性・マーラのよそよそしさ、そしてクラブメンバーの反社会的な計画や秘密主義に疑念を覚えるようになる。
その原因であるタイラーの正体を掴むべくアメリカ全土を駆け回る僕は、タイラーの正体が自分自身の別人格であることを知る。2人の殴り合いも、僕の一人芝居だったのだ。
自身に対するマーラの軽蔑も、クラブメンバーの不穏な動きも、全ては僕自身の行いによるものだった。
ファイト・クラブが社会を揺るがすべく開始された爆破計画が進む中、自身の中のタイラーとの対決を経て僕は人格を取り戻す。しかし爆破計画はすでに結実しており、僕とマーラは高層ビルが炎上する様子を見つめることになる。
随分前ですが、観る前は「ブラピと仲間たちがスカッと殴り合うアクション映画」だと思っていました(笑)。
実際には、デヴィット・フィンチャーらしいゾクゾクするような不穏さが味わえる素晴らしい映画です。
何より、ブラピ演じるタイラーが痺れるほどにかっこいい。彼の破滅的な言動と色気を一目見るだけでも価値のある作品だと思います。
傑作どんでん返し映画|容疑者Xの献身
▼概要
テレビドラマで人気を博した「ガリレオ」シリーズの劇場版。こちらも原作は東野圭吾。
公開:2008年(日本)|出演:福山雅治、柴咲コウほか|監督:西谷弘|上映時間:128分
▼ストーリー
一人娘の美里と暮らす女性・花岡靖子は、慎ましくも幸せに暮らしていた。そんな2人のもとに元夫が金の無心に現れ、はずみから元夫をその場で殺害してしまう。
そこに現れたのは、隣の部屋に住む天才数学者・石神。彼は靖子が働く弁当屋の常連であり、以前から彼女に心惹かれていた。石神は、母娘を救うべく警察の捜査を逃れるために協力することとなる。
石神の工作により完璧なアリバイを持つに至った母娘に対し、警察も手出しできない。そんな中、石神のかつての同級生にして天才物理学者・ガリレオこと湯川学が事件に目を向ける。
石神は、母娘を救うために自らも殺人を犯していた。元夫の殺害も含めて自分の犯行だと自首する石神だが、靖子は良心の呵責から真実を告白してしまう。
石神は母娘のアリバイを作るため、ホームレスの男を殺害し、その死体を利用していた。
その後、自分は靖子への好意から彼女にストーキングを働いており、元夫も自分が殺害したとして警察に出頭する。
しかし石神の能力・性格を踏まえて事件を推理していた湯川は、石神が行った工作の内容を靖子に伝える。
「自分たちだけが幸せになれない」「一緒に罰を受ける」と、石神、そして警察の前で自分の罪を告白する母娘。彼女らの幸せを願っていた石神は泣き崩れる。
人気のガリレオシリーズの中でも、おそらくいちばん有名な作品ですね。トリックやアリバイ工作だけでなく、自分でも制御できない感情の揺れ動きゆえにいくつもの悲しみが生まれていきます。
ミステリーとしてもドラマとしても、自信を持っておすすめできる映画です。
傑作どんでん返し映画|ゴーン・ガール
▼概要
傍目には幸せそうに見える夫婦に潜む深淵。
セブンやファイト・クラブを手掛けたデヴィット・フィンチャー作品。
公開:2014年(アメリカ)|出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイクほか|監督:デヴィット・フィンチャー|上映時間:139分
▼ストーリー
5回目の結婚記念日、ニックの妻エイミーが失踪。警察に届けを出し、エイミーを探すために行動するニック。
エイミーの両親も含めエイミー捜索を続けるニックだが、これに対し加熱するメディアはあたかもニックがエイミーを消したかのように報道する。
また警察の捜査でも、ニックがエイミーを殺害したことを裏付けるような物的証拠が徐々に固められつつあった。
エイミーは生きており、失踪事件は彼女自身が仕組んだものだった。
ニックの不倫を悟ったエイミーは、「自分の理想の夫 = 妻の帰りを心待ちにする夫」に仕立てるため、一連の失踪事件を自作自演していた。
ニックや不倫相手のアンディがテレビ番組に出演して反省の弁を述べると、世論は同情的に変わり始める。
エイミーはかつての交際相手・デジーに匿われていたが、心を病んだ彼はエイミーを拘束しようとする。状況に懸念を覚えた彼女は正当防衛を装ってデジーを殺害し、ニックのもとに戻る。
最終的に、エイミーは密かに精子バンクに保管していたニックの精子で妊娠。「理想の夫」像を狂信的に求め続けるエイミーに畏怖するニックだが、生まれてくる子どもが成人するまでは彼女とともに暮らすことを選択する。
一見完璧で幸せそうに見える夫婦の闇をテーマとした本作。エイミーはもちろん、ニックはじめ他の登場人物にも自己愛や欺瞞といった隠しきれない歪みを感じてしまいます。
3時間近い長編映画ですが、腰を据えてじっくり観るにはかなりおすすめできる1本です。
傑作どんでん返し映画|祈りの幕が下りる時
▼概要
公開:2018年(日本)|出演:阿部寛、松嶋菜々子ほか|監督:福澤克雄|上映時間:119分
▼ストーリー
腐乱死体が発見されたアパートには、毎月橋の名前が書かれた日付があった。
その後、新小岩の河川敷で発見された焼死体。
刑事・加賀は2つの事件の関連性と、舞台演出家・博美に着目する。
焼死体は博美の父親・忠雄。娘を守るために偽りの人生を歩んでいたが、限界を迎えてしまった。
忠雄はかつて、妻が多額の借金をつくって消えてしまったために、娘である博美とあてもなく逃避行していた。
そんな中、博美は父を助けようとバイトを紹介するという男と会い、襲われそうになる。抵抗する博美は、落ちていた箸で男を殺害しまう。
忠雄は博美を守るため、その男の名前を使って生きていくことを決意。博美が舞台演出家として成功を収めた現在に至るまで、毎月どこかの橋で密かに顔を合わせていた。
忠雄は偽りの人生が人に漏れそうになるたび、やむなく殺人を犯していたが、ついに限界を迎えて死を望む。「焼け死ぬのは嫌だなあ」といういつかの父の言葉を思い出し、博美は自分の手で忠雄の命を断つ。
こちらも東野圭吾さんの原作です。このカテゴリは東野さん作品がどうしても多くなりますね(笑)。加賀刑事シリーズですが、単品で観ても全く問題ありません。
誰もが持つ「幸せに生きていきたい」という思いの強さと残酷さに溢れた映画だと感じます。
傑作どんでん返し映画|セブン
▼概要
陰気な大都会で起こる、七つの大罪になぞらえた連続殺人事件。刑事のミルズは、相棒のサマセットとともに犯人と事件の真相解明に奔走する。
公開:1995年(アメリカ)|出演:ブラット・ピット、モーガン・フリーマンほか|監督:デヴィット・フィンチャー|上映時間:127分
▼ストーリー
新人刑事・デビット・ミルズがベテラン刑事・サマセットとともに向かった殺人現場で観たものは、大量の食事に顔を埋めて死んでいる男だった。
これを皮切りに、キリスト教における七つの大罪になぞらえた連続殺人事件が発生していく。
そんな中、ミルズの妻・トレイシーは夫に妊娠を打ち明けるべきか否か悩んでいた。
やがて犯人と思しき男「ジョン・ドゥ」が浮かび上がるも、逮捕には至らず5つ目の事件が発生してしまう。「嫉妬」と「憤怒」の2つの大罪が残されるなか、意外なことにジョン・ドゥは自首してくる。
ミルズに「嫉妬」したジョン・ドゥがトレイシーを殺害し、これに「憤怒」したミルズがジョン・ドゥを射殺。七つの大罪が完成した。
自首したジョン・ドゥは、身元・経歴が判明しない謎の男だった。
彼は残る2つの死体の在処を知らせることを条件に、ミルズとサマセットの2人を伴ってある荒野に向かう。
そこでジョン・ドゥが寄越したのは小さな箱。中には、トレイシーの生首が入っていた。
ミルズの幸せな家庭に「嫉妬」してトレイシーを殺したというジョン・ドゥに、極限の「憤怒」を込めて銃を向けるミルズ。最終的にミルズはジョン・ドゥを撃ち殺し、七つの大罪は完成してしまった。
個人的に全ての映画の中で一番好きな作品かもしれません。残酷で恐ろしい作品ではありますが、観ているうちに高揚感で目が離せなくなります。
ラストの1シーンにおけるミルズの表情は、人間の感情を極限に煮詰めたような迫力。もう一度観たくなってきました。
傑作どんでん返し映画|冷たい熱帯魚
公開:2010年(日本)|出演:でんでん、吹越満ほか|監督:園子温|上映時間:146分
▼ストーリー
社本信之は、前妻との娘と後妻との3人で暮らす熱帯魚店の店主。あることがきっかけで、別の熱帯魚店の店長・村田と懇意になる。
しかし、村田の裏の顔は殺人・死体遺棄を平然と行う異常者。
社本は次第に彼とその妻・愛子の支配から抜け出せなくなり、犯罪に加担していく。
限界を迎えた社本は村田を殺害し、その妻愛子も洗脳の末殺害。さらに自分の妻・妙子も殺した後に娘の前で自殺する。
村田の倒錯した性癖から、彼の愛子と関係を持つことを強要され、社本は限界を迎える。
村田を刺殺し、暴力で洗脳した愛子にその死体の処理を任せる。その後、自宅引き返して妻・妙子と娘・美津子を暴力で支配・洗脳せんと暴行を加える。
さらに社本は村田殺害の現場に戻り、愛子を殺害。その勢いのまま、自身の妙子も殺してしまう。
最後は美津子の眼の前で自分の喉を切り、絶命。美津子は社本を罵倒する。
エログロ上等の鬱映画です。特殊な趣味でない限り、ご家族や友人と一緒に観ることはおすすめできませんね。
全く救いのない展開ですが、誰もが持つ黒くて粘着質な心の奥底の欲求を、全力投球でぶつけられる。そんな昏い爽快感は感じられるかもしれません。
傑作どんでん返し映画|メメント
▼概要
10分間しか記憶を保てない男は、自らの身体に刻まれた手がかりを頼りに、妻を殺害した犯人の特定と自らの手による復讐を誓う。
公開:2000年(アメリカ)|出演:ガイ・ピアースほか|監督:クリストファー・ノーラン|上映時間:113分
▼ストーリー
強盗の襲撃により妻を殺害された主人公・レナードは、その折に負った頭部の怪我により10分間しか記憶を保てない。
気がつけば、彼が身を置くのはいつもモーテルの一室となっていた。目が覚めるたびに刺青として自身の身体に刻まれている、事件に関する断片的なメッセージ。
彼と妻をこの状況に追いやった犯人は誰か?復讐は成せるのか?そしてレナードはどこに向かうのか?
強盗犯と思しき人物は殺害したが、妻の死因は強盗ではなくレナード自身の可能性が高い。
乱れとぶ時系列の中、レナードは犯人である「ジョン・G」と確信した麻薬の売人を殺害する。
視聴者の視点ではこれで妻の復讐を果たしたようにも見える。
しかし別のシーンにて、妻は強盗事件では生存していたこと、そして本当の死因はその後の糖尿病治療におけるインスリンの過剰投与であることが示唆されている。
インスリンを投与したのはレナードであるが、それを促したのはすでに健忘症となっていた彼に失望した妻自身。
この情報はレナードの協力者である刑事・テディによってもたらされるが、健忘症と罪の意識とでこれを受け入れられないレナードは、テディのこともすでに殺したはずのジョン・Gだと自身に刷り込み、射殺してしまう。
物語の始まりと終わりは、いずれもテディ殺害のシーンである。
物語は、レナードの追憶メインの「モノクロパート」と、行動メインの「カラーパート」に分かれており、時系列が複雑に絡み合って進行していきます。
間違いなく面白いのですが、相当に難解な映画。僕自身、理解しきれているか否か怪しいんです……。ただ、見返しや考察を楽しみたい方は必見といえますね。
傑作どんでん返し映画|CURE
▼概要
猟奇殺人事件の真相を追う刑事は、関係者として浮上した得体の知れないの青年の出会いを経て、その闇に呑まれていく。
公開:1993年(日本)|出演:役所広司、萩原聖人ほか|監督:黒沢清|上映時間:115分
▼ストーリー
被害者の胸部がX型に切り裂かれる殺人事件が頻発するが、犯人はすべて別人。そして一様に、「なぜ自分は相手を殺してしまったのか」が分からない。
事件を追う刑事・高部は、病気により精神のバランスを失った妻の介護に追われながら、事件との関連が疑われる青年・間宮に接近していく。
間宮は催眠を用い、相手の奥底に眠る欲求を開放させる術を持っていた。事実、間宮と会話を経験した人間が殺人を犯していたのだ。
高部は間宮を殺害するが、間宮の催眠は高部に受け継がれていた。
間宮を危険視する高部は彼を追い詰め、ついに射殺する。しかし、彼との対話や一連の出来事から、間宮の催眠は高部の中に宿ってしまった。
終盤、催眠により心の枷を外した何者か(おそらく高部)に殺害され、胸をXに切り裂かれた妻の姿が確認される。
高部の中にあった「妻を殺してしまいたい」という思いは、間宮から受け継いだ催眠で目を覚ましてしまったのだ。
場面は変わり、高部が食事のために入店したレストラン。彼の注文を取ったウェイトレスが包丁を取り出し、店の奥の店長を襲うことを示唆して物語は幕を閉じる。
催眠により、自分でも気づいていない、あるいは押し殺していた欲求が満たされることを「癒やし」と表現した作品。結果多くの人が死ぬことになります。
観ているうちに言いようのない不安な気持ちになってくる映画です。どんでん返しのインパクトはありますが、どちらかといえばストーリーと雰囲気重視で観る1本かなと感じます。
3. まだまだある!おすすめのどんでん返し映画15選
ここまで、どんでん返しの名作・傑作映画をご紹介してきましたが、面白い作品はまだまだあります。
語るに尽きませんので、ストーリーのさわりとともに優良タイトル15選を一挙ご紹介。
琴線に触れるものがあれば、ぜひ観ていただければと思います。
▼編集部おすすめどんでん返し映画一覧▼
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
アヒルと鴨のコインロッカー |
2007年 | 濱田岳、瑛太ほか | 中村義洋 | 110分 |
ミスト |
2007年 | トーマス・ジェーン、ローリー・ホールデンほか | フランク・ダラボン | 125分 |
告白 |
2010年 | 松たか子、岡田将生ほか | 中島哲也 | 106分 |
情婦 |
1958年 | タイロン・パワー、チャールズ・ロートンほか | ビリー・ワイルダー | 116分 |
オールド・ボーイ |
2003年 | チェ・ミンシク、ユ・ジテほか | パク・チャヌク | 120分 |
鍵泥棒のメソッド |
2012年 | 堺雅人、香川照之ほか | 内田けんじ | 128分 |
アイデンティティー |
2003年 | ジョン・キューザック、レイ・リオッタほか | ジェームズ・マンゴールド | 90分 |
HELLO WORLD |
2019年 | 北村匠海、松坂桃李ほか ※声の出演 |
伊藤智彦 | 98分 |
バタフライ・エフェクト |
2004年 | アシュトン・カッチャー、エイミー・スマートほか | エリック・ブレス | 114分 |
白ゆき姫殺人事件 |
2014年 | 井上真央、綾野剛ほか | 中村義洋 | 126分 |
ダ・ヴィンチ・コード |
2006年 | ム・ハンクス、オドレイ・トトゥほか | ロン・ハワード | 149分 |
黒い家 |
1999年 | 内野聖陽、西村雅彦ほか | 森田芳光 | 119分 |
真実の行方 |
1996年 | リチャード・ギア、エドワード・ノートンほか | グレゴリー・ホブリット | 130分 |
悪人 |
2010年 | 深津絵里、妻夫木聡ほか | 李相日 | 139分 |
アザーズ |
2001年 | ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガンほか | アレハンドロ・アメナーバル | 104分 |
おすすめのどんでん返し映画|アヒルと鴨のコインロッカー
公開:2007年(日本)|出演:濱田岳、瑛太ほか|監督:中村義洋|上映時間:110分
▼ストーリー
仙台に暮らす大学生の椎名は、変わり者の隣人・河崎と関わり合いになり、なりゆきからともに本屋で広辞苑を盗むことになる。
一方、街では残虐なペット殺しの事件が連続していた。明かされる河崎の正体と過去が、ペット殺しの事件とリンクしていく……。
おすすめのどんでん返し映画|ミスト
公開:2007年(アメリカ)|出演:トーマス・ジェーン、ローリー・ホールデンほか|監督:フランク・ダラボン|上映時間:125分
▼ストーリー
突然街を包んだ正体不明の深い霧。霧からは未知の生物が現れ、人々を襲う。
主人公・デヴィットは、息子を伴ってスーパーマーケットに逃げ込むが、霧からの恐怖と人々の疑心暗鬼に追い詰められていく。
おすすめのどんでん返し映画|告白
公開:2010年(日本)|出演:松たか子、岡田将生ほか|監督:中島哲也|上映時間:106分
▼ストーリー
中学校教師・森口は、かつて担任したクラスの生徒に幼い娘を殺されていた。
徹底的な復讐を誓う森口と、犯人である2人の生徒の行く末は?
おすすめのどんでん返し映画|情婦
公開:1958年(アメリカ)|出演:タイロン・パワー、チャールズ・ロートンほか|監督:ビリー・ワイルダー|上映時間:116分
▼ストーリー
未亡人殺しの容疑者と、老いた弁護士・チャールズの法廷での戦いを濃密に描く名作。
1958年と非常に古い作品ではあるが、アガサ・クリスティの短編をベースとする緻密なストーリーが展開されていく。
おすすめのどんでん返し映画|オールド・ボーイ
公開:2003年(韓国)|出演:チェ・ミンシク、ユ・ジテほか|監督:パク・チャヌク|上映時間:120分
▼ストーリー
どこかの部屋の一室に監禁された主人公・デスは、妻が殺害されているうえ、自分が犯人に仕立て上げられていることを知る。
15年後、突如として開放されたデスは犯人への復讐を胸に行動しだすが、犯人は意外にも早く彼の前に姿を表す……。
おすすめのどんでん返し映画|鍵泥棒のメソッド
公開:2012年(日本)|出演:堺雅人、香川照之ほか|監督:内田けんじ|上映時間:128分
▼ストーリー
記憶を失った凄腕の殺し屋・コンドウと売れない役者・桜井。桜井はコンドウの記憶喪失を利用し、それぞれの存在を入れ替えて生活し始める。
桜井として生きるコンドウに惹かれ始める女性、香苗。3人の人生は奇妙な軌跡で混じり合い、騒動を起こしていく。
おすすめのどんでん返し映画|アイデンティティー
公開:2003年(アメリカ)|出演:ジョン・キューザック、レイ・リオッタほか|監督:ジェームズ・マンゴールド|上映時間:90分
▼ストーリー
事件の舞台は1件のモーテル。嵐で行場を失った人々が入り乱れる中、コインランドリーで1人の生首が発見される。
その後も増え続ける犠牲者たち。しかし、いつしか現場や死体の様子は人知を超えた様相を見せ始める。
おすすめのどんでん返し映画|HELLO WORLD
公開:2019年(日本)|声の出演:北村匠海、松坂桃李ほか|監督:伊藤智彦|上映時間:98分
▼ストーリー
高校生の堅書直実は、10年後から来た自分と名乗る「先生」に出会う。先生曰く、直実が今いる世界は現実でなく「過去を再現したシミュレーター」であるという。
続けて、史実通りに時が進むことで、直実がこれから同級生の一行瑠璃と恋人同士になり、さらに彼女は初デートの際に天災で死んでしまうと語る。
おすすめのどんでん返し映画|バタフライ・エフェクト
公開:2004年(アメリカ)|出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマートほか|監督:エリック・ブレス|上映時間:114分
▼ストーリー
記憶障害の少年・エヴァンは、日記をつけ始めたことをきっかけに症状が改善されたことを喜ぶ。
しかしあるとき、彼は日記に書かれた過去に戻れること、そして、そのために幼馴染の運命を変えてしまったことを知る。
おすすめのどんでん返し映画|白ゆき姫殺人事件
公開:2014年(日本)|出演:井上真央、綾野剛ほか|監督:中村義洋|上映時間:126分
▼ストーリー
誰もが振り向くような美人OLが殺害された。犯人として疑われた同僚の女性・城野は、人知れず失踪。
フリー記者・赤星は、事件を追う過程でSNSに情報を見境なく投稿。城野を責める匿名の悪意は際限なく増えていく。
おすすめのどんでん返し映画|ダ・ヴィンチ・コード
公開:2006年(アメリカ・マルタ・フランス・イギリス)|出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥほか|監督:ロン・ハワード|上映時間:149分
▼ストーリー
ハーバード大学で教授を務めるロバート・ラングドンは、図らずもルーヴル美術館の館長殺害事件の捜査に協力することになる。
事件を追うロバートは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に秘められた真実に手を伸ばしていく。
おすすめのどんでん返し映画|黒い家
公開:1999年(日本)|出演:内野聖陽、西村雅彦ほか|監督:森田芳光|上映時間:119分
▼ストーリー
保険金の査定担当・若槻は、加入者・菰田の呼び出しに応じて彼に家に向かう。そこで見たものは、首を吊って死んでいる菰田の妻の連れ子の姿。
連れ子の保険金給付をしつこくせがむ菰田は、自傷により金を搾取する「指狩り族」と呼ばれる存在だったことが判明する。
おすすめのどんでん返し映画|真実の行方
公開:1996年(アメリカ)|出演:リチャード・ギア、エドワード・ノートンほか|監督:グレゴリー・ホブリット|上映時間:130分
▼ストーリー
カトリックのラシュマン大司教が惨殺された。犯人として起訴されたのは、ケンタッキー州の青年・アーロン。
彼の無罪を勝ち取るために、目立ちたがりの弁護士ベイルが法廷に立つ。
おすすめのどんでん返し映画|悪人
公開:2010年(日本)|出演:深津絵里、妻夫木聡ほか|監督:李相日|上映時間:139分
▼ストーリー
九州の県境で見つかった若い女の死体。犯人と目された大学生・増尾はホンボシではなかった。
事件のすぐ後、佐賀県の紳士服店に勤める女性・光代は、長崎県に住む青年・祐一と出会い系サイトを通じてデートの約束をする。
おすすめのどんでん返し映画|アザーズ
公開:2001年(アメリカ・スペイン・フランス)|出演:ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガンほか|監督:アレハンドロ・アメナーバル|上映時間:104分
▼ストーリー
第二次世界大戦の終結直後、グレースは2人の子供とジャージー島の広い屋敷で暮らしていた。子供たちは日光に弱いため、窓はカーテンに覆われている。
そんな家族のもとに、3人の使用人が現れる。この出来事をきっかけに、屋敷の中で怪現象が起こり始める。
4. まとめ
この記事では、息を呑むどんでん返しが味わえる映画を一挙ご紹介してきました。
観たい!と思える映画が見つかっていれば幸いです。もう一度映画の一覧を見たい方は、以下をタップしてくださいね。
▼必見の名作どんでん返し映画2選▼
ユージュアル・サスペクツ | シックス・センス |
▶伝説のギャング「カイザー・ソゼ」を巡る緊迫のサスペンス! | ▶小児精神科医と死者の姿が見える少年が手に入れる真実とは? |
公開:1995年(アメリカ)|出演:ケビン・スペイシー、ガブリエル・バーンほか|監督:ブライアン・シンガー|上映時間:106分 | 公開:1999年(アメリカ)|出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメントほか|監督:M・ナイト・シャマラン|上映時間:107分 |
▼傑作どんでん返し映画一覧▼
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
イニシエーション・ラブ |
2015年 | 松田翔太、前田敦子ほか | 堤幸彦 | 110分 |
オリエント急行殺人事件 |
1999年 | ケネス・ブラナー、ジョニー・デップほか | M・ナイト・シャマラン | 114分 |
秘密 |
1999年 | 小林薫、広末涼子ほか | 滝田洋二郎 | 119分 |
SAW |
2004年 | ケイリー・エルウィス、リー・ワネルほか | ジェームズ・ワン | 103分 |
怒り |
2016年 | 渡辺謙、森山未來、松山ケンイチほか | 李相日 | 142分 |
ファイト・クラブ |
1999値 | エドワード・ノートン、ブラット・ピットほか | デヴィット・フィンチャーー | 139分 |
容疑者Xの献身 |
2008年 | 福山雅治、柴咲コウほか | 西谷弘 | 128分 |
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
ゴーン・ガール |
2014年 | ベン・アフレック、ロザムンド・パイクほか | デヴィット・フィンチャー | 139分 |
祈りの幕が下りる時 | 2018年 | 阿部寛、松嶋菜々子ほか | 福澤克雄 | 119分 |
セブン |
1999値 | ラット・ピット、モーガン・フリーマンほか | デヴィット・フィンチャー | 127分 |
冷たい熱帯魚 |
2010年 | でんでん、吹越満ほか | 園子温 | 146分 |
メメント |
2000年 | ガイ・ピアースほか | クリストファー・ノーラン | 113分 |
CURE |
1993年 | 役所広司、萩原聖人ほか | 黒沢清 | 115分 |
▼その他のおすすめどんでん返し映画一覧▼
タイトル | 公開 | 出演 | 監督 | 時間 |
アヒルと鴨のコインロッカー |
2007年 | 濱田岳、瑛太ほか | 中村義洋 | 110分 |
ミスト |
2007年 | トーマス・ジェーン、ローリー・ホールデンほか | フランク・ダラボン | 125分 |
告白 |
2010年 | 松たか子、岡田将生ほか | 中島哲也 | 106分 |
情婦 |
1958年 | タイロン・パワー、チャールズ・ロートンほか | ビリー・ワイルダー | 116分 |
オールド・ボーイ |
2003年 | チェ・ミンシク、ユ・ジテほか | パク・チャヌク | 120分 |
鍵泥棒のメソッド |
2012年 | 堺雅人、香川照之ほか | 内田けんじ | 128分 |
アイデンティティー |
2003年 | ジョン・キューザック、レイ・リオッタほか | ジェームズ・マンゴールド | 90分 |
HELLO WORLD |
2019年 | 北村匠海、松坂桃李ほか ※声の出演 |
伊藤智彦 | 98分 |
バタフライ・エフェクト |
2004年 | アシュトン・カッチャー、エイミー・スマートほか | エリック・ブレス | 114分 |
白ゆき姫殺人事件 |
2014年 | 井上真央、綾野剛ほか | 中村義洋 | 126分 |
ダ・ヴィンチ・コード |
2006年 | ム・ハンクス、オドレイ・トトゥほか | ロン・ハワード | 149分 |
黒い家 |
1999年 | 内野聖陽、西村雅彦ほか | 森田芳光 | 119分 |
真実の行方 |
1996年 | リチャード・ギア、エドワード・ノートンほか | グレゴリー・ホブリット | 130分 |
悪人 |
2010年 | 深津絵里、妻夫木聡ほか | 李相日 | 139分 |
アザーズ |
2001年 | ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガンほか | アレハンドロ・アメナーバル | 104分 |
目が離せない展開とストーリーを、心ゆくまで楽しんでくださいね!