「ニットシャツ」という機能的なシャツがあるのをご存知ですか。

「ニットのシャツ?」

「普通のシャツと何が違うの?」

という方が多いのではないでしょうか。

この「ニットシャツ」、見た目は普通のワイシャツとほとんど同じながら、吸汗性・速乾性・ストレッチ性に優れ、しわにもなりにくいことから、クールビズの普及を機に多くのビジネスマンに支持されています。

今回は、そんな「ニットシャツ」について、その基本的な知識から、取り扱い方法までを説明し、最後にニットシャツが買えるおすすめのお店をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

(※この記事は、2017年2月時点での情報を参考にしています。)

1. ニットシャツの基本

ここではまず、誤解されやすいニットシャツの定義をご説明します。

そしてそのあとに、その機能性と洗濯時の注意点、最後に商品選びのポイントをご説明しますので、参考にしてください。

1-1. ニットシャツとは

ニットシャツは、見た目は限りなく一般的なワイシャツに近いものでありながら、ワイシャツにはない多くの機能性を備えています。

その秘密は、ニットシャツの定義を知れば分かります。

下の画像は、織物と編み物(ニット)の組織を図解したものです。

ニットとは「編み物」のことを指します。

そして、ニットシャツとは編まれた生地によって仕立てられたシャツのことをいいます。

ニットというと、どうしてもセーターを思い浮かべ、「ニット=ウールの製品」と誤解されやすいのですが、そうではありません。

一方で、一般的なワイシャツの多くは織られた生地によって仕立てられたシャツになります。

そのため、織物にはない、編み物構造の生地特有の機能性を持っているのが、ニットシャツの特徴といえます。

1-2. ニットシャツとポロシャツ

  • ニットシャツ

ニット(編み物生地)で作られたシャツといえば、ポロシャツが挙げられます。

ポロシャツは一般的なシャツと比べると、伸縮性があり、生地表面に細かい凹凸があるため独特の手触りがします。

これは、ポロシャツの多くが「鹿の子編み」で編まれた生地で作られているからです。

これにより、ポロシャツは通気性・吸汗性やストレッチ性に優れたアイテムとして人気を集めています。

そしてニットシャツは、いわばポロシャツをワイシャツの形にデザインした製品といえます。

1-3. ニットシャツの4大機能

一見して、普通のワイシャツと変わらない見た目で、ビジネスで大活躍するニットシャツですが、ここからはそんなニットシャツの機能性について整理してみます。

編み物生地が持つ長所が、そのままニットシャツの機能性につながります。

先ほど説明した、「ニットシャツはポロシャツをワイシャツの形にデザインした製品だ」という点を押さえておけば、ニットシャツが備える機能性についても理解しやすくなるはずです。

・伸縮性があり、着心地が良い

1本の糸でループを作りながら編んでいくニットは、そのループにより生じる隙間により、タテにもヨコにも伸びるという伸縮性を持っています。

この伸縮性により、ニットシャツは動きやすく、身体に優しくフィットする抜群の着心地を実現しています。

ニットシャツ
ニットシャツの見分け方
ニットシャツと一般的なワイシャツの簡単な見分け方は、シャツを両手で引っ張ってみることです。伸縮性のあるニットシャツは伸びますが、一般的なワイシャツはほとんど伸びません。

・通気性が高いため、夏でも涼しい

ループ状に編まれているニットシャツは、隙間があることにより、通気性が高まります。

そのため、夏でも涼しく快適に過ごすことができます。

・吸汗速乾性で、さらさらとした心地良い肌触り

汗は糸の隙間に吸い込まれるため、隙間が多いニットシャツは吸汗性が高くなります。

また、通気性の高さと相まって、汗を吸いやすく乾きやすいという特徴を備えます。

さらに、ニットの持つ凹凸構造により、肌との接触面が少なく、さらさらとした清涼感のある肌触りの良さがあります。

・しわになりにくいからイージーケア

伸縮性が高く柔らかい生地であるニットは、しわになりにくいという長所を持っています。

そのため、ニットシャツは、ノーアイロン、もしくは気になる箇所だけアイロンするだけで、着用することができます。

1-4. 洗濯時の注意点

  • ニットシャツ

ここまで、ニットシャツの持つ機能性について説明してきましたが、ニット素材(編み物生地)にもデメリットがあります。

それは、織物生地に比べて、その組織が緩やかなために、型崩れしやすいという点です。

そのため、洗濯の際は注意が必要です。

「ネットを使用して洗ってください」「タンブラー乾燥は避けてください」など、それぞれの商品の、ケアラベルの表示に沿って取り扱うようにしてください。

また、クリーニング店に出す際は、ニット製品であることを伝えるようにしましょう。

1-5. 購入時の3つのポイント

では、ニットシャツを購入するときにチェックしておきたい3つのポイントをご説明します。

・自分のサイズに合ったシャツを選ぼう

  • ニットシャツ

ビジネスの場で清潔感のある印象を与えるためにも、着心地良く着用するためにも、ご自身のサイズに合ったシャツを選びましょう。

サイズ選びの基本は、首回りと裄丈です。

裄丈とは、襟の中心から肩先を経由してカフス部分の先端までの寸法になります。

上の写真では①(肩まで)と②(袖の部分まで)を足した長さです。

ご自身の首回りと裄丈の長さに合ったサイズのシャツを選ぶようにしましょう。

以下は、一般的なサイズ表になります。

一般的なサイズ表
  S M L LL
首回り(cm) 37 39 41 43
袖丈(cm) 78〜81 81〜84 84〜86 86〜88

首回り・裄丈の測り方や、シャツのサイズ選びについて詳しく知りたい方は、「ワイシャツのサイズ|自分の身体にあったサイズの選び方」の記事で説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

・季節に合ったシャツを選ぼう

夏は涼しく、冬は暖かく、快適に過ごすために、季節に合ったニットシャツを選びましょう。

同じニットシャツでも、ブランドによっては、春夏用・秋冬用と季節ごとにニット生地を工夫して発売しています。

たとえば、

春夏用は、表面を綿素材にして汗の吸収・発散性を高め、裏面はポリエステル素材でさらさらとした肌触りになるように、

秋冬用は、目の細かいダブルニットにして保温性を高めるなど、

一年中快適に過ごせるよう提案されているので、その季節に合ったシャツを選ぶようにしましょう。

・シャツの襟型に気を配ろう

自分の体型や着用シーンに合った襟型のシャツを選ぶと、相手により良い印象を与えることができます。

それぞれの体型によって、似合うシャツの襟型は変わってきます。

一般的に、がっちりした体型の方には、ワイドカラーやホリゾンタルカラーのシャツがおすすめです。

逆に、細身な方や小柄な方には、襟羽開きが狭いナローショートカラーがおすすめです。

また、ネクタイを着用するかどうかや、スーツの種類によっても、最適なシャツの襟型は変わってきます。

ノーネクタイの場合は、ボタンダウンカラーなどの襟の形が崩れにくいシャツ、ネクタイを締めてビジネスシーンで着用する場合は、レギュラーカラーのシャツなどがおすすめです。

ここまでくると、かなり細かい話になりますが、興味がある方は、「ワイシャツの襟の種類|シーンや体型に合わせた選び方のコツ」の記事で詳しく説明してありますので、ぜひ参考にしてみてください。

2. ニットシャツが買えるおすすめのお店8選

ここからは、ビジネスシーンで着用できるニットシャツを買える、おすすめのお店をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


◆LaFabric(ラファブリック)[PR]

 

ネットでオーダースーツ・シャツを1着から注文できるカスタムオーダーの通販サイト「LaFabric」。

製品はすべてメイドインジャパンで、機能性に優れた素材・生地を豊富に取り扱っているのが特徴です。

サービス最大の特長は、一度店舗で採寸〜体型情報を登録すれば、そのデータが保存され、あとはネットでオーダーが楽しめるところ。

高機能のラインナップに、オンラインで注文ができるその利便性に、20代後半〜40代のビジネスマンから人気を得ています。

公式サイトを見る 

AOKI

郊外から都心まで全国各地に展開し、高品質で低価格な幅広いラインナップを誇ります。

ニット素材を使用したシャツも展開し、リーズナブルな価格で手に入ります。

オンラインショップも充実しており、Web割引やクーポンを利用すれば、さらにお得に商品を購入することも可能です。

ブランド詳細

【ブランド名】AOKI
【価格帯】5,000円〜

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ORIHICA

「Key to the new lifestyle」をブランドコンセプトに、2004年秋冬からコレクションをスタートしたブランドです。

快適な着心地で、汗をかいてもすぐに乾くドライ性や、アイロン不要で着用可能など、欲しい機能を備えたニットシャツをリーズナブルな価格で展開しています。

ブランド詳細

【ブランド名】ORIHICA
【価格帯】5,000円〜

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TAKA-Q

日本製生地を使用したノーアイロンで着用できるニットシャツが、リーズナブルな価格で、さまざまなデザインから選べるのが魅力です。

全方位に伸びて動きやすく、着心地が良いシャツは、シーンを選ばず活躍してくれるはずです。

ブランド詳細

【ブランド名】TAKA-Q
【価格帯】5,000円〜6,000円

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はるやま

販売数が100万枚を突破した「i-Shirt(アイシャツ)」は、新合繊素材のニットシャツで、完全ノーアイロンを実現しています。

また、空気触媒生地を採用することにより、汗などの匂いが気にならない抗菌・消臭機能も備えています。

ブランド詳細

【ブランド名】はるやま
【価格帯】5,500円〜6,600円

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Maker's Shirt 鎌倉

ビジネスマンに絶大な人気を誇る「メーカーズシャツ鎌倉」。

見た目も着心地も抜群な綿100%のソフトな生地を作りたいという想いから生み出された、高密度の36ゲージニットシャツは、ドレスシャツに限りなく近い光沢感を持っています。

ブランド詳細

【ブランド名】Maker's Shirt 鎌倉
【価格帯】6,000円〜9,000円

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ozie

1924年創業のシャツ専業メーカーとして、高品質・低価格のオリジナルシャツを提供しています。

2008年から「ビズポロ(ビジネスポロシャツ)=ワイシャツ仕立てのニットシャツ」の販売を開始し、改良を重ねています。

直接素肌に着ても着心地が良く、透け感の少ないストレスフリーなニットシャツは、ビジネスマンにも人気の高い商品です。

ブランド詳細

【ブランド名】ozie
【価格帯】7,000円〜

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土井縫工所

シャツ専業で60年間培ってきた膨大なパターンデータを基に、「世界で活躍する日本のビジネスマンのためのドレスシャツ」を作り続けています。

既製品からオーダーまで4つのラインでシャツを展開しており、インターネットのみでの販売になります。

30種類以上のベースとなるシャツから、2way前立・ポケットの取り付けの他、裄丈やカフス廻りを左右別々に調整できるシャツラインの「Entry Line」では、鹿の子(ニット)シャツを自分好みに調整できます。

ブランド詳細

【ブランド名】土井縫工所
【価格帯】9,720円〜

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ニットシャツ専門店 ITOHARI

1956年創業のニット専業メーカーならではのものづくりで、良質なニットシャツを作り続けている国産ニットシャツ専門店です。

「着心地の良いものを」という原点を大切にしながら、さまざまなニット生地を使用した機能的で見た目にも美しいニットシャツを幅広く展開しています。

ブランド詳細

【ブランド名】ITOHARI
【価格帯】13,000円〜18,000円

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3. まとめ

今回は、ビジネスシーンで大活躍する「ニットシャツ」をご紹介しました。

ポイントをまとめると、

・ニットシャツとは、編み物生地によって仕立てられたシャツのことである

・伸縮性、通気性、吸汗速乾性が高く、しわになりにくい

・見た目は一般的なワイシャツとほとんど変わらない

・洗濯の際は、ケアラベルの表示に沿って洗うことが必要である

という点が挙げられます。

ぜひこの記事を参考に、ニットシャツを手に取って、普通のワイシャツにはない、ニット生地特有の魅力を感じてみてくださいね。