髪を乾かすだけでなく、毎日のヘアケアにも欠かすことのできないドライヤー。
せっかく買い替えるのなら、髪をきれいにしてくれる1台を選びたいものですよね。
しかし、価格も機能もさまざまな商品の中から、「どれを選べばいいか分からない」という方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- ドライヤーメーカーへの聞き取り
- 美容師への聞き取り
- 家電販売員への聞き取り
をもとに、髪をきれいにしてくれる編集部おすすめのドライヤーをご紹介します。
あわせて、ドライヤー選びのポイントや髪にまとまりと艶を出すドライヤーの使い方についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
先に、編集部おすすめのドライヤーを知りたい方は、「2. 価格別|ドライヤーおすすめ商品12選」からチェックしてみてください。
なおこの記事では、家電に関する知識について専門家に監修を頂いています。
※商品掲載欄の一部を除く
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※この記事は、2024年11月時点での情報を参考にしています。
※商品価格は「価格.com」を参考に、全て税込み価格で表記しております。
1. 髪をきれいにするドライヤー選びのポイント
髪の美しさは、髪の表面を覆う「キューティクル」によって保たれています。
しかし、濡れた髪はキューティクルが開きダメージを受けやすいため、洗った後は素早く乾かすことが大切です。
さらに、自分に合ったヘアケア機能を搭載した商品を選べば、髪はより一層きれいになります。
そのため、ドライヤー選びの際には、「風量」「温度調節機能」「ヘアケア機能」の3つのポイントに注目しましょう。
それでは、1つずつ確認していきましょう。
このほかのチェックしたい機能として「重さ」と「消費電力」があります。
ドライヤーは頭の近くまで持ち上げるので、重さは意外と重要です。乾かすだけではなくスタイリングもするとなると意外と長時間腕を上げる必要があるからです。
また、ドライヤーは家電のなかでも驚くほど消費電力が大きい家電です。
消費電力はパワータイプはだいたい1200W以上ありますが、契約アンペア数が低い家だと電子レンジなどの家電などと併用するとブレーカーが落ちることがあります。いままでブレーカーが落ちた事がある家では注意が必要です。
また、脱衣所によくある洗面台の鏡ちかくについているコンセントは「1200Wまで」の仕様が多いです。たまに1200W以上の消費電力のドライヤーがありますが、脱衣場で使用する場合は事前にチェックしましょう。
1-1. 風量が1.8m³ / 分以上の商品を選ぶ
洗った後の濡れた髪は、キューティクルが開いてダメージを受けやすい状態になっています。
そのため、開いたキューティクルを素早く引き締められるように、短時間で髪を乾かせる大風量のドライヤーを選びましょう。
ドライヤーの風量は「~m³ / 分」という値で表されますが、おすすめは「1.8m3 / 分」以上の商品です。
「1.8m³ / 分」以上の風量があれば髪をスピーディーに乾かすことができるので、ドライヤーの時間を短縮したいという方にもおすすめです。
最近は1万円以下で2.0 m³/分の製品も増えています。
毛量が多い場合、乾燥スピードを重視する場合は上記の通り1.8 m³ /分以上がおすすめです。
ただし、髪の量が少ない場合や細い猫毛の場合は風が強すぎると髪が飛び散り逆にドライヤーでのヘアケアがしにくいことも。
そんな場合は低温ドライヤーや(ナノイーやプラズマクラスター発生機能搭載機などの)ビューティーケア機能重視のドライヤーが良いでしょう。
キューティクルとは、髪の表面を覆っているウロコ状の物質のことで、
- 紫外線など外部の刺激から髪を守る
- 髪の内部に水分とタンパク質を閉じ込める
という働きをしています。
キューティクルは、乾いているときは引き締まっていますが濡れると開いてしまうという性質があります。
開いたキューティクルを放置すると、摩擦で剥がれたり水分やタンパク質が抜け出てしまいます。
ダメージをうけた髪はキューティクルが開きっぱなしになるので、その前のケアが大切です。
1-2. 髪表面が高温にならない機能を搭載した商品を選ぶ
髪の美しさを保つキューティクルは熱に弱いため、高温の風で乾かし続けると傷ついてしまいます。
そのため、キューティクルへのダメージを最小限に抑えるために、温風の温度を60℃以下に下げられる髪表面が高温にならない機能を搭載したドライヤーを選びましょう。
髪の根元を乾かした後に、60℃程度の温風を使って毛先を乾かせば、キューティクルへのダメージを軽減しつつも髪を素早く乾かすことができます。
1-3. 自分に合うヘアケア機能搭載の商品を選ぶ
風量と温度調節機能を確認したら、最後にヘアケア機能をチェックしましょう。
ここでは、さまざまなヘアケア機能の中でもぜひチェックしておきたい4つの機能をピックアップしました。
それぞれがどんな方におすすめかをご紹介していくので、自分に合った機能を見つけてくださいね。
◆マイナスイオン機能
マイナスイオン機能とは、ドライヤーからマイナスの電気を帯びた小さな水の粒子(=マイナスイオン)を放出させる機能です。
ドライヤーの風とともに放出されたマイナスイオンは、髪に付着してキューティクルを引き締めるとともに髪に適度な水分を与えます。
髪を保湿することで、静電気発生やうねりの低減させて髪を乾かした後もパサつきがなく、しっとりとしたまとまりのある髪になります。
実は現在一番注目されているのがこの機能。
1万円以上の高機能ドライヤーの売り上げで常にトップとなるパナソニックの「ナノケア」シリーズ最新モデルやシャープのドレープフロードライヤーは、髪を保湿することにより、静電気発生やうねりの低減、髪表面の艶やコシのアップなどを謳っています。
従来までは「ドライヤー=髪が傷む」という印象でしたが、むしろ「ドライヤーをしたほうが美髪」がこの数年の高機能ドライヤーのトレンドです。
また、ドライヤーよってはイオンを肌にあてる(ドライヤーの風を顔にあてる)ことで美顔もできる製品もあります。なかなか未来的ですね。
◆遠赤外線機能
まず、遠赤外線とは対象物にあたると、その物質の分子を振動させることによる温熱効果がある性質があります。
そのため、遠赤外線機能があることで、熱が風などで逃げない、均一に加熱できるなどの特徴があり、
・低い温度の風でも速乾性が期待できる
・頭皮を温めて血流をよくすることによるスカルプケア
などのメリットが期待できます。
遠赤外線ドライヤーは本当に製品がピンキリで、なかには吹き出し口に小さなセラミックパーツがあるだけで「遠赤外線効果」と謳うものもあり「遠赤外線機能搭載だから〇〇効果がある」と必ずいえるものではありません。
もちろん、ヤーマンの「スカルプドライヤー プロ」のように薬事法をクリアした製品もあります。
◆頭皮マッサージ機能
頭皮マッサージ機能とは、先端に取り付けた専用アタッチメントを直接頭に当ててマッサージすることで、頭皮の健康状態を改善する機能です。
心地よい刺激を与えつつ頭皮を揉みほぐすことができるため、髪だけでなく頭皮もケアしたい方から人気を集めています。
気持ちの良いマッサージ効果でリラックスできるだけでなく、頭皮環境が整い美しい髪が育ちやすくなるというメリットがあります。
◆冷風・温風自動切り替え機能
冷風・温風自動切り替え機能とは、冷風と温風を適度な秒数で自動切り替えしながら髪を乾かす機能です。
冷風と温風が交互に出るため、熱による過乾燥のダメージを抑えつつも素早く髪を乾かすことができます。
また、温冷を切り替えることで温風でうねった髪を伸ばし、冷風でストレートになった髪をキープさせるといった効果があります。
そして、凹凸をなくすことで艶をだし、まとまりをよくします。
2. 価格別|ドライヤーおすすめ商品12選
「なるべく安く買い替えたい」「多少高くても性能にこだわりたい」など、ドライヤーにかけられる予算は人によってさまざまですよね。
そこでこの章では、編集部おすすめのドライヤーを以下の3つの価格帯に分けてご紹介していきます。
ぜひ、自分に合った価格帯からチェックしてみてくださいね。
※価格を含む商品詳細は公式サイト・各種通販サイトを参照しています。
2-1. 5,000円未満のコスパが高いドライヤー4選
まずは、リーズナブルな価格で購入できる5,000円未満のドライヤーをご紹介します。
「良いドライヤーをなるべく安く手に入れたい」という方におすすめの商品です。
SALONIA スピーディーイオンドライヤー
「BEAUTY is simple」をコンセプトに掲げる人気の美容機器ブランド・SALONIAの「スピーディーイオンドライヤー」。
2.3m³ / 分の圧倒的な風量で、肩まであるロングヘアの方でも約4分と非常に短い時間で髪を乾かせます。
- 髪に優しいイオン放出機能を搭載
- 腕の負担が少ない軽量・コンパクト設計
- 緩やかな風でセットに役立つ「SETモード」搭載
など、速乾性だけでなく髪へのいたわりと使いやすさを併せ持つ1台です。
5,000円以下で風量2.3m³という、非常にコスパの高い1台。水分を吹き飛ばすような勢いの風で、長い髪でも短時間で乾かせます。
余計な装飾をそぎ落とした、シンプルな本体デザインも魅力的です。
【メーカー】SALONIA
【モデル】スピーディーイオンドライヤー
【買える場所】実店舗、通販サイト
【価格】4,070円(税込)
【公式HP】https://salonia.jp
【風量】2.3m³/ 分
【温風温度】約80℃~約103℃
【機能】マイナスイオン機能
【消費電力】1,200W
【重量】約495g
【サイズ】高さ202mm×幅199mm×奥行き75mm
テスコム マイナスイオンヘアードライヤー TID430
- 使いやすい手のひらサイズ
⇒重量385gと長時間使っても疲れない軽量コンパクト設計 - 2か所の吹出口から内部発生するマイナスイオン
⇒効率よく髪全体へ行きわたり、しっかりうるおう風向設計
など、機能充実で日常の使い勝手に優れた1台です。
イオン吹き出し口2個のダブルイオンタイプながら、385gの軽量コンパクト。
超大風量とはいえませんが、この大きさで風量1.5m³/分と必要十分あるのは嬉しいですね。
【メーカー】テスコム
【モデル】マイナスイオンヘアードライヤー TID430
【価格】2,600円(税込)
【公式HP】https://www.tescom-japan.co.jp
【風量】1.5m³/ 分
【温風温度】約115 ℃(DRY - TURBO OFF時)
【機能】マイナスイオン機能
【消費電力】1,200W
【重量】約385g(フード付き)
【サイズ】高さ200mm×幅172mm×奥行き77mm(フード付き)
パナソニック イオニティ EH-NE5B
コストパフォーマンスに優れた、パナソニック 『イオニティ EH-NE5B』は
- 軽量ながらパワフルドライを実現
⇒1.9m3 / 分の大風量で忙しい朝の速乾をフォロー - ドライヤーの熱から守る「外付けマイナスイオン」搭載
⇒マイナスイオンが髪表面をコートして髪の静電気を抑制
など、低価格にもかかわらずパワフルで髪もいたわる、バランスのとれた1台です。
パナソニック製という安心感・風量1.9m³/分の速乾性・3,000円前後で手に入るというコストパフォーマンスの良さが魅力。
とにかくバランスがよく、万人におすすめのドライヤーです。
【メーカー】パナソニック
【モデル】イオニティ EH-NE5B
【価格】6,980円(税込)
【公式HP】https://panasonic.jp
【風量】1.9m³/ 分
【温風温度】約85℃~約105℃
【機能】外付けマイナスイオン機能
【消費電力】1,200 W
【重量】約475g(速乾ノズル含む)
【サイズ】高さ215mm×幅208mm×奥行89mm
日立 イオンケア HID-T600B
- 握りやすく持ち替えやすい「エルゴグリップ・サムグリップ」
⇒トライアングル形状とシリコン製の親指置きでしっかり持てる - マイナスイオン搭載の大風量タイプ
⇒慌ただしい朝もスピーディーに乾かしながら、髪にうるおいも与える
など、グリップの良さと快適な操作性が特徴的な1台です。
比較的低価格帯ながら、風量1.9m³/分と基本性能が高い製品。
「握りやすいハンドル形状」や「親指があたる部分に滑りにくいシリコン素材」を採用しており使いやすさを追求している点も魅力です。
【メーカー】日立
【モデル】イオンケア HID-T600B
【価格】19,800円(税込)
【公式HP】https://kadenfan.hitachi.co.jp
【風量】1.9m³/ 分
【温風温度】約80℃~約100℃
【機能】エルゴグリップ,サムグリップ,マイナスイオン
【消費電力】1,200 W
【重量】約605g
【サイズ】高さ231mm×幅243mm×奥行101mm
2-2. 10,000円台の定番人気ドライヤー4選
次に、各メーカーの売れ筋商品の上位モデルが出揃う10,000円台のドライヤーをご紹介します。
「人気があって高性能な定番モデルがほしい」という方におすすめの商品です。
ベビリス 3Q BLD-3QSJ
「キレイと時間を創造する」をテーマとするベビリスの速乾モデル・『3Q BLD-3QSJ』。
- 2.1m³/ 分の大風量で速乾&ツヤ感
⇒圧巻の風量と温風・冷風によりスピードも仕上がりも◎ - 安心の超長寿命・5,000時間以上
⇒高品質な「ACブラシレスモーター」が超寿命を実現
など、ドライの性能だけでなく長く愛用できる信頼感もうれしい1台です。
なんといっても、この価格ながら2.1m³/ 分と圧倒的な風量が魅力!
消費電力は1450Wと強力・最高温度も97℃まで上げられるなど、速乾性の基本スペックもハイレベルです。
また、コストの高いACブラシレスモーターを採用することで、スペック上は5000時間以上の使用が可能。標準的なドライヤーは約600時間といわれているため、まさに超長寿命ですね。
【メーカー】ベビリス
【モデル】BLD-3QSJ
【価格】4,000円(税込)
【公式HP】www.babyliss-japan.jp
【風量】2.1m³/ 分
【温風温度】約97℃
【機能】ACブラシレスモーター採用による風量、冷風機能
【消費電力】1,450W
【重量】約620g
【サイズ】高さ230mm×幅80mm×奥行238mm
シャープ IB-LP9
- 静電気を抑える「プラズマクラスター」搭載
⇒プラスイオンとマイナスイオンの相乗効果で髪がサラサラに - 過乾燥を抑えてツヤのある髪に仕上げる「ビューティモード」搭載
⇒温風と冷風を自動で交互に出しキューティクルを引き締める
など、毎日のヘアドライでサラツヤ髪を目指すことができる1台です。
紫外線ダメージなどを抑制できる、人気のプラズマクラスター機能が搭載されています。
イオンでキューティクルを引き締めて髪艶をアップさせることができます。
そのほかにも、周辺温度にあわせて温度を自動切換する機能や地肌によい温度帯の風のスカルプモードなど、とにかく高機能な1台です。
【メーカー】シャープ
【モデル】IB-LP9
【価格】9,900円(税込)
【公式HP】https://jp.sharp
【風量】1.7m³/ 分
【温風温度】約115℃
【機能】プラズマクラスター,速乾エアロフォルム,周辺温度検知機能,自動温冷切替(ビューティーモード),スカルプモード
【消費電力】1,200 W
【重量】約590g
【サイズ】高さ209mm×幅84mm×奥行243mm
テスコム プロフェッショナル
プロテクトイオンヘアードライヤー NIB3001
スピードドライが可能な、テスコム 『プロフェッショナル プロテクトイオン ヘアードライヤー NIB3001』は
- 業務用ドライヤーで使用している「ファン・モーター」を採用
⇒サロン仕上げ並みのスピーディーな乾燥力を実現 - プロのテクニックを再現した「ケアドライフードPAT.T」
⇒ムラなく温風を当てて髪をやさしくドライ
など、髪の広がりと傷みを抑えながらパワフルに使える1台です。
サロンで人気のドライヤーも多く発売しているテスコム製品。
家庭用ドライヤーとしては本体重量が重めですが、モーターに業務用パーツを採用しているのでパワーと安心感はダントツです。
机に置いたままハンズフリーで使える付属スタンドが地味に便利です。非常にパワフルですが、消費電力が1300Wなので、脱衣所で使いたい人は気を付けて。
【メーカー】テスコム
【モデル】
プロフェッショナル プロテクトイオン
ヘアードライヤー NIB3001
【価格】9,980円(税込)
【公式HP】https://www.tescom-japan.co.jp
【風量】メーカー未公表
【温風温度】約110℃
【機能】ケアドライフードPAT.T,静電気抑制プロテクトイオン
【消費電力】1,300 W
【重量】約800g
【サイズ】高さ238mm×幅249mm×奥行95mm
パナソニック ナノケア EH-NA9E
- 髪ケア効果が実感できる「ナノイー」&ダブルミネラル
⇒乾かしながら髪になめらかさを与えるマイナスイオン機能 - 髪を速く美しく乾かす「速乾ノズル」
⇒強弱差のある風を起こして素早く毛束をほぐす
など、髪のダメージを抑えながら健康な髪質へ近づけてくれる1台です。
髪の保湿もできるナノイー機能を搭載しているのが1番の魅力です。
また、ブラッシングの摩擦ダメージを抑えることができます。
毛先をまとめるモードや温冷切り替えモード、顔に吹き付けることで肌のうるおいを保つスキンモードなどが搭載されています。
【メーカー】パナソニック
【モデル】ナノケア EH-NA9E
【価格】23,859円(税込)
【公式HP】https://panasonic.jp
【風量】1.3m³ / 分(ターボ時)
【温風温度】約60℃~約125℃
【機能】「ナノイー」&ダブルミネラル,速乾ノズル,温冷リズムモード,毛先集中モード,インテリジェント温風モード,スキンモード,毛先集中ケアモード,スカルプモード
【消費電力】1,200W
【重量】約575g
【サイズ】高さ228mm×幅214mm×奥行92mm
2-3. 20,000円以上の最上位ドライヤー4選
最後に、トップクラスの性能を誇る20,000円以上の高級ドライヤーをご紹介します。
「価格が高くてもとにかく性能が良いドライヤーがほしい」という方におすすめの商品です。
シャープ
プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX1
- 2つの吹出口から風が出る新開発「ドレープフロー」
⇒広範囲へ立体的に風が届く、進化した速乾性 - 髪へのダメージを抑えてくれる「センシングモード」
⇒センサーで察知した髪との距離に合わせて風の温度をコントロール
など、最新技術で髪をいたわりながら使える1台です。
プラズマクラスターによる美髪力だけではなく、髪との距離によって温風温度を切り替えることができます。
また、「髪をドレープさせるように乾かす風」で少ない風量でも素早く優しく髪を乾かせるなど、シャープの技術力の詰まった製品です。
Bluetoothでスマホアプリと連携することでドライモードをカスタマイズすることもできます。
【メーカー】シャープ
【モデル】プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX1
【価格】17,980円(税込)
【公式HP】https://jp.sharp
【風量】1.1m³ / 分
【温風温度】約95℃
【機能】ドレープフロー,センシングモード,美髪アプリ対応,プラズマクラスター,ビューティーモード
【消費電力】1,200W
【重量】約610g
【サイズ】高さ233mm×幅88mm×奥行132mm
SS shiny
The CORDLESS HAIR DRYER SDJ-001
- コンセントを気にせずどこでも使える「コードレス」
⇒屋外での使用や動き回るお子様、ペットへのケアにも最適 - コードレスなのに70℃の温風と2,000W級の大風量
⇒温風と冷風6段階の調整が可能
など、従来のコードレスドライヤーの常識を覆す1台です。
消費電力の大きいドライヤーがコードレスになるとは! という驚きの一品。
場所を選ばずにどこでも使用できるドライヤーというのはとにかく画期的です。
【メーカー】SS shiny
【モデル】The CORDLESS HAIR DRYER SDJ-001
【価格】32,780円(税込)
【公式HP】ー
【風量】1.44m³/分
【温風温度】約70℃
【機能】コードレス
【消費電力】メーカー未公表
【重量】約650g
【サイズ】高さ160mm×幅200mm×奥行240mm
ダイソン Supersonic Ionic HD01 ULF
パワフルなダイソン 『Dyson Supersonic Ionic HD01 ULF』は
- より髪を早く乾かすパワフルなデジタルモーター搭載
⇒最大2.4m3 / 分の頭皮に届くほどの強風を実現 - 簡単に着脱できる3種類のノズルアタッチメント付属
⇒ラフなヘアスタイル効果を出すなどのさまざまな用途に対応
など、とにかくパワフルで速乾性能にこだわる方へおすすめの1台です。
2.4m³/ 分の大風量で、とにかく素早く髪を乾かしたい人におすすめです。
シンプルかつシャープで他にはないデザインが「所有すること」への満足感で満たしてくれます。
考えられた重心位置やマグネット式のワンタッチで切り替えられるアタッチメントなど、使い勝手の良さも魅力のひとつです。
【メーカー】ダイソン
【モデル】Dyson Supersonic Ionic HD01 ULF
【価格】49,800円(税込)
【公式HP】https://www.dyson.co.jp
【風量】2.4m³/ 分
【温風温度】約45~100℃(4段階切り替え)
【機能】デジタルモーター,インテリジェント・ヒートコントロール
【消費電力】1,200W
【重量】697g
【サイズ】高さ245mm×幅78mm×奥行97mm
パナソニック ナノケア EH-NA0E
美容のために進化したパナソニック 「ナノケア EH-NA0E」は
- 従来比18倍の水分発生量を実現した「ナノイー」搭載
⇒髪の表面だけでなく髪の内部にまで水分を与えることで毛髪水分増加量がアップ - 風を計算し尽くしたパナソニック独自の「速乾ノズル」採用
⇒強弱差のある風で、髪を「速く」「美しく」乾かすサポート
など、時間のない朝や早く寝たい夜でも快適に使える1台です。
おそらく2万円以上製品で一番の売れ筋です。最大の特徴は保水力の高さです。
【メーカー】パナソニック
【モデル】ナノケア EH-NA0E
【価格】34,466円(税込)
【公式HP】https://panasonic.jp
【風量】1.3m³/分(ターボ時)
【温風温度】約60~125℃
【機能】高浸透「ナノイー」,ミネラルマイナスイオン,静電気抑制,「ナノイー」イオンチャージPLUS,UVケア,速乾ノズル(本体内蔵)
【消費電力】1,200W
【重量】580g(セットノズル含まず)
【サイズ】高さ226mm×幅216mm×奥行92mm
3. まとまりと艶を出すためのドライヤーの使い方
ここまでは、ドライヤーの選び方やおすすめ商品をご紹介してきましたが、「髪がきれいになるドライヤーの使い方が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、髪にまとまりと艶を出すためのドライヤーの使い方をご紹介していきます。
それでは、1つずつ確認していきましょう。
ドライヤーを使用するときの全体を通しての注意事項として、上から下にむかって風を当てることがあります。下から風をあてるとキューティクルがはがれやすくなり、ダメージの原因になりやすいです。
①髪を立ち上げて根元から乾かす
髪の根元に水分が残るとクセやうねりの原因となってしまい、まとまりのある髪になりません。
そのため、まずは頭皮を乾かすイメージで髪の根元から乾かしましょう。
髪を立ち上げるようにして根元の水分を残さず乾かすことで、乾いた後のクセやうねりを抑えることができます。
また、下から風をあてるとキューティクルがはがれやすく、ダメージの原因になるため上から下にむかって風を当てることが大切です。
②髪の内側に風を入れて毛先を乾かす
根元が乾いたら、次は毛先を乾かしていきましょう。
ここで気をつけたいのが、髪の外側だけに風を当てずに、髪の内側に風が入るように髪をかき分けながら乾かすことです。
そうすることで、髪の外側の過乾燥を防ぎながら髪の内側に残った水分をしっかり乾かすことができます。
また、このときに髪を軽く引っ張りながら伸ばすようにして乾かすとクセが収まりやすくなりますよ。
③8割程度乾いたら冷風で仕上げる
キューティクルの引き締めには冷風が効果的なので、最後は冷風を使って仕上げましょう。
温風で髪が8割程度乾いてきたら冷風に切り替え、髪の外側から毛先を中心に風を当てるようにしてください。
そうすることで、開いていたキューティクルがしっかりと引き締まり、艶とまとまりのあるきれいな髪になります。
冷風で髪を冷ますとスタイルが固定されやすくなるので、寝癖を抑える効果も期待できますよ。
ポイントとしては「頭皮はしっかり乾かす(水分が残っているとニオイが発生しやすい)」。「毛先は完全に乾かしきらずにドライヤーを終える(乾かしすぎはダメージのもとに)」ことが大切です。
ドライヤーの前には、タオルで髪の水気を拭き取る「タオルドライ」が必要ですが、正しいタオルドライをすればドライヤーの効果はより一層高まります。
タオルドライは、水分をタオルに染み込ませるようなイメージで、まずは頭皮、続いて毛先という順番で優しく行いましょう。
濡れた髪をゴシゴシとこするようにして拭くと、キューティクルがダメージを受けて髪が傷む原因となるので、注意してくださいね。
4. ドライヤーに関する疑問解消Q&A
最後に、ドライヤーに関するよくある疑問にお答えしていきます。
どれも、これからドライヤーを購入する方に役立つ情報ばかりなので、気になる質問からチェックしてくださいね。
Q1. 値段が高いドライヤーの方がいいの?
A. 低価格でも高性能なドライヤーは多いので、必ずしも価格が高いものが良いとは限りません。
高価格帯のドライヤーは、低価格帯で購入できる商品よりも高性能である場合が多いといえます。
特に、風量・温度調節機能・ヘアケア機能すべてを高水準で兼ね備えた商品は、10,000円を超える価格で販売されていることが一般的です。
ただし、低価格帯の商品すべてが性能的に劣るわけではなく、5,000円未満でも優れた機能を持つ大風量モデルのドライヤーは数多く販売されています。
リーズナブルな価格でも高性能な商品については、「2-1. 5,000円未満のコスパが高いドライヤー4選」でもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Q2. 美容室のドライヤーって何が違うの?
A. 美容室で使われる「業務用ドライヤー」は、大風量で耐久性が高いという特徴があります。
業務用ドライヤーは、日々多くの人の髪を乾かすことを想定して作られているため、
- 大風量で速乾性に優れる
- 耐久性が高く長持ちする
といった特徴があります。
そのため、風量や耐久性を重視する方は業務用ドライヤーを優先的にチェックするのがおすすめです。
ただし、業務用ドライヤーの多くは家庭用ドライヤーよりも重く、使用時の音も大きいため、購入の際は注意しましょう。
Q3. ドライヤーのお手入れ方法は?
A. 月に1回程度、吹出口と吸込口を清掃しましょう。
せっかく購入したドライヤーは、できるだけ長く使い続けたいですよね。
そのためには、1ヶ月に1回程度、吹出口(=ドライヤー先端)と吸込口(=ドライヤー後方)の清掃を行いましょう。
いずれも、ブラシや先端を水で湿らせた綿棒などで埃を取り除くようにしてください。
また、吸込口の網目の内側に入ってしまった埃は掃除機で吸い取るようにしましょう。
そうすることで、埃が原因の性能低下や故障などのトラブルが起きにくくなるため、1台のドライヤーを長く使い続けることができますよ。
5. まとめ
いかがでしたか。気になる1台は見つかりましたか。
あらためて、髪をきれいにするドライヤー選びの3つのポイントを確認しましょう。
- 風量が1.8m3 / 分以上の商品を選ぶ
- 髪表面が高温にならない機能を搭載した商品を選ぶ
- 自分に合うヘアケア機能搭載の商品を選ぶ
ぜひ、お気に入りの1台を見つけて、今よりもっときれいな髪を手に入れてくださいね。
もう一度、編集部おすすめのドライヤーを見たい方は、「2. 価格別|ドライヤーおすすめ商品12選」をチェックしてください。