美白化粧品を買おうと思っても、「ビタミンC誘導体」や「アルブチン」といった美白成分の種類や違いがよく分からず迷っていませんか?

せっかくなら美白成分についてきちんと知ってから、より効果的なアイテムを選びたいですよね。

そこでこの記事では、カスタムライフ編集部が、

  • 一番効果的なのはどの美白成分?
  • 「美白有効成分」ってどんな成分?
  • ハイドロキノンの効果と安全性は?

など美白成分について徹底的にリサーチ&分かりやすく解説します。

またこの記事は、化粧品選びのプロ・コスメコンシェルジュに美白成分について取材を行いながら作成しました。

正しい知識を手に入れて、化粧品選びに差を付けましょう!

なおこの記事では、医学的知識に関して専門家に監修をしていただいています。※化粧品などの商品掲載箇所は除く

この記事の監修医師
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~

清水 なほみ

日本産科婦人科学会専門医、日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー

2001年広島大学医学部医学科卒業。広島大学附属病院産婦人科・中国がんセンター産婦人科・ウィミンズウェルネス銀座クリニック・虎の門病院産婦人科を経て、2010年9月「ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~」を開業。
◆クリニック公式サイト:https://www.vivalita.com/

また、この記事は美容の専門知識をもった外部のライターに執筆いただいています。

美白,成分
この記事のライター

コスメコンシェルジュ

柳澤 ヤスコ

日本化粧品検定1級/コスメコンシェルジュ

美容成分やケア方法の正しい知識を持った専門家。「あらゆる肌悩みに対し最適な化粧品を選びだせるプロフェッショナル(日本化粧品検定協会より)」。

※この記事は2019年11月時点での情報を基に作成しています。
※本記事の「美白」とは日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことを指します。

1.美白に効果的な成分とは?

  • 美白,成分

化粧品に配合される美白成分は数多く存在しますが、その中でも肌への効果をしっかり感じられるのは美白有効成分」です。

美白,成分
美白有効成分とは?

美白有効成分とは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ効果」が厚生労働省から認められた成分のことを指します。

 ミやくすみのそもそもの原因は、この「メラニン」という物質が肌内部で生成・蓄積されること。  

◆メラニンが生成さ れるメカニズム

肌が紫外線やストレスなどで刺激を受けると、肌内部の「メラノサイト」という細胞が活性化します。

メラニンは、このメラノサイトのなかで「チロシン」と「チロシナーゼ」という2つの物質が反応することで生成されるもの。

  • 美白,成分

上記のようなメラニン生成のメカニズムに効果的に働きかけてくれるのが、美白有効成分なんです。

次の章では、こういった美白有効成分の効果について詳しく解説しますよ。

2.覚えておきたい効果的な美白有効成分5選

ここからは、化粧品に配合されることの多い5つの優秀な美白有効成分をご紹介します。

1つずつ、その効果を詳しく見ていきましょう。

①ビタミンC誘導体

  • 美白,成分

「ビタミンC誘導体」は、美白有効成分のなかでもとくに知名度の高い成分です。

  • メラニンの発生を抑制(シミができるのを予防する)
  • メラニンの還元・排出(今あるシミを薄くする)

といった効果があり、予防と改善の両面から働きかけてくれるのが特徴。

ビタミンC誘導体にもいくつか種類があり、全成分表示では「~アスコルビル」などと記載されています。

ビタミンC誘導体の成分表示例

・リン酸アスコルビルMg
・アスコルビン酸
・アスコルビン酸グルコシド など

 

美白効果以外にも皮脂抑制作用・エイジングケアにも期待できることから、さまざまな化粧品に配合されている成分ですよ。

②アルブチン

  • 美白,成分

「アルブチン」は、コケモモなどの植物にも存在する成分。

メラニンの生成に関わるチロシナーゼの働きを抑制し、シミ・そばかすを予防します。

アルブチンの成分表示例

・アルブチン(β-アルブチン)
・α-アルブチン など

 

またアルブチンは、別名「ハイドロキノン誘導体」とも呼ばれていますよ。

▷「ハイドロキノン」については記事下部で詳しく解説します。

③トラネキサム酸

  • 美白,成分

「トラネキサム酸」には、メラニンの生成を抑制してシミ・そばかすを予防する効果があります。

また、スキンケアでは改善が難しいと言われる「肝斑」にも効果的。

トラネキサム酸の成分表示例

・トラネキサム酸
・m-トラネキサム酸
・t-AMCHA など

 

抗炎症成分としても知られており、ニキビ向けの医薬部外品に配合されることもあります。

④カモミラET

  • 美白,成分

「カモミラET」は、カミツレ(カモミール)の花が原料の美白有効成分。

メラニンの生成を抑制する効果にくわえ、

  • 保湿
  • 抗炎症
  • 血行促進

などさまざまな効果を持っているのが特徴です。

カモミラETの成分表示例

・カモミラET など
 

唯一の天然植物由来の美白有効成分として、注目を集める成分ですよ。

▷参考:花王ソフィーナ ホワイトプロフェッショナル(外部サイト)

⑤コウジ酸

  • 美白,成分

「コウジ酸」はその名の通り麹(こうじ)から発見された成分で、とくにシミ予防・くすみのケアに効果的な美白有効成分です。

メラニンを生成するチロシナーゼに働きかけることで、美白効果を発揮します。

コウジ酸の成分表示例

・コウジ酸 など
 

このように、ひとくちに「美白有効成分」と言ってもそれぞれ効果・特徴には少しずつ違いがあるんです。

美白,成分
美白効果が一番高い成分はどれ?

美白効果は肌質やアイテムのテクスチャによって差が出るため、どの美白有効成分が一番とは言い切れません。

自分の肌にぴったり合う成分を見つけるには、まずはトライアルセットなどで実際にアイテムを試してみるのがおすすめです。

また、美白ケアでよく耳にする「ハイドロキノン」も高い美白効果を持つ成分です。

次の章から、効果や注意点を詳しく解説していきますよ。

3.ハイドロキノンの効果と注意点

  • 美白,成分

ハイドロキノンは、「肌の漂白剤」とも呼ばれるほど強力な美白成分。

美白有効成分ではないものの、他の美白成分の10~100倍もの美白効果があると言われています。

ただし高い美白効果を持つ反面、

  • 肌への刺激が強い
  • 酸化(劣化)しやすい

といった特徴も。安全性を重視するのなら、皮膚科で処方してもらうのがおすすめです。

市販の化粧品で取り入れる場合には、なるべく刺激の少ないアイテムを選びましょう。

刺激の少ないハイドロキノン化粧品とは?

①安定型ハイドロキノンを配合している
②ハイドロキノンの配合量が2%以下

具体的には、以下のようなアイテムがおすすめですよ。

◆QuSomeホワイトクリーム1.9(ビーグレン)
※商品の選定は編集部独自の調査による

  • 美白,成分

◇価格:6000円(税抜)/15g

効果と低刺激性を考えて作られた美白クリームが、気になるシミを集中ケア。

公式サイトを見る

▷ハイドロキノンについて詳しくは別記事「ハイドロキノンの美白効果とは?」でも解説しています。

最後に、美白成分についてのよくある疑問をQ&A形式でご紹介します。

4.化粧品選びに役立つ美白成分のQ&A

いざ美白化粧品を購入しようと思っても、成分の効果を見ただけでは決められない場合もありますよね。

そこでこの章では、美白成分についての疑問をQ&A形式でご紹介します。

本気の美白ケアを叶えるために、ここでしっかり疑問を解消しておきましょう!

Q1.美白成分はどんな化粧品で取り入れるべき?

  • 美白,成分

A.美容液やクリームで取り入れるのがおすすめ。

美容液やクリームは、化粧水・乳液などに比べて有効成分が多く配合されている傾向があります。
※有効成分の配合量はメーカーにより異なる

こうしたアイテムを選べば、より成分の美白効果に期待できると言えますよ。

迷ったら「医薬部外品」がおすすめ!

自分で美白化粧品を選ぶのが難しい時には、
・医薬部外品
・薬用

と表記されたアイテムを選ぶのもおすすめ。

上記の記載がある美白化粧品には、必ず一定量以上の美白有効成分が配合されています。

▷おすすめの美白アイテムは別記事「美白化粧品おすすめ11選」で多数ご紹介していますよ。

Q2.美白成分はいくつか併用してもいい?

  • 美白,成分

A.併用しても問題はありません。

化粧品によっては、最初から複数の美白成分が配合されている場合も。

ただし、美白成分をたくさん取り入れればそのぶん早く効果が出るというわけではありません。

より効果的な美白ケアがしたいなら、

  • 価格帯
  • テクスチャ&香り

なども考慮して、自分に合った続けやすいアイテムを使うことが大切です。

美白ケアの基本は「継続」

美白化粧品はたくさんの種類を1回だけ試すよりも、1アイテムを2~3ヵ月継続して使ったほうが効果を実感しやすくなりますよ。

美白効果はすぐに出るものではないので、焦らずにケアを続けてくださいね。

Q3.美白成分を使うと白斑ができないか心配…

  • 美白,成分

A.国に認められた美白有効成分なら、あまり心配しなくても大丈夫です。

美白有効成分として認証されている成分は、白斑などの肌トラブルを防止するために国が定めた厳しいテストをクリアした成分ばかり。

正しく使っていれば、大きなトラブルが起こる可能性は低いと言えますよ。

美白,成分
美白成分の白斑問題とは?

過去に「ロドデノール」という美白成分配合の化粧品で使用者に白斑トラブルが起こり、メーカーによる製品回収騒動がありました。
この成分は、現在は化粧品への配合が禁止されています。

またどんな美白成分であっても、人によっては肌に合わない場合があります。

  • メーカーが定めた使用方法・使用量を守る
  • まずはトライアルセットから試してみる

など、肌になるべく負担をかけない使い方を心掛けてくださいね。

Q4.ハイドロキノンより美白効果の高い成分はある?

  • 美白,成分

A.「より美白効果が高い」とされる成分も存在します。

ハイドロキノンより高い美白効果を持つと言われる

・WHITE377(フェニルエチルレゾルシノール)

という成分がありますが、美白有効成分としては認証されていません。

注目されて間もない成分のため、今後の研究の成果に期待したいですね。

5.まとめ

美白成分について、詳しく知ることはできましたか?

効果的な美白ケアがしたいなら、まずは「美白有効成分」が配合された化粧品を選ぶのがおすすめです。

最後にもう一度、今回ご紹介した5つの美白有効成分の効果をおさらいしておきましょう。

覚えておきたい5つの美白有効成分

①ビタミンC誘導体
…シミの予防&改善・皮脂抑制・エイジングケア など
②アルブチン
…シミの効果的な予防 など
③トラネキサム酸
…シミの予防・肝斑のケア・抗炎症 など
④カモミラET
…シミの予防・保湿・抗炎症・血行促進 など
⑤コウジ酸
…シミの予防・くすみケア など


▷「覚えておきたい効果的な美白有効成分5選」をもう一度見る

これらの美白有効成分のほかにも、

  • より強力な美白ケアがしたい
  • 医療機関と同じ美白成分を使いたい

と言う方は、美白成分「ハイドロキノン」もチェックしてみてくださいね。

▷「3.ハイドロキノンの効果と注意点」をもう一度見る

美白成分をきちんと理解したうえで化粧品を選んで、シミ・くすみに悩まない美肌を叶えましょう。

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