VR(ヴァーチャルリアリティ)で動画やゲームを楽しむために必要な『VRゴーグル』

近年では、スマホ一台で簡単に始められるものから、部屋中を動き回ってVRの世界を体感できるものまで、さまざまなVRゴーグルが販売されています。

そこで今回は、主要なVRゴーグル20製品を、

  • VRに詳しい家電販売員への聞き込み調査
  • 編集部による独自調査

などをもとに徹底比較し、おすすめのVRゴーグルをランキング形式でご紹介します。

さらに、VRゴーグルの選び方おすすめのVR動画なども載せていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

先におすすめのVRゴーグルが知りたい方は、2. 特徴別|おすすめVRゴーグル8選からチェックしてください。

※ この記事では、パソコンに詳しい専門家の監修をいただいています。

VR,おすすめ
この記事の監修者
石井 英男
PC / ITフリーライター
公式SNS:Twitter
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。フリーライター歴27年。PC/IT系から、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Mathematics)の頭文字をとった「STEM(ステム)教育」などさまざまな分野での執筆を行う。PCのハードウェアに関する記事を得意とするとともに、人工知能や量子コンピューターなどの先端分野にも興味を持ち、情報収集に努める。

(この記事は2024年3月時点での情報を参考にしています。)
(商品価格は価格.comを参照しております。)

1. 初めてのVRゴーグル選び3つのポイント

  • VR,おすすめ

VR(ヴァーチャルリアリティ)とは、VRゴーグルを使って仮想空間にいるように感じられる仮想現実のこと。

VRの世界を360° 見渡すことができ、まるで自分が映像の世界に入り込んだような体験ができます。

以前は、

  • 高性能なパソコン
  • 高価な付属機器

などを使用しないとVRを体験することはできませんでしたが、いまではVRゴーグルとスマホ1台で簡単にVR体験ができます。

以下のポイントをチェックすることで、初めてVRゴーグルを選ぶときでも、自分に合ったVRゴーグルを見つけることができますよ。

では、順に詳しくご紹介します。

①「対応デバイス」を確認する

  • VR,おすすめ

先ほどもご紹介した通りVRゴーグルは、

  • スマホ(iPhoneやAndroidなど)
  • PC(WindowsやMacなど)
  • ゲーム機(PS4やXboxなど)

などでVR体験をすることができますが、それぞれの「デバイス」に対応していないと、VR動画を観ることができません。

たとえば、PC対応のVRゴーグルを、スマホやゲーム機で使用することはできないのです。

VRゴーグルのメーカー公式HPなどには、その商品がどのデバイスに対応しているか一覧が表示されています。

特にスマホ用VRゴーグルの購入を検討している方は、必ずお使いのスマホに対応しているかチェックしてくださいね。

②「装着性」を確認する

  • VR,おすすめ

VRゴーグルでゲームや映画を楽しむ場合は、長い時間装着し続けることになります。

そのため、長時間着けていても首や頭が疲れにくい装着性(フィット感)が重要です。

  • 顔に跡が付きにくいクッション
  • 長さを調整できるゴムベルト

など、装着性に優れた仕様のVRゴーグルであれば、長時間装着していても疲れにくく、ストレスなくVRを楽しむことができますよ。

また、装着性に加えて、VRゴーグル本体の重さにも注意。

本体重量が700g以上あるものは、長時間使用すると首に負担がかかってしまうため、あまりおすすめできません。

③「ピント調整機能」を確認する

  • VR,おすすめ

VR体験がしたくても映像がぼやけてしまうと、

  • VRの世界に入り込めない
  • VR酔い(VRによる頭痛や吐き気)が起こってしまう

といったことが考えられ、せっかくのワクワクとした体験が台無しになってしまいます。

そのため、映像のピンぼけを調整する「ピント調整機能」の付いたVRゴーグルがおすすめ。

左右で視力に差がある人は、片目ずつ調節できるものが特におすすめです。

VR,おすすめ
メガネをかけたままでも装着できる?

VRゴーグルには、メガネをかけたままの状態で使用できるものと、そうでないものがあります。

メガネをかけたままVRを楽しみたい方は、

  • メガネ用のクッションが付いているか?
  • メガネをかけたまま装着できる余裕はあるか?

といった点を、購入前に必ず確認しておきましょう。

2. 特徴別|おすすめVRゴーグル8選

この章では、特徴別におすすめのVRゴーグルをご紹介します。

では、それぞれの詳しい特徴を見ていきましょう。

2-1. スマホで簡単に遊べるおすすめVRゴーグル

  • VR,おすすめ

ここでは、スマホで簡単に遊べるおすすめVRゴーグルをご紹介します。

ELECOM VRG-M01RBK

手軽にVRを楽しめるエントリーモデルの ELECOM『VRG-M01RBK』は、

・対応VRアプリをインストールし本体にセットするだけの簡単設定
・頭の動きに合わせて視界が360度動く

といった、手軽に臨場感あふれるVR体験ができる1台です

商品詳細

【メーカー】ELECOM
【モデル】VRG-M01RBK
【公式HP】
https://www2.elecom.co.jp
【対応機器】4.0~6.5インチスマートフォン
【視野角】メーカー未公表
【ピント調整】あり
【価格】9,908円(税込)
【購入方法】
実店舗、通販サイト
【大きさ】18.2 × 13.0 × 9.4(cm)
(幅 × 奥行き × 高さ)
【重さ】275g
【カラー】ブラック

こちらの製品は公式販売終了製品です。
後継機種はこちらからご覧いただけます。→後継機種の情報を見る

ELECOM VRG-GVSB01BK

頭にかぶせるだけで装着できる ELECOM『VRG-GVSB01BK

・高品質なレンズを採用し、ブルーライト波長部を局部的に40%カット
・細かく焦点距離の調節ができるピント調節機構を搭載

といった機能で、目に優しく多彩な調整機能も備えた、長時間綺麗な画像を楽しめるVRゴーグルです。

商品詳細

【メーカー】ELECOM
【モデル】VRG-GVSB01BK
【公式HP】https://www2.elecom.co.jp
【対応機器】 スマートフォン
 サイズ 約W67×D6×H137mm~約W80×D12×H170mm
視野角】メーカー未公表
ピント調整】独立可変
【価格】2,684円(税込)
【購入方法】実店舗、通販サイト
【大きさ】18.3×25.2×14.2(cm)
(幅×奥行き×高さ)
【重さ】344g
【カラー】ブラック

2-2. PCで楽しめるおすすめVRゴーグル

  • VR,おすすめ

次に、より迫力のある体験ができるPC対応のおすすめVRゴーグルをご紹介します。

VIVE VIVE Cosmos Elite

高度な没入感を体験できる VIVE『VIVE Cosmos Elite』は、

・スクリーンドア効果を最小限に抑えた新しいLCDパネルを採用
・自由に動き回れるベースステーション・トラッキングを装備

といった、高解像度の映像を味わいながら、微細なユーザーの動きにもしっかり反応してくれる高度なVR体験ができる1台です。

商品詳細

【メーカー】VIVE
【モデル】
VIVE Cosmos Elite
【公式HP】https://www.vive.com
対応機器】Windows10 PC
【視野角】110°
ピント調整】メーカー未公表
【価格】119,100円(税込)
【購入方法】実店舗、通販サイト
大きさ】メーカー未公表
【重さ】メーカー未公表
【カラー】ブラック

Oculus VR Oculus Rift S

トラッキング機能が優れた Oculus VR『Oculus Rift S』は、

・次世代レンズとよりシャープなディスプレイの採用
・色がより明るく鮮やかになり、スクリーンドア効果を軽減

といった、外部センサーがなくてもルームスケールトラッキングが可能なリアリティーあふれるVR操作感が味わえます。

商品詳細

【メーカー】Oculus VR
【モデル】Oculus Rift S
【公式HP】https://www.oculus.com
対応機器】メーカー未公表
【視野角】メーカー未公表
【ピント調整】メーカー未公表
【価格】34,800円(税込)
【購入方法】実店舗、通販サイト
【大きさ】メーカー未公表
【重さ】メーカー未公表
【カラー】ブラック

こちらの製品は公式販売終了製品です。
類似商品はこちらからご覧いただけます。→類似商品の情報を見る 

2-3. ゲームにおすすめのVRゴーグル

  • VR,おすすめ

ここからは、VRを使ったゲームに特化したおすすめのVRゴーグルをご紹介します。

SONY PlayStation VR

PS4用VRゴーグルのSONY『PlayStation VR』は、

・すぐに遊べる4本のおすすめタイトルがセット
・人気のヘッドセットにカメラ、モーションコントローラー2台も同梱

などがパックになったスペシャル商品も、期間限定でピックアップされていたりします。

また、人気ゲームマシンであるプレイステーションならではの、豊富なコンテンツのラインナップも見逃せない魅力となっています。

商品詳細

【メーカー】SONY
【モデル】PlayStation VR
【公式HP】https://www.playstation.com
対応機器】PlayStation 4
【視野角】約100°
【ピント調整】メーカー未公表
【価格】33,998円(税込)
【購入方法】実店舗、通販サイト
【大きさ】18.7×18.5×27.7(cm)
(幅×奥行き×高さ)
【重さ】VRヘッドセット 約600 g (ケーブル含まず)
    プロセッサーユニット 約300g
【カラー】ブラック×ホワイト

Lenovo STAR WARS/ジェダイ・チャレンジ ZA390004JP

映画の世界を楽しめるLenovo『STAR WARS/ジェダイ・チャレンジ ZA390004JP』は、

・映画「スター・ウォーズ」の世界をVRで体験
・専用「ライトセーバー・コントローラー」同梱

など、プレイヤーは自ら映画の主人公ジェダイになり、VRの世界で「スター・ウォーズ」を楽しむことができます。

商品詳細

【メーカー】Lenovo
【モデル】STAR WARS/ジェダイ・チャレンジ ZA390004JP
【公式HP】https://www.lenovo.com
【対応機器】メーカー未公表
【視野角】メーカー未公表
【ピント調整】メーカー未公表
【価格】14,000円(税込)
【購入方法】実店舗、通販サイト
大きさ】メーカー未公表
【重さ】約470g(ヘッドセット本体のみ)
【カラー】ブラック

2-4. 空間を動き回れる最新VRゴーグル

  • VR,おすすめ

最後に、空間を動き回ってVRの世界を体感できる最新VRゴーグルをご紹介します。

DPVR OPALUS-P1PRO-4K

映画鑑賞に特化した DPVR『OPALUS-P1PRO-4K』は、

・複雑な初期設定も、面倒な接続も不要
・1000本を超える360度の専用VR動画コンテンツ

といった機能で、最先端の7.1chバーチャルサラウンドや大容量4000mAhのバッテリーによる最大約4時間再生機能などにより、VR世界をたっぷりと堪能することができます。

商品詳細

【メーカー】DPVR
【モデル】OPALUS-P1PRO-4K
【公式HP】https://www.aiuto-jp.co.jp
【対応機器】メーカー未公表
【視野角】100°
【ピント調整】メーカー未公表
【価格】45,980円(税込)
【購入方法】実店舗、通販サイト
【大きさ】13×20.8×10.5(cm)
(幅×奥行き×高さ)
【重さ】1.1Kg
【カラー】ブラック・ホワイト

HTC VIVE Focus Plus

本格的なエンタープライズ向けのポータブルVRの HTC『VIVE Focus Plus』は、

・より現実に近い没入感を楽しむことができる6Dofコントローラーに対応
・手の動きまで検出できるハンドジェスチャにも対応

といった、最先端のVRインプット機能を搭載し、よりリアルで高い没入感と深みのあるVR体験を楽しむことができます

商品詳細

【メーカー】HTC
【モデル】VIVE Focus Plus
【公式HP】https://www.vive.com
【対応機器】メーカー未公表
【視野角】110°
【ピント調整】メーカー未公表
【価格】108,251円(税込)
【購入方法】実店舗、通販サイト
【大きさ】メーカー未公表
【重さ】695g
【カラー】ホワイト

3. おすすめのVR動画8選

  • VR,おすすめ

ここでは、編集部が実際に視聴した、YouTubeで簡単に楽しめるおすすめのVR動画をご紹介します。

それでは、順にご紹介します。

◆ 爽快感のあるアクティビティ系VR動画

まずは、滅多に体験することのできないアクティビティ系動画として、

といった、爽快感のあるおすすめのVR動画をご紹介します。

スカイダイビング
「SkyDive in 360° Virtual Reality via GoPro」

スカイダイビング前の待機中のドキドキ感や、実際に空を飛んだときの爽快感を味わうことができます。

無事、地上に降り立ったときホッとするような、臨場感あふれる動画です。

サーフィン
「GoPro VR: Tahiti Surf with Anthony Walsh and Matahi Drollet」

サーフィンで波に飲み込まれそうな恐怖と爽快感を味わうことができます。

キレイな夕日を眺めながら、リゾート地で本格的なサーフィンを楽しんでいるかのような体験ができる動画です。

◆ 迫力満点のスライダー系VR動画

次に、つい体がのけぞってしまう、

といった、迫力満点のスライダー系おすすめVR動画をご紹介します。

ジェットコースター
「Ghostrider Roller Coaster 360 VR POV Knotts Berry Farm California - Giroptic 360 Camera」

ジェットコースターのガタガタ感急降下の怖さを体験することができます。

つい体を左右に傾けてしまうほどの臨場感で、乗り終えたあとに何ともいえない達成感があります。

ウォータースライダー
「[360° VR] Body2Racer Hallenbad Nordost, Nürnberg (Watch in 4K)」

水に流されるリアルなウォータースライダーの雰囲気を感じることができます。

狭いところを流れる圧迫感もあり、思わず息を止めてしまいます。

◆ パニック必至の恐怖系VR動画

次は、心臓の悪い方にはおすすめできない、

といった、パニック必至の恐怖系VR動画をご紹介します。

ホラー
「360|It」

映画『It』の世界観がそのままVRになった、ものすごく恐ろしい体験ができます。

体験した編集部員は、怖すぎて最後まで視聴できませんでしたが、続きは自分の目でチェックしてみてくださいね。

サメ
「PS VR サメとの遭遇! VR WORLDS オーシャンディセント」

薄暗い海中でサメに襲われる動画も、怖いVR体験の代表格。

檻の中で安全が確保されているはずが、それを突き破ってきそうな巨大サメの恐ろしい臨場感を味わうことができます。

◆ 編集部興奮の癒し系VR動画

最後に、

といった、編集部員も興奮した癒し系VR動画をご紹介します。

疑似恋愛
「アプガが僕に恋をした(仮)仙石みなみ アプガ制服青春コレクション」

同級生の女の子に、告白される体験ができる癒し系VRの代表格です。

懐かしい高校時代の淡い思い出にタイムスリップができる、おすすめの動画ですよ。

美女 × フィットネス
「[360 VR]Fit Girls Fitness Center」

美女と一緒にフィットネス運動をする、編集部イチオシのVR動画。

四方を美女に囲まれながら筋トレができるので、いつも以上にはかどりますよ。

VR,おすすめ
VRが体験できるスポットも人気

VRゴーグルを購入する前でも、「VR体験スポット」に行けば本格的なVR体験をすることができます。

VR体験スポットは、主に東京に集中しており、

などのスポットが人気です。

これらのVR体験スポットは事前の予約が必要な場合がほとんどなので、前もって料金や営業時間などを調べておくようにしましょう。
※ 土・日・祝日はとても混雑しているので注意!

4. まとめ

いかがでしたか? ここまで、おすすめのVRゴーグルをご紹介してきました。

もう一度、VRゴーグル選びのポイントをまとめておきます。

また、改めておすすめのVRゴーグルランキングが見たい方は、2. 特徴別|おすすめVRゴーグル8選をご覧ください。

他の家電の記事を見る