天然素材の次によく使われているポリエステル素材。丈夫でシワになりにくく、とても便利な素材ですよね。
しかし、「洗濯したら縮んでしまった」「よく洗っても臭いがとれない」などのお手入れの方法に悩んだことはありませんか?
今回は、臭いや縮みを防ぐ方法やお手入れの仕方をご紹介しますので是非参考にしてみて下さい。
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※この記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています。 ※記事内の価格は記載がない限り全て税込み価格です。 ※本記事で紹介しているブランド/商品はPR商品を含みます。 |
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1. ポリエステルとは
ポリエステルは、合成繊維の1つです。用途に合わせた高い機能性で衣服の素材としても頻繁に取り入れられています。
・圧倒的な耐久性
・シワになりにくい
・速乾性がある
・高い温度にも耐えられる
・リーズナブルな価格
・吸湿性が少ない
・静電気が起きやすい
・汚れると落ちにくい
1-1. ポリエステルの臭いの原因と解決策
ポリエステルの臭いの原因は、「吸湿性が少ない」ということ、「汚れが落ちにくい」という2つです。
汚れが落ちにくいということは、皮脂などの汚れを吸着したままになり臭いの元になるのです。
また、吸湿性が低いため、汚れを吸って吐き出すということが出来ず、どんどん汚れが蓄積してしまうために臭いがついてしまいます。
臭いを取る方法として一番スッキリするのは、つけ置き洗いをするのが効果的です。
先に洗剤で洗っておいてから、50℃のお湯に粉末酸素系漂白剤を少量溶かし1〜2時間浸け置きして干しましょう。
こうすることで、こびりついてしまった汚れも落とすことが出来ます。
粉末酸素系漂白剤でなくても、洗剤につけ置きするだけでも、効果があります。
また、どうしても臭いが気になるという方は、ポリエステルと天然素材の配合が50%ずつのものを選ぶと天然素材が吸湿性を補い臭い対策になります。
1-2. ポリエステルの縮みを防ぐ方法
「洗濯したら、シャツが縮んだ!」と言う経験がある方も多いのではないでしょうか。一番の原因としては熱です。
「ポリエステルって熱に強いんじゃないの?」とお思いになるでしょうが、ポリエステルは合成繊維の中では熱に強いというだけで、タンブラー乾燥などの長時間の高温には耐えられません。
ポリエステルは、速乾性が高いので乾燥機にかけなくともパリッと乾かすことが出来ます。
乾燥機は避け、天日干しを意識しましょう。
2. ポリエステルの洗濯の方法
2-1. 絵表示を確認する
洗濯の際は、絵表示を確認しましょう。これはどの衣類にも必ず付いています。
ポリエステルと一概にいっても、天然素材との混合布である場合や様々な機能性を保持している場合がありますので、その衣類の良さを維持出来る洗濯の仕方を心がけることが長く快適に着用できるポイントです。
「ワイシャツの正しい洗濯方法|しわを最小限に抑えるポイントを解説」
2-2. 水の温度はぬるま湯にする
洗濯機で洗う際は、30℃以下のぬるま湯を使いましょう。洗剤が溶けやすく全体に行き渡ります。
また、ポリエステルは汚れを吸着させやすいので、汚れの多い物と一緒に洗濯することは避けましょう。
最後のすすぎで柔軟剤を入れると汗の臭いの防止や静電気の抑制につながります。
2-3. 洗剤はおしゃれ着洗いの弱アルカリ性にする
弱アルカリ性の洗剤は、洗浄力が高く汚れもきれいに落としてくれるので、汚れがたまりやすいポリエステルの衣類におすすめです。
ただし、洗濯表示に中性と書いてある場合やドライマークや手洗いマークがあるときは、表示に従ってくださいね。
普通の粉末洗剤はほとんどが弱アルカリ性ですが溶け残りが生じやすいので、液体洗剤の使用を心がけてください。
洗剤の裏に成分が書いてありますのでチェックしてみてくださいね。
2-4. アイロンがけをするときは当て布をする
前の章でも触れましたが、熱に弱いポリエステルのアイロンは、当て布をしましょう。
高温のアイロンは、傷みやテカりが生じる可能性があるので、低温から中温でかけるように心がけましょう。
3. まとめ
今回、ポリエステルのシャツの洗濯方法について紹介してきました。押さえていただきたい点をまとめると、
・ポリエステルは合成繊維の一つで、耐久性に優れているが、吸湿性が少ないため、一度汚れが付くと落ちにくい特徴がある
・ポリエステル素材のシャツでニオイが気になる場合は、つけ置き洗いがおすすめ
・ポリエステル素材のシャツは「熱に弱い」ため、縮みを防ぐためには、高温での乾燥機を避けるのがベター
の3点です。
しわになりにくい特徴があり、ビジネスマンに重宝されるポリエステルのシャツ。洗濯の仕方について悩む時があれば、この記事を参考にしてくださいね。
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