ジャケットとシャツの間に着るセーターやカーディガン。色や柄を選ぶのは意外と難しいですよね。
そこでこの記事では、スーツとセーターの組み合わせのルールや、実際のコーディネート例を解説していきます。
ジャケットだけだと肌寒くなるこの季節、お洒落で暖かい秋冬のスーツスタイルを目指しましょう!
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※この記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています。 ※記事内の価格は記載がない限り全て税込み価格です。 ※本記事で紹介しているブランド/商品はPR商品を含みます。 |
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1. スーツに合わせるセーターの基本と選び方
まずはスーツに合わせるセーターの基本と選び方について、以下の3つに分けて解説していきます。
セーターとまとめて表現しましたが、正確にはベストやカーディガンも含まれます。
スーツの下に合わせるインナーアイテムとしてそちらも合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1-1. スーツの下に合う秋冬インナーの種類
スーツの下に合わせる秋冬アイテムをまとめると、大きく以下の3つに分けられます。
■ニットベスト | |
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■セーター | |
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■カーディガン | |
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どのアイテムも「丸首タイプ」と「Vネックタイプ」のものがありますが、
- 秋冬はネクタイをする人が多い
- Vネックタイプのほうがネクタイがきれいに見える
…といった観点から、Vネックタイプが主流になっています。
そのため、「普段スーツを着るビジネスマン = Vネックのものを選ぶ」というのが一般的です。
丸首タイプが主流でないのは、シャツの上に着込んだ際、ネクタイがきれいに見えにくいのが主な理由。
逆にいえば、職場がノーネクタイOKであれば、丸首タイプでも問題ありません。
そのため、「普段ノーネクタイで出勤している=丸首でもOK」と覚えておきましょう。
1-2. 柄や色を選ぶ時のポイント
シャツとスーツの間に挟むセーターやベストなどの選び方は、以下の2パターンが基本です。
①スーツと同系色のものを選ぶ
②スーツの差し色となるものを選ぶ
なお、ビジネス向き&不向きな色や柄をまとめたのが以下の表となります。
〇ビジネス向き | △ビジネスに不向き |
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基本的には①のルールに沿って、スーツの同系色のものを合わせるのがおすすめ。
慣れてきた方は、②のルールに沿って差し色となるものを選ぶと、着こなしの幅が広がりますよ。
1-3. 着用に適したシーンをおさえよう
スーツを着用する上での正式なルールの観点でいうと、実はビジネススーツにセーターを合わせるのは、正しいフォーマルな着こなしではありません。
その理由としては、「セーターなどのニットを着用するのはフォーマルスタイルではなく、カジュアルスタイル」にあたるためです。
とはいえ、近年では以下の表の通り、「ウォームビズ推奨の職場、取引先の場合は着用OK」なのが一般的です。
〇着用OKなシーン | △着用NGなシーン |
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上記表を参考に、基本的に職場のルールに従うようにすれば、問題ありませんよ。
次の章からは、実際にスーツの色ごとにコーディネートを解説していくので、ぜひご覧ください。
2. ブラックスーツで失敗しないコーディネート5選
ブラックスーツは同系色、差し色ともにセーターと合わせた際に着こなしやすい1着です。
セーターの着こなしが不安な方は、まずここからイメージを掴んでいきましょう。
2-1. ブラックスーツ × 黒色
同色系で合わせた無地のブラックスーツに黒のセーターの組み合わせ。落ち着いた印象を演出する王道のコーディネートです。
シャツはサックス、ネクタイは少し明るめのものを合わせ、コーディネートのワンポイントカラーを作ることで、全体的にまとまった着こなしができます。
2-2. ブラックスーツ × 紺色
ブラックスーツと紺色セーターの組み合わせは、全体的に落ち着きがあり、清潔感を演出します。
シャツはサックスや白無地、ネクタイは紺色と相性の良いシルバー系を選ぶことで、さりげないワンポイントカラーを取り入れたコーディネートとなります。
2-3. ブラックスーツ × ワインレッド
ブラックスーツとワインレッド色セーターの組み合わせは、秋冬の季節感とお洒落感を演出し、きれいな大人コーデに仕上がります。
黒とワインレッドの色の組み合わせは相性抜群ですので、ちょっと小洒落たコーディネートを楽しみたいときにぴったりの着こなしです。
2-4. ブラックスーツ × グリーン
ブラックスーツとグリーン色セーターの組み合わせは、上品で親しみを感じさせ、優しい表情を演出します。
グリーンカラーがコーディネートの主役となりますが、より全体のお洒落感を演出したい方はレジメンタルネクタイ、より秋冬感を演出したい方はニットタイを合わせるとスパイスの効いたコーディネートとなります。
2-5. ブラックスーツ × ダークグレー
ブラックスーツとダークグレー色セーターの組み合わせは、堅実でかっちりとした印象の着こなしとなります。
全体的にシックなコーディネートとなりますが、落ちついた色味に立体感を持たせるために、ネクタイはワインレッドやネイビーのものを合わせるのがおすすめです。
3. ネイビースーツでお洒落に決まるコーディネート5選
ネイビースーツは合わせ方によっては若々しさを演出できたり、大人っぽい印象にまとめることもできます。
お洒落なスーツスタイルを目指したい方におすすめの色ですよ。
3-1. ネイビースーツ × 紺色
ネイビースーツと紺色セーターの組み合わせは、取引先に失礼を感じさせず、かつ上品でリラックスした雰囲気を演出できます。
同色系を合わせる方法の代表例ですので、ネイビースーツをお持ちの方はまずここから始めるといいでしょう。
合わせるシャツの色でも印象が変わるので、おすすめ着まわしコーディネートといえますよ。
3-2. ネイビースーツ × ワインレッド
ネイビースーツに差し色となるワインレッドを合わせた上級者コーディネートは、誠実や真面目さを演出します。
個性をアピールし、お洒落な印象になるおすすめコーディネートですよ。
3-3. ネイビースーツ × グレー
ネイビースーツとグレーセーターの組み合わせは、サラッとシンプル、でも少しリラックスな雰囲気を演出します。
スマートな大人のビジネススーツスタイルを感じさせつつ、ちょっとゆるめなスタイルが楽しめますよ。
3-4. ネイビースーツ × ライトグリーン
ネイビースーツとライトグリーン色セーターの組み合わせは、ややカジュアル寄りで、いわゆる大人カジュアルなスタイルを演出します。
ポイントはどちらかのアイテムの色味を抑えること。例えば濃紺のスーツを選び、カジュアルすぎないスタイルを作りましょう。
カジュアルな服装OKな職場向きですが、濃いめの色味のものを選べば、さまざまなシーンで着用可能です。
3-5. ネイビースーツ × ダイヤ柄
ネイビースーツとダイヤ柄の組み合わせは、堅実でブリティッシュトラッドさを感じさせます。
無地もいいですが、ダイヤ柄のアイテムを1つ持っていると日々の着こなしの幅も広がりますのでおすすめです。
4. グレースーツで大人の余裕があるコーディネート5選
エレガントで紳士的な印象を与えるグレースーツ。
着こなし方をおさえて、いつもとちょっと違う大人なスタイルを手に入れてくださいね。
4-1. グレースーツ × 紺色
グレースーツと紺色セーターの組み合わせは、品格や知性を感じさせつつも、全体のトーンを抑えたコーディネートができます。
カラーリングはシンプルにし、スーツは秋冬感のある素材(例:フランネルなど)を選ぶことで、バランスの良いコーディネートを楽しむことができます。
4-2. グレースーツ × ワインレッド
グレースーツとワインレッド色セーターの組み合わせは、シャープで鮮やかな印象を演出できます。
全体はシックにまとめ、差し色にワインレッドを合わせることで、いわゆる都会のデキるビジネスマンスタイルを楽しむことができるコーディネートです。
やや濃いめのグレースーツとも相性が良いので、「お洒落に決めたい!」時の上級者コーディネートとしておすすめですよ。
4-3. グレースーツ × ライトグレー
グレースーツとライトグレー色セーターの組み合わせは、都会的で余裕があり、ややリラックスさを取り入れたビジネスマンスタイルを演出します。
ポイントは、アイテムの色にグラデーションを持たせ、シックにまとめること。
そのほか、上級者コーディネートとしては、グレーのグレンチェックスーツに合わせるのもおすすめです。
4-4. グレースーツ × グリーン
グレースーツとグリーン色セーターの組み合わせは、温かみがあり、季節感のあるコーディネートを演出します。
グリーンは季節感を感じさせる、いわゆる「アースカラー」のひとつのため、コーディネートの主役として目立たせると良いでしょう。
また、深みのあるグリーンも渋さが出るのでおすすめです。
4-5. グレースーツ × ダイヤ柄
王道のブリティッシュトラッドを感じさせるグレースーツとダイヤ柄の組み合わせ。王道と遊び心を兼ね備えたスーツスタイル上級者のコーディネートです。
ダイヤ柄を合わせることで、知的、かつアクティブな印象を作ることができますよ。
5. ビジネスマンにおすすめの国産スーツブランド3選
ここでは、秋冬のスーツスタイルを楽しみたい方のために、セーターと合わせておすすめのスーツブランドをご紹介します。
- 中間流通を極力省き、高品質でコスパの高い製品を提供している
- 機能性に優れた生地や高級生地を取り扱っている
- 店舗が多い、またはネットで便利に注文ができる
…という基準より、オーダー専門店中心にピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■麻布テーラー
全国各地に数多くの店舗を展開している人気店「麻布テーラー」。
生地・オプションともにバリエーションが豊富なため、初心者から上級者まで好みに合った1着が手に入ります。
また、シルエットやデザインの異なる3つのパターンを用意しているため、自分の体型や着用シーンに応じたものを選べることも魅力です。
【ブランド名】麻布テーラー
【価格】44,000円(税込)~
【タイプ】パターンオーダー
※Azabu Tailor Crestのみフルオーダー可能
【納期】約4週間~
【店舗一覧】はこちら
■HANABISHI
国内各地に自社工場を持ち、熟練の職人たちによる「国産」にこだわりを持つ「HANABISHI」。
フィッターによるきめ細かいヒアリングをもとに、オーダー初心者でも自分の体型に合うスーツを安心して作れるお店です。
完成後もサイズのチェックをしっかり行うので、「この部分をさらに絞りたい」といった細かい部分も納得いくまで調整できますよ。
【ブランド名】HANABISHI
【価格】42,900円(税込)~
【タイプ】イージーオーダー
【納期】約3週間~
【店舗一覧】はこちら
■オーダースーツSADA
ワンストップでスーツ制作を行うことで、手ごろな値段でオーダーを提供する「オーダースーツSADA」。
初回注文の場合オーダー上下が21,780円(税込)と、かなり安くオーダースーツを注文することができます。
サイズなど不満があれば全額返金対応が可能で、初めての方でもオーダーしやすいサービスが特徴です。
【ブランド名】オーダースーツSADA
【価格】21,780円(税込)~※初回のみ
【納期】約4週間~
【タイプ】フルオーダー
【店舗一覧】はこちら
6. スーツに合うセーターを扱うお店8選
この章では、スーツに合うセーターが買えるおすすめのお店をご紹介していきます。
リーズナブルなお店から、こだわりのアイテムが手に入るブランドまで幅広く解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
■UNIQLO
【着用シーン】プライベート、ビジネス
ベーシックで誰でも着こなしやすいアイテムを販売する「UNIQLO」。
カシミヤ、ヒートテック、ラムウール、エクストラファインメリノ、デザインセーターなど、ラインナップが非常に豊富です。
■洋服の青山
【着用シーン】プライベート、ビジネス
ビジネスシーン向けのアイテムを数多く取り揃える「洋服の青山」。
色のバリエーションの豊富さ、価格の手頃さ、シンプルでビジネス&カジュアル両方に合うデザインはエントリーアイテムとしておすすめです。
■無印良品
【着用シーン】プライベート、ビジネス
機能的でシンプルなデザインのアイテムが人気の「無印良品」。
カジュアルアイテムだけと思われがちですが、ビジネスでも使えるウールシルクベストなどを取り扱っています。
■SUIT SELECT
【着用シーン】プライベート、ビジネス
オンオフ問わず着まわしができるアイテムを多く取り揃える「スーツセレクト」。
色のバリエーションも豊富ですので、ミドルプライスの商品をお探しの20〜30代のビジネスマンの方におすすめです。
■THE SUIT COMPANY
【着用シーン】プライベート、ビジネス
ウール素材で洗濯洗いOK&タンブラー乾燥OKのVネックセーターなど、高機能なアイテムの取り揃えが目立つ「スーツカンパニー」。
優しい風合いのアイテムも魅力的ですので、清潔感のある大人のビジネススタイルを作りたい方におすすめです。
■GAP
【着用シーン】プライベート、ビジネス
アメリカを代表するカジュアルアパレルブランドの「GAP」。
ビジネス向きというよりもカジュアル向きのアイテムが多いため、ビジネスカジュアルスタイルOKな職場で勤務していて、お洒落なセーターをお探しの方におすすめです。
■POLO RALPH LAUREN
【着用シーン】プライベート、ビジネス(オフィスカジュアル)
柔らかく着心地の良いで仕上げたセーターをはじめ、上質な素材を使用したアイテムを多く取り揃える「ポロラルフローレン」。
シンプルで上品なアイテムをお探しの20代後半〜のビジネスマンにおすすめです。
■BANANA REPUBLIC
【着用シーン】プライベート、ビジネス
スコットランドの老舗紡績メーカー「Todd & Duncan(トッド&ダンカン)」の最高級カシミヤを使い、ソフトな風合いと発色の美しさが際立つアイテムを取り揃える「バナナリパブリック」。
肌触りが良く、シワになりにくいのが特徴で、ワンランク上の上質なアイテムをお探しの方におすすめです。
こちらの記事では、編集部おすすめのスーツ店を徹底紹介しています。ぜひご覧くださいね。
7. まとめ
あらためて、スーツに合わせるセーターの基本と選び方について振り返りましょう。
- スーツの下に合う秋冬インナーの種類
⇒Vネックタイプがビジネスではおすすめ - 柄や色を選ぶ時のポイント
⇒スーツと同系色のものを選ぶのがおすすめ - 着用に適したシーンをおさえよう
⇒フォーマルな着こなしではないので、職場のルールに従うことが大切
この記事を参考に、お洒落な秋冬スーツスタイルを完成させてくださいね。
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