ひと言で「ドレスシャツ」といっても、たくさんの形やデザインがありますよね。その中から、どうやって自分にぴったりの1枚を探せばいいのか悩んでいる方はいませんか?

しかし、たった3つのポイントを押さえるだけで、人前に出ても恥ずかしくない、着用シーンにぴったりのドレスシャツを見つけることができます。

今回は、そんなドレスシャツ選びのポイントと、おすすめのブランドを紹介したいと思います。ぜひ、今後のドレスシャツ選びの参考にしてくださいね。

(※この記事は、2017年2月時点での情報を参考にしています。)

1. 知っておきたいドレスシャツの基本

「ドレスシャツ」とはそもそも何のことなのでしょうか?
ドレスシャツとワイシャツの違いは?

そんなことは意識したことがないという方も多いのではないでしょうか。しかし、基本を知ることでドレスシャツ選びはずっとわかりやすく、悩みのないものになります。

まずは、そんなドレスシャツの基本から始めていきたいと思います。

1-1. ドレスシャツの基本

ドレスシャツとは、ずばり、「礼服用のシャツ、およびスーツに合わせて着用するシャツの総称」で、

  • フォーマルな場で
  • 礼服やスーツの下にネクタイとともに着用する
  • 白い無地のシャツ

を指す言葉です。

そのため、ネクタイなしで着用するボタンダウンシャツやスタンドカラーシャツ、色や柄の入ったシャツは厳密にはドレスシャツとは呼びません。

また、ドレスシャツの対義語は、「スポーツシャツ」といいます。日本では、カジュアルシャツと呼ばれることもあります。

ワイシャツとカッターシャツの違い
ワイシャツは、スーツの下に着用するシャツを指す和製英語。ホワイトシャツに由来するが、現在では、色つきも含めたシャツの総称となっている。

カッターシャツは、スポーツ用品メーカー「ミズノ」が、1918年に売り出したスポーツ用シャツの商品名。第一次世界大戦に「勝った」ことにかけて名づけられた。主に、西日本で使われている。

1-2. ドレスシャツ各部の名称

これから、ドレスシャツを構成する様々なパーツの話をしていきます。

ドレスシャツは、110cm×230cmくらいの布から、それぞれのパーツを切り出し、約70もの工程を経てでき上がると言われています。

しかし、私たちがドレスシャツを購入する際に、気をつけて見ておきたい箇所は決して多くはありません。

ここでは、その中でも知っているとドレスシャツの知識がぐっと深まる5つのパーツを取り上げたいと思います。

・襟(えり)

ドレスシャツの中でも、もっともデザインが豊富で、スタイリングに大きな影響を与えるパーツです。 襟先の開きの角度や形状によって様々なデザインがあります。

襟を選ぶ際のポイントは、「2-2. Vゾーンを演出する襟の形を決めよう」をご覧ください。

・カフス

袖口を留めるバンド状のパーツです。 襟と並んで、ドレスシャツの印象を決める部分です。

袖口を折り返し、カフリンクスで留める「ダブルカフス」がもっともフォーマルだと言われています。

・前立て

ドレスシャツの前開きの上前につける細長い布のことです。

  • 表前立て(プラケットフロント)|日本で最も一般的
  • 裏前立て(フレンチフロント)|イタリアやフランスのシャツに多いクラッシックスタイル
  • 比翼前立て(フライフロント)|表からボタンが見えないフォーマル向け

の3種類があります。

・胸ポケット

機能面から、日本のビジネス用につけられていることが多いですが、シャツは下着から派生したものだという考えから、欧米では胸ポケットはついていないのが基本です。

・ヨーク

肩から背中にかけて施される切り替えのことです。ヨークの面積が小さくなるほどフォーマルだと言われています。

中央に切り替えがあるものを、特に「スプリットヨーク」と呼びます。

2. ドレスシャツ選びのポイント3つ

ドレスシャツを購入する際に、なんとなく良さそうなものを選んでしまっていませんか?
そして、なんとなくそれをビジネスや冠婚葬祭などフォーマルな場で着用していませんか?

いろいろと考えなくてはならないことが多そうなドレスシャツ選びですが、押さえておきたいポイントは3つだけです。

結論から言うと、その3つとは、「生地」「襟の形」「サイズ」のこと。
そこをしっかりと確認するだけで、きっと着用シーンにぴったりの1枚を手に入れることができるはずです。

それでは、3つのポイントをひとつずつ紹介していきたいと思います。

2-1. 着用シーンに合った生地を見つけよう

ドレスシャツは、生地の違いひとつで着たときの印象や着心地が大きく変わります。

ここでは、ドレスシャツに使われる代表的な生地5つの特徴を、想定される着用シーンとともに紹介したいと思います。

・ブロード(ポプリン)

ドレスシャツを代表する生地で、冠婚葬祭からビジネスまで、広く使われる定番の素材

美しい光沢がその特徴で、もっともフォーマルな生地と言われています。糸の太さが細くなるほど、より光沢が増します。

糸の番手とは
糸の太さの目安となる単位のことで、一定の重さに対して、長さがいくらあるかを表したもの。数字が大きいほど細く、光沢のある生地を得られる。 ブロードには、50番手のものが多く使われ、80~120番手のものになると、光沢の増した上質なシャツになる。

・ロイヤルオックスフォード

縦横に綿糸を2本ずつ引きそろえた、通気性に優れた夏向きの生地

ロイヤルオックスフォードは、ボタンダウンシャツでよく使われるオックスフォードよりも大きい番手の細い糸を使っていて、艶やかな光沢が魅力です。上品な着こなしができるので、広くビジネスシーンで活躍します。

オックスフォードの種類
  • オックスフォード(20~40番手)|ややカジュアルな印象
  • ピンポイントオックスフォード (80~100番手)|ドレッシーでフォーマルな印象
  • ロイヤルオックスフォード(100番手~)|高級感があるフォーマルな印象

・ツイル

綾織りとも呼ばれる、斜めの畝状に見える模様が特徴の生地。

光沢があり、なめらかな手触りを持つのが魅力で、フォーマルな洋服やドレスによく使われます。

・ヘリンボーン

英語でニシンの骨を意味。ニシンの骨を思わせる、向きの違う縞模様が交互にジグザグに並んだ生地。

高級感がある、柔らかな風合いが特徴で、ビジネスでもおしゃれを楽しみたい人におすすめです。

・ドビー

平織りや綾織りの生地に、小柄な幾何模様を織り込んだ生地。

高級感のある光沢が特徴で、ストライプや花柄、幾何学模様など、多様な模様があることが魅力です。

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シーン別に着こなせるワイシャツの生地15選

2-2. Vゾーンを演出する襟の形を決めよう

襟は、ネクタイとともに、スーツスタイルでもっとも大切なVゾーンを演出します。 そのため、襟のデザインは、ネクタイも結び方やスーツのジャケットとの相性を考慮して決めましょう。

・レギュラーカラー

もっとも基本的で、定番の襟型

襟先の開きは75°~90°程度で、どんなジャケットやネクタイの結び方にも合わせやすい使い勝手のいい襟型です。

・ワイドスプレッドカラー(ワイドカラー)

襟先の開きは100°~140°程度。

別名ウィンザーカラーとも呼ばれる、フォーマル性の高い襟型。 ウィンザーノットなど結び目の太いネクタイとの相性がいいのが特徴です。

・ホリゾンタルカラー

ワイドスプレッドカラーよりも襟先の開きの大きい襟型。

襟先が水平に見えることからそう呼ばれる。 結び目の大きいネクタイの結び方と相性がよく、胸元がすっきり見えることが魅力です。

関連記事:ホリゾンタルカラーの着こなしを見たい方はこちら
オフィスにも着回せるホリゾンタルシャツの基本と着こなし9選

・ショートポイントカラー

レギュラーカラーと襟先の開きはほぼ同じで、襟先の長さが短い襟型

スモールカラーとも呼ばれる。 細いネクタイやラペルと合わせるのが基本で、モダンな着こなしを楽しむことができるのが魅力です。

・ウイングカラー

もっともフォーマルな襟型。襟の折り返しが、鳥の翼のように開いていることが名前の由来。

蝶ネクタイやアスコットタイとの相性がよく、テイルコートやタキシードなどと共に、フォーマルなシーンで着用されます。

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ワイシャツの襟の種類|シーンや体型に合わせた選び方のコツ

2-3. 身体に合ったサイズを選ぼう

生地、襟型が決まったら、最後にサイズを確認しましょう。身体に合ったドレスシャツを着用することで、フォーマルな着こなしははじめて完成します。

確認するポイントは2つ。「首回り」「裄丈(ゆき丈)」です。ドレスシャツのサイズは、ほとんどがこの2つの数値で決まります。

だらしのない着こなしで、せっかくのドレスシャツを台無しにしないように、購入の前にご自身の首回りと裄丈の数値を測っておきましょう。

・首回り

首回りとは、その名の通り、首をぐるっと回った時の長さのことです。

喉ぼとけの下にメジャーを当て、指を2本入れて測ったくらいがジャストサイズと言われています。

手持ちのドレスシャツで測るときは、ボタンの中心から、ボタンホールの中心までの長さを測ります。

・裄丈

裄丈とは、首の付け根の中心から、くるぶしまでの長さのことです。 洗濯して縮むことを想定して、実寸より2cm~3cm長めのものを選ぶと後で困りません。

「首の付け根の中心から肩の付け根まで」、「肩の付け根から肘まで」、「肘から手首のくるぶしまで」の3段階に分けるとうまく測ることができます。

手持ちのドレスシャツで測るときは、ドレスシャツを裏返して、「背中の中心から肩先まで」、「肩先からカフスの端まで」を測りましょう。

関連記事:自分に合ったドレスシャツのサイズの選び方はこちら
ワイシャツのサイズ|自分の身体にあったサイズの選び方

3. ドレスシャツ・総合おすすめブランド3選

ここでは、普段使いの1着としておすすめのブランドを、

・中間流通を極力省き、高品質でコスパの高い商品を提供している

・店舗が多い、または通販で便利に購入ができる

という基準より、ご紹介します。

自分に合うブランドが一つ見つかると、仕事でもオフでもシャツのコーディネートが楽しくなりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


LaFabric(ラファブリック)

  • ワイシャツ おすすめ

ネットでオーダースーツ・シャツを1着から作ることができるカスタムオーダーの通販サイト「LaFabric」。

製品は全てメイドインジャパンで、機能性に優れた素材・生地を豊富に取り扱っているのが特徴です。

また店舗でもネットでも便利に使えるブランドで、一度店舗で採寸〜体型サイズを登録すれば、あとはオンラインから気軽にシャツのオーダーを楽しむことができます

厳選された生地をベースに、襟、カフス、ボタンなどのディティールを選び、自分のこだわりを詰め込んだ理想の1着を手に入れたい方におすすめです。

ブランド詳細

【ブランド名】LaFabric
【価格】7,800円(税込)〜
【納期】約4週間
【タイプ】パターンオーダー

公式サイトを見る

Maker's Shirt 鎌倉

上質なシャツを1着5,000円〜から提供する、ドレスシャツ専門店「Maker's Shirt 鎌倉」。

コットン100%の天然素材、襟とカフスにはフィット感をあげる綿のフラシ芯、ボタンには高級シャツの証である天然貝、熟練の縫製技術、そして日本人の体型に合うシルエットを追求したパターンなど、妥協のないシャツ作りが特徴です。

生地・縫製・価格、どれをとってもトータルでコストパフォーマンスの高いブランドです。

ブランド詳細

【ブランド名】Maker's Shirt 鎌倉
【価格】4,900円(税抜)〜

公式サイトを見る

土井縫工所

シャツ専業メーカーの(株)ドゥー・ワン・ソーイングの直営ブランドとして誕生した「土井縫工所」。

生地・素材はシーンを選ばない「ベーシック」、通気性に優れた「鹿の子」、シワがとれやすい「リンクルフリー」、そしてノータイでも決まる「デニムシャツ」など、仕事からプライベートまで使える豊富なラインナップが特徴です。

シャツ専門店として培われた縫製技術、日本人体型を考慮したパターンやシルエットへのこだわりが凝縮された「こだわりのドレスシャツ」が手に入るおすすめブランドです。

ブランド詳細

【ブランド名】土井縫工所
【価格】9,000円(税抜)〜

公式HPはこちら

4. 予算別・おすすめドレスシャツブランド9選

定番の1枚から、とっておきの1枚まで、様々なシーンに合わせて揃えておきたいドレスシャツ。

3,000円で手に入るお手頃なものから、一度は着てみたい高品質のものまで、おすすめのブランドを価格帯別に紹介します。

4-1. 3,000円〜5,000円|基本の1枚を手に入れる

ここでは、基本的なドレスシャツが欲しいという方のために、低価格でも安心して購入できるブランドを3つ紹介します。

・BRICK HOUSE by TOKYO SHIRTS (ブリックハウス)

お手頃な価格で、質のいいドレスシャツを手に入れたい方におすすめしたいのが、この「ブリックハウス」です。

中間コストを削除した製造直販型専門店ならではの、高品質でありながら低価格なお買い得感のあるシャツが揃っています。

業界トップクラスの売り上げを誇るブランドで、豊富な色や柄、機能性を誇るラインナップも魅力です。

・P.S.FA (パーフェクトスーツファクトリー)

低価格でありながらも、デザイン性の高いドレスシャツを手に入れたい方におすすめなのが、この「パーフェクトスーツファクトリー」です。

大好評の完全ノーアイロンシャツ「アイシャツ」と、充実したアウトレット商品の品揃えが魅力のブランドです。お気に入りの1枚が、通常の半額以下で購入できるかもしれませんよ。

・SUIT SELECT 

ドレスシャツを「選ぶ」ことも、「着る」ことも楽しみたい方におすすめなのが、この「スーツセレクト」です。

日本を代表するクリエイティブディレクターである佐藤可士和氏がプロデュースしていることでも有名なブランド。

現代的な感覚を軸にした「BLACK LINE」と、伝統的な品格を軸にした「SILVER LINE」という2つのラインから、自分に合ったスタイルを選べるのが魅力です。

3-2. 5,000円~10,000円|上質な1枚を手に入れる

ここでは、高品質ながらお手頃価格という、コストパフォーマンスに優れたドレスシャツを扱っている3つのブランドを紹介します。

・Maker's Shirt 鎌倉

着心地のいい上質なドレスシャツを、お手頃な価格で手に入れたい方におすすめなのが、この「メーカーズシャツ鎌倉」です。

「世界で活躍するビジネスマンを応援する」ことを掲げるこのブランドの魅力は、5,000円という価格からは想像ができないほどの質の高さ。

なめらかな肌触りを実現するため、80番手以上の高品質な糸から作られた生地を使用し、着た人を虜にしてしまうほどの着心地を実現しています。

・CAMICIANISTA (カミチャニスタ)

イタリア製ドレスシャツの美しさを、日本で気軽に楽しみたい方におすすめなのが、この「カミチャニスタ」です。

イタリア語でシャツを意味する「Camicia」から生まれたブランド名には、「シャツを愛する人」という意味が込められています。

イタリアの高級シャツから学んだカミチャニスタの最大の特徴は、「袖の後付け」です。シャツの袖を、ボディとずらして縫い上げることで、体にフィットした着心地を実現しています。

また、襟を高い位置につけるなど、シルエットの美しさにこだわった様々なディテールも魅力です。

・TOMORROWLAND 

上品で大人な着こなしを楽しみたい方におすすめなのが、この「トゥモローランド」です。

30代~40代の男性に人気があるこのセレクトショップの特徴は、きちんとしたきれいめな着こなしを楽しめるドレスシャツを揃えていることです。 シンプルで長く使えることも魅力です。

3-3. 10,000円~|特別な1枚を手に入れる

冠婚葬祭などの日のために持っておきたいとっておきの1枚。

ここでは、そんな高品質で特別なドレスシャツを手に入れることができる3つのブランドを紹介します。

・FAIRFAX (フェアファックス)

メイド・イン・ジャパンの高品質ドレスシャツを、アメリカン・トラディショナルスタイルで楽しみたい方におすすめなのが、この「フェアファックス」です。

シャツづくりの全工程を日本で行うことで実現される完成度の高いドレスシャツは、本場アメリカでも評価されています。 もともとネクタイを作る会社だったこともあり、ネクタイとの相性がいいのが魅力です。

・Paul Smith (ポールスミス)

伝統的なブリティッシュスタイルを楽しみたい方におすすめなのが、この「ポールスミス」です。

「ひねりのあるクラシック」というコンセプトのもと、トラディショナルでありながら、遊び心のある現代的な着こなしを楽しめるのが魅力です。日本において、男女を問わず非常に人気の高いブランドです。

・BARBA (バルバ)

本格的なイタリア製ドレスシャツを手に入れたい方におすすめなのが、この「バルバ」です。

身体にフィットした細身でありながら、きつくならずに着心地の良さも併せ持った美しいシルエット、さらりと柔らかい高級感のある生地など、その魅力は尽きません。 一度着たら離れられなくなるクオリティが味わえます。

5. まとめ

フォーマルな着こなしに欠かせない、ドレスシャツ選びのポイントは3つです。

  • シーンに合った生地を見つけて
  • Vゾーンを意識して襟型を決めて
  • 身体にフィットしたサイズを選ぶ

これだけで、シーンに合った着こなしを安心して楽しむことができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。