調理の手間を減らしてくれるフードプロセッサー。
「買いたいけど、選ぶときのポイントは?」
「ミキサーやブレンダーとはどう違うの?」
…とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、専門家が厳選したフードプロセッサーを特徴別にご紹介。さらに、
- 失敗しないフードプロセッサーの選び方
- フードプロセッサーの得意料理
- ミキサーとの使い分け方
…なども詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
Outline
1.フードプロセッサーとは
フードプロセッサーとはスイッチ一つで食材を切ったり混ぜたりできる調理家電です。
- 食材を細かくできる調理器具
- 刃を付け替えればさまざまな調理に対応
- パン生地をこねられるモデルもある
手間の掛かるみじん切り等も短時間でパパッとこなせる心強いアイテムですよ。
▼ミキサーやブレンダーとの違いは?
ここで気になるのが、似た機能を持つミキサーやブレンダーとの違いについて。
そこで、それぞれの特徴を表でまとめました。
フードプロセッサーは食材を均等に細かくするのが得意なので、ペーストやミンチの調理におすすめです。
ミキサーはジュースやスムージーに、ブレンダーは離乳食やスープ作りに向いています。
フードプロセッサーの得意分野を活かして、料理を時短していきましょう!
2.フードプロセッサーの選び方
自分に合ったフードプロセッサーを選ぶ際に大切なのが、以下の3つのチェックポイントです。
①目的に適した容量や機能があるかチェック
②お手入れがしやすいかチェック
③安全機能の有無をチェック
それでは順に詳しくご紹介します。
①容量や機能をチェック
フードプロセッサーは主に大型と小型の2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
形状 | メリット | デメリット |
大型 |
◎一度に大量の食材を調理できる | △少量の調理は不向き △場所を取る |
小型 |
◎少量の調理向き ◎コンパクト |
△食材の量が多いと、複数回のセットが必要 |
自分のライフスタイルに合うものを選びましょう。
また以下のような機能があるとさらに便利。
- 低速運転機能
…回転スピードが遅くなり、粗みじんなどの調節が簡単に - 断続運転機能
…モーターの負荷が減り、故障やオーバーヒートが防げる
アタッチメントを付け替えれば、千切りやパン生地のコネなど多彩な調理方法が可能にもなりますよ。
一人暮らしなら小型がオススメ。
ただしパン生地も作りたい場合は、少し大きめのサイズがベターです!
②お手入れのしやすさをチェック
ミンチをパパッと作れても、使用後の洗い物が大変なだとかえって家事の手間は増えてしまいます。
そこで、毎日のお手入れが簡単かどうかも大切なポイントです。
- 容器は軽くて洗いやすいか?
- カッターは取り外しやすいか?
…といった点をチェックしてみましょう。
また、食器洗浄機に対応しているモデルなら自分で洗う手間も省けます。
基本的にどのメーカーの製品でもお手入れは簡単ですが、ガラス製の大型モデルは重たいので洗い物が大変かもしれません。
③安全機能の有無をチェック
フードプロセッサーの刃は鋭く、間違った使い方をするとケガをしてしまう場合も。
とくに小さな子どもがいる家庭では、以下のような安全機能がついたモデルを選ぶと安心です。
- セーフティーロック機能
…蓋やパーツが正しくセットされていないと回転しない - 過負荷防止機能
…食材を入れすぎた場合など、モーターに負荷がかかりそうなときに停止する
食材を詰め込みすぎたり、蓋が開いたまま動かしたりすると故障やケガの原因に…。
正しくセットしないと動かないモデルなら、初心者でも安心して使えます。
▼フードプロセッサーの選び方まとめ
①目的に適した容量や機能があるかチェック
②お手入れがしやすいかチェック
③安全機能の有無をチェック
…という3つのポイントを踏まえて、自分にぴったりのフードプロセッサーを選んでみてくださいね。
3.おすすめフードプロセッサー6選【専門家厳選】
ここからは家電プロレビュアー・石井さんおすすめのフードプロセッサーを特徴別にご紹介します。
気になる章へジャンプしてみてくださいね!
※商品価格は「価格.com」の最安値を参考にしています。
3-1.おかずが沢山作れる大型フードプロセッサー
ここからは、大容量の大型フードプロセッサーを3つご紹介します。
▼おすすめ大容量フードプロセッサー一覧
(クリックで各商品詳細をご覧になれます)
それでは一つずつ見ていきましょう!
大容量フードプロセッサー①
▶フードプロセッサー YE-MM41(山本電気)
✔︎8つの調理ができる多彩なモデル!
✔︎さまざまな料理で利用したい方におすすめ
山本電気の「フードプロセッサー YE-MM41」は一台で8役をこなす一台です。
- 2つの付属パーツで8種類の調理方法に対応
…刻む、おろす、こねる、泡立てる等の調理が可能 - 無段階のスピード調整
…といった特徴を持ちます。容器はステンレス製で、ブレードを外せばそのまま調理用ボウルとしても使えます。
スピード調節が自由で断続 ・連続運転の切り替えも可能。料理に合わせて思うままにスピードを調節できます。
例えば氷を力強く砕いたり、パン生地を優しく練ったり、ポタージュなど滑らかなスープ作りも得意ですよ!
一台あれば調理の幅がぐっと広がります。
【メーカー】山本電気
【商品名】フードプロセッサー YE-MM41
【価格】16,349円(税込)~
【公式HP】山本電気
【本体寸法】210×160×250(mm)(幅×奥行き×高さ)
【製品重量】約3100g
【最大容量】500g(ハンバーグの場合)
【消費電力】140W
【コードの長さ】2.0m
【カラー】ホワイト/レッド
こちらの製品は公式販売終了製品です。
商品お求めの際は、各種通販サイトをご利用ください
大容量フードプロセッサー②
▶フードプロセッサーL DLC-192J(クイジナート)
✔︎薄切りや細切りにも対応
✔︎付け合わせの支度もパパッと済ませたい方にもおすすめ
クイジナートの「フードプロセッサーL DLC-192J」は3〜4人分の調理にちょうど良いサイズのフードプロセッサーです。
- 用途に合わせた6つのブレード!
…「切る・刻む」「こねる・まぜる」等の6種の刃が付属 - 軽くてお手入れのしやすいポリカーボネート素材
…といった特徴を持ち、ハンバーグなどメインの料理だけでなく、キャベツの千切りも作れる一台となっています。
ハンバーグなら3〜4個分、玉ねぎのみじん切りなら大きいサイズ2個分、食パンなら1斤分が一度に作れます。
容器に使われているポリカーボネートは眼鏡のレンズにも使われる素材。軽くて丈夫なので洗いやすいです。
【メーカー】クイジナート
【商品名】フードプロセッサーL DLC-192J
【価格】25,500円(税込)~
【公式HP】クイジナート
【本体寸法】177×248×350(mm)(幅×奥行き×高さ)
【製品重量】約5100g
【最大容量】400g
【消費電力】300W
【コードの長さ】1.5m
大容量フードプロセッサー③
▶マイコンフードプロセッサー SKF-H100(タイガー魔法瓶)
✔︎メニューに合わせて選べる4つの調理コース
✔︎使い方で迷いたくない方におすすめ
タイガー魔法瓶の「マイコンフードプロセッサー SKF-H100」は容量650gと、一度にたっぷりの食材を調理できる一台です。
- 4つのコースをレバーで簡単に切り替え
…コースは「みじん・ミンチ」「おろし・スープ」「すりみ」「パンこね」の4種類 - 付属のアタッチメントと本体を一緒に収納可能
…といった点が特徴。
また、チョッパーカッター、おろしカッター、パンこねブレードの3つの刃が付属。コースと組み合わせていろいろな調理ができますよ!
ステンレス製のカップは軽くて丈夫。
さらにカップには食材が張り付きにくいディンプル加工がされているのでお手入れも楽チンです。
また、使わないときは本体の中に付属品をしまえます。コンパクトにまとめられるので収納場所に困りません。
【メーカー】タイガー魔法瓶
【商品名】マイコンフードプロセッサー SKF-H100
【価格】15,180円(税込)~
【公式HP】タイガー魔法瓶
【本体寸法】287×179×238(mm)(幅×奥行き×高さ)
【製品重量】約2600g
【最大容量】650g(液体の場合は600mL)
【消費電力】160W
【コードの長さ】1.2m
【カラー】ブラック
こちらの製品は公式販売終了製品です。
3-2.少量のおかず作りに最適な小型フードプロセッサー
ここからは、小型のフードプロセッサーを3つご紹介。ぜひチェックしてみてくださいね!
▼おすすめ小型フードプロセッサー一覧
(クリックで各商品詳細をご覧になれます)
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
小型フードプロセッサー①
▶ミニプロ(ティファール)
✔︎コンパクトながら350Wのハイパワー
✔︎本格的な調理もしたいという方におすすめ
ティファールの「ミニプロ」はパワフルで素早い調理ができるフードプロセッサーです。
- 「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「スライス」「せん切り」「泡立て」「おろし」と1台7役
※「おろし」はルビーレッド プラスのみ - 持ち運びやお手入れがしやすい215gの軽量容器
…といった点が魅力のミニプロ。
また、容器とカバーのセットが正しくないと回転しない2段階の安全機能で、安心して使用できます。
容器は85度まで耐熱するので、熱々の食材も冷ます手間なく、そのまま調理できます。
パワーが強く機能も多いので、少量でもきちんと下ごしらえしたいという方にもおすすめです。
【メーカー】ティファール
【商品名】ミニプロ
【価格】9,755円(税込)~
【公式HP】ティファール
【本体寸法】270×150×255(mm)(幅×奥行き×高さ)
【製品重量】約1520g
【最大容量】600mL
【消費電力】350W
【コードの長さ】1.25m
小型フードプロセッサー②
▶レコルト カプセルカッター ボンヌ(ウィナーズ)
✔︎幅120mm、高さ234mmの縦型モデル
✔︎小柄で可愛いデザインが欲しい方におすすめ
ウィナーズの「レコルト カプセルカッター ボンヌ」はキッチンのちょっとしたスペースにも置けるコンパクトさが魅力の一台です。
- 大根おろしやメレンゲも調理可能
- 本体以外丸洗いできるので清潔さを保ちやすい
…といった特徴を持ちます。先に紹介した「ミニプロ」同様、こちらも1台で7役をこなす万能型のフードプロセッサーといえます。
重量も1kg程度と軽量で持ち運びも楽々。収納場所にも困りません。
また、カップにフィットする形状の「オリジナルスパチュラ」が付属するので、中身の取り出しも簡単です。
かわいい本体デザインも人気の1台です。
【メーカー】ウィナーズ
【商品名】カプセルカッター ボンヌ
【価格】7,150円(税込)~
【公式HP】レコルト
【本体寸法】124×117×234(mm)(幅×奥行き×高さ)
【製品重量】約1100g
【最大容量】500mL(カップのMAXラインまで)
【消費電力】260W
【カラー】カーマインレッド/クリームホワイト
小型フードプロセッサー③
▶TK213(テスコム)
✔︎リバーシブル刃で粗め、細かめの切り替え◎
✔︎粗さの違うすりおろしをしたい方におすすめ
テスコムの「TK213」は「刻む・混ぜる・おろす(粗め/細かめ)・泡立てる」の5つの機能を持ったフードプロセッサーです。
- 軸とボトルが一体型で液もれしにくい構造
- 匂いやキズがつきにくいガラス容器
…といった特徴をもち、ロック解除スイッチを押さないと回転が始まらない安全機能も備えています。
液もれの心配が少ないので、スープやドレッシングが作れるのもポイント。
また、付属のアタッチメントはすべて容器の中に収納できるので、すっきり片づけることができますよ。
ただし連続で使える時間が1分と短いため、メレンゲの泡立てには向いていません。
【メーカー】テスコム
【商品名】TK213
【価格】3,339円(税込)~
【公式HP】テスコム
【本体寸法】184×159×216(mm)(幅×奥行き×高さ)
【製品重量】1700g
【最大容量】300g(液体含む)
【消費電力】320W
【カラー】ホワイト
最後に、ここまで紹介したアイテムをまとめました。
▼おすすめフードプロセッサーまとめ
商品画像 |
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商品名 | フードプロセッサー YE-MM41 | フードプロセッサーL DLC-192J | マイコンフードプロセッサー SKF-H100 | ミニプロ | カプセルカッター ボンヌ | TK213 |
価格(税込) | 16,349円 | 25,500円 | 15,180円 | 9,755円 | 7,150円 | 3,339円 |
特徴 | ✔︎さまざまな料理で利用したい方におすすめ | ✔︎付け合わせの支度もパパッと済ませたい方にもおすすめ | ✔︎使い方で迷いたくない方におすすめ | ✔︎本格的な調理もしたいという方におすすめ | ✔︎小柄で可愛いデザインの商品を探している方におすすめ | ✔︎粗さの違うすりおろしを行いたい方におすすめ |
公式HP | 山本電気 | クイジナート | タイガー魔法瓶 | ティファール | レコルト | テスコム |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
気になるアイテムがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
次からはフードプロセッサーの活用法についてご紹介します!
4.フードプロセッサーの活用法
さまざまな調理ができるフードプロセッサーですが、多機能すぎてどう使えばいいか迷う場合も。
そこで、監修の石井さんおすすめの時短ができる使い方を聞いてきました。
フードプロセッサーの得意分野は、
・肉のミンチ
・魚のすり身
・野菜のみじん切りです。
例えば、玉ねぎをみじん切りしたり、お肉をこねたりするハンバーグは、材料をすべてフードプロセッサーに入れれば簡単に作れちゃいますよ!
材料を細かく刻んで混ぜ合わせる下ごしらえを時短できるので、ハンバーグや餃子といったメニューに大活躍してくれますね!
また、せん切りが可能なモデルなら付け合わせのキャベツやコールスローの調理もおまかせです。
- ハンバーグや餃子に
▶材料を混ぜ合わせる下ごしらえの時短に! - 野菜スープやコールスローに
▶ささっと作れて野菜がたっぷりとれる!
細かく刻んだりペーストにしたりすれば、野菜が苦手なお子さんも食べてくれるかもしれません!
5.フードプロセッサーに関するQ&A
最後に、フードプロセッサーに関する質問をQ&Aでご紹介します。
Q1:ジューサーやミキサーの代わりに使える?
フードプロセッサーでもジュースやスープは作れますが、水分が多い食材は基本的には不向きです。
フードプロセッサーは容器が浅いモデルがほとんどのため、回転時に液がもれやすく、一度に大量に作ることはできません。
また、ミキサーよりも食材の形が残りやすいので、なめらかさを追求するような調理には向いていないといえます。
- 食材の食感を残したいなら
→フードプロセッサーがおすすめ - ジュースなど液体状にしたいなら
→ジューサーがおすすめ
以上を参考に、使い分けてみてくださいね!
Q2:固い食材を加工するときの注意点は?
低価格でコンパクトな商品だと、固い食材の調理で刃こぼれや故障してしまう場合があるため要注意です。
パワーが強い商品でも、量が多すぎるとモーターに負荷がかかる場合も。
そんなときは、断続運転を活用してみてください。
「断続運転機能」があればモーターの負荷を軽減しつつ様子を見ながら食材を細かくできるので、ぜひ試してみてください。
特に、氷やアボカドなどの調理は要注意。モーターや刃の具合を見ながら少しずつ試してみましょう。
6.まとめ
気になるフードプロセッサーは見つかりましたか?
- 「容量や機能」
- 「お手入れのしやすさ」
- 「安全機能の有無」
という3つのポイントを押さえて、最適な一台を選びましょう!
もう一度、おすすめのフードプロセッサーをチェックしたい方は、「3.【専門家厳選】おすすめフードプロセッサー6選」をチェックしてみてくださいね。
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