化粧水やクリームを使って毎日肌をケアしているけれど、「少し乾燥が気になる…」「もっとうるおいが欲しい」と、なんとなく保湿不足を感じていませんか?
そんな方のために、この記事では、
を詳しく解説します。
この記事を参考に、乾燥知らずのうるおい肌を手に入れてくださいね。
なおこの記事では、医学的知識に関して専門家に監修をしていただいています。
※化粧品などの商品掲載箇所は除く
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※この記事は2024年9月時点での情報をもとに作成しています。
※価格はすべて税込です。
1. あなたの保湿ケアが物足りない原因とは?
「保湿しているのに肌のうるおいがイマイチ…」
という方は、スキンケアを基本から見直してみましょう。
実は、良かれと思って行っているケアが、肌のうるおい不足の原因になっている場合もあるんです。
正しいスキンケアを実践する前に、まずは肌の保湿の仕組みを確認しましょう。
◆肌の保湿の仕組み
肌のうるおいに関わるのが、角質層という肌の表面にある0.02mmほどの部分。
角質層には、
- 天然保湿因子(NMF)
- 細胞間脂質
- 皮脂膜
という天然の保湿成分が含まれており、これら3大保湿成分を保つことが、うるおい肌の大切なポイントです。
しかし、3大保湿成分は、以下のような誤ったスキンケアによって不足してしまう可能性があります。
NG① 付けすぎ!
・化粧水を適量より多く使う
・シートマスクを長時間張ったままにする
※張ったまま寝られるタイプを除く
➡角質層に浸透できない余分な水分が、元々ある肌の水分と共に蒸発してしまう
NG② 付けっぱなし!
・保湿のために化粧水ミストをかける
・化粧水だけを使いクリームや乳液を使わない
➡油分でフタをしないと与えた水分が蒸発してしまう
NG③ 洗いすぎ!
・メイク落としは毎回オイルクレンジングを使う
・週2回以上スクラブやピーリング剤を使う
➡角質層にダメージを与え、保湿成分が減少してしまう
いかがでしたか?
上記のようなNGスキンケアをしていたという方は、「2. しっかりうるおう正しいスキンケア方法」を確認してくださいね。
3大保湿成分は、誤ったスキンケアの他、生活習慣の乱れや加齢も不足する原因になります。
そのため、睡眠時間を確保しバランスの良い食事を摂るなど生活習慣を整えることも大切ですよ。
※保湿にぴったりのスキンケアアイテムの選び方は、▶「3. 肌をうるおす正しい保湿アイテム選び」をご覧ください。
2. しっかりうるおう正しいスキンケア方法
この章では、肌をしっかりと保湿するためのスキンケアの方法をご紹介します。
どちらもスキンケアの基本的な内容ですが、保湿効果を高めるうえで外せないポイントなので、ぜひチェックしてくださいね。
2-1. スキンケアアイテムの正しい使い方
化粧品には、メイク落としや化粧水、クリームなど、さまざまなアイテムがありますが、まずはそれらを「正しい方法で適切に使えているか」を確認しましょう。
スキンケアは、そのアイテムごとに役割が異なるため、以下のような正しい方法でアイテムを使用すれば、それぞれの効果を最大限に引き出すことができます。
① メイク落とし
役割:メイクを落とす
オイルは必要な皮脂を奪うため、ミルクやジェルタイプがおすすめ
② 洗顔料
役割:余分な皮脂を落とす
低刺激性の洗顔料をよく泡立てて使い、32℃程度のぬるま湯で洗う
③ 化粧水
役割:肌に水分を与える
肌に塗布した後は蒸発しやすいので、時間を置かず次のアイテムを使う
④ 美容液
役割:好みの美容成分を与える
+αのケアとして、肌悩みに合わせた美容液を使う
⑤ 乳液・クリーム
役割:肌から水分が逃げないように油分でフタをする
高い保湿力を求める場合は乳液よりクリームが◎
上記の使い方が一般的ですが、アイテムによっては使い方が異なる場合もあるので、取り扱い説明書をチェックしてみてくださいね。
2-2. スキンケアアイテムをムラなく塗る方法
化粧水やクリームなどのアイテムを使用する際は、「顔全体にムラなく塗り広げる」ことも大切なポイントです。
意識せずアイテムを塗り広げていると、額の髪の生え際などの部位は塗り残しやすく、その部位から乾燥が広がる原因になってしまいます。
そのため、以下のような方法で塗り残しを防ぎましょう。
乾燥しやすい目元・口元には重ね付けが◎
コットンは繊維が刺激になりやすいので手のひらを使うのが◎
また、アイテムを使用するときは、鏡を見て塗り残しがないかチェックするのがおすすめですよ。
次の章からは、自分の肌に合った保湿アイテムの選び方のコツをご紹介します。
3. 肌をうるおす正しい保湿アイテム選び
NGケアや加齢、生活習慣などで失われやすい3大保湿成分は、スキンケアアイテムで補うことが大切です。
ここでは、自分にぴったりの保湿アイテムの選び方をご紹介します。
それでは、それぞれ見ていきましょう。
① 優れた保湿成分が入ったアイテムを選ぶ
肌のうるおいを保つためには、アイテムの成分をチェックし、保湿力に優れたものを選ぶことが大切です。
保湿成分にはさまざまな種類がありますが、下記の3つの成分は3大保湿成分に類似した保湿効果の高い成分なので、特におすすめですよ。
- アミノ酸
…天然保湿因子と類似した成分 - セラミド
…細胞間脂質と類似した成分 - スクワラン
…皮脂膜と類似した成分
上記に加え、肌の奥(真皮)に働きかけて肌のうるおいやハリ、弾力を促す以下のような成分も効果的です。
- レチノール
- ナイアシンアミド
これらの成分はエイジングケア用のアイテムに配合されていることが多く、乾燥以外にも「エイジングケアも気になる…」という方にもおすすめですよ。
② 肌タイプに合ったアイテムを選ぶ
次に、上記のチャートを参考に、自分の現在の肌タイプを確認しましょう。
肌のタイプは皮脂量と水分量のバランスによって以下の4つに分類されており、肌タイプに合ったスキンケアアイテムを使うことで、効果的な保湿ケアが叶います。
※掲載する商品は、編集部独自の調査で選定したものです。
・普通肌
…皮脂が少なく水分が多い状態
現状のアイテムに加え、美白やシワ対策などの美容液がおすすめ
画像出典:https://etvos.com
【エトヴォス】薬用 ホワイトニングクリアセラムW(医薬部外品)
美白成分トラネキサム酸配合の低刺激性美容液
5,940円/50mL
・乾燥肌
…皮脂も水分も少ない状態
水分油分がバランスよく配合された高保湿アイテムがおすすめ
画像出典:https://www.amazon.co.jp
【ヒフミド】エッセンスクリーム
3種のヒト型セラミドを配合した高保湿クリーム
6,600円/40g
・脂性肌
…皮脂も水分も多い状態
油分を調整するビタミンC誘導体配合のアイテムがおすすめ
画像出典:https://www.ishizawa-lab.co.jp
【透明白肌】 ホワイトローション
スクワラン、ビタミンC誘導体入りの高コスパ化粧水
1,320円/400mL
・混合肌
…皮脂が多く水分が少ない状態
うるおいを与えるべたつきの少ないアイテムがおすすめ
画像出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp
【ミノン】アミノモイスト薬用アクネケアローション(医薬部外品)
べたつき少ないアミノ酸配合化粧水
1,600円~/150mL※編集部調べ
自分の肌タイプは確認できましたか?
アイテムを選ぶ際は、上記を目安として自分に合ったものを探してみてくださいね。
肌タイプは季節や女性ホルモンの影響などによって変化するため、常に同じとは限りません。
そのため、定期的に自分の肌の状態をチェックし、肌の状態に合わせた適切なスキンケアアイテムを使用することが大切ですよ。
4. 肌の保湿に関するよくある疑問Q&A
ここでは、+αの肌の保湿ケアや、保湿に関する疑問についてお答えします。
ぜひ、気になるものからチェックしてみてくださいね。
Q1. もっと肌がうるおう+αのケアって?
A. シートマスクや導入オイルの使用がおすすめです。
もっと肌を保湿したいという方は、普段の保湿ケアに加え、シートマスクや導入オイルを取り入れるのがおすすめです。
- シートマスク
効果:肌にシートを張り付けるだけで簡単ケア
注意点:水分の蒸発を防ぐため規定時間を超えて使用しない
- 導入オイル(ブースターオイル)
効果:洗顔後清潔な肌にオイルを塗布することで化粧水の浸透をUP
注意点:付けすぎは油分過多を招くため、1~3滴が目安
編集部のおすすめのアイテムは以下の通りです。
◆ 編集部おすすめのシートマスク・導入オイル
※掲載する商品は、編集部独自の調査で選定したものです。
【クオリティーファースト】 オールインワンシートマスク グランモイスト |
【メルヴィータ】 ビオオイル アルガンオイル |
画像出典:https://www.amazon.co.jp ※リニューアル前の情報です。 |
画像出典:https://jp.melvita.com |
99.6%保湿成分のうるおいマスク |
高保水力のアルガンオイル配合 |
ぜひ、上記のアイテムも取り入れてみてくださいね。
Q2. クリームのべたつきが苦手だけど使うべき?
A. 基本的にクリームを使うのが望ましいですが、さっぱりした質感のゲルタイプもおすすめです。
クリームは化粧水や乳液など他のアイテムに比べ油分の配合量が多いため、べたつくアイテムが多く、「使用感が苦手…」という方も多いですよね。
しかし、化粧水や美容液を塗った後は、与えた水分を逃がさないようにクリームを塗ることは欠かせません。
どうしてもべたつきが気になる場合は、油分が少なめでさっぱりとした質感の保湿ゲルをクリームの代わりに使用するのがおすすめですよ。
Q3. 保湿効果が長持ちするメイク方法って?
A. 下地にエマルジョンファンデを使用するのがおすすめです。
メイク後の乾燥が気になる方や、しっとり感を長持ちさせたいという方は、化粧下地に「エマルジョンファンデ」を使用してみましょう。
エマルジョンファンデは油分が多く、肌のうるおいを保ち柔軟にするエモリエント効果に優れているため、乾燥対策にぴったりのアイテムです。
◆ 編集部おすすめのエマルジョンファンデ
※掲載する商品は、編集部独自の調査で選定したものです。
【スック】 フレーム フィックス モイスチャライジング ソリッド ファンデーション |
※現在販売終了しています。 画像出典:https://www.amazon.co.jp |
蒸しタオル後のような、しっとり艶やかな仕上がり |
エマルジョンファンデは保湿効果以外にも、付きが良く持ちも良い、使いやすさに優れたファンデなので、ぜひ試してみてくださいね。
5. まとめ
いかがでしたか?
この記事では、肌にうるおいを与える正しい保湿ケアをご紹介しました。
保湿ケアのポイントについて、最後にもう一度まとめます。
NG① 付けすぎ!
・化粧水を適量より多く使う…など
➡角質層に浸透できない水分が元々肌にある水分も奪って蒸発してしまう
NG② 付けっぱなし!
・化粧水だけを使いクリームや乳液を使わない…など
➡油分でフタをしないと与えた水分が蒸発してしまう
NG③ 洗いすぎ!
・メイク落としは毎回オイルクレンジングを使う…など
➡角質層にダメージを与え、保湿成分が減少してしまう
正しい保湿ケア
① スキンケアアイテムを正しく使用し、ムラなく塗り広げる
② 自分の肌タイプに合った保湿ケアアイテムを使用する
▶ もう一度詳しく見る
ぜひ、今日から正しい保湿ケアを実践して、健やかなうるおい肌を目指してくださいね。