パソコンをはじめさまざまな端末のモニターとして使える「モバイルディスプレイ」。
11〜15インチと持ち運びやすいサイズで、外出先や出張先でもPCと2画面でディスプレイ操作が可能となりますが、
「どういう基準で選べばいいのかな?」
「できるだけ安くて画面がキレイな商品が欲しい」
など、どのモデルを選べばいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- 20商品を徹底比較した編集部独自のリサーチ
- モバイルディスプレイユーザー100人へのアンケート
をもとに、2024年最新のおすすめモバイルディスプレイをご紹介します。
また、先におすすめモバイルディスプレイが知りたい方は、「2. モバイルディスプレイおすすめランキングTOP5」をご覧ください。
※ なおこの記事では、パソコンの知識に関して専門家の監修をいただいています。
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※ この記事は2024年9月時点の情報を参考にしています。
※ 価格は「価格.com」を参考にし、税込表示となっています。
1. モバイルディスプレイの選び方
モバイルディスプレイは、ノートPCに接続するだけで簡単にディスプレイモニターとして使える便利な商品です。
テレワークの導入などもあり、人気が高くなっているモバイルディスプレイですが、選ぶ際には以下の3つのポイントをチェックしましょう。
それでは、順に詳しく解説します。
① 画面サイズをチェックする
まずは、モバイルディスプレイの画面サイズをチェックしましょう。
- 13.3インチ
…A4サイズとほぼ同じサイズで、携帯性に優れる
- 15.6インチ
…最も人気のサイズで画面が大きく見やすい
…バッグによっては入らないものもあるので要チェック
- 17.3インチ
…B4サイズとほぼ同じサイズで、携帯性には欠けるが画面が広く作業しやすい
このように、モバイルディスプレイはサイズによって使い勝手が大きく異なります。
最もおすすめのサイズは『15.6インチ』。持ち運びもできる上、画面も見やすい大きさなので、はじめてモバイルディスプレイを購入する方は、15.6インチを選ぶのがおすすめです。
② バッテリーの有無チェックする
モバイルディスプレイを選ぶ際は、バッテリーの有無もチェックしましょう。
- バッテリー搭載
…バッテリーが搭載されているため、場所を選ばず使用できる
- バッテリー非搭載
…使う際にUSBやACアダプタによる給電が必要
バッテリー搭載のモバイルディスプレイは、本体にバッテリーが入っているため、いつでもどこでも使用することができます。
一方バッテリー非搭載のタイプは、充電ができないため、使うたびにUSBやACアダプタによる給電が必要になります。
ただ、いずれのタイプでも、USB Type-Cポート*を搭載した商品であれば、
- パソコンからの給電
- ディスプレイ信号の受信
といったことがケーブル1本で可能です。
* 画面出力に必要な「DisplayPort Alternate Mode」に対応したもの
現在ではUSB Type-C対応の商品も豊富なので、アダプタや充電器を持ち運ぶ必要があるケースは減ってきています。
モバイルディスプレイは1kg前後のモデルが主流で、中には500g未満のタイプもあります。
外出時や出張先で利用するなど、持ち運ぶ頻度が高ければ1kg未満の軽量モデルがおすすめです。
③ 入力端子のタイプチェックする
最後にチェックするポイントは、入力端子のタイプ。
商品によって入力端子が異なるので、パソコン側の出力端子と合ったものがおすすめです。
- USB Type-C
…スマホで接続する場合に便利なタイプ
- HDMI
…あらゆるPCに接続でき、最も普及しているタイプ
- VGA
…アナログな端子で、対応機器自体が少なくなっている
3つの中で最もおすすめなのは、汎用性が高いHDMI。
ただ、HDMIに対応していなくても、変換アダプタを使えば入力端子の切り替えを行うことができます。
HDMI変換アダプタ
もう一度、 モバイルディスプレイの選び方をまとめておきます。
次は、2024年最新モバイルディスプレイおすすめランキングをご紹介します。
2. モバイルディスプレイおすすめランキングTOP5
この章では、
- 20商品を徹底比較した編集部独自のリサーチ
- モバイルディスプレイユーザー100人へのアンケート
をもとに、2024年最新のおすすめモバイルディスプレイをランキング形式でご紹介します。
モバイルディスプレイおすすめランキングTOP5
それでは、順に詳しくご紹介します。
総合評価: 4.8
1位:PM161Qbu(Acer)
持ち運びやすい薄さ2cmのスリムボディが特徴の、Acer「PM161Qbu」。
- 15.6インチ大画面フルHDパネル
- どの角度から見ても映像が美しいIPSパネル採用
といった特徴があり、キレイな映像でユーザー評価が高かった商品です。
◆ ユーザーの口コミを見る
画面が非光沢なのでとても見やすく、ビジネス用にはピッタリだと感じています。ただ背面スタンドのヒンジが結構硬いので、開くときは注意が必要です。
極薄ボディで軽量なのでバックにも入れやすく持ち運びに便利です。さまざまな用途に使用できるので使い勝手もよく、広視野角パネルで映像がどの角度からも鮮明で見やすいです。
【モデル】PM161Qbu
【メーカー】Acer
【価格】26,800円
【サイズ】15.6インチ
【バッテリー】非搭載 ※使用の際は本体への給電が必要
【入力端子】USB Type-C
【公式サイト】https://acerjapan.com
総合評価: 4.7
2位:LCD-MF161XP(IODATA)
テレワーク需要で人気が高まった、IODATA「LCD-MF161XP」。
- USB Type-Cケーブル1本で映像と給電に対応
- コンテンツに応じて画質を簡単に切替できる「画面モード」搭載
といった特徴に加え、スタンドにもなるキャリングケース付属で持ち運びに便利な1台です。
◆ ユーザーの口コミを見る
使いやすくスマートな造形が良いです。本体が本当に軽くて薄いのでテレワークなどや携帯するときにかなり便利です。ブルーライトカット効果で眼への負担が減るのも魅力的ですね。
PC本体からUSB-Cケーブルが一本あれば表示でき、コードがごちゃごちゃにならないので、仕事用に使用しています。少人数の打ち合わせなどのプレゼンには最適ですね。
薄さ9.8mmで重さ900gと手軽に持ち運べるモバイルディスプレイで、良いと思ったので購入することにしました。気分転換に外で作業する際に利用できるのが嬉しいです。
【モデル】LCD-MF161XP
【メーカー】IODATA
【価格】36,980円
【サイズ】15.6インチ
【バッテリー】非搭載 ※使用の際は本体への給電が必要
【入力端子】miniHDMI、USB Type-C
【公式サイト】https://www.iodata.jp
こちらの製品は製造終了製品です。
後継機種はこちらからご覧いただけます。→後継機種の情報を見る
総合評価: 4.5
3位:EX-LDC131DBM(IODATA)
13.3インチとモバイルの中でもより持ち運びに特化した、IODATA「EX-LDC131DBM」。
- どこからでも見やすい高視野角ADSパネル
- 映像に合わせて自動で明るさを調整するCREX機能
など、細部まで映像の見やすさに配慮した設計の商品です。
◆ ユーザーの口コミを見る
スタイリッシュでスッキリとしたデザインで、背面に付いているスタンドを立てれば簡単に設置できて便利です。各ゲームを接続する事ができるので外出先でも使えるのが嬉しいですね。
室内の環境によってディスプレイの明るさや輝度を自動的に設定してくれる機能がついているのが魅力です。遅延もせずストレスなく作業できるので助かっています。
13.3型ワイド液晶ディスプレイでサイズ感が大きすぎず小さすぎずで丁度良く気に入っています。シンプルなデザインで質感もよく品質がよさそうに感じられます。
【モデル】EX-LDC131DBM
【メーカー】IODATA
【価格】22,980円
【サイズ】13.3インチ
【バッテリー】非搭載 ※使用の際は本体への給電が必要
【入力端子】miniHDMI、USB Type-C
【公式サイト】https://www.iodata.jp
こちらの製品は公式販売終了製品です。
後継機種はこちらからご覧いただけます。→後継機種の情報を見る
総合評価: 4.4
4位:Optix MAG161V(MSI)
薄い部分はわずか5.1mmで業界最薄級モデルの、MSI「Optix MAG161V」。
- 屋内外どちらでも視認性の高いIPSパネル
- Mini HDMIとUSB Type-Cの両方に対応
など、外出先での作業に便利なおすすめモデルです。
◆ ユーザーの口コミを見る
モニター画面、デザイン、価格が気に入って選びました。綺麗で繊細な大きい画面で見やすく、また薄さが調度良い高級感があるようなデザインなのも良かったですね。
出先で使用することの多い私にとっては1kgを切る軽さと薄さが一番の魅力です。画質が良いので、プレゼンの資料を提示する時などにも重宝しています。
大きな画面で作業をすることができ、視野角も幅広く反応速度も速いので外出先でも満足して使用できています。色々な端末の画面を出力できるようになっている部分も魅力的だと思います。
【モデル】Optix MAG161V
【メーカー】MSI
【価格】41,518円
【サイズ】15,6インチ
【バッテリー】非搭載 ※使用の際は本体への給電が必要
【入力端子】miniHDMI1.4、USB Type-C
【公式サイト】https://jp.msi.com
総合評価: 4.3
5位:ZenScreen MB16ACE(ASUS)
光沢のないノングレア加工で反射がなく見やすい、ASUS「ZenScreen MB16ACE」。
- 縦表示にも対応した自動回転機能
- 長時間作業でも目にやさしいブルーライト軽減機能
といった特徴に加え、わずか8mmの薄さも人気の理由です。
◆ ユーザーの口コミを見る
ノングレア仕様のIPSパネルが採用されているので資料作成など映り込みを軽減させたい作業に向いています。スタンドを好みの角度に調整できる点も使いやすいです。
通信状態が非常に優れているなと感じました。何時間もの間連続で使い続けても通信については何も問題が起こらなかったです。
遠方での仕事先で直前までスライドを修正したりする場合、画面にいろいろ表示させておきたいので、大変重宝しています。軽い上に視野角が広いのも魅力です。
【モデル】ZenScreen MB16ACE
【メーカー】ASUS
【価格】26,967円
【サイズ】15.6インチ
【バッテリー】非搭載 ※使用の際は本体への給電が必要
【入力端子】USB Type-C
【公式サイト】https://www.asus.com
最後にもう一度、おすすめ商品をまとめておきます。
モバイルディスプレイおすすめランキングTOP5
商品画像 | |||||
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モデル | PM161Qbu | LCD-MF161XP | EX-LDC131DBM | Optix MAG161V | ZenScreen MB16ACE |
メーカー | Acer | IODATA | IODATA | MSI | ASUS |
価格 | 26,800円 | 36,980円 | 22,980円 | 41,518円 | 26,967円 |
サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ | 13.3インチ | 15.6インチ | 15.6インチ |
入力端子 | USB Type-C | ・miniHDMI ・USB Type-C |
・miniHDMI ・USB Type-C |
・miniHDMI1.4 ・USB Type-C |
USB Type-C |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
3. モバイルディスプレイに関するよくあるQ&A
最後に、モバイルディスプレイに関するよくある質問についてご紹介。Q&A形式で回答していきます。
Q1. スマホやゲーム機でも使うことはできる?
Q2. タッチパネル機能はあった方がいい?
Q3. タブレットとの違いは何?
気になる質問からチェックしてみてくださいね。
Q1. スマホやゲーム機でも使うことはできる?
A. 対応機種であれば、スマホやゲーム機でもモバイルディスプレイに接続して使うことは可能です。
スマホやゲーム機をモバイルディスプレイに接続すると、
- 画面が大きく見える
- デスクトップのように使える
などのメリットがあります。
また、バッテリー非搭載のモバイルディスプレイの場合、外出先でも電源が必要なので、ACアダプタやモバイルバッテリーなどを持ち歩くことをおすすめします。
この記事では、持ち運びに便利なおすすめのモバイルバッテリーをご紹介しています。
Q2. タッチパネル機能はあった方がいい?
A. 必ずしもタッチパネルがなくても、あまり不便さは感じません。
タッチパネルは、画面に直接タッチして使うなど、誰でも直感的に操作できる便利な機能です。
しかし、ディスプレイとして使う場合は、必ずしもタッチパネルがなくてもあまり不便さはありません。
ただ、イラスト作成や校正作業など、指やペンを使ったクリエイティブな作業を行うことが多い方は、タッチパネル機能がある商品がおすすめですよ。
Q3. タブレットとの違いは何?
A. タブレットは単独で操作できますが、モバイルディスプレイはパソコンに接続しないと操作できません。
タブレットの場合、
- iOS
- Windows OS
- AndroidOS
などのOSが入っており、タブレット単体でゲームをしたり、さまざまなアプリを使うことができます。
一方、モバイルディスプレイはモニター機能のみで、OSが入っていないためパソコンなどを接続しなければ操作できません。
そのため、モニター機能で十分という方は、モバイルディスプレイがおすすめです。
この記事では、コスパ抜群なおすすめタブレットをご紹介しています。
4. まとめ
いかがでしたか? ここまで、2024年最新のおすすめモバイルディスプレイをご紹介してきました。
もう一度、おすすめ商品をまとめておきます。
モバイルディスプレイおすすめランキングTOP5
商品画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
モデル | PM161Qbu | LCD-MF161XP | EX-LDC131DBM | Optix MAG161V | ZenScreen MB16ACE |
メーカー | Acer | IODATA | IODATA | MSI | ASUS |
価格 | 26,800円 | 36,980円 | 22,980円 | 41,518円 | 26,967円 |
サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ | 13.3インチ | 15.6インチ | 15.6インチ |
入力端子 | USB Type-C | ・miniHDMI ・USB Type-C |
・miniHDMI ・USB Type-C |
・miniHDMI1.4 ・USB Type-C |
USB Type-C |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
この記事を参考に、ぜひ便利なモバイルディスプレイで作業を快適に進めてくださいね。
テレワークの際に特に表示だけしておきたい情報を倍の面積で画面表示できたので作業効率が非常に向上しました。基本スペックをひと通り兼ね備えているので、価格面を考慮すればおすすめできる1台です。