「第二新卒」の方でも次は「大手企業」に就職したいと考えている方も多いと思いますが、

「またすぐに辞めると思われるかなぁ・・・」
「そもそも第二新卒が大手企業になんて転職できるのか?」

という疑問もあると思います。

そこで今回は第二新卒でも大手企業への転職を成功させるための秘訣などを解説。

・第二新卒の転職市場における需要
・大手企業へのアピールポイント
・実際に大手企業への転職を成功させた方の体験談

などの他に、転職成功者が実際に使っていた転職サイトなどもご紹介します。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

第二新卒,大手
そもそも第二新卒とは?
第二新卒という言葉にこれといった定義はありませんが、一般的に「一度就職はしたものの3年以内に離職、転職活動を行っている若手求職者」という表現をする場合が多いです。

先に、編集部おすすめの転職サイトを知りたい方は「3. 第二新卒で大手企業を狙うために使いたい転職サイトBEST5」をご覧下さい。

(※この記事は、2017年8月時点での情報を参考にしています。)

1. 第二新卒でも大手企業への転職は可能

1-1. 「大手企業=誰もが知ってる企業」だけではない

  • 第二新卒,大手

新卒や第二新卒の方が思い浮かべる大手企業のイメージは、知名度の高い商品を持つメーカーや有名な業界最大手企業というものに限定されると思います。

そういった大手企業の場合、あらかじめ新卒を大量に採用する企業が多いので、中途採用の募集はしておらず、第二新卒で入社するのは難しいと言えます。

しかし、転職サイトで「大手企業」を検索すると、聞きなれない社名なのに上場している企業、業績の良い会社などたくさんの求人情報があります。

大手企業=誰もが知っている企業という考えでは、こういった優良な大手企業を知らず知らずのうちに見逃している場合があります。

そのため、転職活動を始める前に大手企業とは「誰もが知っている有名な企業」だけではない。

という考えも持つことで視野が広がり、以前なら見逃していた優良企業などを知る機会になります。

1-2. 第二新卒は「転職市場での需要が高い」

上記のグラフは、マイナビ転職が発表した2015年の中途採用状況の調査結果です。

20代の転職市場における需要ですが、年々増加傾向にあります。

その理由としては、新卒にはない社会人経験があり、ある程度のビジネスマナーも学んでいる、柔軟で順応性が高いという3つが挙げられます。

業界や職種等の条件を指定せずに第二新卒歓迎の求人だけを検索すると、求人数が約5,000件を超える転職サイトも複数あります。

そして、その検索結果に「大手」というキーワードを入れ検索し直してみると、約2,500件という半分も大手企業の求人だということがわかります。

さらに、20代や第二新卒向けの転職支援サイトも存在するなど、転職市場における第二新卒の需要の高さを理解できるかと思います。

以上のことから、第二新卒でも大手企業への転職が可能ということがわかります。

1-3. 大手企業は即戦力ではなく「ポテンシャル」で採用する

  • 第二新卒,大手

大手企業を含む多くの企業は、経験やスキルを持った即戦力の人材ではなく「ポテンシャル」の高い人材を求めています。

今回、編集部で「第二新卒で大手企業への転職を成功させた方」へのアンケートを実施した結果、実際に経験やスキルではなく、仕事に対する熱意をアピールし、ポテンシャルを期待され採用された方が多くいました。

以上のことから、第二新卒だからといって不利なことはありません。

ポテンシャルのアピール方法ですが

・早期退職してしまった理由
・当時の自分に足りなかったこと
・今後どのように頑張っていくつもりか
・将来どうなりたいか等の明確なビジョン

などを自分なりにまとめ伝えることです。

第二新卒の場合、理由はさまざまですが、全員「早期退職者」になります。

第二新卒の転職では早期退職したことは気にせず、数多くのライバル達よりもポテンシャルを感じさせるようなアピールをしましょう。

関連記事:第二新卒の転職について詳しく知りたい方はこちら
第二新卒での転職を成功させるための知識とおすすめの転職サイト8選

2. 体験談からわかる第二新卒で大手企業への転職を成功させる秘訣

次に、実際に第二新卒の時に大手企業への転職を成功させた方の体験談、そこからわかる成功の秘訣をご紹介します。

2-1. 「前向きな転職」ということを伝える

  • 第二新卒,大手
第二新卒,大手
ポジティブな転職ということをアピールする
将来のことを考えてずっと働いていける環境へ転職したい!
面接の時にまず「なんで転職するの?飽きちゃった?」と聞かれました。本当の理由は別にありますが、私は「将来やりたいことがあるが、現在の会社ではそれが実現出来ない。これからのことを考えて早い段階で将来のための環境を整えていきたいと考えて転職を決意しました。」と答えました。第二新卒=すぐに仕事を辞めてしまうというマイナスなイメージがあると思いますが、いかにそれを払拭して前向きな転職、ポジティブな転職であるということをアピールするのが成功の秘訣だと思います。
(沖縄県・30歳女性)

面接では必ず「転職理由」を聞かれます。

その質問に対して、正直に「人間関係に悩んで」や「会社内でやりたい仕事に就けなかったので」などのマイナスと取れるような理由を言ってはいけません。

「自分の思い通りにならないとまた短期で退職してしまうのでないか?」ということを疑われてしまいます。

第二新卒での転職者にはどうしても、すぐに仕事を辞めてしまうというマイナスなイメージが付き纏います。

そのイメージをいかに払拭させ、前向きな転職ということをアピールするのが、大手企業の転職に限らず第二新卒の転職では大切なことです。

2-2. 「仕事に対する熱意」を明確にしておく

  • 第二新卒,大手
第二新卒,大手
やりたいことを明確にすると熱意も伝わりやすい
もっとやりがいのある仕事に就きたくなり転職することに!

まず最初に「なぜ、辞めてまでうちに来るの?」と聞かれました。前職では給与面以外は不満がありませんでした。しかし、もっとやりがいのある仕事、やればやるほど自分に見返りのある仕事がやりたくて転職を決意したことを説明しました。このように、明確な転職理由があると、当事者意識を持って仕事をしている人だと思われます。転職する上で仕事に対する熱意をアピールするのは大切なことなので、明確にしておくことをおすすめします。
(埼玉県・25歳男性)

明確な転職理由がないと、仕事に対する熱意が欠けている、または軽く見られていると思われます。

自分の経験や能力を使って実現したい目標や、やりたいことがあるが、前職ではそれが実現するような環境ではなかった。

ということを切り口にし、やりたいことなどを明確に説明できると相手にも熱意が伝わり、転職に対する本気度も伝わりやすくなります。

2-3. 「第二新卒向けの転職サイト」を活用する

  • 第二新卒,大手
第二新卒,大手
転職エージェントから連絡が来るとは限らない
将来に対する不安が募り環境を変えてみることに!
転職を決意した時に「転職エージェント」に登録をしました。しかし、いくら待っても何の連絡もなく、痺れを切らして「転職サイト」にも登録をしました。そして試しに転職サイトで「第二新卒」で検索してみると、多くの求人情報が出ており、「大手」を追加してみても多少減りはしたものの多く残っていました。そのため、大手企業への転職を考えているのであれば、「転職エージェント」に登録し連絡を待っているよりも、「転職サイト」を活用して探した方が効率が良く、さまざまな企業の情報が見れるのでおすすめです。
(東京都・27歳男性)

1-2. 第二新卒は『転職市場での需要が高い』」でも解説しましたが、第二新卒の転職市場での需要の増加に伴い、転職サイトの多くで第二新卒の求人情報が増えてきています。

さらに、第二新卒向けの転職サイトも存在しており、そこには大手企業の求人情報も多く掲載されています。

転職エージェントの場合だと登録は誰でも出来ますが、誰にでも求人の紹介があるとは限らない上に、いつ来るのかもわかりません。

そのため、いつになるかわからない連絡を待つよりも、転職サイトに登録し自分から行動をすることをおすすめします。

3. 第二新卒で大手企業を狙うために使いたい転職サイトBEST5

2. 体験談からわかる第二新卒で大手企業への転職を成功させる秘訣」で、第二新卒の方が大手企業への転職で転職サイトを多く利用していることがわかったかと思います。

今回はそんな転職サイトを

・転職サイトで最も重視される「求人数の多さ」
・サイト内の「コンテンツの豊富さ」

以上を軸にして、ランキング形式でご紹介します。

実際に第二新卒で大手企業への転職を成功させた方も使ってたサイトですので、これから転職活動を始めるという方は、まずは登録だけ済ませておくことをおすすめします。

1位:リクナビNEXT

リクナビNEXT利用者の声

・第二新卒特集のページがあり、使いやすくて便利だと思った。
・転職成功ノウハウなどのコンテンツがしっかりして参考になる!

「リクナビNEXT」は、求人業界NO.1の知名度を誇る株式会社リクルートが運営する転職サイトです。

こちらも常時取り扱っている求人数は業界トップクラス、もちろん第二新卒向けの求人情報、大手企業の求人情報も豊富に揃っています。

毎週2回(水、金曜日)の新着求人の更新で、常に豊富な求人情報が揃っています。

転職エージェントから直接オファーが届く「スカウト機能」、自身の強みが短時間で簡単に見つかる「グッドポイント診断」、転職活動を成功に導くための情報が詰まった「転職活動ノウハウ」、他にもあなたの転職活動をサポートするコンテンツが豊富に用意されています。

登録も簡単3ステップなので、ぜひ登録しておきたいサイトです。

サイト詳細

【サイト名】リクナビNEXT
【運営会社】株式会社リクルート

公式HPを見る


2位:第二新卒 AGENT neo

第二新卒 AGENT neo利用者の声

・第二新卒に特化しているので「未経験可」の求人が多い。
・転職ノウハウが学べるコラム記事が充実していて役立った!

「第二新卒 AGENT neo」は、若手を中心とした就職・転職コンサルティング事業を展開する株式会社ネオキャリアが運営する就職 / 転職支援サイトです。

第二新卒に特化した転職サイトで、社会人経験が浅くても応募可能な「未経験歓迎」や「経験不問」の求人を多く扱っています。掲載求人には「大手」「福利厚生が充実」といったこだわる人が多い企業特性のタグが付けられており、タグから検索できるユニークな機能も人気です。

登録は簡単な項目のみで、30秒で終わります。第二新卒に特化した求人を見てみたい人はぜひ、登録してみてくださいね。

サイト詳細

【サイト名】第二新卒 AGENT neo
【運営会社】株式会社ネオキャリア

公式サイトを見る


3位:マイナビ転職

マイナビ転職利用者の声
・とにかく他のサイトより求人数が多いと感じた!
・知名度の高いサイトということで安心して使うことができる。

大手求人広告企業である株式会社マイナビが運営する日本最大級の転職サイト、マイナビ転職です。 

常時取り扱っている求人数は業界トップクラス、もちろん第二新卒向けの求人情報、大手企業の求人情報も豊富に揃っています。

毎週2回(火、金曜日)の新着求人の更新で、常に新しい求人情報が豊富に揃っています。

求人情報だけではなく、転職を成功に導くための「転職ノウハウ」、あらかじめ情報を登録するだけで直接オファーが届く「スカウトサービス」、面接前に自信をつけることができる履歴書添削サービス「転職MYコーチ」など、あなたの転職活動を支援するサービスが魅力です。

マイナビ転職への登録も約1分と簡単で、FacebookやYahoo!JAPANのアカウントでも登録できるので、転職を考えているのであれば、まず最初に登録をしたいサイトです。

サイト詳細

【サイト名】マイナビ転職
【運営会社】株式会社マイナビ

公式HPを見る


4位:Re就活

Re就活利用者の声
・20代、第二新卒に特化したサイトなので検索などが使いやすい!
・求人情報のページに人事担当者からのコメントがあるのが参考になる。

株式会社学情が運営する20代、第二新卒や既卒のための転職サイト、Re就活です。

常時取り扱っている求人数は多くはありませんが、それを補うだけの20代や第二新卒向けのコンテンツが豊富に揃っています。

登録情報からあなたのポテンシャルを求める企業から直接届き、書類選考免除などの特典もある「スカウト機能」、20代や第二新卒特有の転職に関する悩みを解決する「転職ノウハウ」、あなたの適正を判断し向いている仕事がわかる「適職診断」など、あなたの転職活動をサポートする心強いサービスやコンテンツが豊富に揃っています。

求人情報には「社員に聞く!会社のリアル」という項目もあり、「Re就活で募集する理由」や「選考のポイント」など人事担当者からのアドバイス等もあり、こちらも今後の活動の参考になりおすすめです。

サイト詳細

【サイト名】Re就活
【運営会社】株式会社学情

公式HPを見る


5位:doda

doda利用者の声
・有名な転職サイトなので安心して使える!
・転職成功ガイドが読み応えがあって参考になる。

「いい転職が、未来を変える。」をスローガンに掲げるパーソルキャリア株式会社が運営する転職サイト「doda」です。

第二新卒向けの豊富な求人情報はもちろん、転職活動の準備から内定までの転職活動のノウハウが詰まった「転職成功ガイド」、自分の強みや弱み、仕事への適正が約10分ほどでわかる「キャリアタイプ診断」など、転職活動を成功させるコンテンツが揃っています。

サイト詳細

【サイト名】doda
【運営会社】パーソルキャリア株式会社

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4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

新卒で就職してから数年で辞めてしまった第二新卒の方でも、大手企業への転職は可能です。

まずは、転職市場での需要の高さなどを理解し、大手企業は第二新卒に何を求めているのか、自分は第二新卒として何をアピールすればいいのかをよく分析しましょう。

大手企業の多くは第二新卒の経験やスキルではなく「ポテンシャル」を見ています。

今回の記事をよく読み理解した上で、自分のアピールポイントを明確にし、これからの転職活動を万全の体制で挑みましょう。
 

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