赤み・ブツブツ・かさつき…このような肌荒れは花粉が原因かもしれません。
そこでこの記事では、カスタムライフ編集部による調査をもとに、
などを徹底解説します!
ぜひ参考にして、花粉に負けない健やかな美肌を叶えてくださいね!
なおこの記事では、医学的知識に関して専門家に監修をしていただいています。
※化粧品などの商品掲載箇所は除く
平成25年から済生会吹田病院産婦人科で勤務。その後、レディースクリニック北浜、大阪医科大学健康科学クリニック婦人科での勤務を経て平成29年に大阪美容クリニックの院長として勤務。
◆クリニック公式サイト:https://osaka-bc.com
※この記事は2024年10月時点の情報を基に執筆しています。
※本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。気になる症状がある場合、まずは医療機関に相談しましょう。
※価格はすべて税込です。
1.花粉が原因で肌荒れになる?
くしゃみや鼻水を引き起こす花粉ですが、実は肌荒れを招いてしまうこともあるんです。
花粉が肌荒れの原因になる理由は以下の通り。
①バリア機能の低下による「花粉皮膚炎」
ダメージから肌内部を守る「バリア機能」が低下すると、花粉が刺激となり炎症が起こる。
②鼻のかみすぎや目のこすりすぎ
花粉症の方に多い。ティッシュや指による摩擦で肌がダメージを受ける。
花粉による肌荒れはたとえ花粉症でなくても、
- 敏感肌の方
- 乾燥肌の方
- 生活が不規則な方
によく起こる症状なんです。春に多い肌トラブルですが、人によっては季節を問わず悩まされることも。
では、次からは花粉による肌荒れの症状を詳しく見ていきましょう。
2.花粉による肌荒れはどんな症状?
花粉が原因で肌荒れになることがあるとご説明しましたが、具体的にどんな症状が当てはまるのか気になりますよね。
次のような肌荒れは、花粉が原因の可能性が高いですよ。
・蕁麻疹のようなブツブツ
・かゆみ
・赤み
・ピリピリ
・かさつき
こうした症状が、とくにまぶた・頬・首にあらわれやすいのも特徴です。
一方、肌荒れに加えて
・粘り気の強い鼻水が出る
・熱がある
・のどが痛い
などの症状がある場合は、他の病気の可能性もあります。
ずっと良くならない場合や、痛み・かゆみがひどい場合は自己判断せず皮膚科にご相談くださいね。
「やっぱり花粉が原因かも…」という方は、次からご紹介する対処方法で様子を見てみましょう。
3.花粉で肌が荒れた時の対処方法
ここでは、花粉で荒れてしまった肌のケア方法&悪化を予防する方法を3つご紹介します。
ぜひ参考にして、肌荒れのケアに役立ててくださいね。
①花粉の肌への付着を防ぐ
花粉が刺激になっている場合には、根本的に花粉が肌に付かないようにすることが大切です。
✔ 室内に入るときは服をはたく
✔ マスク・メガネ・帽子などで肌を守る
✔ 布団や衣類は部屋干しする
✔ 花粉をブロックするスプレーを使う
また、肌に付いてしまった花粉を落とすため、外出後はすぐに手洗い・洗顔・シャワーを心掛けましょう。
②保湿ケアでバリア機能を守る
1章でも解説しましたが、花粉で荒れてしまう肌はバリア機能が弱まっている可能性が高いです。
バリア機能が弱まる主な原因は乾燥なので、潤いをたっぷり補いながら炎症を抑えるスキンケアが効果的。
- 高保湿&低刺激性の化粧品
- 炎症を鎮める塗り薬
などを使用するのがおすすめです。
◆肌荒れにおすすめの化粧品&医薬品
化粧品 | 医薬品 |
---|---|
出典:Arouge |
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またスキンケアの際は、こする・叩くなどの刺激をなるべく与えないようにしましょう。
× マッサージしながらクレンジング
× ゴシゴシこするような洗顔
× 叩くような強いパッティング
は肌荒れがひどくなるのでNGです。
③生活習慣を見直す
不規則な生活やストレスが、花粉による肌荒れを悪化させていることも。
そのような場合は次のようなポイントを見直すことで、肌の調子が整いますよ。
✔ バランスのいい食事を心掛ける
…ビタミン・ミネラル・タンパク質を積極的にとる
✔ 適度な運動で程よく汗を流す
…ウォーキング、ストレッチなど毎日続けやすい運動が◎
✔ 十分な睡眠時間を確保する
…6時間以上の睡眠が理想的
「パンだけ・麺だけの食事は控える」
「毎日5分のストレッチからはじめる」
など、できることから少しずつ変えてみてくださいね。
とくに花粉症の方の肌荒れ予防には、次の食品がおすすめです。
- 甜茶(てんちゃ)
- 発酵食品
…キムチ、ヨーグルト、納豆 など
紹介した対策はどれも地道な方法ですが、ひとつひとつ意識していくことで肌質の改善につながりますよ。
4.まとめ
花粉と肌荒れの関係や対策方法について、知っていただけましたでしょうか?
最後にもう一度、花粉で肌荒れが起きる原因をおさらいしましょう。
①バリア機能の低下による「花粉皮膚炎」
ダメージから肌内部を守る「バリア機能」が低下すると、花粉が刺激となり炎症が起こる。
②鼻のかみすぎや目のこすりすぎ
花粉症の方に多い。ティッシュや手による摩擦で肌がダメージを受ける。
対策をもう一度見たい方は「3.花粉で肌が荒れた時の対処方法」をチェックしてくださいね。
花粉への正しい対処法を実践して、肌荒れの無いきれいな肌を手に入れましょう!