転職について調べ始めたときに、 情報量が多い今の時代、何を、どこで、どのくらい調べたら良いのか、 困っていませんか?
転職活動において基本であり、重要でもあるのは「情報収集」です。
手に入れた情報を上手に活かすことで、
「自分に合っている」
「こんな仕事がしてみたい」
と思える職業にめぐり合うことができます。
そこで、この記事では、情報収集の意義と方法、そして活用の仕方をまとめました。
転職に対する不安を取り除き、効率的な転職活動のための参考にしてみてくださいね。
(※この記事は、2017年2月時点での情報を参考にしています。)
Outline
1. 情報収集で意識したい3つのポイント
1-1. 「何の」情報を集めるのか
転職について調べみて、まず感じるのは必要な情報とは何かではないでしょうか。
転職したい職業や企業が明確であれば、おのずと欲しい情報がわかりますが、そうではない方が多いかと思います。
そこで、情報を集める簡単なステップとしておすすめするのは、以下の4つです。
そこで目につく企業があれば、
上記の流れがスムーズです。
その後、応募や面接などの具体的な行動に移す前には、
実態をつかめたら、転職の成功に向けて、
上記の情報もプラスすると心強いかもしれません。
1-2. 「どこで」情報を集めるのか
必要な情報がわかったら、次はどこで情報を集めるのかです。
情報量の多い今の時代、なるべくスムーズに自分の欲しい情報へたどり着きたいですよね。
そのためには、情報を集める場を、
- 転職情報サイト
- 転職口コミサイト
- SNSやブログ
- 転職エージェント
- 合同会社説明会
- コネや人脈
以上の6つに絞り、この中から調べると効率的です。
この中で、まず最初は、広くさまざまな情報を掲載している転職情報サイトがおすすめです。
れぞれの詳細が気になる方は「2. おさえておきたい6つの情報源」を見てください。
1-3. 「どのくらい」情報を集めるのか
自分にとって必要な情報を選ぶときには「量」を意識することが大切です。
集める情報は、単に多ければ良いというものではありません。
気になる職業や企業がでてきところで、転職後、働いたとき後悔しないために、最低限調べておきたいのは、
・労働時間や勤務形態
・福利厚生
・売上高
・社風や職場環境
上記5点で、これを基準にして、自分にとって必要な情報を調べてみると、無駄なく情報を集めることができます。
2. おさえておきたい6つの情報源
ここまで、転職活動において知っておくべき情報収集のポイントをご紹介してきましたが、次にその情報を得ることができる「情報源」をご紹介したいと思います。
2-1. 転職情報サイト
情報収集を始める際にまず見ておきたいのが、掲載求人数が多く、自己分析ができる「適職診断」があり、転職体験談なども掲載していて、幅広くさまざまな情報を集めることができる転職情報サイトです。
ここでは、おさえておきたい代表的な大手転職情報サイトを4つご紹介します。
エン転職
「利用者満足度No.1」を掲げ、ここにしか載っていない求人が約80%(エン転職調べ)という大手転職情報サイト。
編集担当者がテーマごとに求人を紹介しているコーナーはわかりやすく、読みやすいので、転職初心者には安心感があります。
【公式HP】https://employment.en-japan.com
doda
総合人材サービス企業として実績のあるパーソルキャリア株式会社が運営しています。
転職情報だけではなく、エージェントサービスやスカウトサービスなどの転職サポートが充実しています。
【公式HP】https://doda.jp
マイナビ転職
比較的若者向けの転職サイトで、転職活動の情報はもちろん、マイナビ関連サイトへのリンクが充実していて、転職に関する幅広い情報を見ることができます。
マイナビ転職にしか載っていない求人が80%(マイナビ転職調べ)と、求人数が充実しています。
【公式HP】https://tenshoku.mynavi.jp
リクナビNEXT
見やすいサイト構成で、掲載求人数も多く、転職ノウハウや転職体験記などのコンテンツが充実しています。
「UターンIターン特集」や「第二新卒特集」など細かいニーズに合わせたわかりやすいコーナーを掲載しているところも魅力です。
【公式HP】http://next.rikunabi.com
2-2. 転職クチコミサイト
企業の情報をもっと具体的に知りたい場合には、その企業の現社員や元社員の方が内情について書き込みをしている転職クチコミサイトを見ると参考になります。
転職会議
国内公式No.1のクチコミ件数を掲げ、企業内の生の声を聞けるサービスです。
業界別や、企業の満足度ランキングからクチコミが検索でき、企業の求人情報も掲載しています。
【公式HP】https://jobtalk.jp
VORKERS
「働きがいをすべての人へ」がキャッチフレーズで、国内最大級となる330万件のクチコミと企業評価を掲載しています。
評価の項目が細かく設定されていて、内情を知ることができます。
【公式HP】https://www.vorkers.com
キャリコネ
クチコミ情報だけでなく、企業の求人情報も掲載しています。
「働くを考える」というコーナーでは企業のニュース記事を掲載していて、読み物としても楽しめる内容になっています。
【公式HP】https://careerconnection.jp
JobQ
転職のキャリアについての相談を、社員や元社員、特定の職種や業界に詳しい方に匿名で相談できるサービスです。
転職だけではなく、ビジネス全般の悩みや、スキルアップに関する疑問なども相談できるところが特徴です。
【公式HP】https://job-q.me
2-3. SNSやブログ
SNSやブログなどで、転職に関する情報や体験談を個人で発信されている方が大勢いらっしゃいます。
「転職」
「体験談」
「成功」
などのキーワードで、それぞれの検索機能を使って調べ、実際に転職活動を経験した方の声を聞いてみるというのも有効な手段です。
2-4. 合同会社説明会
Webで調べるだけではなく、企業の担当者と直接話すことができる「合同会社説明会」に行ってみるのも効果的です。
大手転職情報サイトが主催のものや、地方公共団体が主催のものなど、さまざまな説明会があります。
一度に多数の企業が参加しているので、時間に余裕がある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
合説どっとこむ
様々な合同説明会やセミナーの開催情報を掲載しているサイトです。
地域別や職種別に検索することも可能で、過去に開催された説明会の内容も見ることができます。
企業の人事担当者のインタビューも載っていて、転職活動の参考になります。
【公式HP】https://www.gosetsu.com
2-5. 転職エージェントサイト
プロのアドバイザーが転職の相談やサポートをしてくれる、転職エージェント専門のサイトがありますので、ご紹介します。
「2-1. 転職情報サイト」でご紹介したところにも、転職エージェントサービスがありますので合わせてチェックしてみてください。
type 転職エージェント
キャリアアドバイザーと呼ばれる転職のプロが、カウンセリングやアドバイス、企業側との調整を無料でおこなってくれます。
非公開求人数が多く、転職のサポートが充実しています。
【公式HP】https://type.jp/
PASONA
人材派遣やキャリアコンサルティングなどの人材サービスを総合的におこなっているパソナグループのサービスです。
転職支援実績25万人、取引実績企業16,000社以上という数字が示す信頼感が強みです。
【公式HP】http://www.pasonacareer.jp
アデコ
職種別で専門性に特化したコンサルタントが転職サポートをしてくれます。
専門コンサルタントの転職コラムが掲載されていて、転職活動の参考になります。
【公式HP】http://tenshoku.adecco.co.jp
アイデムスマートエージェント
40年以上もの間、求人サイトや求人フリーペーパー、新聞折込求人紙などの求人媒体を企画、発行し続け、築いてきた25万社以上の企業とのネットワークが強みです。
「転職希望者と企業の本音をつなぐことができるスタイル」が売りで注目されています。
【公式HP】http://smartagent.jp
2-6. コネや人脈
転職活動を始める年齢にもよりますが、これまでの職業で培ってきた「コネや人脈」があると思います。
「コネ」と聞くとマイナスイメージがあるかもしれませんし、「人脈」で転職活動だと公私混同とおもわれるかもしれません。
しかし、転職活動に有益な情報を得ることができるのであれば「使えるものは何でも使う」くらいの気持ちを持っていても悪くはありません。
そこで、コネや人脈を活かし情報を得る際には、会社を「辞める=裏切る」といった転職に対するネガティブイメージがあることも考え、質問内容やタイミングには気をつけましょう。
3. 集めた情報を活かす3つのステップ
ここまで、転職活動の情報について、
「何を・どこで・どのくらい」
集めたらよいかをご紹介してきました。
次は「集めた情報をどう活かすか」についてになります。
3-1. 自己分析
まずは、自分の「現状把握」をしてみましょう。
・その強みと弱みの理由やできごとを書き出す
・今後の目標(数年後の自分)を明確にする
以上の方法で、今の自分が見えてくるでしょう。
「2. おさえておきたい6つの情報源」でご紹介したサイトには、「自己診断」や「適職診断」というサービスをおこなっているところが多いので、そこで自己分析をしたり、自分に合いそうな職業を見てみるのも有効です。
3-2. 情報の整理
次に、自己分析の結果をもとに、集めた情報を一旦整理してみましょう。
集めたけれども必要がない情報が出てくるかもしれません。
逆に足りない情報が見えてきたときには、もう一度「2. おさえておきたい6つの情報源」に戻り、必要な情報をもう一度調べてみてください。
情報と自己分析を照らし合わせることで、自分の希望がはっきりしてきたり、思ってもみなかった選択肢が発見できたりと、業種や職種を決める上での貴重な「財産」になります。
3-3. 転職先の決定
自己分析が終わり、必要な情報が揃ったところで、転職先となる候補の企業や職種を絞り込んでみましょう。
きっと合う職業や希望の企業が見つかります。
あなたは情報収集のポイントをすでにつかんでいるので、もし再び調べたくなっても、「2. おさえておきたい6つの情報源」の中から必要な情報だけを選ぶことができ、より深く、納得のいく転職活動ができるでしょう。
4. おすすめの転職情報サイトBEST3
「2. おさえておきたい6つの情報源」の中で、転職活動に関するさまざまなサイトをご紹介しました。
ここでは、転職活動をするにあたり必ずおさえたい、おすすめしたい転職情報サイトのBEST3をご紹介します。
1位:リクナビNEXT
転職者の約8割が利用する転職決定数No. 1サイト「リクナビNEXT」です。
求人数は5,000件以上(その中で約85%がリクナビNEXTのみの求人)、登録者数は600万人以上と日本最大級の規模です。
リクナビNEXT独自のサービス「グッドポイント診断」で自己分析ができ、企業から直接オファー(非公開求人からも)が届く「スカウト機能」、第一線で活躍する人物の仕事術を紹介する「プロ論」などがあり、充実した情報量です。
登録はもちろん無料で、簡単ですので、まずはリクナビNEXTで転職の情報を集めてみるのがおすすめです。
【公式HP】http://next.rikunabi.com
2位:エン転職
100%独自取材による求人情報やクチコミを掲載していて、転職のノウハウや面接対策なども充実しています。
独自の切り口で仕事を探せる「求人特集」や「誰に役に立つ仕事か」で仕事が探せる独自コーナーがあり、様々な角度で転職サポートをしています。
【公式HP】https://employment.en-japan.com
3位:マイナビ転職
求人情報だけでなく転職情報・支援サービスも豊富で、マイナビ総合サイトの一部でもあるため関連サイトが充実していて、転職から派生する様々な情報を得ることができます。
【公式HP】https://tenshoku.mynavi.jp
5. まとめ
ここまで、転職における情報収集の意義と方法、そして、その活用の仕方とおすすめの転職情報サイトBEST3をご紹介しました。
転職活動は、具体的な企業や職種がはっきりすると、一気に前に進めます。
そのために、世の中にある転職のさまざまな情報について、「何を、どこで、どのくらい」調べるて集めるかという「コツ」をつかみ、自己分析をもとに、
情報をしっかり取捨選択できる
ことで、自分が本当に必要な情報を集めることができます。
この記事を参考に、効率的な転職活動をしてくださいね。