転職活動を始める時の選択肢として、「転職エージェント」の利用を考える人が多くなってきています。

しかし、ネット上では、「転職エージェントを利用して良かった」という評判もあれば、「転職エージェントの対応にガッカリした」という評判もあり、実際に利用するべきなのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、転職エージェントを利用する前に知っておきたい「メリット・デメリット」「転職エージェントの活用法」を11のポイントに分けてをご紹介します。

ぜひ、あなたが転職エージェントを利用するかどうか決める、判断の参考にしてくださいね。

先に、評判の良い転職エージェントが多く在籍しているサイトが知りたい方は、「5. 評判の良い転職エージェントランキング」から、ご覧ください。

(※この記事は、2017年4月時点での情報を参考にしています。)

1. 転職エージェントを使った時の転職活動の流れ

転職エージェントとは、転職希望者に対して「無料」で転職に関する相談から内定後の給料交渉まで、転職活動を全面的にサポートしてくれるサービスの事です。

このチャプターでは、先に転職エージェントを使った時の転職活動の流れを簡単にご説明します。

  • 転職 エージェント 評判
【ステップ1】登録する

転職エージェントのサービスを行っている、各公式ページから必要事項を入力して登録します。

登録後、数日以内に転職エージェントから、今後のサービスについて電話もしくはメールで連絡がきます。

面談日時の調整と共に、希望する業界や職種などを簡単にヒアリングされるので、ある程度の希望は決めておくようにしてください。

なお、ヒアリングの質問内容に関して、あなたの考えがまだ決まっていない場合は、「まだ決まっていません」と正直に伝えるようにしましょう。

 

【ステップ2】面談・相談

あなたが希望する業界や職種に精通した転職エージェントが、あなたのキャリアの棚卸しや、転職に関する相談などに乗ってくれます。

「転職活動の進め方」「入社時期」など、転職活動で不安な事があれば聞いておきましょう。

また、この時に、事前のカウンセリングの時に決まっていなかった事に関しても、転職エージェントと相談しながら、方向性を明確に決めていきます。

 

【ステップ3】求人紹介を受ける

面談での内容を基に、転職エージェントがあなたの希望に沿った企業を紹介してくれます。

あなたの希望やキャリアによって異なりますが、5~50件ほど求人を見る事が可能です。

企業に関する情報も説明してくれるので、積極的に聞いていきましょう。

 

【ステップ4】書類添削・面接対策

応募する企業が決まったら、履歴書や職務経歴書といった必要書類の添削、面接対策をしてもらいます。

転職エージェントによっては、添削のために面談をしてくれたり、面接対策のために模擬面接をしてくれるので、有効に使いましょう。

また、応募する企業によっては、過去の面接で聞かれた内容を知ることも可能です。

 

【ステップ5】:応募・面接

「企業への応募」や「面接日程の調整」といった面倒な作業は、基本的に転職エージェントが代行してくれます。

ですので、あなたがする事は転職エージェントに伝えられた日時に、企業へ訪問するだけです。

面接まで時間に余裕のある方は、面接対策だけでなく、スーツに汚れはないかなど、面接時のスーツのマナーも確認するようにしておきましょう。

 

【ステップ6】内定・退職の準備

内定をもらった後、入社日の調整や給料の交渉などは、転職エージェントが代行してくれます。

ですので、あなたは退職の準備を進めるだけでOKです。

その後、転職エージェント(もしくは企業)から指定された日時に、企業へ訪問してください。

2. 転職エージェントを利用する5つのメリット

  • 転職 エージェント 評判

「転職エージェントを利用して良かった」と評価する人は、具体的に何が良かったのでしょうか?

ここでは、転職エージェントを利用する事で得られる代表的なメリットを5つご紹介します。

2-1. 何でも相談できる

転職活動には

「働きながら転職活動できるかな・・・」
「自分のキャリアで転職できるかな・・・」
「自分のPRポイントが分からない・・・」

といった不安がつきものだと思います。

しかし、どのような悩みであっても、今まで数多くの転職を支援してきたプロの手にかかれば、具体的な解決策を出す事は簡単です。

あなたのキャリアを整理し強みを見つけてくれるだけでなく、仕事をしながらの転職スケジュールや、未経験の業界へ転職したい場合、面接でどうアピールすれば良いのかなど、具体的な解決策を分かりやすく説明してくれます。

2-2. 求人の質が高い

転職エージェントは、「転職希望者の性格・希望」「企業の内部情報・志向性」の相性を客観的に判断した上で、おすすめの企業を紹介してくれます。

そのなかには、転職エージェントだけが持っている非公開求人の企業もありますので、大手企業や人気案件をはじめ、今まで知らなかった優良な中小企業に出会う事もあるでしょう。

つまり、自分一人で応募企業を探すよりも、転職エージェント経由で応募企業を探す方が、企業とのマッチング率希望する求人に出会える確率が格段に高くなります。

また、転職エージェントからそれぞれの企業に関する情報を詳細に知る事ができるので、余計な手間と時間を省けるのもメリットです。

転職 エージェント 評判
何で求人を非公開にするの?

企業が求人を非公開にする理由は主に2つあります。

(1)事業戦力に直結しているため

例えば、新規事業に向けた「立ち上げメンバー」の募集や、注力部門を更に強化するための「職種経験者」の募集など、外部に情報が洩れるのを防ぐため。

(2)効率的に採用活動をするため

例えば、人気企業や人気案件への応募が集中するのを防いだり、求人広告を掲載する時間のないスピード採用を求めたりするため。

2-3. あなたの魅力を120%伝えてくれる

履歴書を書く時、自分の強みが分かっていても、その中からどの強みをアピールし、どう表現すれば良いのか悩まれる人も多いと思います。

そんな時、業界や企業の情報を熟知している転職エージェントが、企業が求める人材像を基に、書類の体裁から、書類に「書くべき情報」「書かない方が良い情報」採用担当者の興味を引ける書類の書き方までアドバイスしてくれます。

また、選考書類が完成した後は、転職エージェントが応募を代行してくれます。

その時、転職エージェントが推薦文を添えて応募してくれますので、履歴書や職務経歴書に書ききれなかったあなたの魅力を伝えてくれます。

自分で応募する場合、推薦文は誰も書いてくれないので、このメリットは非常に大きいです。

転職 エージェント 評判
推薦文は必ず確認しよう
面接の時に聞かれる可能性があるので、転職エージェントが添えてくれている推薦文は確認しておくようにしましょう。

2-4. 内定をもらえる確率が上がる

転職エージェントは企業の採用担当者とも繋がっていますので、採用担当者が「どんな人材を求めているのか」「どのスキルを求めているのか」も把握しています。

そのため、面接の時に、「今持っているスキルの中で何をアピールすれば、合格しやすくなるのか」といった、具体的なアドバイスをもらう事が可能です。

それだけでなく、模擬面接をしてくれるところも多いので、口下手な人は本番前に面接の練習をする事もできます。

また、もし面接に不合格となった場合でも、転職エージェントは採用担当者からフィードバックを受けている事が多いので、次の面接に活かす事が可能です。

自分で応募して面接に臨んだ場合、不合格の理由は知る事ができないので、これも大きなメリットですね。

このように、転職エージェント利用することで、本来なら知る事ができない採用情報を知る事ができるので、必然的に内定をもらえる確率が上がっていきます。

2-5. 企業との交渉を代行してくれる

「面接日の調整」「入社日の調整」、自分では言い出しにくい「給料交渉」など、企業との面倒な交渉は基本的に転職エージェントが代行してくれます。

そのため、面接対策や退職に向けた準備などに時間を割く事ができますので、転職活動をよりスムーズに行う事が可能です。

また、退職の手続きに不安がある方は、転職エージェントに相談すれば、「退職を言い出すタイミング」「上司への報告の仕方」などもアドバイスをくれるので、スムーズに会社を辞める事ができます。

3. 転職エージェントを利用する前に気を付けておくべき3つのポイント

  • 転職 エージェント 評判

メリットの多い転職エージェントですが、「転職エージェントの対応にガッカリした」というネガティブな評判があるのも事実です。

実際、何が良くなかったのでしょうか?

このチャプターでは、転職エージェントを利用する前に気をつけておきたいポイントをご説明します。

3-1. 利用できない場合がある

私たちが転職エージェントを無料で利用できるのは、転職希望者が転職に成功した時に、企業から転職エージェントに紹介料(転職者の年収の30%前後)が支払われているからです。

紹介料をもらっている以上、転職エージェントには「企業が求めている人物像」とマッチした人を紹介する責任が発生します。

そのため、「転職希望者」と転職エージェントが紹介できる「企業」との相性が悪ければ、そもそも求人を紹介してもらえない可能性があります。

転職 エージェント 評判
企業との相性って、どこで判断されるの?

転職エージェントは転職希望者の「キャリア」を見て、企業との相性を判断しています。

キャリアとは、以下の4つを総合的に判断したものです。

・ポテンシャル(基礎学力、素養、職務遂行能力等)
・スタンス(仕事に対する価値観、考え方)
・ポータブルスキル(あなたの強み)
・テクニカルスキル(専門知識)

ですので、転職エージェントを利用する場合は、その転職エージェントが、「どのキャリアの転職に強いのか」調べてから、登録するようにしましょう。

例えば、今までフリーターだった方が、正社員になりたくて転職エージェントを利用する場合、キャリアアップに特化した転職エージェントに登録するのはNGです。

何も知らずに登録してしまうと、「紹介できる企業がない(あっても数社程度)」と言われてしまう可能性があります。

ですから、もしあなたがフリーターから正社員になりたい場合は、「第二新卒・フリーター専門」の転職エージェントを利用する事をおすすめします。

とはいえ、リクルートエージェントやDODAのエージェントサービスのように、扱っている求人数が豊富な転職エージェントの場合、上記のような理由で断られる事はまずありませんので、安心して利用できます。

3-2. 転職サイトより求人数は劣る

企業が人材紹介会社を介して採用活動を行う場合、

・転職サイトなどで求人を掲載
・転職エージェントに依頼する
・上記両方を利用

この3つのパターンがあります。

一人当たりにかかる採用コストが少ないので、求人掲載「だけ」で採用活動をする企業が多いのが現状です。

そのため、転職サイトでは求人を出している企業でも、転職エージェントからは紹介してもらえないというデメリットがあります。

しかし、「2-2. 求人の質が高い」でも触れましたが、膨大な量の求人を一人で全てチェックするには、時間がかかり過ぎてしまうだけでなく、企業の細かい情報を知るのは難しいでしょう。

ですので、「絶対、この企業に応募したい」という場合は、まず転職エージェントに相談し、紹介してもらえなかったら転職サイトから応募するという流れにするのがベストです。

もし、「特に受けたい企業が決まっていない」という場合は、リサーチにかかる時間や企業とのマッチング率を考えると、転職エージェントに紹介してもらう方がベターです。

転職 エージェント 評判
転職サイトと転職エージェントの両方で募集している場合は?
自分の魅力をうまく伝える自信のない方には、転職エージェント経由で応募する事をおすすめします。その理由は2つあります。
 
(1)両方で募集している企業は、採用に力を入れている
 
転職サイトと転職エージェントの両方で求人を出している企業の多くは、「採用費用がかかってもいいから、良い人材に来てほしい」と、採用に力を入れている企業です。

そのため、魅力的な人材であれば、「転職エージェント経由だと費用がかかるから採用しない」という事にはなりません。

 
(2)強力なサポートをしてくれる
 
2. 転職エージェントを利用する5つのメリット」でも触れましたが、転職エージェント経由で企業に応募する場合、「推薦文」「採用担当者へ後押し」というサポートが受けられます。
 
その結果、採用担当者の目には、転職エージェントのサポートが受けられない転職サイト経由での応募した時よりも、転職エージェント経由で応募した人の方が魅力的人材に映るので、内定をもらえる可能性が高くなります。

3-3. 担当者の質にムラがある

転職エージェントに対する評判が分かれるのは、会社ではなく担当者の質にムラがあるからです。

非常に残念ですが、大手・中小関わらず、担当してくれる転職エージェントの質はピンキリです。

なぜかと言いますと、先ほどもお伝えしましたが、転職エージェントは企業からの紹介料(転職者の年収の30%前後)で経営が成り立っているからです。

そのため、本当に転職希望者の事を親身に考えてくれる人も入れば、自分のノルマのために転職先を紹介する人もいます。

例えば、「あなたの希望する条件に完璧にマッチした企業」と「あなたの希望とは一部合わない所もあるけど、一番年収が高い企業」では、後者をすすめてくる場合があるという事です。

また、転職エージェントの中には、ただ事務的に企業を紹介するだけで、その企業について何も知らないという場合もあります。

その結果、「よく分からないまま面接に行かされた・・・」「面接で話を聞いたら、そもそも希望と全然違う企業だった」という話も良く聞きます。

ですので、転職エージェントを利用する時は、

・複数の転職エージェントに登録する
・ダメと感じたら、担当を変えてもらう

ようにしましょう。

4. 転職に成功するための転職エージェント活用法

  • 転職 エージェント 評判

ここでは、実際に転職エージェントを利用する上で、気を付けておきたいポイントを3つご紹介します。

4-1. 登録する転職エージェントの上手な選び方

転職エージェントは大きく以下の2種類に分けられます。

・総合型の転職エージェント
・特化型の転職エージェント

それぞれの特徴は以下の通りです。

総合型というのは、リクルートエージェントやDODAのエージェントサービスに代表されるような、いわゆる「大手転職エージェント」の事です。

業界や職種問わず求人が豊富なのが特徴です。

特化型というのは、

・業界:「金融」や「アパレル」など
・職種:「営業」や「管理職」など
・キャリア:「年収UP」や「第二新卒」など

以上のような目的別に求人を絞っているのが特徴です。

転職エージェントの会社を選ぶ時は、あなたの置かれている状況に合わせて、総合型や特化型を組み合わせながら、「3つ」の転職エージェントを併用する事をおすすめします。

転職 エージェント 評判
転職エージェントを併用する理由
・複数利用することで求人の情報が増える
・エージェント別に、異なる視点から複数のアドバイスがもらえる
・自分に合うアドバイザーに出会える機会が増える
・各エージェントの「良いとこ取り」ができる

そして、置かれている状況別におすすめする登録パターンとしては、以下を参考にしてみてください。

※併用する時は、二重応募しないように注意しましょう。企業・転職エージェントの両方から信用を失ってしまう可能性があります。

登録パターン1
転職初心者や希望業界・職種を決めていない方
⇒【総合型3つ】

総合型のメリットを活かし、多くの求人情報を得て、転職先を絞り込んでみましょう。年齢や経験に合ったアドバイスを期待できるので、幅広い中から、ベストな選択肢が見つかるでしょう。

 

登録パターン2
希望業界・職種はあるが、まだ決めかねている方
⇒【総合型2つ+特化型1つ】

ある程度の希望があるが迷っている場合は、総合型の幅広い情報で選択肢を広げつつ、特化型で専門的な情報とアドバイスをもらうことで、転職先を絞っていくのが良いでしょう。

 

登録パターン3
希望業界・職種がすでに決まっている方
【総合型1つ+特化型2つ】

業界や職種を決めている場合は、転職した際の給与などの条件面が決め手となりますので、特化型で専門的なアドバイスを受けつつ、総合型の幅広い情報もチェックしておく、という形が良いでしょう。

 

登録パターン4
キャリアがない方や正社員経験のない方
⇒【特化型3つ】or【総合型1つ+特化型2つ】

第二新卒のようにキャリアがほとんどない場合や、派遣社員やフリーターなどのように正社員経験がない場合は、基本的に、特化型で専門的なアドバイスをもらうのがいいでしょう。

一部、総合型の転職エージェントでも、「第二新卒向け」のようなサービスがあるので、そちらもうまく活用しましょう。

特に、職歴に記入できる事が少ない方にとっては、書類対策と面接対策は非常に役に立ちます。

4-2. 担当の転職エージェントを選ぶ4つの基準

評判の良い転職エージェントには4つの共通した特徴があります。

(1)しっかりキャリア相談に乗ってくれる
(2)「業界」ではなく、「企業」に詳しい
(3)質問上手
(4)営業力がある

上記4つの事は、面談をしていく中で確認できる事なので、以下のポイントを意識して面談に臨むようにしましょう。

もし、「自分とは合わないな・・・」と感じた場合は、担当を変更してもらうか、他の転職エージェントを利用する事をおすすめします。


(1)しっかりキャリア相談に乗ってくれる

評判の良い転職エージェントほど、面談でしっかりとキャリア相談に乗ってくれます。

なぜなら、転職エージェントの仕事は、「転職希望者の希望に合った企業を紹介する」だけではなく、「企業が求める人物を紹介する」事だからです。

もし、適当に企業を紹介して、転職者と企業の相性が悪ければ、転職エージェントの信用問題に関わります。

ですから、評判の良い転職エージェントほど、あなたのニーズをしっかり引き出してから、「あなたの希望」「企業が求める人物像」とのマッチング率を見て、求人を紹介するのです。

もし、初めの面談の時に、特にキャリア相談などを行わず、いきなり求人を紹介してくる人がいた場合は注意しましょう。


(2)「業界」ではなく、「企業」に詳しい

いくら業界に詳しいベテランの転職エージェントであっても、「紹介する企業に関してほとんど知らない」となれば、注意が必要です。

なぜなら、そういった方の中には、「応募できるものには応募しておきましょう」と、転職希望者の希望や企業とのマッチング率を考えず、紹介している場合があるからです。

紹介する企業について知らないのに、「あなたの希望に合った企業です」と言われても、信頼できませんよね。

ですから、求人を紹介された際は、担当している転職エージェントに、企業の詳細(HPでは紹介されていない会社の雰囲気など)について、聞いてみるようにしましょう。

もちろん、求人紹介の数によって把握しきれない部分が出てきてしまうのは当然ですが、「どの企業についても知らない」という場合は、売り上げ重視の求人紹介の可能性もありますので、注意が必要です。

また、あなたが企業について情報を求めた時に、「それよりも、こちらの方が・・・」と、「知りたい企業の情報をくれずに(調べようともしない)、違う企業の紹介をする人」も、売り上げ重視の可能性があるので、注意しましょう。


・質問上手

評判の良い転職エージェントは、顧客のニーズを引き出すのが上手です。

なぜなら、先ほどもお伝えしましたが、転職エージェントの仕事は、「転職希望者の希望に合った企業を紹介する」だけではなく、「企業が求める人物を紹介する」事だからです。

そのため、評判の良い転職エージェントほど、いろんな質問をする事で、潜在的なニーズを掘り起こし、企業と転職者のマッチング率を上げるように尽力してくれます。

ですから、もし、面談の時に一方的に話を進めてくるような人がいた場合は、注意が必要です。


・営業力がある

転職エージェントは、推薦文の他にも、面接後にあなたの事を採用担当者に後押ししてくれます。

ですが、全ての転職エージェントがあなたの魅力を120%伝えられるとは限りません。時には、営業が苦手な人に担当される場合もあります。

営業力がある転職エージェントに担当してもらうためには、面談の時に「転職エージェントの話に魅力を感じるか?」というのを、一つの物差しとして持っておくことをおすすめします。

営業力のある人は、営業の時だけでなく、普通の会話でも人を引き付ける話術を持っています。

ですから、あなたが転職エージェントと面談して、その人の話に魅力を感じなければ、営業力が低い可能性があると判断してもいいでしょう。

4-3. 転職活動の一部として利用する

基本的に、転職を考えている人は全員、転職エージェントの利用をおすすめしますが、あくまで「転職活動の一部」という事を忘れないようにしましょう。

たしかに、優秀な転職エージェントは情報量も豊富で話も魅力的ですが、「優秀な転職エージェント」=「評判が良い」とは限りません。

時には、転職エージェントに言われるがまま転職をして、転職後に「思っていたのと違う・・・」と後悔してしまうケースもあります。

そうならないためにも、紹介された企業は「自分でも徹底的に調査する」というスタンスを必ず持つようにしてください。

もし、あなたが調べた内容と転職エージェントが教えてくれた内容が違っていたら、素直に相談しましょう。

評判の良い転職エージェントであれば、親身に話を聞いてくれるはずです。

もし、あいまいな返答しかない場合は、担当を代えてもらうか、違う転職エージェントを利用するようにしましょう。

5. 評判の良い転職エージェントランキング

4-1. 登録する転職エージェントの上手な選び方」でもお伝えしましたが、転職エージェントを利用する時は、最低でも一つは総合型の転職エージェントに登録する事をおすすめします。

ここでは、評判の良い転職エージェントと出会える確率が高い、総合型の転職エージェントをランキング形式で3つご紹介します。

1位:doda

転職サイト「doda」の転職エージェントサービスです。

「求人紹介」「応募書類や面接のアドバイス」などを担当する「キャリアアドバイザー」と、「企業の内部情報の提供」や「企業ごとの面接アドバイス」などを担当する「採用プロジェクト担当」の2人の担当者が、あなたをきめ細かくサポートしてくれます。

総合転職サイトとしては評価も高く、分業制である事が逆に強みになっているので、担当者によって質が異なるといった事が少なく、安心して利用する事ができます。

必要に応じて、キャリアカウンセリング、応募書類の添削、模擬面接など、さらに中身の濃いサポートを受けられるのも特徴です。

転職活動を始めてする方や、以前転職で失敗した経験がある方におすすめです。

転職エージェント詳細

【エージェント名】doda
【運営会社】パーソルキャリア株式会社

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2位:リクルートエージェント

業界トップクラスの約470名の経験豊富なキャリアアドバイザーが在籍している「リクルートエージェント

累計37万人以上の転職成功実績に基づくノウハウを活かした社内教育により、転職エージェントの質は安定しています。

「保有している転職エージェントの数」と「成功実績に基づく社内教育」から見ても、あなたと相性の良い転職エージェントに出会える確率はかなり高いでしょう。

また、約10万件の非公開求人を含む業界トップクラスの求人件数を誇っているため、Uターン転職や、第2新卒、狭い業界での転職、高齢での転職など、幅広い層に対応しているのも特徴です。

社風や業績などを収集・分析した「AGENT Report」や、面接力をUPする「面接力向上セミナー」などの独自のサポートが充実していますので、全ての転職希望者にとって、必ず登録しておきたい転職エージェントと言えます。

転職エージェント詳細

【エージェント名】リクルートエージェント
【運営会社】株式会社リクルート

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3位:パソナキャリア

これまで、25万人の転職をサポートしたという実績のある、人材派遣会社大手のパソナグループが運営する転職エージェントです。

パソナの社風自体が「利益よりも社会貢献」を重要視しているため、「性別」「年齢」「キャリア」問わず、全ての転職希望者に親身なサポートをしてくれるのが特徴です。

実際に、厚生労働省委託事業である「職業紹介優良事業者認定制度」により、2015年3月12日に「職業紹介優良事業者」として認定されています。

他の大手総合型転職エージェントと比べると求人件数がやや劣りますが、それを上回るくらい手厚いサポートを受けられるので、あなたと相性のいい転職エージェントに出会える可能性は極めて高いでしょう。

転職活動を始めてする方や、以前転職で失敗した経験がある方におすすめです。

転職エージェント詳細

【エージェント名】パソナキャリア
【運営会社】株式会社パソナ

公式HPを見る

6. まとめ

転職エージェントに対する評判は賛否両論あります。

しかし、本当に大切なのは「どこの転職エージェントが評判がいいのか?」という事ではありません。

どの転職エージェントを利用する場合でも、転職エージェントに任せきりにするのではなく、「あなた自身が能動的に行動する」事が大切です。

せひ、この記事を参考に、あなたにあった転職エージェントと出会ってくださいね。

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