毎週土曜9時10分から、J-WAVE 81.3FMで放送中のラジオ番組「カスタムライフ DESIGN YOUR LIFE」。
今週は、アーティストの東京スカパラダイスオーケストラ・谷中敦さんをゲストにお迎え。
- 日々の過ごし方
- 最近のお仕事事情
- お気に入りのアイテム
…といったトークから、谷中さんの最新のお仕事やライフスタイルを伺っていきます!
今週のゲスト:東京スカパラダイスオーケストラ・谷中敦さん
東京スカパラダイスオーケストラ・谷中敦さん/1989年のデビュー以降、インストゥルメンタルバンドとしての確固たる地位を築くなか、2002年リリースのアルバム「Stompinʼ On DOWN BEAT ALLEY」はヒットチャートで1位を獲得。デビュー30周年イヤーを駆け抜け、新たなフェーズへと進んだ今も尚、バンドのテーマである“NO BORDER”を掲げ、音楽シーンの最前線を走り続けながらトーキョースカの楽園を広げ続けている。
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渡辺 祐 エディター/ライター |
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山田 玲奈 タレント |
Outline
1.MORNING/朝のルーティン
朝の過ごし方について
─本日のゲストは東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんです。昨日、お誕生日だったんですか!?

そう!12月25日が誕生日!
─おめでとうございます!!

ありがとうございます!クリスマス生まれです。
僕の尊敬する植木等さんと同じ誕生日です。あとニュートンも同じ誕生日なんですよね。
─(笑)。
そんな誕生日を迎えられたばかりの谷中さんですが、朝の時間や食べるものは決まっている方ですか?

特に決まっていないですね、仕事が本当にまちまちなんで。
作詞の締め切りが近くなってくると、どうしても夜やっちゃうんで…朝、起きるのも遅くなっちゃう。
基本的に面倒くさがりなので、シリアルを食べるっていうのは決まっているんですけど。
とにかく朝はゆっくり食べている時間がもったいないので、ギリギリまで寝て、ギリギリで出たいです。
▲谷中さんのお気に入りシリアル、ビルヒャーミューズリー

今思い出すと、中学生時代は母親に朝から餅を焼いてもらって、お雑煮みたいにしてもらってましたね。
─ああ…ワンプレート?ワンボールものが好きなんだ。

ワンボールものが好きですね。
だからお雑煮を毎日出してもらっていた時期もありました。今考えたら、すごく贅沢。
─でもほら、栄養のバランスも取れてるし、一気に食べられるし。うちの息子向きだなって、お母さんも思っただろうね。

そう思ってくれたんだと思います。
2.DAYTIME・WORK/お昼の時間やお仕事のこと
最近の活動について
─ではここから、お昼の時間について伺います。
東京スカパラダイスオーケストラ、このコロナ禍であっても数々の話題をちゃんと振りまいてくれる!

こういうコロナの時期にたくさんお仕事をいただけて、本当にありがたい限りです。
─令和仮面ライダー第2弾『仮面ライダーセイバー』の主題歌とエンディングテーマの両方をスカパラが担当。谷中さんは仮面ライダー世代ですよね?
▲『ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平』ジャケット

そうそう!仮面ライダー世代なんですよ!
仮面ライダーは、来年で50周年になるのかな?
─そうですね!仮面ライダーは来年で50周年。
つまり、小さいころ観ていた仮面ライダーの主題歌を作詞するという。

そんなこと、一切思っていなかったですね。
子供の頃の自分に教えてあげたいです。
─今回はどんなことを意識して作ったんですか?

仮面ライダーは、僕が子供だった頃は「変身!」って言って仮面ライダーになっていたんですが、今のライダーたちはあまり言わないんですってね。
でもその「変身!」が自分の子供の頃はすごく重要で。
小さいながらにいろいろな格好をして真似っこしながら「変身!」って言って、俺は強くなれる!強くなって人を守れるんだ!という夢を貰っていたんです。
その夢を今回どうにか復活させたいと思って、エンディングテーマで「変身!」ってベースの川上に叫んでもらったりしています。
─[Alexandros]川上洋平さんの参加はもう早い時期に決まっていたんですか?
▲ [Alexandros]川上洋平さん(中央)

そうです。
もうずいぶん前から会うたびに「やりたいね」って話をしていて。
今回この仮面ライダーセイバーのお話が来た時に、この二枚目(川上さん)に仮面ライダーを歌ってもらったらバッチリだ!と思ってみんなにプレゼンしたら、スカパラのメンバーも全員OK!っていう。
─仮面ライダーも格好いい、川上さんも格好いい!

川上洋平はもう、仮面をかぶらなくても仮面ライダーみたいな存在。
俺にとったらもうそれくらいの、ヒーロー級です。
─スカパラと共演をすると、もれなくスカパラと同じスーツを着られますよね。

そうですね。川上洋平だけ少し袖が違って、工夫してあります。
─ちゃんと川上くんが立つように。

そうですよ!立ってもらいたいんですけどね、なんか馴染みたがるんです(笑)。
─いや、馴染みたいんじゃない?スカパラと共演する人たちは、馴染みたいんだと思いますよ。

僕からしたら、「もっと前出てよ!」って感じなんですけどね。
─そして1月からはツアーでございます。東京スカパラダイスオーケストラ2021「Together Again!」東京公演がLINE CUBE SHIBUYAで1月20日、21日。
そして東京ガーデンシアターで2月25日。
いわゆるお客さんがガッツリ入って…というライブは最近、中々ないですね。

なかったですね。
今年は本当に数少ない有観客ライブをやらせてもらって、「今まで本当に幸せな状況でライブできてたんだな」って身に染みました。
また来年、お客さんを入れてライブできたら…本当に泣けてきますね。幸せすぎて。
─スカパラは海外にもファンがたくさんいるわけで。

1年行けなかったですもんね。毎年海外に行ってるのに。
今までそんな年は無かったです。
─2021年、海外の方にも会いに行けると良いですね。

なんとかなるといいですね。
全世界同じことで悩んでいるんですから、なんとかまとまりたいですね。
─スカパラがずっと言っている通り、世界は「ノーボーダー」ですから!
3.NIGHT/夜時間のはなし
夜の過ごし方について
─ここからは、夜の過ごし方について伺います。作詞などが無い時は、何が楽しいですか?

ドラマを観ちゃいますね。
シーズン6とか7とかまであるやつを、観始めちゃうと他に何もできないくらい続けて観てしまいます。
─(笑)。もう相手が悪いみたいな言い方になってますけど。それは昔からなんですか、それともコロナ禍になってから?

今年になってからです。結構、癖がついちゃいましたね。
─おすすめは何かありますか?

『ストレンジャーシングス』が良いですね!ミリー・ボビー・ブラウンが可愛いし、すごく面白かったです。
▲谷中さんおすすめ作品①『ストレンジャーシングス』

あとは、『クイーンズギャンビット』!
あっという間に観ちゃいました!よく出来てるし、好きでした。
▲谷中さんおすすめ作品②『クイーンズギャンビット』
─谷中さんは今はスカパラの曲のほぼ全部を作詞家として担当されていますが、その前から短い詩をお友達に送ったりもしていたそうです。
だから、書くことは大好きなんですよね?

好きですね。結構書けますね~。
─でも今はドラマに寄り道して。

そう、人の言葉で頭がいっぱいで、アウトプットはできていないんです。
ダメだな~!
─でも、絶対何かのためになっている。
無駄な時間ではない、英語の勉強になっているはずだ!とかね。

そう思いたいですね。
気が付くと人の人生の筋ばかり追ってしまっていて…自分の人生の筋を追えよ!と思うんですけど。
─じゃあ、来年1つやりたいことはありませんか?

来年はアルトフルートをしっかり吹けるようになりたいです。
(普通のフルートより)ちょっと長くて、低めの音が出て渋いんですよ。
でもなかなか音量を出すのが難しくて。
─じゃあフルートの練習もしながら作詞をし、たまにドラマも観るくらいの感じですね。

そうですね、合間にドラマにしたいですね。
ドラマの合間に生きてるみたいになっちゃってるからまずい!
─(笑)。
4.LIFE/こだわり、欠かせないもの
お気に入りのモノについて
─今お気に入りのものはなんですか?

バリトンサックスです!
▲谷中さんが愛用しているバリトンサックス。
─出たよ!バリトンサックス!今使っているのは何代目ですか?

通算6代目くらいです。
今は2つ持っているんですが、そんなにたくさんは買っていないですね。
─バリトンサックスのケアは、結構こまめにやらないといけないんですか?

サックスは特に、リペアマンさんとの関係は一生続くくらい長いです。
散髪と同じくらいの感覚でこまめに行かないとダメ。
例えばフルートとかは1年くらいでも大丈夫って言われてるんですけど。
─へえ~。あとリード!リード選びとかって、結構大変でしょ?

リードのこと聞いちゃいます?なんで大変だって知ってるんですか?
─「ジャズ喫茶ベイシー」っていう、一関市にある有名なジャズ喫茶の映画があって。
その中で、渡辺貞夫さん(サックス奏者)がライブの前にリードをザーッと出して、吹いて選んで…っていうシーンがあったんですよ。
谷中さんも当然こだわりがあるだろうなと。

俺は本当にこだわらないようにしてたんですけど…
ここ最近は1箱ある中で使えるリードが1枚あるかないか、みたいな感じになって来ていて。
最初は「(1箱)全部使えるじゃん」って思っていたんですが、やっぱり全然違う。
持ちが悪かったりとか、立ち上がりが悪かったりとか、音がモコっとしてたりとか、耐久性がなかったりとかします。
昔のリードの方がゆっくり乾燥させていたからですかね?
今は完全に乾燥されずに出荷されている気がしていて。
─へ~!そういう説があるんだ。メンテナンスも行き、リードも1箱で1枚選び…。手塩にかけた愛機とはこのことですね。

ストラップとかも、なかなか自分で気に入るものがないので、知り合いに頼んで蛇柄をカスタマイズして作っています。
バリトンサックス用っていうストラップは、実はほぼ売っていないんですよ。
だからいつかバリトン用を作ってあげたいですね。
─そうか~、面白いなあ。バリトンサックス自体を新しくするタイミングっていうのはどういう時なんですか?

良い出会いがあると欲しくなっちゃう。
だから、なるべく試奏しないようにしています。(笑)
─(笑)。そういえば、12月25日がお誕生日ということは、子供のころから誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが被ってるんですね。

そうですね。でもうちの母親は2つともくれたりしてました。
でもなんだかんだ、みんなに「そういう感じでしょ?」って言われるたびに、本当にそういう思い出が多かったような気がしてきちゃって。
「大変でしょ?一緒にされちゃうでしょ?」「ああ、そうなんだ…」って(笑)
─(笑)。今日もちょっと記憶を上塗りしちゃったかもしれない。

あとは誕生日の時、ちょうどクリスマスパーティーをやっていることが多いので、ついでに祝ってもらえます。
だから寂しくない!
ついででもいいんです。本当にうれしいから。
─じゃあ、早くコロナ禍から抜けて、そんなパーティーができるといいですね。
今日はありがとうございました!

本当ですね~!
ありがとうございました!
今週のゲスト:
東京スカパラダイスオーケストラ・谷中敦さん/詳細プロフィール
東京スカパラダイスオーケストラ・谷中敦さん 1966年12月25日生まれ。
1989年のデビュー以降、インストゥルメンタルバンドとしての確固たる地位を築くなか、2002年リリースのアルバム「Stompinʼ On DOWN BEAT ALLEY」はヒットチャートで1位を獲得。
さらに、国内に留まることなく世界31ヵ国での公演を果たし、世界最大級の音楽フェスにも多数出演。2019年10月にはメキシコ最大の音楽アワード『ラス・ルナス・デル・アウディトリオ』で、長年に渡ってメキシコの人々を熱狂させてきたライブパフォーマンスが認められ、オルタナティブ部門でベストパフォーマンス賞を受賞。
デビュー30周年イヤーを駆け抜け、新たなフェーズへと進んだ今も尚、バンドのテーマである“NO BORDER”を掲げ、音楽シーンの最前線を走り続けながらトーキョースカの楽園を広げ続けている。