毎週土曜9時10分から、J-WAVE 81.3FMで放送中のラジオ番組「カスタムライフ DESIGN YOUR LIFE」。
今週は、俳優・アーティストの山崎育三郎さんをゲストにお迎え。
- 日々の過ごし方
- 最近のお仕事事情
- お気に入りのアイテム
…といったトークから、山崎育三郎さんの最新のお仕事やライフスタイルを伺っていきます!
今週のゲスト:山崎育三郎さん
山崎育三郎さん/1986年1月18日生まれ。東京都出身。2007年にミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役に抜擢されて以降、その甘く気品のある歌声、確かな演技力で多くの観客を魅了し続けている。
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渡辺 祐 エディター/ライター |
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山田 玲奈 タレント |
Outline
1.MORNING/朝のルーティン
朝の過ごし方について
─本日のゲストは山崎育三郎さんです。よろしくお願いします!
まずは、朝のご様子を伺いたいのですが…。

よろしくお願いします!
撮影にもよるんですけれども、割と朝は早いですね。
撮影がなくとも7時、6時には起きることが多いですね。
─朝はどういうルーティンで進んでいきますか?

リアルなところでいうと、子供がいるので、まず「おしっこ!」って言われて抱き抱えてトイレに連れて行くところから始まります(笑)
─お子さんのトイレから始まるんですね(笑)そこから、ご自分の準備を始めるわけですね?

そうですね。準備としては、かならず朝にシャワーに入るんですよ。
シャワーの中で歯磨きもして、さっぱりしてから絶対コーヒーを飲みます。
これは学生の時からで。
もう、朝シャワーに入らないと1日頑張れなくなっちゃうくらい(笑)
─(笑) ルーティンですか?

ルーティンになってます。
2.DAYTIME・WORK/お昼の時間やお仕事のこと
最近の活動について
─ではここから、お昼の時間…WORKについて伺います。まずは今「君に伝えたいこと」発売中で!
▲『君に伝えたいこと』を手にする山崎さん
─作詞作曲を手掛けているのが森山直太郎さんということで、こちらも朝ドラの『エール』での共演がきっかけなんですよね?

そうですね。私の恩師の役を森山直太郎さんがされていまして、直太郎さんと撮影の合間にいろいろなお話をさせていただく中でも、音楽の話で盛り上がりまして。
そこで「オリジナル楽曲は歌ったりするの?」という質問に「歌ってきています。」と返したところで、直太郎さんが「育三郎君の楽曲を書いてみたい」と言ってくださって「ぜひお願いします!」と。
…そんな会話から、とんとん拍子に収録が進み、リリースに至ったという感じですかね。
─森山直太朗さん、大変個性的な方じゃないですか。音楽の話で盛り上がったとおっしゃってましたけど、どんな話してたんですか?

8割はふざけてます(笑)直太朗さん、すぐふざけちゃうんですよ~(笑)でも音楽の話になると真剣に語るんですけど…。
僕自身がミュージカルでデビューしてて、役者として「いただいた楽曲を芝居の中で歌を届ける」ということをずっとやってきたんですけども。
等身大の山崎育三郎としての楽曲、今の自分自身を映し出すような楽曲にチャレンジしたいと直太朗さんにさせていただいて。
違うアプローチ、歌唱法も含めて細かいことを直太朗さんと話し合いながら作っていきました。
─この「君に伝えたいこと」ができて、まずどういう感想でした?
▲『君に伝えたいこと』ジャケット

この楽曲自体が「今は会うことができない、自分にとって大切な方との楽曲」になっているんです。
朝ドラの作品の中で、直太朗さん演じる藤堂先生が戦争で亡くなってしまうと描かれているんですが、その撮影をしている合間ということもあって、僕としては役として捉えてしまって。
恩師からのメッセージのような楽曲として捉えて、藤堂先生と、僕が演じた佐藤久志との二人の関係性を描いた作品なんだな、という第一印象でした。
─なるほど…。これのカップリング曲が「エール」の主人公のモデルである古関裕而さんが作曲された『栄冠は君に輝く』。甲子園にゆかりのある曲ですが、山崎さんも野球されていたんですもんね?

そうですね。小学校6年間、野球をやってまして。僕、男4人兄弟なんですけど、みんな野球をやってまして。
─凄い!男4人ですか!?

だから育三郎なんですよ(笑)
─三郎はそこからだったんですね(笑)

そうなんです(笑)
で、弟なんかは小中高と甲子園目指してずっと野球を最後までやりまして、だから甲子園は子供の頃からすごく憧れの場所で。
この『栄冠は君に輝く』を歌っているのが伊藤久男さんという歌手の方なんですけれども、この伊藤久男さんをモデルとした役を朝ドラで僕は演じていたんです。
その、朝ドラの僕の役のクライマックスで、甲子園球場でアカペラで『栄冠は君に輝く』を歌うというシーンがありまして。
僕にとっては、今年、甲子園が中止になってしまったこととか、いろいろな思いがあって…。朝ドラの中でも凄く良いシーンで歌わせてもらったんです。
─なるほど。

それと別で今年、古関裕而さんの母校の吹奏楽部の学生のみんなと福島でコンサートをやる予定だったんですよ。
そこで『栄冠は君に輝く』をコラボする予定だったんですが、コロナで中止になってしまって。
学生の子たちは吹奏楽部の大会がなくなってしまったりとか、自分たちが活躍する場が全てなくなってしまったということが、僕の中でずっと残ってしまっていて。
何かみんなとの思いを形にしたいということで、『栄冠は君に輝く』をCDに入れさせていただきました。
─ああ、そういうことがあったんですね!

だからこれは、古関裕而さんの母校の吹奏楽部のメンバーの演奏なんですよ。
プラス、古関さんの母校の小学生の合唱団の声も入ってます。
─そうなんだ!素敵ですね、いいですね…。
▼再演を重ねて、変化に気づく
─来年だと、ミュージカルの公演がありますね!『モーツァルト!』が2021年4月から5月、帝国劇場にて。山崎さんはもちろん、モーツァルトの役でございます!
─まだ少し先ではありますが、どんな風に取り組みたいと思っていますか?

そうですね…。僕、今年『エリザベート』という作品に出る予定だったのがコロナで全て中止になってしまって、今年僕、デビューして初めてミュージカルをやらない1年になりまして。
で、来年の『モーツァルト』は僕が24歳からずっとやっている役で、来年が11年目なんです。
なので集大成として挑みたいという思いと、ずっと一緒に親子としてやってきているお父さん役の市村正親さんとも、年齢的にもこれが最後かなっていう思いなので…全てを出し切りたいなという思いでいますね、今は。
─ひとつの作品を長く、11年もやり続けるっていう、ミュージカルの俳優さん独特の世界ですよね。

そうですね。ドラマとかでは、同じ役を何年もやるっていうのはなかなか無いですね。
その時の自分の変化とか成長に気付かされるというか…20代の時では感じないところで感動したりとか、逆に心が動いていたところで冷静になったりとか。
同じ役をやって、自分の変化に気づくということはありましたね。
─それはすごくいいことですよね。
3.NIGHT/夜時間のはなし
夜の過ごし方について
─ここからは、夜の過ごし方、リラックスタイムについて伺います。仕事と離れると何が楽しいでしょうか?何をして過ごされていますか?

youtubeとかNetflixとかAmazonプライムビデオとか、そういうものを観るのが実は好きで…。
『バチェロレッテ』観てます!
─なんと本日の8時台のコーナーでですね、初代パチェロレッテ・福田萌子さんが登場してくれているんですよ。

萌子様が…!
─やっぱり「萌子様」ですか(笑)

はい!(笑)素晴らしい女性でした。
─バチェロレッテの楽しいところってどんなところなんですか?

なんか、観始めたらハマってしまって最後まで観たんですけど…。
色々な男性が出てくるんですが、萌子さんが本当にその人の心を見ているというか。やっぱり曝け出している人って格好いいなと思いました。
自分に嘘がなく、真っ直ぐに生きてる人…そういう方を萌子さんが見抜いて行くんですよ。その彼女の誠実さが魅力的に映りましたね。
▼眠る前のルーティンについて
─その後、眠りに着くまでの時間で大事にしていることってありますか?

脳をリラックスした状態に持っていきたいので、なるべく夜はお風呂に浸かって体を温めてます。
最近は保湿もします。肌…顔を。昔はしていなかったんですけど、最近保湿は絶対で。
─加湿器と化粧水とか、そういうものですか?

そうです。乳液とかもしっかりして。
保湿をとにかくしてから…夜はクラシックとか流したりしますね。ストレッチとかもして。
─うわ、凄い素敵じゃないですか!
4.LIFE/こだわり、欠かせないもの
お気に入りのモノについて
─では最後に、生活を彩る"お気に入りのモノ"についてお話を伺います。今、生活の中でこれはお気に入りだな、と思えるものはなんでしょう?

ふふ…(笑)全然宣伝じゃないんですけれども、「自分のグッズ」ですね。
色々な場面でオリジナルグッズを作るんですが、自分でもデザインとかに入ったりしてて。
もう普段、それしか洋服着ないです(笑)
▲グッズTシャツを着た山崎さん
─もう完全に自分ブランドとして。

はい。ツアーTシャツとか、作ったものを大体着てます。
普段オシャレをする時間が全然なくて、基本的に移動でしか服を着てなくて。
現場に着いたらもうすぐ衣装に着替えちゃうので、車に乗っているだけなんですよね。
─ああ、なるほど。

そうすると、だんだんもう…断捨離で持っている洋服をほとんど処分してしまいまして。
もう、すっからかんなんですよ(笑)
─あはは!(笑)グッズしかない?
▲グッズパーカーを着る山崎さん

グッズしかない(笑)
─自分のオリジナルTシャツを着て、ちょっと出かけたりとかちょくちょくされたりしていますか?

いま、そういう時間もないんです。
けど台本を覚えたり、歌を覚えたりという時に車でちょっと出るんですよ。
ドライブしながらセリフを言ったり、車を止めてまた覚えたり…みたいなことをよくやってますね。
─そっか、そういう隙間時間にセリフを覚えないといけないんですもんね。
▼買ってよかったものと、今欲しいもの
─ちなみにこれまでで「この買い物よかったな」っていうものは、どんなものですか?

実は買い物もほとんどしないんですけれども、一番大きなものだと車ですかね。ずっと欲しかった。
10代から憧れていた車を買ったときは、やっぱり凄く嬉しかったですね。
─嬉しいですよね。それを買える自分になったっていうところも嬉しいですし。

ですね、そういうとことも含めて。
でも最近の若い人は、車とか時計とか興味ないみたいですね。
僕はギリギリ、そういうものに憧れた世代といいますか(笑)
─いま欲しいなって思っているものはありますか?

いま欲しいものですか?…お休みが欲しいです。
─ははは!(笑)ものじゃないけど、まあ、お金で解決できなくもないものですね!(笑)

(笑)
─やっぱりそれだけお忙しいんだなっていうのが分かりましたけれども。そういう意味では体調にもお気をつけて頂いて。

はい!
─でもね、さっきお話を聞いていたら自分の体調というか、体の管理とか出来ているみたいだったから、問題なさそうですね!

はい!大丈夫!元気です!(笑)
─では本日は、どうもありがとうございました!

ありがとうございました!
今週のゲスト:
山崎育三郎さん/詳細プロフィール
1986年1月18日生まれ。東京都出身。
2007年にミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役に抜擢されて以降、その甘く気品のある歌声、確かな演技力で多くの観客を魅了。
主な出演作品として『モーツァルト!』、『ミス・サイゴン』、『エリザベート』、『プリシラ』などがある。
近年は、ドラマ『下町ロケット』(2015年)や『あなたのことはそれほど』(2017年)、『おっさんずラブ-in the sky-』(2019年)などに出演。
実写映画『美女と野獣』(2017年)日本語プレミアム吹替版では野獣役を担当。他にもアルバム『MIRROR BALL’19』をリリースして歌手活動も行なうなど多岐に渡って活動。
2018年にNHKで放送された『昭和元禄落語心中』の有楽亭助六役で、第14回『コンフィデスアワード・ドラマ賞』助演男優賞を受賞。2020年前期NHK連続テレビ小説『エール』に佐藤久志役で出演。