毎週土曜9時10分から、J-WAVE 81.3FMで放送中のラジオ番組「カスタムライフ DESIGN YOUR LIFE」。
今週は、GRAPEVINEの田中和将さんをゲストにお迎え。
- 日々の過ごし方
- 最近のお仕事事情
- お気に入りのアイテム
…といったトークから、田中さんの最新のお仕事やライフスタイルを伺っていきます!
今週のゲスト:田中和将さん
田中和将さん/1993年に大阪で活動開始。
結成メンバーは田中和将(Vocal/Guitar)、西川弘剛(Guitar)、亀井亨(Drums)、西原誠(Ba) 。バンド名はマーヴィン・ゲイの「I heard it through the grapevine」から借用している。
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渡辺 祐 エディター/ライター |
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山田 玲奈 タレント |
Outline
1.MORNING/朝のルーティン
朝の過ごし方について
―本日のゲストは田中和将さんです。朝起きる時間は決まっていますか?

一般的にミュージシャンって朝が遅いイメージがあるかと思いますけど、僕は子供が生まれてからは早く起きるようにはしています。
とは言え起きるのは結局9時くらいになってしまうことが多いんですけどね。
―起きてから、決まってやることはありますか?

まずはコーヒー飲みたいんですけど、起きてすぐコーヒー飲むのは胃に負担がかかるかな?って思ってまず牛乳を1杯飲みます。
―コーヒー牛乳じゃダメなんですか?

じゃ、ダメなんです。
コーヒーの苦みを味わいたいので、まずは牛乳を飲みます。
―それが終わったら、直ぐもうお仕事モードとなになるタイプ?

うーん、どうでしょうね。
僕らみたいな業種は昼から働くことが多いですから。
―じゃあ、そこゆとりみたいな時間があるんですね。
2.DAYTIME・WORK/お昼の時間やお仕事のこと
最近の活動について
─GRAPEVINE 17枚目のニューアルバム「新しい果実」こちらが26日、まもなくのリリースでございます。
▲『新しい果実』(2021年発売)初回限定盤ジャケット
―前作からは2年くらい経ってるんですけど、作り方とか何か変わりましたか?ステイホーム的なところとか。

僕らは変わりませんでした。というか変えれませんでした。
なのでみんなで作り始めるのが遅れて、去年はちょっと難しい1年でしたね。予定より半年くらい押してしまいました。
―そうかそうか。
田中さんが書かれる歌詞はポエムの詩に近いと思うんですけど、割と段から文章を溜めてたりするんですか?

いや、これがね…
歌に関しては全然ストックしていないですよ。
―あ、そうなんだ。曲ができてから?

言葉や言い回し、ネタのメモだったりとかはメモってるんですけど、詩としては全く書いてないですね。
逆に曲に引っ張り出してもらう感じです。
演奏しながら、みんなであれやこれや言いながらイメージしていくみたいな。
―へー!そうなんだ。
今回アルバムタイトル「新しい果実」ですけれども、まぁ1曲目の「ねずみ浄土」の最初の歌詞も「新たなフルーツ」みたいな感じで始まりますけど。

そうなんです。
―このタイトルに込めた想いっていうのはどういうものなんでしょう?

そうですね。
おっしゃってくれたように「ねずみ浄土」からタイトル名を取りました。
例えば「アダムとイブ」が取り込んだリンゴって人の罪のオリジナルって言われてるじゃないですか。
新しい果実ってフレッシュなイメージがあると思うんですけど、その奥に違うイメージが隠されていると思うんです。
だから人それぞれ立場や環境によって色々なとらえ方ができて、アルバムを象徴しているのかなと思いました。
―さて、お次はニューアルバム「新しい果実」携えての全国ツアーです。「GRAPEVINE tour 2021」東京公演が、7月8日(木)Zepp Diver Cityで、ファイナルの9月15日(水)はLINE CUBE SHIBUYAとなっています。
―このツアーもね、当然ですが2年ぶりということですが、心境はどうですか?

随分久しぶりなので楽しみです。
今年に入ってからもポツポツとはいえ、単発でやらせていただいてたんですよ。
それでやっぱり「1つ1つ愛おしいな」って。「大事だな」って改めて思いましたね。
もちろん今まで蔑ろにしていた訳ではないんですけど、こういうことを我々はやっているんだなっていう自覚や覚悟といったものを、すごく感慨深く感じました。
―他のメンバー二人も含めて、GRAPEVINEって変わっていくものですか?それとも変わらずあるイメージですか?

僕らも随分長いので、出来れば音楽的にはどんどん変わっていきたいし、変わってなんぼだとは思ってます。
でも結局「変わらない」っていうところは、それはそれで僕らの良さで強みなんだなって。
3.NIGHT/夜時間のはなし
夜の過ごし方について
─田中さんは最近なにかハマっている物とかってあったりしますか?

特別ハマっている訳でもないんですけど、去年から猫を飼い始めたので「カーペットのコロコロ」ですかね。
―ああ。特に猫の毛は細かそうだもんね。
そもそも猫を飼い始めたきっかけはあったんですか?

それはね、ちょっと捨てられてたやつを保護しまして。
―そうなんだ。猫が居る、居ないで何か変わりました?

やっぱり家が明るくなりましたね!癒しが出来たみたいな。
―なるほど。
キャラクターとしてはどう言う感じの猫ちゃんなんですか?

完全に気まぐれタイプのツンデレですね。
まぁそのツンデレに家族みんなやられまくってる感じです。
―ああ、そうなんだ!
つめ研ぎとか色々買うわけですよね?

買います。買います。
―じゃあお家もちょっと変わりましたね。

そうですね。
ごちゃごちゃしてきましたけど、もう必死でコロコロやってます。
―(笑)。
田中さん本がお好きじゃないですか?夜寝る前とかに読み出して、面白い!て思ったら一気に行っちゃうタイプですか?

これも僕ね、じっくり読むタイプなんですよ。
あと3冊くらい同時進行で読んでて、毎回毎回内容をちょっと忘れちゃうんですよ。だからちょっと戻ってから読み直しです。
ーそう言う読み方か〜、分かった!
4.LIFE/こだわり、欠かせないもの
お気に入りのモノについて
―田中さんのお気に入っているものは何かありますか?

これもまぁお気に入りというわけではないんですけど、「老眼鏡」ですかね。
―はいはいはいはい。

もう47歳なんですけど40歳くらいになった時、本を読むのに気になり始めて…
ちょっと早くから老眼鏡使いすぎまして、今はもうないと辛くなちゃって。
―え、本読むときだけ掛けられる?

そうですね、本とかがメインですね。
原稿読むくらいなら大丈夫なんですけど。
─ちなみに田中さん、これまでの人生でこれは人生変えたなっていう何かありますか?

まぁギターを始めて、ミュージシャンになりましたからね。
中学1年とかに買ってもらったギターが大きいと思います。
―んーん!
▼田中さんの今、欲しいもの
―今なんかこれは欲しいなってものはあります?

デューセンバーグっていうドイツのギターが格好良いなと思っています。
▲デューゼンバーグ(Duesenberg)のギター
ーへー!私はちょっと存じ上げないんですけど、これはどこが良いんですか?

基本的に音は自分で弾いてみないと分からないんですけど、やっぱ見た目ですね。抜群にかっこいいです!
―高いやつですか?

まぁそこそこ。
―ミュージシャンの方って、田中さんの場合はギターが欲しい訳じゃないですか。
そういうのってどこまで買うものなんですか?

こればっかりは人によると思います。
本当にコレクター的に色々欲しがる人もいれば、もう必要なものだけをずっと愛する人もいて。
僕はその間くらいかな。コレクター気質はないんですけど、あっちもこっちも欲しくなったりっていう感じです。
―1個買ったら1個捨てるとかそういうことでも無いんですものね。

そうなんですよ。
ー全盛期に小室哲哉さんが言ってました。全部持ってる。

あの人だったら死ぬほどあるんだろうな(笑)。
ー今日は色々お話聞かせてもらっちゃってありがとうございました!
アルバムも、素晴らしかったです。皆さんもぜひチェックしてください!
今週のゲスト:
田中和将さん
田中和将さん/1993年に大阪で活動開始。
結成メンバーは田中和将(Vocal/Guitar)、西川弘剛(Guitar)、亀井亨(Drums)、西原誠(Ba) 。バンド名はマーヴィン・ゲイの「I heard it through the grapevine」から借用している。
自主制作したカセット・テープが注目をあびて、1997年にポニー・キャニオンからミニ・アルバム『覚醒』でデビュー。2枚のスマッシュ・ヒット (「スロウ」「光について」)を含むセカンド・アルバム『Lifetime』(1999)がTOP3にチャート・インした。2002年に病気療養のため西原誠が脱退。現在のラインナップは田中和将(Vo/Gt)、西川弘剛(Gt)、亀井亨(Dr)、高野勲(Key)、金戸覚(Ba) 。