毎週土曜9時10分から、J-WAVE 81.3FMで放送中のラジオ番組「カスタムライフ DESIGN YOUR LIFE」。
今週は、Kyoto Jazz Massive の沖野修也さんをゲストにお迎え。
- 日々の過ごし方
- 最近のお仕事事情
- お気に入りのアイテム
…といったトークから、沖野さんの最新のお仕事やライフスタイルを伺っていきます!
今週のゲスト:沖野修也さん
沖野修也さん/沖野修也と沖野好洋から成る兄弟DJユニット。1992年イギリスのジャズ・シーンの第一人者、Gilles Petersonに命名される。兄の修也は渋谷The Roomの、弟の好洋は大阪のEspecial Recordsのオーナーでもある。
▼番組ナビゲーター: | |||
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渡辺 祐 エディター/ライター |
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山田 玲奈 タレント |
Outline
1.MORNING/朝のルーティン
朝の過ごし方について
―本日は沖野修也さんをゲストにお迎えしていきます!早速ですが、朝起きる時間とかは決まっていたりしますか?

僕の場合は大体8時頃ですね。
―そうなんですね~。

はい。あの~、ゴミ出しの時間に合わせています(笑)。
―なるほど、なるほど。大事なことですね。
沖野さんは、朝起きたら欠かさないルーティン的なものってありますか?

起きたらすぐにSNSをチェックすることですね。世の中で何が起きているかじゃなくて、寝ている間に色んな人から連絡が来ているのでそれの確認です。
―そうなんですね(笑)。
―じゃあ朝からちょっと仕事モードですね。

そうですね。
もう起きたら仕事です(笑)。
―朝ご飯はちゃんと召し上がりますか?

はい。朝はトーストとコーヒーをセットで食べてます。トーストには、バターと蜂蜜、バナナとシナモンパウダー、たまにアボカドディップで食べたりしています。
―あ〜美味しそう!!!
2.DAYTIME・WORK/お昼の時間やお仕事のこと
最近の活動について
―続いてはお昼の時間についてなんですが、沖野修也さんと沖野好洋さんのご兄弟によるユニット【Kyoto Jazz Massive】。なんとニューアルバム『Message From A New Dawn』が12月22日リリースされます!!!こちら19年ぶり2枚目のアルバムになります。
▲ニューアルバム「Message From A New Dawn」
―1stアルバムが2002年。オリジナルアルバムという形としてはずいぶん間が空きましたね。

そうなんですよ。
ソロ活動や KYOTO JAZZ SEXTET でジャズプロジェクトとかはやってたんですけど、KYOTO Jazz Massive では19年出してなかったです。
―これは別に、特に深い理由とかはない感じなんですか?

前作のハードルを越えるプレッシャーに乗り越えられることができず…。
―そうか〜。まあ前作もすごく評価が高かったですもんね。特にUKとかでも。

そうなんですよ。
弟と話し合って、2枚目はあれを越えないとファンがガッカリするだろうって…。途中で、あの1枚で終わっても伝説になるからいいかなとか考えたりしましたけど…(笑)。
―ちなみに19年前ぶりに出ましたけど、構想は何年前からされてたんですか?

もう本当は、前のアルバムが出た頃から作り始めたんですよ。 ただ弟のハードルがめちゃくちゃ高くて、16年でオッケーが2曲しか出なかったんです(笑)。
―すごい(笑)。
―弟さんあれですよね。レーベルもやってらっしゃいますし…。

レコード店のバイヤーでもあるんで、「時代に合ってるか」「名曲として生き残るか」「売れるのか」っていうもうありとあらゆるフィルターがかかってまして(笑)。
―流石~。
―すごいハードル!

で、ちょっと数えたんですよ。そしたら8年で1曲のペースだと、アルバム出すのに80年かかるなって(笑)。
―そうですね、そのペースだとそうです(笑)。

僕それ3年前に気が付いて…。
16年前から80年経つと僕は115歳になって死んでるし、リスナーも死んでるなって(笑)。
―(笑)(笑)。

で、一念発起して3年前に作りました。
―そうだったんですか(笑)。
―沖野さんは渋谷にあるクラブのthe roomのオーナーでもありますし、DJとしてもご活躍がありますが…。ここ1〜2年で色々変わったじゃないですか。沖野さん的にクラブでかかる音楽に対して、今どんな風に思っていらっしゃいますか?

僕自身のリスニング体験が凄く変わりましたね。
DJって色んなアルバムの中から一番良い所を引っ張り出して繋いでいくんですけど、この2年間はアルバム1枚を通して聴くことがすごく多くなって…。
リスナーとしても作り手としても、「アルバム全体でどう聴かせるか」「アルバム全体で楽しめるものは何か」っていうところにすごく意識が変わりました。
―あ〜そうか。DJの皆さんはそうやって聴きながら、どれをピックアップするかってとこ認識がいっちゃいがちだったですもんね。
―じゃあ時間があったからこそ、それを聴けたってことなんですかね?

そうなんです。だから音楽を発見する楽しみみたいなものを、色々気づいた2年間でした。
3.NIGHT/夜時間のはなし
夜の過ごし方について
―続いては夜のお話をお聞きしたいと思うんですが、ご自宅でリラックスしてる時っていうのは何してることが多いですか?

僕はこの2年間、結構哲学書の本を読みました。
―なぜまたそこにたどり着いたんですか?

時間があったので、自分の人生を見つめ直すというか…。あとは社会問題について、偉人たちの意見というか思想に触れてみたいなと思いまして。
―自分と違う考え方とかね、自分にない考え方とかを知りたいということなのかな?

そうですね。だから本を読む時間と音楽を聴く時間が劇的に増えました。
―アウトプットし続けてきた中で、インプットの時間が出来ましたね。

はい。だからもともと作るモチベーションは高かったんですけど、色々吸収することで自分の創作には役立ったかなっていう気持ちです。
4.LIFE/こだわり、欠かせないもの
お気に入りのモノについて
―沖野さんにとって、「これがお気に入り!」と言えるようなものは何がありますか?

僕のお気に入りは、無印のキャリーケースですね。
―このキャリーケースがお気に入りになったポイントはどこなんですか?

実はこれレコードがジャストサイズで入るんです(笑)。
―入るんだ(笑)。

だからレコードを入れつつ、着替えとか日常的な携帯品とか入れるとすっぽり収まるサイズなんです。
―それはDJにとって何よりでございます(笑)。でもそのサイズ感は偶然ちゃ偶然なんですよね?

偶然ですね。レコードが入る様に設計されてないと思うんですけど、たまたま歴代の無印キャリーケースは全部レコードサイズなんです(笑)。
―分からないですよ、もしかしたら何かの基準になってるかもしれない。
―作った人がレコード好きだったとか(笑)。

ちなみに今日家で数えたら7つありましたね。
―結構ありますね~(笑)。
▼沖野さんのお買い物事情
―沖野さんとってもおしゃれですけど、どんなところにグッときてお買い物されるんですか?

ズバリ、サイズ感ですね。
―それは洋服に限らず?

そうです。どんなにデザインが好きでも、やっぱり自分にフィットしない物は買わないっていう。
―美学の問題もあるからサイズ感って仰ってましたけど、自分にとってのジャストサイズを選ぶっていう。

そうなんです。
―なるほど~。
沖野さんはこれからまた、沖野修也スタイルを何か新たにアップグレードしていったりとかされるんですか?

したいですね~。
来年以降は制作モードというか引き続きモチベーションも高いですし、イベントに DJ に、ニュースタイルで海外にも行きたいなと思っています。
―そうですよね。Syuya Okinoを待っている海外のファンも沢山いますし、そこも達成したいですよね。

なんとかね、来年も頑張りたいです。
―まずは、年末にかけてお忙しいと思いますのでお身体に気をつけてください。
―そして本日のゲストは沖野修也さんでした!今日は本当にありがとうございました!

ありがとうございました!
今週のゲスト:
沖野修也さん
沖野修也さん/沖野修也と沖野好洋から成る兄弟DJユニット。1992年イギリスのジャズ・シーンの第一人者、Gilles Petersonに命名される。1994年にコンピレーション・アルバム『Kyoto Jazz Massive/V.A.』をフォーライフ・レコードより発表。2000年にCompost Recordsからリリースしたシングル、「Eclipes」が英国国営放送BBCラジオZubbチャートで3週連続No.1の座を獲得した。2002年ファースト・アルバム『Spirit Of The Sun』を発表。全世界デビューを果たす。2004年からはKyoto Jazz Massive Live Setを始動。国内外のフェスに出演し、ヨーロッパ・ツアーも敢行した。兄の修也は渋谷The Roomの、弟の好洋は大阪のEspecial Recordsのオーナーでもある。