毎週土曜9時10分から、J-WAVE 81.3FMで放送中のラジオ番組「カスタムライフ DESIGN YOUR LIFE」。
今週は、アコーディオニストのcobaさんをゲストにお迎え。
- 日々の過ごし方
- 最近のお仕事事情
- お気に入りのアイテム
…といったトークから、cobaさんの最新のお仕事やライフスタイルを伺っていきます!
今週のゲスト:cobaさん
cobaさん/数々の国際コンクールで優勝。以来、ヨーロッパ各国でのCDリリース、チャート1位獲得など、”coba”の名前と音楽は国境を越え世界の音楽シーンに影響を与え続けている。
▼番組ナビゲーター: | |||
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渡辺 祐 エディター/ライター |
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山田 玲奈 タレント |
Outline
1.MORNING/朝のルーティン
朝の過ごし方について
―本日のゲストはcobaさんです。まずは朝、何時頃起きられます?

7時前後ですかね。
―常識的なところですね。朝決まってやることがあったりします?

まず起き上がる前にストレッチをしてますね。
―ベッドで?
―寝ながらという感じですね?

そうですそうです。
僕ら楽器が身体に密着してるじゃないですか。アコーディオンって本当に重いし、腰の骨とかけっこうずれるんですよ。なのでまずそれを矯正してから起き上がってます。
―さすが。

起き上がって調子悪いなって思うと、もう1回寝ます。
―へ〜!で治す!!

そうそう。それでまたストレッチをやり直すというか。
―なるほど、朝起きてすぐのストレッチは大事なんですね。
2.DAYTIME・WORK/お昼の時間やお仕事のこと
最近の活動について
―最新情報といえば『coba 30th Anniversary Best』。デビュー30周年おめでとうございます!
▲Amazon限定特典付き「30th Anniversary Best」

ありがとうございます。
―色々凝ってますけどcobaさん30周年、ディスク1・2・3で約10年ずつに区切られててタイトルが『革新の時代』『熱中の時代』『挑戦の時代』てなっております。まず最初、『革新の時代』ってのはアコーディオンで音楽界に革新をもたらそうと。

そうですね。
アコーディオンのイメージを変えたかったんですよ。
―なるほど。そして次が『熱中の時代』となってますけど、これは何に熱中した時代ですか?

僕はアコーディオンのイメージを変えるという目的のために、色々な音楽の中で勝負していくという活動をしていて…。それが最初の10年で周りの景色が色々見えてきたんです。なのでその後は「これをやってみよう」とか「あれをしたらきっとこう変わるんじゃないか」って思ってどんどん熱中していったわけですね。
―少しね、10年経って分かってきたからこそ熱中できるみたいな。

そうですね。
―でもさらに次が『挑戦の時代』チャレンジになってますよ。

やっぱり30周年記念ではありますけど、記念日を単なる記念日としてではなくて、これがスタート日なんだなーって思うようにしてるんですね。
―ゴールではないということですよね。

そうですね。今回も30周年をゼロからの始まりというふうに考えてて、今も含めてこれは『挑戦の時代』だなと思ってます。
―cobaさんやっぱ30年やってみて、アコーディオンに対する何か変わりました?

そうですね。
こんなに長く付き合うとは思ってなかったというのは実は正直なところです。でもやっぱりやればやるほど愛おしくなるし、楽器のすごさも更に分かって、終わりのない楽器だなとは思います。
あと自分の周りの人達、つまり後輩達がどんどん影響を受けて新しいことを試み始めますけど、一つの楽器で偉業を成した人が出ると、その後輩たちはだいたいアンチかネオに走るんですよ。
―(笑)。

でもだからこそ違うものが出てくるわけで、僕はそこが面白いと思いますししこっちも燃えてきます。
―そうですね。やっぱり自分が30年やってみないと分からない、後輩達が新しいことをやり始めるから気付かされるのも、キャリアのなせる技ですからね。
3.NIGHT/夜時間のはなし
夜の過ごし方について
─寝るまでゆっくりできる時は、どんなことしてることが多いですか?

いわゆる録画してある映画とか、そういうものがとてつもなくあって…。
―とてつもない…。もうテラバイト的なやつですよね。

そうそうそう。
しかもアナログの映像とかCDとかも沢山あるので、なるべくそういうものを消化していくという感じです。
―自分へのある種ルーティンっていうか、課してるわけですね。

そうですね。そうしないと溜まる一方なので。
―その通り(笑)。
―そうですよね。一生全部は観られないんじゃないかみたいなね。

本当に。もうワインと同じ。
―(笑)。

今日限りでは多分飲みきれないだろうなみたいな。
―ちなみに最近ハマっている美味しいものとかありますか?

前はいわゆるグルメ本の推し付きとか、そういう所に行ってたんですけど…。ここ1、2年はB級グルメにシフトしていますね。
―そうなんですね!
―なるほどなるほど。地方に行くのは変わりないから、各地でちょっとB級なものを食べると。

やっぱり地元の人々から愛されている食べ物っていうのは、昨日や今日ちょっと出てきたものとは違いますよね。
4.LIFE/こだわり、欠かせないもの
お気に入りのモノについて
―今どうでしょう?これお気に入りですと言えるものなにかありますでしょうか?
▶cobaさんお気に入りのワインセット

そうですね。色々ありますけどワインを注ぐときに雫がこぼれないようにする、ドロップストッパーっていうのがお気に入りです。
―あ〜、見たことはありますね。

銀色で直径6〜7センチくらいの薄いものなんですけど、それを使って注ぐと絶対に垂れないので無駄なく飲めます。
―いろいろね便利なものありますよね。

ありますね。
もう僕はどこに行く時にも必ず持ち歩いています。
―そうなんですか!
―え、お店で飲むときとかはご自分で開けたりするということですか?

失礼になる場合もあるので、めちゃくちゃ気を使いながらですね(笑)。係の方がお忙しそうだったり、ワインの扱い方をあまりご存知のないような方だと、「よろしければ僕ありますからやりますよ」と言って。
―すごい客が来たぞ(笑)。

くれぐれも嫌味のないように。
―もちろんね。
▼cobaさんが最近欲しいモノ
―これからやってみたいこととか、欲しいものとかあったりします?

登山靴を買いたいですね。
―登山靴?!山登り?

中学、高校の頃によく北アルプスとか行ってたんですよ。
―割と本格的なやつ。

そうですね。でもイタリアのフィレンツェで高所恐怖症になっちゃったんですよ。
―そうなんですか。

フィレンツェのドゥオモって分かりますか?
―分かります分かります。

クーポラといって巨大なドームみたいなところを、階段で上がって行くんですけど…。その内側ら辺に立った時、突然足がすくんで動けなくなってしまって。
―なるほどなるほど…。

それで後ろが大渋滞になっちゃって、泣く泣く半周して降りたんですよ。あれからもう大の高所恐怖症になってしまって、未だに続いているんですよね。
―でも登山靴買うってことは、行こうとしているんですか?

ぼちぼち…30周年ですから(笑)。
―30周年ですから(笑)。
―そしてそろそろお時間きてしまいましたね!本日は本当にありがとうございました。

ありがとうござました。
今週のゲスト:
cobaさん
cobaさん/数々の国際コンクールで優勝。以来、ヨーロッパ各国でのCDリリース、チャート1位獲得など、”coba”の名前と音楽は国境を越え世界の音楽シーンに影響を与え続けている。20年以上にわたり恒例化しているヨーロッパツアー、更にはアイスランド出身の歌姫ビョークのオファーによるワールドツアー参加など、今や日本を代表するアーティストとしてその名を世界に轟かせている。常にハイクオリティなサウンドを追究したその作品は国内外に高い評価を得る。アコーディオンのイメージをポップミュージックの世界で大きく変えたその音楽は今や”coba”というひとつの音楽ジャンルになったとも言われる。バンクーバーオリンピックの男子フィギュアスケートにて、cobaの「eye」でプログラムに臨んだ高橋大輔がメダルを獲得し、またロンドンオリンピックでは体操の寺本明日香選手が「時の扉」を使用。冬夏2シーズンに渡り、cobaの楽曲が世界の舞台で金字塔を打ち立てた。また、今日までプロデュースしてきた映画、舞台、テレビ、CM音楽は500作品を超える。その他演奏家やオーケストラへの委嘱作品を手がけるなど、作曲家としても多くの作品を生み出している。